20 / 122
第2章 愛しのメイドと英雄の起源
~魔山と神託~
しおりを挟む
ラブラブな状態で帰ってきた俺達に、王城の人達は驚いていた
サーシャももう隠す気はないようだ
俺達は一旦部屋に戻った
「ユウジ様、ほかのみなさんが女神様で、魔王様で、王女様って本当ですか?なんか私なんかがユウジ様のお側にいるのは畏れ多い気がします・・・」
やっぱり身分気にしちゃうか~。まぁ予想の範囲内
「じゃあサーシャは俺の隣にいるのは諦めるか?」
「いえ!それは諦めたくないです!」
うん、決意してる顔だ。美しい
「結局そういうことなんじゃないか?身分に違いはあれど、想いが一緒なら居ていいんだよ。だから俺の側に居てくれ」
抱き寄せて頭をなでなでする
サーシャはもうすっかり甘えモードだ
頭をユウジの胸にすりすりしている
ユウジはかわいいなぁ、と愛しく愛でる
「馴れ初めはどうだったんですか?」
やっぱり女の子はそういうのが好きなのか
「まず世界はいっぱいある。俺の世界やサーシャの世界のようにな。そしてそんな世界を管理しているのが神だ。神もたくさんいる。神がたくさんいるなら・・・サーシャ?」
ユウジは思わず笑ってしまった
ユウジの胸の中が気持ち良かったのか、デートで気を張り過ぎて疲れていたのか、いつのまにかサーシャはすぅすぅと寝息を立てていた
(本当に俺の愛しのメイドは完璧なんだか、マイペースなんだか・・・サーシャ、今日はありがとう。また機会があったら話すから。今はゆっくり休んでくれ、おやすみ)
サーシャを横向きに抱えしばらく抱擁した後、おやすみのキスをしてサーシャの寝室へと赴いた
びっくりしていたのはサーシャと同室のメイド達だ
サーシャがデートに行っていたのは噂になっていた
デートから帰ってきたら隠すこともなくいちゃいちゃしていた
そして今はお姫様抱っこで眠ってしまっている
もうメイド達は好奇心の固まりになっていた
ひとしきりセリスにからかわれたユウジはサーシャをセリスに任せ部屋を後にした
□□□□
「さて、早速魔山に行ってみるか。転移!」
(え~と、どうやって83Fまで行くんだ?この前は1Fからだったしなぁ。人もそれなりにいるし、しばらく見てるか)
ダンジョンには、深夜であるにも関わらず冒険者がたくさんいた
ユウジはしばらく観察していると、冒険者たちは入口の横にあるプレートらしきものに触れ、そのままダンジョンに入っていった
(これか?エレベーターのボタン的役割なのかな?どれどれ・・・おぉ!頭の中で行ける階層がでてきた。じゅあ83Fっと)
ダンジョン83F
「ダンジョンの中は外が夜でも明るいのか。ん?この気配は魔物か?」
ユウジの陰陽スキル『気配察知』に敵意ある存在が反応した
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
フロッグタートル レベル:68
体力:8800
魔力:5200
筋力:6600
敏捷:7800
器用:60
幸運:12
加護:なし
技能:捕食
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「蛙が甲羅しょってるのか、なんかきもいな・・・多分普通は甲羅じゃない場所を攻撃するんだろうな、めんどくさいからそのまま叩くか、いくぞ!ふぉるきな」
(マテリアルとアプソリュート発動!)
向かってきたフロッグタートルを甲羅の上から叩いて砕いた
魔物の息はもうないようだ
(まぁ所詮こんなもんか、さっさと魔山にでも行けるようにしないと。ドロップは蛙肉?う、う~ん。まぁギルドで買い取ってもらうかな)
ドロップ品を異空間ボックスへとしまい、ダンジョン攻略へと向かった
攻略は概ね順調だったが、ユウジは少しイライラしていた
魔物は全て瞬殺していたが、ボス部屋を探すのに時間がかかるからだ
(くそ!めんどくさいな!いちいち各階層にボスを設置するなよ!嫌がらせか?普通は5F毎とかだろ!そこはテンプレ踏襲しとけよ!)
