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第4.5章 星空咲音

閑話 再びの嫉妬!

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久々の女神回です。
説明は不要かと思いますが、念のために.....。

泥棒猫=ラピスラズリ
女狐 =ヘリオドール

と、なります。

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□□□□ ~黙認~ □□□□

【時はアルテミスが初めて降臨した頃にまで遡る】


こんにちは、ニケです。

アルテミス様と密約を交わしたすぐ後に、アルテミス様が降臨されていきました。
まさか.....。とは思っていましたが、本当にアルテミス様の言う通りとなってしまいました。

(そうなると、あの密約も本物.....)

神界規定に背いていることに罪悪感をひしひしと感じますが、泥棒猫や女狐の登場により、『歩様の身に被害が及ぶ予断を許さない状況になっている』ということを考慮すれば致し方がないと判断させて頂きました。

「.....アルテミスの悪巧みに乗っちゃダメ。きっと後悔する」
「.....」

母神ヘラ様を除く、女神の統括者であるデメテル様の前では迂闊なことは言えません。
アルテミス様の誘いに乗った以上は、私も覚悟を決めないと.....。

「.....」
「.....」

デメテル様の無言の圧に嫌な汗が.....。
神界規定に背いていることへの罪悪感がより一層増していきます。

そして、そんな居心地の悪い状況がしばらく続いたのち、

「.....なにかあっても私は知らない」
「.....」
「.....自分達で解決して」
「.....か、畏まりました」

(これは.....。黙認して頂ける、ということでしょうか?)

元より不始末があった際は、自分自身で責任を取るつもりでいました。
オリンポス12神の1柱であるデメテル様の御手を患わせるなど畏れ多いことです。

罪悪感に苛まれていた私でしたが、デメテル様の黙認を頂けたことでほんの少しだけ気が晴れた思いでした。


それでも胃が痛いです.....。うぅ.....。


□□□□ ~女狐の評価~ □□□□

私はいま、心の底から歓喜に震えています。

それはなにかと言うと、

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「あああああ!コおおおおおおおおおおンちゃああああああああああん(´;ω;`)」
「相当無理していたみたいだね。気力だけであたしに逆らっていたみたいだ。.....いやはや、本当に驚いた」
「ドール・・・」
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私の歩様に手を出そうとした愚か者第二号である女狐に、神の名の元に罰が下ったからです。

女狐が白目を剥き、口から汚ならしく泡を噴いて気絶している様など醜いの一言。
時の水晶から窺うに、歩様も引かれているご様子。清々しました。

ただ、もう少し欲を言わせて頂くのなら、私の代わりに女狐を始末して頂けたなら一番良かったのですが.....。


しかし、それが厳しい状況だったのは私にもわかります。

あの女狐はどう媚びへつらったのかはわかりませんが、アテナ様の御心を掴んでいるように思われます。
そうなってしまったのでは、さすがにアルテミス様であろうとも女狐を消し去ることは難しいでしょう。

(アルテミス様はアテナ様を心から愛しているご様子。
 アテナ様にああも激しく抵抗されてしまったのでは仕方がありませんね)

現状、女狐に罰を与えるという意味ではアルテミス様の行動はベストなものだったかと思います。

それに、

「.....あの獣人は運がいい」
「仰る通りです」

デメテル様の言う通り、女狐は相当運がいいと言っても過言ではありません。

例え歩様の為とは言え、人間の身でありながら、絶対の存在である神に逆らったのに五体満足なのはおろか気絶だけで済んでいるのですから。
普通でしたら、手足の1本や2本は神に逆らった代償として失っていてもおかしくはありません。

やはり、アテナ様の庇護を受けている影響が大きいのでしょう。


ただ、神に逆らうという愚かな行為は許せませんが、主人の為に命を投げ出した勇気だけは称賛に値します。
アルテミス様もその点を非常に気に入られたみたいですし、アテナ様の庇護だけで助かった訳でもないようです。
恐らく歩様も、女狐のその忠誠心の高さを買って側に置かれているのでしょう。


