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あとがき~言い訳と自己満足
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15万字超の長い作品となりました。もし最初から最後まで読んでくださいました方がおりましたら、お礼申し上げます。
書き終わって一言。
書き直したい。
書き上げてなんですが、アラだらけの作品となりました。初めての長編なんで仕方ないと言えば仕方ないのかもしれませんが、書き直したいのが偽らざる本音です。本当に色々書き直したい。
さてこの作品の制作経過を語りたいと思います。
11月初旬、キャラ文芸大賞に応募してみるかと思い、キャラクターやストーリーなどを色々考え始める。
11月25日、どんな作品を書くのか全く決まってないことに気づく。
11月29日、超能力物とすることとし、超能力で偶然テロ計画を知った二人が、テロ阻止のため奮闘する話にしようとだけ決め、2人のキャラクター、白野と黒江を作る。
11月30日、2人の出会いのシーンだけ決め、後のストーリーなどは書きながら考えることにして、大賞にエントリー。
12月2日、テロ云々のストーリーを破棄。「とあるおっさんのVRMMO活動記」から13万字くらいが1巻分と判断していましたが、確実に超えると思ったこと、どうすれば東京を揺るがすようなテロができるのか、テロリストは何者か、を設定するのが自分の能力を超えると判断したこと、の3点が理由です。もう少しコンパクトな話にしようと考えます。
12月上旬、ブックオフで漫画をひやかしていて、ヤクザものの背表紙が目に入ります。
ヤクザの跡目争いを舞台にしよう、と泥縄に考えます。ここで蔵良と吉良を設定。甲斐も名前だけ決まります。
この時甲斐組は、甲斐が立ち上げた組と設定していました。「甲斐の構想」でも独立したばかりの組としています。ですが、資料として読んだ本の中に新しい一家の立ち上げは結構大変なことのように書かれていたので、途中修正しています。解散届に「甲斐組3代目」とあるように、甲斐史郎は3代目。初代も偶然「甲斐」という親分だったということで。(こういう矛盾点が多いのが書き直したい動機の一つです。)
1月中旬までは結構順調に書けていました。「灰野音也」以降、結構こんな難しいこと言わせるはずじゃなかった、というようなことが増え、この時期書くスピードが遅くなりました。特にお説教の辺りは、全くの想定外。コメディのタグに反していないか、ちと不安になったりもしました。
1月下旬、「破門」を書いてますが、ここで甲斐が反乱。このまま新星会も敵に回し、新宿を舞台に銃撃戦となって物語は終わりを迎えるはずが、新星会を敵にしないと甲斐が勝手に動き始め、作者にしても想定してないような話の進行となります。
甲斐が、なぜ新星会を敵にしないのか。
甲斐「後に新星会、ひいては新井組にも自分の暴力の顧客になって欲しいのもあるが、恨みが無いのが大きい。俺を破門としたのは先々代だからな。俺をボコろうとした奴らもいるが、そういう奴がいるのは、世の常だし、いちいち気にしておれん。」
本当、敵役ですからそれなりに設定し描写もしたキャラですが、ここまで動くとは想定外でした。ある意味主人公よりキャラがたったかもしれないと思います。
おかげというべきか、白野と甲斐が直接対峙したり、甲斐が黒江をデートに誘ったりと、書けたら面白いだろうけど多分書けないよな、と思っていたシチュエーションが書けました。本当によく動いてくれるキャラでした。
それだけに白野のキャラが対抗できるだけのキャラでないのが、最大の反省点ですね。書き直せればその辺り修正しなければならないでしょう。
2月、身内の入院などがあり、そのせいで更新などが遅れたりしました。しかし、お気に入りが付いたりしたのもこの時期で、すごく嬉しかったですね。本当、投げ出さなくてよかった。
しかし、白野が黒江に想いを伝えてからの会話は筆が止まりました。
こっぱずかしい。
身悶えしながら書きました。好きと言われてからの黒江はカワイイので好きですが、それとこっぱずかしいのはまた別。
ここで白野達の物語はいったん終わりです。また白野達を主人公にした作品を書くかもしれませんが、それは2ndシーズンとして新しく書かせて頂きます。
初めて完結まで書き上げた作品で、白野や黒江に愛着もできました。キツイ思いもしましたが、書くこと自体は楽しかった。
様々な矛盾や説明不足など反省点は多々あります。これを書きながら銃に関する資料を読んで、甲斐の銃の間違いに気づきました。レッドホークでなくスーパーレッドホークで、弾も45ACPでなく454カスールです。本当に情けない。