ダンジョンに入って2時間後、ようやく100Fに到着した
そして、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アダマンガーディアン レベル:90
体力:89000
魔力:5000
筋力:100000
敏捷:28000
器用:600
幸運:28
加護:なし
称号:『ダンジョン守護者』
技能:金剛/剛力/再生
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ふ~ん。完全なパワータイプでしかも再生持ちかぁ。これは確かに強いな。サーシャでも苦労しそうだ。でも雑魚だな。再生うざいし、魔力吸いとって再生できなくするか。それじゃ、腹ごしらえっと」
ユウジはボスを前に座り込み、食事を始めた
アダマンガーディアンは大きく振りかぶって拳をくり出したが、ユウジには効いていない。そもそも届いてすらいない
ユウジの防御スキル『アプソリュート』だ
もとは精霊級の魔法だったが、様々な魔法と合成していくうちに強化され神級にまで昇華されていた
視認できない薄い障壁が体の周りに張り巡らされている
もちろん使用していれば魔力は消費されるが、今のユウジなら問題ない。しかし、そこはユウジ。せっかく敵がいるんだからそいつから奪えばいいんじゃね?と魔力絶操をアプソリュートに付与していた。つまり敵は自分の魔力が切れるまでほぼ無敵なユウジを相手にしなければならない
(う~ん。なんか味気ないなぁ。今後はサーシャに予め夜食作ってもらうかな)
アダマンガーディアンの攻撃!
しかし、ユウジには届いていない!
(そういえば、今後はサーシャがご飯作ってくれるんだよな?日本料理とかできないかな?やっぱり日本の飯はレベル高いと思うんだよなぁ)
アダマンガーディアンの攻撃!
しかし、ユウジには届いていない!
(天体魔法もできたんだし、料理魔法?いや、だったらサーシャに作ってもらう必要ないしな・・・自動翻訳レシピとか?これならいけそうだな!)
アダマンガーディアンの攻撃!
しかし、ユウジには届いていない!
(あっ!今日からはヘイネ抱き枕サーシャメイド服verが楽しめるんだった!こ、これはワクワクが止まらない!ヘイネとサーシャ、両方楽しめるしなぁ~)
アダマンガーディアンのこうげ・・・
「さっきからうるさいんだよ!考え事してるんだから、黙ってろ!」
ふぉるきなでおもいっきり叩きつけられたアダマンガーディアンは沈黙した
(今後のこともあるし、色々な服を用意しとくべきだな!そうしよう!ただ、ヘイネ、サーシャ、マリーは問題ないがセリーヌは山脈のサイズが違うから気をつけないとな~。絶対気にするし)
未来に夢を馳せながら、ダンジョンを攻略した
ドロップ品(N:ノーマル R:レア)
・[R]アダマンタイト鉱石×20
・ダンジョンマスターの証(ネックレス型)
・称号『ダンジョンマスター』
□□□□
魔山1合目
ダンジョンマスターの証を最深部の転移陣に掲げると、魔山に転移した
長年誰も踏み入れなかった秘境だ。当然道もなかった
「確かにダンジョンとは比べものにならないぐらい強い魔物がうようよいるな。サーシャにはまだ早い気がする。サーシャが無理しないようサポートするか。にしても道がないとマジかよ、めんどくさいな・・・。道つくっちゃうか」