私としても、これ以上女狐が歩様に手を出さないようなら、アテナ様や歩様を守るいい盾代わりとして少しは認めなくもないです。


□□□□ ~気になる距離感~ □□□□

女狐の一件が片付いたアルテミス様は早速下界を満喫し始めました。
正直羨ましいです。下界に降りられたことではなく、歩様のお側にいられることが.....。

さて、肝心の歩様とアルテミス様ですが、

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「取っ替え引っ替え?なんのことですか?」
「女だよ、女。人間の女に飽きたから、ドワーフにちょっかいを出し、それにも飽きたから狐に触手を伸ばしたんだろ?」
「当然見ているだろうね。今頃は嫉妬に狂っているんじゃないのかな?あひゃひゃひゃひゃひゃw」
「ニ~~~~~ケさ~~~~~ん!俺は~~~~~貴女一筋ですからね~~~~~!」
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(大丈夫ですよ、歩様。歩様のお気持ちは十分知っております。
 それぐらいで嫉妬に狂うなんてことはありませんから安心してください)

アルテミス様の冗談に慌てふためている歩様がとてもかわいらしいです。あぁ.....。歩様.....。

それにしても.....。
アルテミス様には困ったものです。

アルテミス様は非常に悪戯がお好きな女神様。
きっと歩様をからかうついでに、私もからかおうとの御心なのでしょう。その手には乗りません!


その後もアルテミス様の悪戯はとどまる所を知りませんでした。

アルテミス様の性格上ある程度は仕方がないのですが、それでもやりすぎです。
他の人間ならいざ知らず、私の歩様なのですから。

(.....アルテミス様が戻られましたら、少しだけ抗議することにしましょう)

しかし、なによりも気になるのは.....

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「口説く!?そういう訳ではないんですが.....美人すぎてドキドキしているってことをですね・・・」
「もう一度聞くけど、.....あたしが美しいってのは嘘じゃないんだね?」
「嘘?そんな嘘を付いて、俺になんのメリットがあるんです?俺は事実をそのまま言っているだけです」
「そうかい。.....そ、その.....ありがとう」
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───パリンッ!

「.....」
「.....(泣)」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「んじゃ、早速着替えようかね。アユムっちも手伝っておくれ」
「はあああああ!?ちょっ!?え!?さすがにマズいのでは!?」
「..........これは?」
「全てお任せ頂ければ、と!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

───パリンッ!

「.....」
「.....(泣)(泣)」

(.....お二人とも距離感が近すぎませんか?)

歩様は歩様で、アルテミス様に鼻の下を伸ばしているようにも思われます。
確かにアルテミス様は歩様が言われる通り、お美しくもあり、かっこよくもあらせられます。
それこそ私なんかでは比べることさえ畏れ多いほどに.....。

でも、歩様の御心は私一人だけのものなんですよね?
ならば、アルテミス様にデレデレしすぎではないでしょうか?

アルテミス様はアルテミス様で、私の歩様を誘惑しているようにも思われます。
歩様のご様子が時々おかしくなるのは、アルテミス様の美しさが原因でしょう。
始めは冗談かと思っていましたが、実は違うということでしょうか.....。

アルテミス様は私の味方なんですよね?
第三の敵ではないんですよね?信じてもいいんですよね?


そして極めつけには、

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───ぺろっ
「きゃあああああああああああああああああああああああああ!」
「はぁはぁ.....はぁはぁ.....はぁはぁ.....はぁはぁ.....」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

───パリンッ!
───パリンッ!
───パリンッ!
───パリンッ!
───パリンッ!

「.....」
「.....(こ、怖い。アルテミス、早く帰ってきて)」

アルテミス様の脇を舐められ、異常に興奮する歩様のお姿。.....浮気ですか?
脇を舐めるという行為がどのような意味を指すのかはわかりませんが、それでも歩様の御心を乱したのは確かです。

「.....デメテル様。お訊ねしてもよろしいでしょうか?」
「.....な、なに?(やだ。訊ねないで.....)」
「.....脇を舐めるという行為はどういった意味を指すのでしょうか?」

本当なら、歩様の御心を乱したアルテミス様に直接問い質したいところですが、今は仕方がありません。

「.....た、ただの趣味」
「.....趣味?」

「.....そ、そう。間違いない」
「.....ですが、泥棒猫や女狐にはそういったことはしていませんでしたよね?」

「.....す、する価値がなかった」
「あっ!なるほど。さすがはデメテル様です!」

つまり、デメテル様はこう言いたい訳ですね。

歩様は一時的に泥棒猫や女狐の色香に惑わされましたが、本心は抗っていたと。
その証拠に、歩様の趣味である『脇を舐める』という行為が行われていなかったのがその証であると。

しかし、そうなるとどうしても心がざわつきます。
アルテミス様にその行為を行ったということは、アルテミス様に惑わされている.....?

