上 下
68 / 349
第3.5章 ヘリオドール

第61歩目 はじめての逃走!

しおりを挟む


前回までのあらすじ

子狐を保護したその後のお話

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

□□□□ ~その後の顛末~ □□□□

なぞの子狐を保護した俺は、全ての後始末を終えて宿屋に戻る途中だ。

最初子狐を宿屋に連れて帰った時はナイトさんに驚かれた。
ダンジョンに出向いたはずが、なぜかペットを拾って帰ってくるとは思ってもみなかったようだ。
(ナイトさんは鑑定スキルを持っていないので、きつねが獣人だと最初はわからなかった)
そしてこのきつねが獣人であり、救援依頼での唯一の生き残りであることを伝えたら更に驚かれた。と言うか、怒られた。

ナイトさんに相談もなく、勝手に危険な依頼を受けたことにご立腹であると同時に心配をかけてしまったようだ。
急いでいたとは言え、雇い主であるナイトさんには報告する義務が当然ある。
万が一俺の身になにかあった場合、ナイトさんの依頼をこなすことができなくなる訳だし。

.....報連相は大事だよな。うん、大事。

現代日本に生きる俺としては、今回の一連の流れは社会人として失格である。
異世界という非日常的な世界にきたことによって、どうやら俺の中の日本常識が薄れてきているようだ。

.....思い出せ!社畜だった頃の俺を思い出すんだ!

・・・。

あまりいい思い出がない。

26年間彼女がいた試しはないし、いまだに童貞だし。
いい思い出と言えば、会社で少し気になっていたOLから、バレンタインにあからさまな義理チョコを貰えたぐらいだろうか・・・。

ちょっとへこみ気味の中、宿屋への帰路を急ぐ。

「ねぇーねぇー。コンちゃんが起きてたらぎゅーってしていいー?」

てか、コンちゃんて・・・。そのネーミングセンスはどうよ?安易すぎない?

「確認してみろよ。一応獣人なんだし、話せるだろ」
「やったーo(≧∇≦)oいっぱいぎゅーってするんだー!」

なんで既に了承済みになってんの!?
まぁ、アテナならきっと大丈夫なんだろうが・・・

アテナが他の誰かから拒絶されているところを今の今まで一度も見たことがない。
誰からも分け隔てなく、と言うか、アテナを恐ろしく甘えさせてしまうほど誰からも好かれる。
あのバカ領主ですら、アテナにはデレデレになっていたほどだ。たった二回しか会っていないのに。

うらやましい。俺だってあのきつねをぎゅ~ってしたいんだぞ!
でも、あのきつねはいろいろ怪しいんだよな・・・

アテナみたいに、気軽にぎゅ~ってできないことにやきもきしながら宿屋へと急いだ。


□□□□ ~再びのお前誰だよ!?~ □□□□

───ぱくっぱくっぱくっ
───ぱくっぱくっぱくっ
───ぱくっぱくっぱくっ

そう、そんな音がふさわしい気がする。

「・・・」
「・・・」

目と目が合う。お互い無言だ。
と言うよりも、どう声を掛けていいのかがわからない。

───ぱくっぱくっぱくっ
───ぱくっぱくっぱくっ
───ぱくっぱくっぱくっ

ええええ!?何事もなく食べ続けるの!?

「お、おい・・・」
「◎★▽◇☆!?」

まずは呑み込め!食べながら話そうとするな!

今俺の目の前では、ただひたすら食べ物をがっついている幼女がいる。
しかも、滝のように涙を流しながら嬉しそうにだ。

どうしてこんなことになっているのか。

それは俺とアテナが宿屋に戻ってすぐのことだ。
保護したきつねの様子が気になったので、早速休ませている部屋へと足を運んだら、なぜか幼女がいた。
そして、その幼女は保護したきつねのために用意した食料をひたすら食べている。

と、まあそんな感じだ。

───ぱくっぱくっぱくっ
───ぱくっぱくっぱくっ
───ぱくっぱくっぱくっ

えっと?なんだこの子は?どこから入り込んできた?

「・・・」
「・・・」

───ぱくっ.....ぱくっ.....ぱくっ

あっ。ちょっと食べる勢いが収まった。ある程度は空気が読める子のようだ。
事情はわからないが、なんだか喜んでいるようだし、この際食べ終わるのを待つことにしよう。

───ぱくっ.....ぱくっ
───ぱくっ

───ごくんっ。

「・・・」
「・・・」

どうやら食べ終わったみたいだ。
では、聞きたいことを聞くとしよう。

「お前誰だよ!?」
「お主は誰じゃ!?」
「「.....え?」」
「それはこっちのセリフだよ!」
「それはこっちのセリフなのじゃ!」
「「.....え?」」

ちょっ!?なんなのこの子!?どう見ても怪しいのはそっちのほうだろ!

