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第7章 躍進 -乙女豹アルテミス編-

第243歩目 俺に任せろ!

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 前回までのあらすじ

 なんで二人はきゅーに付き合うになったのー(。´・ω・)?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 6ヶ月の長い旅を終え、ようやく『ゲルゴナ』へと戻ってきた。





 ジャスパーさんに頼んで魔動駆輪を所定の位置にて止めてもらう。
 前回訪れた時と同じ失敗をしないよう細心の注意を払いつつだ。

「じゃあ、行ってくる。留守番は頼んだ」
「うむ。ともに行けなくて無念なのじゃ」
「良い子にしてるんだよー?(o゜ω゜o)」
「姉さまにだけは言われとうない」
「いってらっしゃい、なのだ! お土産忘れないでほしいのだ!」

 ゲルゴナを訪れてやるべきことと言えば、モートマ伯爵への報告となる。
 ついでに......あくまでついでだが、今回の一件の報酬も貰えたら嬉しいな、と。

「皆さんも準備はいいですか?」
「「「「「はい」」」」」

 どうやら、の準備も整ったようだ。
 明暗分かれた様子を見せる姉妹ドールとモリオンを残して、俺達は魔動駆輪を後にする。

 言うまでもないが、ドールは酒酔い問題があるのでお留守番だ。
 そんなドールを1人残していくのは可哀想なので、モリオンにも残ってもらった。

 別に、俺的にはアテナかモリオン、残るのはどちらでも良かったのだが───。

「妹はねー、お姉ちゃんの言うことききなさーい(`・ω・´) 」
「の、のだ......」

 物欲に支配されたアテナの強権によって、末妹モリオンが強制的にお留守番となってしまった。
 そう、モートマ伯爵のところで出されるだろうお菓子欲によって。

(本当にどうしようもない長姉だな、全く)

 だが、結果的にはモリオンで良かったのかもしれない。
 俺はそんなこと全く思ってはいないが、万が一、という可能性もあるので。

 ということで、一緒に出掛けるメンツはアテナと『紅蓮の蒼き戦斧』、そして───。


 ※※※※※


 モートマ伯爵邸。
 
「竜殺し殿、報告は聞きましたぞ! 見事なご活躍だったとか!」
「ありがとうございます。私も伯爵のご期待に応えられてホッとしております」
「そなたらも竜殺し殿の補佐、大儀であった!」
「「「「ハッ! ありがたき幸せ!」」」」
「ねー。そんなことはどーでもいいからさー。早くお菓子ちょーだーい(・ω・´*)」

 俺達を出迎え、開口一番労をねぎらうモートマ伯爵。
 いつぞやのふんぞり返って応対してきた貴族とは雲泥の差だ。

(......いや、これも『竜殺し』という身分あってこその結果なのか?)

 しかし、『紅蓮の蒼き戦斧』へのねぎらいを見る限り......。
 モートマ伯爵なら、例え俺が無位無冠だろうと色眼鏡を使わそうな気がする。

(うん。やっぱり、フルールの時の貴族がクソだっただけだな)

 今この瞬間、俺の中で「人間族(の貴族)はクソ! ドワーフ族(の貴族は)最高!」と結論が出たのだった。

「恩賞は後程、振り込みという形で出させていただきますぞ」
「いえいえ。私はあくまで罪滅ぼしをさせて頂いた訳ですから、恩賞などは別に......」

 もう一度言うが、ここへは報告と報酬を貰いにきた。
 しかし、報酬の件に関しては一度断るのが日本人の美徳、俺はそう思っている。

「おいおい。報酬をいらないとか聖人かよ」
「さすがは竜殺し殿。拙僧もそういう姿勢は見習いたいものですな」
「ふーん。竜殺し様は無欲だねー。まぁ、あたしは貰うけどね」
「......無欲過ぎ。貰う権利がある」

 ほらほら見てくれよ。この賞賛の嵐。
 C○Bばりの、にやにやが止まらない、とはこの事だ。

(ふははははは! やっぱり、日本人の謙遜の精神こそが至高にして最ッ強!)

 おっと、少し『青い彗星卿』が出掛かっていたか、自重しないと。

「ないわー(´・ω・`)」
「......」

 人の心を見透かすんじゃない!
 この空気を読めない駄女神がッ!!