ユウジは転移陣から気持ち遠めの場所まで移動して、ふぉるきなを構える
少し強めの力を込め山頂にむけて、ふぉるきなを振り抜いた
振り抜いたふぉるきなから、凄まじい剣撃が発生し、魔山の半分ぐらいまで跡形もなく破壊しつくし剣撃の道ができていた。自然破壊なんのそのだ
「今まで誰も来なかった秘境だし、問題ないだろ。自然はたくましい!また豊かな緑を実らせてほしい、以上!じゃあ道ができてるところにある素材回収して帰るかな。待ってろよ!ヘイネにサーシャ!た、たまらんな!」
うきうきしながら素材を回収して帰宅につくのだった
ドロップ品(魔山のみ、剣撃によって消滅した魔物)
・[N]蒼爪×6(ブルーファング)
・[N]怨念草×8(蛇目樹)
・[R]ファント肉×2(ラブリーファント)
・[N]白狐の毛皮×4(白狐)
・[N]キーの実×3(イエローフラワー)
・[N]エンペラーの耳×6(ゴブリンエンペラー)
・[N]ファングの目×4(コボルトファング)
部屋に着いた俺は、ヘイネ抱き枕サーシャメイド服verをかかえ眠りつくのだった
目覚まし時計は、褒めてほしかったので、「ヘイネ」にした
□□□□
『ユウジ、起きて!はい、いつもの・・・ん!』
もはや起きてないのが失礼なぐらい起きてました
おはようのキスが楽しみで、最近は「ヘイネ」が多いです
「ヘイネ~。もう一回~。」
『もう!おきてるじゃない!でも昨日は頑張ったもんね?特別だよ?・・・ん!』
特別なキスもいいよなぁ~
ヘイネは俺にとって特別だしなぁ
『ふふ、ありがと。私もユウジは特別だよ。今は私だけを想っててくれてすごく嬉しい。今後はなかなかそうはいかないもんね・・・ぐすっ』
「だ、大丈夫だ、ヘイネ!みんな同じぐらい愛してる。優劣はない。それでも俺の1番はヘイネなんだから!」
独占欲が全く無さそうなヘイネにも少しはあるのか
うん、また一つヘイネが知れた
『本当に?なでてもらえないのが残念だけど、とても嬉しい・・・ねぇ、ユウジ。・・・愛してるって言って?』
な、なんだ?今日のヘイネはいつもと違って甘えてくるな・・・すごくドキドキする
「ヘイネ、愛してる。神に誓ってもいい。いや、女神ヘイネに誓う」
神って、ヘイネも女神だしな
『ありがとう、ユウジ!私も愛してる!』
ヘイネの嬉しそうな感情が全身を包んでくる?
な、なんだ?これ?今までと全く違う効果だぞ?
『もう、時間だね・・・いってらっしゃい、私だけの勇者様』
いってらっしゃいのキスをうけ、意識が覚醒していく
温かい、温かい光だった
(今日のヘイネはいつも以上に甘えん坊だったな・・・。
どういうことだ?関係してくるのはやはりデートだろう。でもヘイネはマリーたちのことも受け入れていた。サーシャのことも受け入れるだろう。でもどこか淋しそうだった。独占欲が少しでもあるなら、納得しづらい気持ちも少しはあるんだろう・・・きをつけないとな。サーシャも同じかな。)
彼女達をしっかり見ていようと改めて決意した
(それにしても途中にあった違和感はなんだったんだろう?ヘイネのことだ、また何かしてくれたんだろうな。ったく。ヘイネはどれだけ凄くて、俺に対して甘いんだよ)
ヘイネの無償の愛に嬉しくて、愛しくて、いつまでもたっても手が届かないことに悔しさが沸いてきた
(待ってろ!ヘイネ!必ずお前に追い付いて、隣にたってやるからな!)