「あーははははは!ふたりともなかよしだねー( ´∀` )」

俺と謎の幼女がお互い顔を見合わせてキョトンとしているのが面白いのか、アテナがケラケラと笑っている。

「待て待て。少し落ち着け。まずここは宿屋で、この部屋は俺達の部屋だ。OK?」
「おーけー?お主はなにを言っておるのじゃ?」

俺の言葉の意味がわからなかったのか、疑惑の眼差しを向けられている。
その証拠に幼女の耳と尻尾はピーンと逆立ち、猫が威嚇するときのように毛という毛が逆立っている。

と言うか、この子は本当になんなんだよ!?
耳と尻尾があるし、首輪もしているから奴隷なのはわかるが・・・この宿屋の奴隷か?

「問題ないかってことだよ。それでお前は何者なんだ?名前は?」
「人に名を尋ねる時は先ず自分から名乗るものじゃぞ?無礼であろう」
「!!!」

た、確かにその通りだ。
これは日本うんぬん以前に人として当たり前の常識だ。

俺としたことがなんて失礼なことをしてしまったんだ。.....相手は幼女だけど。

それにしてもこの世界で初めて、まともな女性でまともなことを言われた気がする。
この世界の女性は基本おかしいと聞いていたが、まともな女性もいるみたいだ。

・・・。

いや、待てよ?
そもそも女性とは成人女性を指すのではないだろうか。

俺が今まで出会ってきた女性はみんな恐らくは成人女性なはずだ。
ナイトさんは22だし、スカイさんは30うんさいだったし、各ギルド嬢も20は越えていた。
微妙なのはラズリさんだが、18を女の子というのはちょっと厳しい.....か?女性と見るのが正しい気がする。

しかし、目の前にいる幼女はどう見ても成人女性ではない。
幼そうな見た目や子供特有の甲高い声色から考えても女の子と考えたほうが正しい。

つまり、年端もいかない女の子は女性という分類に含まれないと思ってもいい。
つまり、年端もいかない女の子ならまともであっても問題はない。

そう結論付けてもいいんじゃないだろうか。

まぁ、そもそも成人女性よりも年端もいかない女の子のほうがまともだってのも色々と問題はあるが・・・。

とりあえずこちらの非礼を詫びる必要はあるだろう。.....相手は幼女だけど。

「悪かった。俺はあゆ・・・」
「妾は妖狐。伝説の大妖怪様なのじゃ!」
「.....え?」
「何を呆けた顔をしておる?先程お主が名乗れと言うたではないか。次はお主が名乗る番なのじゃ」
「・・・」

なぜ先に名乗った?さっき俺に無礼とか言ったよね?

どうやら女の子も女性に含まれるようだ。
この世界の女性は基本おかしいの例え通り、この幼女もどこかおかしい。

それよりも気になる発言があった。

この幼女は今なんて言った?妖狐だと?
助けたあのきつねが、この幼女だって言うのか?

疑問に思ったところで、ふとあることに気付いた。

最初から鑑定すればよかったんだ。
あからさまに不審者がいたことで、気が動転してすっかり忘れていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『妖狐』 レベル:56(幼体) 危険度:中

種族:妖狐族
年齢:11
性別:♀

職業:奴隷
称号:なし
所有:なし

体力:1200
魔力:2000
筋力:1100
耐久:1250
敏捷:1200

装備:なし

【一言】やっと見たのー?歩ってー、不測の事態によわいタイプー(。´・ω・)?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

.....気付いてたんなら早く言えよ!クソ駄女神!

それにしても幼女の言う通り、助けたあのきつねが目の前の幼女なのは間違いないようだ。
子狐から幼体に状態が変わっているし、ステータスもきつねの時よりも大幅に上がっている。

.....どういう理屈だこれ?なんで少し前はきつねだったのに、今は幼女なんだ?

この幼女は七つの球を集める某アニメのように戦闘力を自由にコントロールできるというのだろうか。
それにどんな秘密があって、姿形を自由に変化できるのだろうか。

非常に気になるところだが、目の前の幼女がかなり警戒しているようなので今は置いとこう。

相も変わらず、妖狐はハリネズミのように全身の毛を逆立てている。
でも、その姿を見てもあまり痛そうに見えないのは、その姿形からしてご愛敬なのだろう。

「俺は歩。そしてこっちにいるのがアテナだ」
「アテナだよー( ´∀` )ねぇー、コンちゃんをぎゅーってしていいー?」

偉いぞ?アテナ。俺がそうしろと言ったように、ちゃんと確認できたな。

アテナがコンちゃん(仮名)に近づいていく。
コンちゃんは近づくアテナに警戒しているようだ。
あのアテナが警戒されるなんて.....初めて見る光景にちょっと心配になる。

.....これ大丈夫か?さすがのアテナもお手上げか?