「そう仰られますな。竜殺し殿の気持ちも分からなくはないですが......」
「......」

 モートマ伯爵の言葉を待つ。
 一度目の辞退は美徳とされるが、二度目以降は失礼にあたる。

「ここは一つ、ワシの顔を立てると思ってお受け取りくだされ。頼む!」
「伯爵にそうまで言われてしまったのではお断りできませんね」
「では!」
「はい。ありがたく頂戴すると致しましょう」
「おぉ! ありがたい! 危機を救ってくださった英雄に何も恩賞を出さなかったと噂されてしまっては、貴族としての面子に関わるところでしたからな」

 概ね、予想した通りの結果に落ち着いたと言える。
 俺もモートマ伯爵も互いにwin-winな素晴らしい結果だ。

「めんどくさーr(・ω・`;)」
「黙らっしゃい!」

 こういう小さな積み重ねがいずれ活きてくる。
 普通でしかない俺にとってはとても重要なプロセスだ。

「まぁ、特別であるお前には理解できないことなんだろうけどさ?」
「だねー! 私は貰えるものはぜーんぶ貰うよー! 貰えないものも含めてねー! あーははははは( ´∀` )」
「どんだけ強欲だ!?」

 アテナらしいと言えばアテナらしいが、もう好きにしてくれ。


 ※※※※※


「───という訳です。以上です」
「なるほど。竜殺し殿本人の口から語られると、より深く理解できますな」

 今回の一件の一通りの報告を終えた。
 先に伝えられた報告とそう大差はないと思うが、どうやらこれも必要なことらしい。

 俺は軍事に関してはド素人だ。
 だから、俺的には「もう聞いているなら話す必要性が......」と思いつつも、必要なことだと言われたら素直に従うのが賢明な判断だと思う。

(さてと、これであらかた終わったな。後はを済ませて、おいとまするか)

 そう思っていたら、モートマ伯爵から思わぬ伏兵が───。

「今回の一件は王にも報せてあります。当然、竜殺し殿のご活躍のことも」
「そうですか」
「王はことのほかお喜びで「竜殺し殿にぜひお会いしたい」、そう仰られております」
「......え?」

 俺の聞き間違いだろうか。
 モートマ伯爵からは「王様が俺に会いたい」、そう言われたような気がしたが......。

 しかし、気のせいなどではなく、無情の刃が突き刺さる。

「ですので、王都に立ち寄られた際はぜひとも王をお訪ねくだされ」
「え? ちょっ!? やっぱり王様って言った!?」
「一筆したためます。それを持っていけば王との面会もすんなりと行くことでしょう」
「......」

 あまりにもポンポンと進む展開に絶句してしまった。

 さすがに、これは断ってはいけない案件だと思う。
 先程の、俺自身の報酬を断るのとは別次元の話だ。

 というのも、俺の貴族嫌いはフランジュ王国では有名な話だ。
 しかし、ここカルディア王国では、まだあまり知られてはいない。

 となると、正当な理由もなくこの話を断ることは、王様への非礼となるばかりか、お世話になったモートマ伯爵の好意と面子をぶち壊してしまう行為に繋がる恐れがある。

 カイライ侯爵の時とは異なり、モートマ伯爵には悪意がないだけに、特に......。

「どうかされましたか、竜殺し殿?」
「い、いえ......伯爵のご好意、ありがたく頂戴致します」
「おぉ! そうですか! きっと王もお喜びになることでしょう!」
「そ、そうですかね? HAHAHA」

「NO!」と言えない日本人の遠慮の精神、ここに極まれり。
 結局、余計な恩賞ふくさんぶつまで付いてきてしまったことに多少げんなりだ。

(もうさすがに何もないよな?)

 これ以上、面倒ごとを増やされてはたまったものではない。
 ここは早々に、お暇するに限る。

 ということで、大事な話を切り出すべく居住まいを正すことに。
 すると、意外というほどでもないが、モートマ伯爵のほうから話を振ってきた。

(まぁ、気にはなるよな。ずっとちらちらと見てはいたし)

「これで公用は全て済みましたが......そちらの女性は初めて見ますな」
「ッ!」

「遂にきた!」とばかりに、息を呑むインカローズ。
 その姿はいつになく緊張しているようにも見える。

 いや、実際に緊張しているのかもしれない。
 屋敷までの同行中は口数少なく、ここに入ってからは一切口を開いていないのだから。

「......」
「!!」

 俺は「大丈夫だから」という意味を込めて、インカローズに頷く。
 それを見たインカローズは安心したのか、その表情は若干緩んだようにも見える。

 いや、緩み過ぎて、うっとりとしているような気もしなくはないが......。
 
「そちらの者は───」

 ここで、これまでの経緯を詳しく話していく。

 具体的には、大勢の山賊を捕らえたこと。
 そして、山賊の処罰はモートマ伯爵に一任する為に連行した、などなどだ。

「男山賊は4人、女山賊は30人となっています」
「お話、よく分かりました。治安改善にご協力頂き感謝します。それでは、それらの者を早速回収することに───」
「お待ちください。そのことなのですが」