しばらくするとセリスがやってきた
朝食の準備ができたと知らせにきたらしい
サーシャは?と尋ねたら、そんなに会えないのが淋しいの?とからかわれながら、まだ寝てることを教えてもらった
気が弛みすぎじゃね?と思いつつ食堂へ向かい朝食をしていたら、懐かしい声が頭のなかで聞こえきた
『勇者様方、お久しぶりです。本日は神託を授けに参りました』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
後書き
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ユウジ・ハクト 17歳 ♂ レベル:93 (★カンスト)
種族:人間
職業:勇者
体力:5420000/5420000(+1250000)
魔力:47975000/5800000(+1250000)
筋力:470000(+350000)
敏捷:490000(+350000)
器用:27200(+23000)
幸運:99★(+99)
愛情:ヘイネ:98/サーシャ:95
称号:女神に愛されし者/全てを見通せし者/ヒモ勇者
加護:女神アウラ『記憶創造』
女神ヘイネ『時空魔法』『空間魔法』『寵愛』
技能:イリアス言語/神眼/異空間ボックス操作/生活魔法
魔力絶操/サイレント/パーフェクトフェイク
魔偽造/無限書庫/死圧/世界創造/転移/スキル管制
エクストラオートヒール/エクストラヒールex
アストラル/アプソリュート/マテリアル/転移門
剣神Lv.11/舞神Lv.11/成長時能力UP極大/陰陽Lv.7
スキルLv上限突破
装備:(右)神剣ふぉるきな(左)魔剣フォルキナ
学生服
ふぇんりるマント
革靴
神愛の指輪
道具:う~さ~フォン 魔力保有量 33000/50000
目覚まし時計設定 魔力量1000000「ヘイネ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
サーシャ 18歳 ♀ レベル:30
種族:人間
職業:どじっ子メイド
体力:101000/101000(+70000)
魔力:98000/98000(+70000)
筋力:75000(+55000)
敏捷:80000(+55000)
器用:5800(+5000)
幸運:75(+25)
称号:ユウジ専属メイド
加護:勇者ユウジ『親愛』
技能:どじっ子/魔力眼/魔力操作/魔偽造/複合魔法/生活魔法
家事Lv.9/体術Lv.4/暗殺術Lv.6/隠密Lv.4/気配察知Lv.4
身体強化/ヒール/キュア/遠視Lv.4/暗視Lv.4/無詠唱
二刀流Lv.5/愛情Lv.4
装備:(右)双剣『たんぽぽ』(左)双剣『かすみ』
王宮式メイド服
エリクシルの愛飾り
道具:ユウジの部屋の合鍵 魔力保有量 10000
B88・W50 ・H86
(Lv) (効果) (解放条件)
・Lv.1 愛情度による加護取得 決意の告白
・Lv.2 全能力成長速度UP絶大 お姫様抱っこ
・Lv.3 全能力消費魔力減10 添い寝
・Lv.4 『乙女ヒール』解放 初キス
・Lv.5 『貴方の側に』解放 ???
・Lv.6 『コウノトリ』解放 ???
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
サーシャももう隠す気はないようだ
俺達は一旦部屋に戻った
「ユウジ様、ほかのみなさんが女神様で、魔王様で、王女様って本当ですか?なんか私なんかがユウジ様のお側にいるのは畏れ多い気がします・・・」
やっぱり身分気にしちゃうか~。まぁ予想の範囲内
「じゃあサーシャは俺の隣にいるのは諦めるか?」
「いえ!それは諦めたくないです!」
うん、決意してる顔だ。美しい
「結局そういうことなんじゃないか?身分に違いはあれど、想いが一緒なら居ていいんだよ。だから俺の側に居てくれ」
抱き寄せて頭をなでなでする
サーシャはもうすっかり甘えモードだ
頭をユウジの胸にすりすりしている
ユウジはかわいいなぁ、と愛しく愛でる
「馴れ初めはどうだったんですか?」
やっぱり女の子はそういうのが好きなのか
「まず世界はいっぱいある。俺の世界やサーシャの世界のようにな。そしてそんな世界を管理しているのが神だ。神もたくさんいる。神がたくさんいるなら・・・サーシャ?」
ユウジは思わず笑ってしまった
ユウジの胸の中が気持ち良かったのか、デートで気を張り過ぎて疲れていたのか、いつのまにかサーシャはすぅすぅと寝息を立てていた
(本当に俺の愛しのメイドは完璧なんだか、マイペースなんだか・・・サーシャ、今日はありがとう。また機会があったら話すから。今はゆっくり休んでくれ、おやすみ)