「.....コンちゃん?誰じゃ、それは?」
「お前だってよ。てか、名前は?」
「妾は妖狐なのじゃ」
「いやいや、それは種族名だろ」
「妖狐は妖狐なのじゃ。奴隷に名などない」

.....え?マジ?だから鑑定でも名前表示されないの?

俺が衝撃の事実に驚いている間にも、アテナとコンちゃんはじゃれ合っている。
体格差から言うとアテナのほうが上になるのだろうが.....クソ雑魚ステータスのアテナでは勝負にならないらしい。いい様にあしらわれている。

「うっとしいのじゃ!人間が妾に触れるでない!」
「ぶー(´-ε -`)コンちゃんをぎゅーってしたいのにー!」
「誰がコンちゃんじゃ!妾はそのような名前ではないのじゃ!」
「えー?かわいいのにー?コンちゃんー、いっしょにあそぼー( ´∀` )」

アテナすごいな・・・。明らかにウザがられているのに気にも留めないその鋼の精神力。

人に好かれやすい人ってのは、案外このぐらい図々しい性格をしているのかもしれない。
逆に気を遣いすぎる人ほど、交友関係は狭くなりがちになるとか・・・。

.....笑えねえ、笑えねえよ!.....あぁ!どうせ俺は小心者さ!

・・・。

俺が自分に嘆いている間に、どうやらアテナとコンちゃんの決着も付いたようだ。

結果はアテナの勝利みたいで、コンちゃんはおとなしくアテナにぎゅ~っとされていてる。
抱きしめられているコンちゃんも満更でもない顔だ。

.....いや、本当アテナすごいな!?ウザがられている相手を堕とすとかマジか!?

改めてアテナの天賦の才とも言える、人に好かれやすい、という謎の力に戦慄した。

「.....そ、それで?妾はこの後どうなるのじゃ?」
「どうもしないけど?自由にしてくれ」

てか、この後どうしたらいいのか俺も知りたいぐらいだ。ナイトさんも知らないみたいだし。
こういう時ラズリさんがいると助かるんだけどな・・・。

「な、、んじゃと?に、逃げてもよいのか?」
「あ~、そういうのもありなのか。逃げたいなら逃げてもいいぞ?」
「えーΣ(・ω・*ノ)ノずっとコンちゃんといっしょにいるー!」
「アテナは黙れ。話がこじれる」
「ふええ(´;ω;`)」
「な、泣いてもダメだからな?」
「・・・(ちっ)」
「!?」

ね、ねえ!?今、舌打ちした!?舌打ちしたよね!?

「・・・?わ、妾を自分の奴隷にしようとは思わんのか?」
「だって、逃げたいんだろ?それを無理矢理にでも奴隷にしようとは思わないな」
「・・・」
「どうしてもー?どうしてもコンちゃんとバイバイしないとだめー?
 たすけておいて逃がしちゃうなんて無責任すぎないー(。´・ω・)?」

泣き落としがダメだったからって、攻め方を変えてきた!?こいつ意外と考えてる!?

「か、かわいそうだろ?妖狐が嫌がってるのにさ。アテナだって無理矢理にでも俺と引き離されたら嫌だろ?」
「うんー.....そうだよねー。あきらめるー(´・ω・`)」
「偉いぞ。いい子いい子」
「子供扱いするなーーーーーーーヽ(`Д´#)ノ.....でも、えらいー?」

───ぽふっ。ぽんぽん

「あぁ、えらいぞ」
「にへへー(*´∀`*)コンちゃんのためだからねー!」

ぽんぽんされたアテナは、いつものように八重歯を覗かせながらにぱー☆とほほ笑んできた。かわいい。

ちゃんとしてれば可愛い子なんだけどな~。胸大きいし。


そんなやりとりを一部始終見ていた妖狐は驚いた顔をしている。
なにに驚いているのかはわからないが、年端もいかない少女らしい驚き顔もなんとも可愛らしい。

それにこの妖狐、どことなく・・・。

「ほ、本当に逃げてもよいのか?」
「あぁ、いいぞ」
「ほ、本当に逃げるのじゃ!よ、よいのじゃな!?」
「いいって言ってんだろ。くどいぞ」
「・・・」

.....え?なに?逃げたくないの?
逃げたいんだろ?なんで早く逃げないの???