 モートマ伯爵に待ったをかける。
 俺が話したかった本旨はここからなのだ。

「男山賊達は反省が見られなかったので、ご自由に処分されても構いません」
「男山賊達は......?」
「ですが、反省が見られた女山賊達は格別の温情を持って取り計らって頂くことはできないでしょうか?」
「......と言いますと?」
「端的に申し上げます。殺処分だけはどうかお止めください」

 さすがに、「罪を無かったことにして欲しい」と言うのは無理があるだろう。
 だから、社会への奉仕活動なんかで手を打ってくれると非常に助かる。

「ほぅ」
「ッ!」

 モートマ伯爵の目が細まる。

 俺は思わず息を呑んでしまった。
 それは俺の知らない貴族としての、為政者としての表情かおだったからだ。

(......今更怖じ気づくな! もう決めたことだろ!)

 覚悟を決める。
 端から、この世界にとっては無茶苦茶なことを言っているという認識はあるのだから。

「私の世界にはこういう言葉があります。『人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり』と」
「それはどういう意味ですかな?」
「言葉の通りです。人は城にも石垣にも堀にもなりえる。情をもって接すれば味方となり、仇をもって接すれば敵ともなりえる、ということです」

 ここで、「せっかく反省しているのだから......」という心理面での説得は逆効果だ。
 相手が為政者として臨んでいるのであれば、こちらも対為政者として説得する必要性がある。

 対為政者としての説得。
 それは、女山賊達を生かすメリットをおいて他にはない。

「要約すると、『人材こそが強固な守りになる』ということです」
「ほぅ。至言ですなぁ。すると、竜殺し殿は山賊達が、その人材になると?」
「もちろんです。道中彼女達をずっと見てきましたが、その資格は大いにあります」

 その際、俺の側に控えているインカローズが、あの『虎猫の義賊団』元首領だったことをモートマ伯爵に伝えると、「なんと! この者が、あの『虎猫の義賊団』の!!」と大層驚かれた。

(ふふ。効果は抜群のようだな)

 いつ、どの時に、どのような情報を出すか───。

 それは、交渉の席に着く上ではとても重要なことだ。
 そういう意味では、この情報を今出したのは成功だったと言える。

 現在、カルディア王国は魔物の襲来に備える為、非常に人手不足となっている。
 それこそ、猫の手も借りたい状況だろう。
 実力のある者ならぜひ手を貸して欲しい、というのが本音なはずだ。

 ただ、当たり前のことだが、誰でもいいという訳ではない。

「しかしですな。いくら実力は十分と言えど、果たして山賊達を信用してもいいものかどうか......」
「その点はご安心ください。彼女達は皆、私の奴隷ですから」
「な、なんと! 山賊達の為に、そこまでされているのですか!?」
「えぇ。私は彼女達を、彼女達の誠意を信じていますから」

 奴隷にまでしているのに信じているとはこれ如何に。
 そう思われるかもしれないが、この世界の人々の信用を得る為には必要な手段だ。

 まさにドール様々と言ったところだろうか。

「確かに、奴隷となっているのなら悪さはできませんな」
「その通りです。彼女達のことは私が保証します」
「......しかし、このようなことは前例がありませんからな。ううむ」

 このまま押せるような気がする。

 元々、モートマ伯爵なら、寛大なドワーフなら押せるんじゃないかとは思っていた。
 これがフランジュ王国(=人間族相手)だったら、さすがの俺も端から諦めていた。

「いかがでしょう? 『処分して解決を図るのではなく、生かして事態の進展を図る』というのは?」
「これまた至言ですなぁ」
「彼女達がこれからのカルディア王国の光になると、私はそう信じています」
「よくぞ言われた、竜殺し殿!!」

「我が意を得たり!」とばかりに興奮しているモートマ伯爵。
 決め手はやはり、カルディア王国の未来を案じた辺りだろうか。

「分かりました! 前例がない故に王の許可が必要となりますが、このモートマが責任を持って王を説得してみせましょう!」
「ありがとうございます。伯爵なら安心できます」

 こうして、インカローズ達の殺処分は回避されることになった。
 想定通りと言えば想定通りだが、それでもホッとしたのは言うまでもない。

「良かったな。だから言ったろ? 安心しろってさ」

 俺はインカローズに向かってサムズアップ。

「あぁ......まるで夢を見ているようだよ。本当にありがとう」
「夢じゃない。これからが正念場なんだ。頑張れよ」
「これからもあんたと一緒に居られる......本当に夢のようだよ」
「あ、あの、インカローズさん? 話を聞いています?」


 恋する乙女インカローズに、彼女とは全く舞台の異なる俺の言葉など届くはずがなかった。



(90日分の取得品)