サーシャを横向きに抱えしばらく抱擁した後、おやすみのキスをしてサーシャの寝室へと赴いた
びっくりしていたのはサーシャと同室のメイド達だ
サーシャがデートに行っていたのは噂になっていた
デートから帰ってきたら隠すこともなくいちゃいちゃしていた
そして今はお姫様抱っこで眠ってしまっている
もうメイド達は好奇心の固まりになっていた
ひとしきりセリスにからかわれたユウジはサーシャをセリスに任せ部屋を後にした
□□□□
「さて、早速魔山に行ってみるか。転移!」
(え~と、どうやって83Fまで行くんだ?この前は1Fからだったしなぁ。人もそれなりにいるし、しばらく見てるか)
ダンジョンには、深夜であるにも関わらず冒険者がたくさんいた
ユウジはしばらく観察していると、冒険者たちは入口の横にあるプレートらしきものに触れ、そのままダンジョンに入っていった
(これか?エレベーターのボタン的役割なのかな?どれどれ・・・おぉ!頭の中で行ける階層がでてきた。じゅあ83Fっと)
ダンジョン83F
「ダンジョンの中は外が夜でも明るいのか。ん?この気配は魔物か?」
ユウジの陰陽スキル『気配察知』に敵意ある存在が反応した
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
フロッグタートル レベル:68
体力:8800
魔力:5200
筋力:6600
敏捷:7800
器用:60
幸運:12
加護:なし
技能:捕食
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「蛙が甲羅しょってるのか、なんかきもいな・・・多分普通は甲羅じゃない場所を攻撃するんだろうな、めんどくさいからそのまま叩くか、いくぞ!ふぉるきな」
(マテリアルとアプソリュート発動!)
向かってきたフロッグタートルを甲羅の上から叩いて砕いた
魔物の息はもうないようだ
(まぁ所詮こんなもんか、さっさと魔山にでも行けるようにしないと。ドロップは蛙肉?う、う~ん。まぁギルドで買い取ってもらうかな)
ドロップ品を異空間ボックスへとしまい、ダンジョン攻略へと向かった
攻略は概ね順調だったが、ユウジは少しイライラしていた
魔物は全て瞬殺していたが、ボス部屋を探すのに時間がかかるからだ
(くそ!めんどくさいな!いちいち各階層にボスを設置するなよ!嫌がらせか?普通は5F毎とかだろ!そこはテンプレ踏襲しとけよ!)
ダンジョンに入って2時間後、ようやく100Fに到着した
そして、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アダマンガーディアン レベル:90
体力:89000
魔力:5000
筋力:100000
敏捷:28000
器用:600
幸運:28
加護:なし
称号:『ダンジョン守護者』
技能:金剛/剛力/再生
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ふ~ん。完全なパワータイプでしかも再生持ちかぁ。これは確かに強いな。サーシャでも苦労しそうだ。でも雑魚だな。再生うざいし、魔力吸いとって再生できなくするか。それじゃ、腹ごしらえっと」
ユウジはボスを前に座り込み、食事を始めた
アダマンガーディアンは大きく振りかぶって拳をくり出したが、ユウジには効いていない。そもそも届いてすらいない
ユウジの防御スキル『アプソリュート』だ
もとは精霊級の魔法だったが、様々な魔法と合成していくうちに強化され神級にまで昇華されていた
視認できない薄い障壁が体の周りに張り巡らされている
もちろん使用していれば魔力は消費されるが、今のユウジなら問題ない。しかし、そこはユウジ。せっかく敵がいるんだからそいつから奪えばいいんじゃね?と魔力絶操をアプソリュートに付与していた。つまり敵は自分の魔力が切れるまでほぼ無敵なユウジを相手にしなければならない
(う~ん。なんか味気ないなぁ。今後はサーシャに予め夜食作ってもらうかな)
アダマンガーディアンの攻撃!
しかし、ユウジには届いていない!
(そういえば、今後はサーシャがご飯作ってくれるんだよな?日本料理とかできないかな?やっぱり日本の飯はレベル高いと思うんだよなぁ)
アダマンガーディアンの攻撃!
しかし、ユウジには届いていない!
(天体魔法もできたんだし、料理魔法?いや、だったらサーシャに作ってもらう必要ないしな・・・自動翻訳レシピとか?これならいけそうだな!)
アダマンガーディアンの攻撃!