俺が困惑してるのと同じように、妖狐も困惑しているようだ。.....訳がわからない。
それでも逃げる決意が固まったのか、妖狐が部屋から出ていこうとしている。

「.....では、逃げさせてもらうのじゃ」
「あぁ。元気でな。.....てか、行く当てはあるのか?」
「・・・」

ないのかよ!.....まぁ今まで奴隷だったんだろうから、仕方ないと言えば仕方ないか。

獣人というぐらいだから、森かなんかであれば生きていくことはできるのだろうか。
幸いこのフルールは周りを自然に囲まれた町だから、比較的他の土地よりも暮らしやすいとは思う。

しかし、それでも・・・

今まで奴隷だったやつが、いきなり身一つで暮らしていけるものなのだろうか。
またバカな人間に捕まって、奴隷にでもされてしまうのではないだろうか。

でも・・・

妖狐は逃げたがっているし、それを無理矢理に引き留める訳にもいかない。

・・・。

.....あ~もう!だから奴隷になんて関わり合いたくなかったんだよ!

・・・。

悩んだあげく、結局俺にできることはこれぐらいしかないと思い至った。

「18時だ」
「・・・?」
「どうしてもお腹が減いて困るようなら戻ってこい。18時にメシだ」
「.....妾は今から逃げるのじゃ。戻ってくる訳がなかろう。お主はバカなのか?」
「そうか。ならいい」
「.....本当、バカな人間もいたものじゃ」

そう言い残すと、妖狐は部屋から飛び出して行ってしまった。
その後ろ姿は、きれいとは言い難い二本の尻尾を優雅にたなびかせている。

.....あれ?二本の尻尾?尻尾は二本もあったか?

結局、妖狐は謎を残したまま逃げてしまった。

そして部屋の中には・・・

「コおおおおおンちゃあああああん。ばあああああいばあああああい(´;ω;`)」

アテナの悲痛の叫びがいつまでも木霊していた。


本当それやめてくれ!なんか俺が悪いことをしたような気になるから!


本日の戦利品
①妖狐が食べ散らかした惨憺たる部屋の状況

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『アテナ』 レベル:3 危険度:極小

種族:女神
年齢:ーーー
性別:♀

職業:女神
称号:智慧の女神

体力:50
魔力:50
筋力:50
耐久:50
敏捷:50

装備:殺戮の斧

女神ポイント:196040【↑1000】

【一言】コンちゃんは今なにしてるのかなー。いっしょにいたかったー(´・ω・`)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アユムの所持金:4584000ルクア【±0】
冒険者のランク:A(クリア回数:5回)

このお話の歩数:約3800歩
ここまでの歩数:約17574800歩
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『アユム・マイニチ』 レベル:5929【↑2】

種族:人間
年齢:26
性別:♂

職業:凡人
称号:女神の付き人

体力:5939(+5929)【↑2】
魔力:5939(+5929)【↑2】
筋力:5934(+5929)【↑2】
耐久:5934(+5929)【↑2】
敏捷:6189(+6129)【↑2】

装備:旋風の剣(敏捷+200)

技能:言語理解/ステータス/詠唱省略

Lv.1:初級光魔法/初級闇魔法

Lv.2:浄化魔法

Lv.3:鑑定/剣術/体術/索敵/感知/隠密
   偽造/捜索/吸収/治癒魔法/共有
   初級火魔法/初級水魔法/初級風魔法
   初級土魔法/ 物理耐性/魔法耐性
   状態異常耐性

共有:アイテムボックスLv.3
   パーティー編成Lv.1
   ダンジョンマップLv.3
   検査Lv.3
   造形魔法Lv.3

固有:ウォーキングLv.5929 432/5930
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
後書き

次回、和気あいあい!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今日のひとこま

~犬!?犬なの!?~

「コンちゃんは今頃どうしてるのかなー(・ω・´*)」
「お前がそんな調子だから罪悪感ハンパないんだが?」
「だってー、せっかくなかよくなったのにー(´-ε -`)」
「なんか訳ありっぽかったし、仕方ないだろ」

「あー。うー。コおおおンちゃあああん」
「うるせえな!悪かった!悪かったよ!お菓子なんでも買ってやるから許してくれ!」
「お菓子よりもー、コンちゃんだよー(´・ω・`)」
「な、、んだと!?」