「.....違う」
「どういうことでしょうか?」
「.....ニケさんの彼氏は人間。万能じゃない」

彼氏!?

いえ、デメテル様の言う通りです。
私と歩様はお互いを想い合っているのですから間違いないでしょう。

(私は歩様の彼女.....。歩様は私の彼氏.....。なんて心地好い響きなのでしょう!
 ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ)

「.....だからアルテミスの、いや、神の魅力に抵抗できないだけ」
「つまり.....歩様自身が望んだ行為ではない、ということでしょうか?」
「.....そう(.....そんなわけない)」

なるほど。
さすがは女神を統括するデメテル様です。言葉の一つ一つに重みがあります。

そしてデメテル様のお言葉を拝借するのならば、神の魅力に抗えない歩様にアルテミス様が悪戯をしているということなのでしょう。

(.....やはり、アルテミス様が戻られましたら、抗議する必要がありそうですね)


どうにかデメテル様のおかげで、アルテミス様への疑惑が晴らされました。
下界の住人なら取るに足らない存在なのでそれほど問題ではないのですが、女神でもあり、オリンポス12神の1柱でもあるアルテミス様がもし歩様に好意を抱いているとしたら.....。それはさすがに見過ごすことはできません。

とりあえず、アルテミス様は歩様に好意を抱いていないのだと一安心していたら、

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ええ、まぁ。アルテミス様は上背はありますが、スラッとしていますし、問題ないかと」
「そうかい。じゃあ遠慮なく、抱っこしてもらおうかね」
「.....え?抱っこ?」
「そうだよ、抱っこ。男が女を運ぶのにおんぶはないだろ。お姫様抱っこをしな。定番だろ?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

───パリンッ!

「.....」
「.....むぅ。アルテミスのバカ」

なぜでしょう。
アルテミス様の言動一つ一つが、歩様に『私は女だ』と強く印象付ける行為に思えてならないのです。
当然、アルテミス様なりの悪戯だということは理解しているのですが.....。なぜかムカムカします。

そんな私に更に追い討ちをかけるように、

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「なんでもありません。ありがとうございます」
「.....?変なアユムっちだね。それにしてもどうだい?美女をお姫様抱っこした感想は?」
「さ、最高です。いつまでもこうしていたい気分です」
「.....?なんだか思っていた反応とは違うけど.....まぁいいか。
 痩せ我慢しちゃって。顔が赤いよwあひゃひゃひゃひゃひゃw」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

───パリンッ!
───パリンッ!

「.....」
「.....(ぶるぶる)」

いちゃいちゃ(私にはそう見えます)し出す二人。
例え悪戯だとしても、まるで私に見せつけているようで非常にイライラします。


歩様も本意ではないにしろ、嬉しそうにしないでください!!


□□□□ ~疑心暗鬼~ □□□□

ここまでくると、アルテミス様の言動一つ一つが本当に悪戯なのかどうか疑わしくなってきます。
実はアルテミス様も、泥棒猫や女狐のように歩様に好意があるのでは.....。

「.....疑心暗鬼」
「し、しかし.....」
「.....からかっているだけ。決定的な証拠がないのがいい例」
「.....仰る通りです」

確かにデメテル様の言う通り、決定的な証拠がありません。
歩様に脇を舐められたり、お姫様抱っこされたりはしていますが、それでもアルテミス様から歩様に対して明確な好意にあたる言動は今のところ何一つありません。どれもこれもアルテミス様がよくする悪戯の範疇です。