しかし、ユウジには届いていない!
(あっ!今日からはヘイネ抱き枕サーシャメイド服verが楽しめるんだった!こ、これはワクワクが止まらない!ヘイネとサーシャ、両方楽しめるしなぁ~)
アダマンガーディアンのこうげ・・・
「さっきからうるさいんだよ!考え事してるんだから、黙ってろ!」
ふぉるきなでおもいっきり叩きつけられたアダマンガーディアンは沈黙した
(今後のこともあるし、色々な服を用意しとくべきだな!そうしよう!ただ、ヘイネ、サーシャ、マリーは問題ないがセリーヌは山脈のサイズが違うから気をつけないとな~。絶対気にするし)
未来に夢を馳せながら、ダンジョンを攻略した
ドロップ品(N:ノーマル R:レア)
・[R]アダマンタイト鉱石×20
・ダンジョンマスターの証(ネックレス型)
・称号『ダンジョンマスター』
□□□□
魔山1合目
ダンジョンマスターの証を最深部の転移陣に掲げると、魔山に転移した
長年誰も踏み入れなかった秘境だ。当然道もなかった
「確かにダンジョンとは比べものにならないぐらい強い魔物がうようよいるな。サーシャにはまだ早い気がする。サーシャが無理しないようサポートするか。にしても道がないとマジかよ、めんどくさいな・・・。道つくっちゃうか」
ユウジは転移陣から気持ち遠めの場所まで移動して、ふぉるきなを構える
少し強めの力を込め山頂にむけて、ふぉるきなを振り抜いた
振り抜いたふぉるきなから、凄まじい剣撃が発生し、魔山の半分ぐらいまで跡形もなく破壊しつくし剣撃の道ができていた。自然破壊なんのそのだ
「今まで誰も来なかった秘境だし、問題ないだろ。自然はたくましい!また豊かな緑を実らせてほしい、以上!じゃあ道ができてるところにある素材回収して帰るかな。待ってろよ!ヘイネにサーシャ!た、たまらんな!」
うきうきしながら素材を回収して帰宅につくのだった
ドロップ品(魔山のみ、剣撃によって消滅した魔物)
・[N]蒼爪×6(ブルーファング)
・[N]怨念草×8(蛇目樹)
・[R]ファント肉×2(ラブリーファント)
・[N]白狐の毛皮×4(白狐)
・[N]キーの実×3(イエローフラワー)
・[N]エンペラーの耳×6(ゴブリンエンペラー)
・[N]ファングの目×4(コボルトファング)
部屋に着いた俺は、ヘイネ抱き枕サーシャメイド服verをかかえ眠りつくのだった
目覚まし時計は、褒めてほしかったので、「ヘイネ」にした
□□□□
『ユウジ、起きて!はい、いつもの・・・ん!』
もはや起きてないのが失礼なぐらい起きてました
おはようのキスが楽しみで、最近は「ヘイネ」が多いです
「ヘイネ~。もう一回~。」
『もう!おきてるじゃない!でも昨日は頑張ったもんね?特別だよ?・・・ん!』
特別なキスもいいよなぁ~
ヘイネは俺にとって特別だしなぁ
『ふふ、ありがと。私もユウジは特別だよ。今は私だけを想っててくれてすごく嬉しい。今後はなかなかそうはいかないもんね・・・ぐすっ』
「だ、大丈夫だ、ヘイネ!みんな同じぐらい愛してる。優劣はない。それでも俺の1番はヘイネなんだから!」
独占欲が全く無さそうなヘイネにも少しはあるのか
うん、また一つヘイネが知れた
『本当に?なでてもらえないのが残念だけど、とても嬉しい・・・ねぇ、ユウジ。・・・愛してるって言って?』
な、なんだ?今日のヘイネはいつもと違って甘えてくるな・・・すごくドキドキする
「ヘイネ、愛してる。神に誓ってもいい。いや、女神ヘイネに誓う」
神って、ヘイネも女神だしな
『ありがとう、ユウジ!私も愛してる!』
ヘイネの嬉しそうな感情が全身を包んでくる?