①インカローズ始め女山賊との絆
②魔核89個分の報酬       (↑20,000,000)
③山賊達のお宝          (↑5,000,000)
④大量の備蓄食糧減
⑤モートマ伯爵からの報酬     (↑500,000,000)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『アテナ』 レベル:3 危険度:極小

種族:女神
年齢:ーーー
性別:♀

職業:女神
称号:智慧の女神

体力:50
魔力:50
筋力:50
耐久:50
敏捷:50

装備:殺戮の斧

女神ポイント:1,026,090【↑75,000】(90日分) 

【一言】歩のせいでー、信玄餅食べたくなったー( ´∀` )
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アユムの所持金:678,452,200ルクア【↑525,000,000】(90日分) 
冒険者のランク:SS(クリア回数:33回)

このお話の歩数:約10,350,000歩(90日分) 
ここまでの歩数:約163,296,700歩

アユムの旅行年:65ヶ月+7日(↑90日)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『アユム・マイニチ』 レベル:18071【↑582】

種族:人間
年齢:26
性別:♂

職業:凡人
称号:女神の付き人/竜殺しドラゴンスレイヤー/青い彗星ダークルーラー
所有:ヘリオドール/ねこみ/ねここ/インカローズ他29人

体力:18081(+18071)【↑582】
魔力:18071(+18071)【↑582】
筋力:18076(+18071)【↑582】
耐久:18076(+18071)【↑582】
敏捷:20531(+20471)【↑582】

装備:竜墜の剣ドラゴンキラー       (敏捷+2400)
   神剣デュランダル   (???)
   魔神槍ゲイ・ヴォルグ (体力&魔力+20000、『青い彗星ダークルーラー卿』化)

技能:言語理解/ステータス/詠唱省略

Lv.1:初級光魔法/初級闇魔法

Lv.2:浄化魔法

Lv.3:鑑定/剣術/体術/槍術/索敵/感知/隠密
   偽造/捜索/吸収/治癒魔法/共有
   初級火魔法/初級水魔法/初級風魔法
   初級土魔法/ 物理耐性/魔法耐性
   状態異常耐性

Lv.4:初級風魔法 (※『竜墜の剣』装備時のみ)

Lv.5:???   (※『神剣デュランダル』装備時のみ)

共有:アイテムボックスLv.3
   パーティー編成Lv.3
   ダンジョンマップLv.3
   検査Lv.3
   造形魔法Lv.3
   奴隷契約Lv.3

待機:申請魔法Lv.3
   ワールドマップLv.3
   マッピングLv.3

加護:『ウォーキング』Lv.18071 7139/18072
   『NTR』   Lv.15510 9160/15511
   『不協和音』  Lv.11122 3492/11123
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
後書き

 今日のひとこま

 ~君は死なない(キリッ!)~

 これはゲルゴナに着いてすぐのお話。

「これであんたともお別れか。覚悟していたとは言え、なんだかね......」
「急にどうした、インカローズ?」
「町に着いたんだろ? 覚悟は出来ているさ。あたいらを自警団に引き渡しな」
「あー、そのことなんだが......」

「なんだい?」
「君は死なない。いつかきっと、このゲームがクリアされる時まで」
「げえむ?......何を言ってるんだい、あんたは?」
「くッ! 分かってはいた! 分かってはいたさ! 通じないことぐらい!!」

「本当に大丈夫かい?」
「えっとな、安心しろ。お前を自警団には渡さない。当然、他の女山賊達みんなもな」
「......は? ど、どういう意味だい!?」
「そのままの意味だ。お前も他の女山賊達みんなも死なせない。反省したのなら、ちゃんと罪を償え。そして、生きろ」

「い、いくらあんたが救国の英雄だからって、無理なものは無理じゃないかい?」
「あのな? 無理かどうかじゃない。やるかやらないか、だ」
「ほ、本当にできるのかい?」
「だから、言ってるだろ? できるかどうかじゃないんだよ。それに自信はある。ここの領主とは面識があるんだ」

「それが本当なら、あんたとまた一緒に居られるね......」
「お前な......まだ諦めていなかったのか? 俺は言ったよな? 「気持ちには応えられない」と」
「ケセラとカクタスの例もある。あんたの気持ちが変わらない保証はどこにもないだろ? それともなにかい? あたいが好きになっちゃいけないとでも?」
「そうは言わないけどさ......期待はするなよ?」

「もちろんさ。それ以前に、あたい達が解放されるとは少しも思っちゃいないしね」
「それは期待しとけよ......」

 まぁ、でも、キ○ト君のような失敗をしない自信だけは確実にある。
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