「.....安心して。決定的な証拠なんて絶対出ない」
「デメテル様.....」
「.....アルテミスの悪い癖。すぐ調子に乗る」
「そう、、ですね」

デメテル様からは、それはもう温かい眼差しを向けられました。

女神の統括者であり、アルテミス様の姉にあたるデメテル様です。
私などよりもずっとアルテミス様を理解されているのは間違いありません。

そのデメテル様が「絶対」とまで仰ってくれたのです。
これほど心強い言葉はありません。

「ありがとうございます。そうですよね。証拠もないのに疑うのは良くないことですよね」
「.....ん」
「アルテミス様を信じてみます」
「.....そうしてあげて」

私の心は、もう何事にも揺るがない確固たるものへと変わっていきました。





・・・。





しかし、現実はなんて残酷なのでしょう。


決定的な証拠なんて絶対に出ないと言われた矢先に、

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「さっきの土下座は最高に情けなくて.....最高にカッコよかった!
 ニケちゃんが羨ましいね。ここまで男らしくて、ここまで想ってくれている男がいるなんて!」

───ちゅっ

「!!?」
「次を楽しみにしているよ!早く祈りにくるんだよ。わかったね?それじゃ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「「あっ.....」」

私達の目の前で決定的な証拠となるキスをしているアルテミス様。
世界は、神は、アルテミス様はあまりにも気紛れすぎます。

「.....」
「.....」

ただただ静寂がこの場を支配します。
なにかを語ることすらも場違いなほどに.....。

それでも私は確認しなければなりません。

「.....デメテル様?」
「.....無理。擁護できない」
「.....そうですか」
「.....(ぶるぶる)」

アルテミス様がキスをされた真意を訊ねるつもりでしたが、擁護できないみたいです。

(.....擁護できないですか。.....そうですか。.....そうですよね。
 あんなのを見せられたら擁護なんてできないですよね。.....それでも擁護なんてしようものなら・・・)

私の心の中に一気に広がるどす黒い感情。

この嫌な感じ。
この不安な感じ。
この落ち着かない感じ。

そして、

敵対するもの全てを壊したくなる激しい衝動。


デメテル様は怯えているようですが、私はデメテル様に対してはどうこう言うつもりはありません。
「絶対」とまで言われた訳ですが、つまり嘘をつかれたということになりますが、それも気にしません。
それだけアルテミス様が気紛れな女神様だということは私もわかっているつもりです。

ただ、もし仮にデメテル様の口から一言でもアルテミス様を庇うような言葉が出たとしたら.....。

「.....ニ、ニケさん」
「.....なんでしょうか?」
「.....と、問い詰めるなら規定のことは忘れないで」
「.....ご忠告ありがとうございます」

どうやらアルテミス様を庇うようではないみたいです。.....命拾いしましたね?
規定のことを持ち出す辺りは、私の心配をして頂いているということでしょう。

・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。

そしてついに.....。

「今帰ったよ~。いや~下界は楽しかったね。次が待ち遠しいよ」

大変満足したような表情で部屋を訪れたアルテミス様。
私に対して、少しも悪びれた様子がないところから確信犯と受け取ってもいいのでしょうか。

それどころか、

「あっ!ニケちゃん。アユムっちはなかなか見所があるじゃないか。
 ニケちゃんが羨ましいよ。あたしもあんな男が欲しいもんだね~。あひゃひゃひゃひゃひゃw」

私の前でいけしゃあしゃあと好き勝手に宣う始末。

「.....」
「.....(終わった。燃料投下しすぎ)」

(.....そうですか。.....アルテミス様は私の歩様が欲しいのですか。
 .....だからキスをされたんですね?私から歩様を奪う為に・・・)

私はアルテミス様に向かってゆっくりと歩み始めました。


さぁ始めましょうか。










裏切り者の魔女裁判を.....



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
後書き

次回、更に閑話!

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次話は閑話となりますが、第4.5章の終話となります。

第三部(第4章、第4.5章)は結構長くなりましたが、第四部(第5章~)は短めにまとめる予定です。
第五部(第6章~)が長くなりそうですので.....。

この第三部ではいろんな意味で反響が大きかった章となります。(他サイト含め)
次話の後書きにて詳しく記載しようと思います。


これからも『歩くだけでレベルアップ!~駄女神と一緒に異世界旅行~』をよろしくお願いします。
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