な、なんだ?これ?今までと全く違う効果だぞ?
『もう、時間だね・・・いってらっしゃい、私だけの勇者様』
いってらっしゃいのキスをうけ、意識が覚醒していく
温かい、温かい光だった
(今日のヘイネはいつも以上に甘えん坊だったな・・・。
どういうことだ?関係してくるのはやはりデートだろう。でもヘイネはマリーたちのことも受け入れていた。サーシャのことも受け入れるだろう。でもどこか淋しそうだった。独占欲が少しでもあるなら、納得しづらい気持ちも少しはあるんだろう・・・きをつけないとな。サーシャも同じかな。)
彼女達をしっかり見ていようと改めて決意した
(それにしても途中にあった違和感はなんだったんだろう?ヘイネのことだ、また何かしてくれたんだろうな。ったく。ヘイネはどれだけ凄くて、俺に対して甘いんだよ)
ヘイネの無償の愛に嬉しくて、愛しくて、いつまでもたっても手が届かないことに悔しさが沸いてきた
(待ってろ!ヘイネ!必ずお前に追い付いて、隣にたってやるからな!)
しばらくするとセリスがやってきた
朝食の準備ができたと知らせにきたらしい
サーシャは?と尋ねたら、そんなに会えないのが淋しいの?とからかわれながら、まだ寝てることを教えてもらった
気が弛みすぎじゃね?と思いつつ食堂へ向かい朝食をしていたら、懐かしい声が頭のなかで聞こえきた
『勇者様方、お久しぶりです。本日は神託を授けに参りました』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
後書き
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ユウジ・ハクト 17歳 ♂ レベル:93 (★カンスト)
種族:人間
職業:勇者
体力:5420000/5420000(+1250000)
魔力:47975000/5800000(+1250000)
筋力:470000(+350000)
敏捷:490000(+350000)
器用:27200(+23000)
幸運:99★(+99)
愛情:ヘイネ:98/サーシャ:95
称号:女神に愛されし者/全てを見通せし者/ヒモ勇者
加護:女神アウラ『記憶創造』
女神ヘイネ『時空魔法』『空間魔法』『寵愛』
技能:イリアス言語/神眼/異空間ボックス操作/生活魔法
魔力絶操/サイレント/パーフェクトフェイク
魔偽造/無限書庫/死圧/世界創造/転移/スキル管制
エクストラオートヒール/エクストラヒールex
アストラル/アプソリュート/マテリアル/転移門
剣神Lv.11/舞神Lv.11/成長時能力UP極大/陰陽Lv.7
スキルLv上限突破
装備:(右)神剣ふぉるきな(左)魔剣フォルキナ
学生服
ふぇんりるマント
革靴
神愛の指輪
道具:う~さ~フォン 魔力保有量 33000/50000
目覚まし時計設定 魔力量1000000「ヘイネ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
サーシャ 18歳 ♀ レベル:30
種族:人間
職業:どじっ子メイド
体力:101000/101000(+70000)
魔力:98000/98000(+70000)
筋力:75000(+55000)
敏捷:80000(+55000)
器用:5800(+5000)
幸運:75(+25)
称号:ユウジ専属メイド
加護:勇者ユウジ『親愛』
技能:どじっ子/魔力眼/魔力操作/魔偽造/複合魔法/生活魔法
家事Lv.9/体術Lv.4/暗殺術Lv.6/隠密Lv.4/気配察知Lv.4
身体強化/ヒール/キュア/遠視Lv.4/暗視Lv.4/無詠唱
二刀流Lv.5/愛情Lv.4
装備:(右)双剣『たんぽぽ』(左)双剣『かすみ』
王宮式メイド服
エリクシルの愛飾り
道具:ユウジの部屋の合鍵 魔力保有量 10000
B88・W50 ・H86
(Lv) (効果) (解放条件)
・Lv.1 愛情度による加護取得 決意の告白
・Lv.2 全能力成長速度UP絶大 お姫様抱っこ
・Lv.3 全能力消費魔力減10 添い寝
・Lv.4 『乙女ヒール』解放 初キス
・Lv.5 『貴方の側に』解放 ???