このような未熟者の未熟な作品を読んでくださった方々に本当に感謝にたえません。お礼の言葉を述べて終わりとしたいと思います。
ご一読ありがとうございました。
書き終わって一言。
書き直したい。
書き上げてなんですが、アラだらけの作品となりました。初めての長編なんで仕方ないと言えば仕方ないのかもしれませんが、書き直したいのが偽らざる本音です。本当に色々書き直したい。
さてこの作品の制作経過を語りたいと思います。
11月初旬、キャラ文芸大賞に応募してみるかと思い、キャラクターやストーリーなどを色々考え始める。
11月25日、どんな作品を書くのか全く決まってないことに気づく。
11月29日、超能力物とすることとし、超能力で偶然テロ計画を知った二人が、テロ阻止のため奮闘する話にしようとだけ決め、2人のキャラクター、白野と黒江を作る。
11月30日、2人の出会いのシーンだけ決め、後のストーリーなどは書きながら考えることにして、大賞にエントリー。
12月2日、テロ云々のストーリーを破棄。「とあるおっさんのVRMMO活動記」から13万字くらいが1巻分と判断していましたが、確実に超えると思ったこと、どうすれば東京を揺るがすようなテロができるのか、テロリストは何者か、を設定するのが自分の能力を超えると判断したこと、の3点が理由です。もう少しコンパクトな話にしようと考えます。
12月上旬、ブックオフで漫画をひやかしていて、ヤクザものの背表紙が目に入ります。
ヤクザの跡目争いを舞台にしよう、と泥縄に考えます。ここで蔵良と吉良を設定。甲斐も名前だけ決まります。
この時甲斐組は、甲斐が立ち上げた組と設定していました。「甲斐の構想」でも独立したばかりの組としています。ですが、資料として読んだ本の中に新しい一家の立ち上げは結構大変なことのように書かれていたので、途中修正しています。解散届に「甲斐組3代目」とあるように、甲斐史郎は3代目。初代も偶然「甲斐」という親分だったということで。(こういう矛盾点が多いのが書き直したい動機の一つです。)
1月中旬までは結構順調に書けていました。「灰野音也」以降、結構こんな難しいこと言わせるはずじゃなかった、というようなことが増え、この時期書くスピードが遅くなりました。特にお説教の辺りは、全くの想定外。コメディのタグに反していないか、ちと不安になったりもしました。
1月下旬、「破門」を書いてますが、ここで甲斐が反乱。このまま新星会も敵に回し、新宿を舞台に銃撃戦となって物語は終わりを迎えるはずが、新星会を敵にしないと甲斐が勝手に動き始め、作者にしても想定してないような話の進行となります。
甲斐が、なぜ新星会を敵にしないのか。
甲斐「後に新星会、ひいては新井組にも自分の暴力の顧客になって欲しいのもあるが、恨みが無いのが大きい。俺を破門としたのは先々代だからな。俺をボコろうとした奴らもいるが、そういう奴がいるのは、世の常だし、いちいち気にしておれん。」
本当、敵役ですからそれなりに設定し描写もしたキャラですが、ここまで動くとは想定外でした。ある意味主人公よりキャラがたったかもしれないと思います。
おかげというべきか、白野と甲斐が直接対峙したり、甲斐が黒江をデートに誘ったりと、書けたら面白いだろうけど多分書けないよな、と思っていたシチュエーションが書けました。本当によく動いてくれるキャラでした。
それだけに白野のキャラが対抗できるだけのキャラでないのが、最大の反省点ですね。書き直せればその辺り修正しなければならないでしょう。
2月、身内の入院などがあり、そのせいで更新などが遅れたりしました。しかし、お気に入りが付いたりしたのもこの時期で、すごく嬉しかったですね。本当、投げ出さなくてよかった。
しかし、白野が黒江に想いを伝えてからの会話は筆が止まりました。
こっぱずかしい。
身悶えしながら書きました。好きと言われてからの黒江はカワイイので好きですが、それとこっぱずかしいのはまた別。
ここで白野達の物語はいったん終わりです。また白野達を主人公にした作品を書くかもしれませんが、それは2ndシーズンとして新しく書かせて頂きます。
初めて完結まで書き上げた作品で、白野や黒江に愛着もできました。キツイ思いもしましたが、書くこと自体は楽しかった。
様々な矛盾や説明不足など反省点は多々あります。これを書きながら銃に関する資料を読んで、甲斐の銃の間違いに気づきました。レッドホークでなくスーパーレッドホークで、弾も45ACPでなく454カスールです。本当に情けない。
このような未熟者の未熟な作品を読んでくださった方々に本当に感謝にたえません。お礼の言葉を述べて終わりとしたいと思います。
ご一読ありがとうございました。
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