あのお菓子バカのアテナがお菓子を諦めるだと!?明日は雪か!?
そんなに妖狐のこと気に入ったのか・・・。

「でもー」
「なんだよ?」
「お菓子は買ってー( ´∀` )」
「・・・」

結局アテナはアテナだった。どうしようもない。

「ねぇーねぇー。歩~?」
「今度はなんだ?」
「コンちゃんとー、またあえるかなー?」
「生きてりゃ、いつかは会えるだろ」

「んー。でもー、私のことおぼえてるかなー(。´・ω・)?」
「覚えてるんじゃないか?アテナにぎゅ~ってされてた時、嬉しそうな顔してたぞ?」
「ほんとー!?うれしいー(*´∀`*)コンちゃんのしっぽもぶんぶん振られててきもちよかったんだよー!」
「.....え?マジ?」
「まじー( ´∀` )ふぁっさふぁさですごかったよー!」

ブンブン振るって.....それは犬だろ!狐もそういう種族なの!?
それにしてもアテナのやつ、うらやましいな!俺も妖狐の尻尾を触ってみたい!
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

無能なので辞めさせていただきます!

サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。 マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。 えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって? 残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、 無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって? はいはいわかりました。 辞めますよ。 退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。 自分無能なんで、なんにもわかりませんから。 カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

スキル喰らい(スキルイーター)がヤバすぎた 他人のスキルを食らって底辺から最強に駆け上がる

けんたん
ファンタジー
レイ・ユーグナイト 貴族の三男で産まれたおれは、12の成人の儀を受けたら家を出ないと行けなかった だが俺には誰にも言ってない秘密があった 前世の記憶があることだ  俺は10才になったら現代知識と貴族の子供が受ける継承の義で受け継ぐであろうスキルでスローライフの夢をみる  だが本来受け継ぐであろう親のスキルを何一つ受け継ぐことなく能無しとされひどい扱いを受けることになる だが実はスキルは受け継がなかったが俺にだけ見えるユニークスキル スキル喰らいで俺は密かに強くなり 俺に対してひどい扱いをしたやつを見返すことを心に誓った

キモオタ レベル0★世界最弱のオタク高校生の僕だけレベルアップ!美女に囲まれハーレム青春物語

さかいおさむ
ファンタジー
街中にダンジョンが現れた現代日本。 人々には戦士としてのレベルが与えられる。 主人公は世界最弱のレベル0。 レベルの低さに絶望していたある日、戦士のレベルの10倍の強さになるというボスが現れる。 世界で倒せるのレベル0の主人公だけ。 ダンジョンで戦うことは諦めていた主人公だが、その日から自分だけがレベルアップできることに。 最強戦士になって、美女の仲間たちとダンジョンの秘密を解き明かす。

神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜

月風レイ
ファンタジー
 グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。  それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。  と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。  洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。  カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。

異世界召喚された俺は余分な子でした

KeyBow
ファンタジー
異世界召喚を行うも本来の人数よりも1人多かった。召喚時にエラーが発生し余分な1人とは召喚に巻き込まれたおっさんだ。そして何故か若返った!また、理由が分からぬまま冤罪で捕らえられ、余分な異分子として処刑の為に危険な場所への放逐を実行される。果たしてその流刑された所から生きて出られるか?己の身に起こったエラーに苦しむ事になる。 サブタイトル 〜異世界召喚されたおっさんにはエラーがあり処刑の為放逐された!しかし真の勇者だった〜

異世界の叔父のところに就職します

まはぷる
ファンタジー
白木秋人は21歳。成績も運動もいたって平凡、就職浪人一歩手前の大学4年生だ。 実家の仕送りに釣られ、夏休暇を利用して、無人の祖父母宅の後片付けを請け負うことになった。 そんなとき、15年前に失踪したはずの叔父の征司が、押入れから鎧姿でいきなり帰ってきた! 異世界に行っていたという叔父に連れられ、秋人もまた異世界に行ってみることに。 ごく普通な主人公の、普通でない人たちとの異世界暮らしを綴っています。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 以前にアルファポリス様で投稿していた処女作です。 物語の大筋は変わっていませんが、文体を完全な一人称に、誤字脱字と文章修正を行なっています。 小説家になろう様とカクヨム様でも投稿している物の逆輸入版となります。 それなりに書き溜め量があるので、さくさく更新していきます。

異世界でぼっち生活をしてたら幼女×2を拾ったので養うことにした

せんせい
ファンタジー
自身のクラスが勇者召喚として呼ばれたのに乗り遅れてお亡くなりになってしまった主人公。 その瞬間を偶然にも神が見ていたことでほぼ不老不死に近い能力を貰い異世界へ! 約2万年の時を、ぼっちで過ごしていたある日、いつも通り森を闊歩していると2人の子供(幼女)に遭遇し、そこから主人公の物語が始まって行く……。 ―――

チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい

616號
ファンタジー
 不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。

処理中です...