・Lv.6 『コウノトリ』解放 ???
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
0
お気に入りに追加
361
あなたにおすすめの小説
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
死んで全ての凶運を使い果たした俺は異世界では強運しか残ってなかったみたいです。〜最強スキルと強運で異世界を無双します!〜
猫パンチ
ファンタジー
主人公、音峰 蓮(おとみね れん)はとてつもなく不幸な男だった。
ある日、とんでもない死に方をしたレンは気づくと神の世界にいた。
そこには創造神がいて、レンの余りの不運な死に方に同情し、異世界転生を提案する。
それを大いに喜び、快諾したレンは創造神にスキルをもらうことになる。
ただし、スキルは選べず運のみが頼り。
しかし、死んだ時に凶運を使い果たしたレンは強運の力で次々と最強スキルを引いてしまう。
それは創造神ですら引くほどのスキルだらけで・・・
そして、レンは最強スキルと強運で異世界を無双してゆく・・・。
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
クラス転移で神様に?
空見 大
ファンタジー
空想の中で自由を謳歌していた少年、晴人は、ある日突然現実と夢の境界を越えたような事態に巻き込まれる。
目覚めると彼は真っ白な空間にいた。
動揺するクラスメイト達、状況を掴めない彼の前に現れたのは「神」を名乗る怪しげな存在。彼はいままさにこのクラス全員が異世界へと送り込まれていると告げる。
神は異世界で生き抜く力を身に付けるため、自分に合った能力を自らの手で選び取れと告げる。クラスメイトが興奮と恐怖の狭間で動き出す中、自分の能力欄に違和感を覚えた晴人は手が進むままに動かすと他の者にはない力が自分の能力獲得欄にある事に気がついた。
龍神、邪神、魔神、妖精神、鍛治神、盗神。
六つの神の称号を手に入れ有頂天になる晴人だったが、クラスメイト達が続々と異世界に向かう中ただ一人取り残される。
神と二人っきりでなんとも言えない感覚を味わっていると、突如として鳴り響いた警告音と共に異世界に転生するという不穏な言葉を耳にする。
気が付けばクラスメイト達が転移してくる10年前の世界に転生した彼は、名前をエルピスに変え異世界で生きていくことになる──これは、夢見る少年が家族と運命の為に戦う物語。
召喚アラサー女~ 自由に生きています!
マツユキ
ファンタジー
異世界に召喚された海藤美奈子32才。召喚されたものの、牢屋行きとなってしまう。
牢から出た美奈子は、冒険者となる。助け、助けられながら信頼できる仲間を得て行く美奈子。地球で大好きだった事もしつつ、異世界でも自由に生きる美奈子
信頼できる仲間と共に、異世界で奮闘する。
初めは一人だった美奈子のの周りには、いつの間にか仲間が集まって行き、家が村に、村が街にとどんどんと大きくなっていくのだった
***
異世界でも元の世界で出来ていた事をやっています。苦手、または気に入らないと言うかたは読まれない方が良いかと思います
かなりの無茶振りと、作者の妄想で出来たあり得ない魔法や設定が出てきます。こちらも抵抗のある方は読まれない方が良いかと思います
~僕の異世界冒険記~異世界冒険始めました。
破滅の女神
ファンタジー
18歳の誕生日…先月死んだ、おじぃちゃんから1冊の本が届いた。
小さい頃の思い出で1ページ目に『この本は異世界冒険記、あなたの物語です。』と書かれてるだけで後は真っ白だった本だと思い出す。
本の表紙にはドラゴンが描かれており、指輪が付属されていた。
お遊び気分で指輪をはめて本を開くと、そこには2ページ目に短い文章が書き加えられていた。
その文章とは『さぁ、あなたの物語の始まりです。』と…。
次の瞬間、僕は気を失い、異世界冒険の旅が始まったのだった…。
本作品は『カクヨム』で掲載している物を『アルファポリス』用に少しだけ修正した物となります。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる