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秀頼ルート 黒幕捜査2
茶会1(エロ度☆☆☆☆☆)
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黄金茶室は少し手狭で、4人もの男が並べば肩と肩がぶつかってしまう。
なので、本人は遠慮していたが、その都合で天海には貴人席についてもらう。
並びは天海、政宗、忠興、家政。
長政は金軍の援けに動いてしまったため、此処にはいない。
床の間に飾ってあるのは瀟湘三十六景図。
唐の絵画ではあるが、派手もの好きの父上にしては珍しく寂し気な情景の絵だ。
その下にはやはり武士であるからと一期一振。
今は最上家所蔵の刀としている。
茶器や花器も一流どころをセンス良く配している。
まぁ、俺自身は興味もないので、ここら辺はお駒と五郎八にやってもらった。
茶道というものは客を精一杯もてなし、その心意気を感じるもの。
少なくとも俺はそう思っているし、作法なんてもの本来は二の次。
だが、今回は俺が亭主、もてなすのはこの俺だ。
俺の有楽流は「客を饗なす」ことが神髄だが、さて。
補助を頼んだお駒が客に菓子を運ぶ。
「お菓子をどうぞ」
その間に俺は茶の準備と言うわけだ。
手順や作法に関しては大叔父上から一応教えを受けているので、何ら恥じることはない。
まぁ、俺自身は大して好きなわけではないのだが・・・・・・。
シャシャシャシャ
茶を点て始めれば、室内はその音だけが響き渡る。
茶室内の皆がその音に耳を澄ませ、意識を共有する。
コト
茶せんを置き、濃茶が出来上がる。
お駒によって先ずは天海の下へ運ばれ、
「お点前頂戴いたします」
一礼と共にそう伝えてくる。
濃茶は一杯を皆で分け合って飲むのがルール。
天海が一口飲み、腕前を褒めて政宗に渡す。
それが家政にまで続いて終わり。
これでようやく話が出来る。
「・・・・・・今回、皆を呼んだのは」
「次の正室のことですかな?」
勇み足で家政が聞いてくる。
いやはやなんともまぁ。
「次の、とは?」
チロリと視線を送ると、家政が慌てる。
「い、いえ、千姫様はその・・・・・・」
「家政、俺が何時お千を正室から降ろすと言った?」
こう言っては申し訳ないが、このメンバーの中では家政は小物としか言いようがない。
逆に一番の大物は当然眼帯の男・独眼竜政宗。
「蜂須賀殿。まずは陛下のお言葉を最後までお聞きしましょう」
その隻眼で、未だ野心を捨てきれぬように見えるその目で、俺を見据える。
もう何度も会っているが、やはり後世にまで名を知られる者は戦国武将たちの中でも別格の気を放つ。
忠興もかなりのものだが、将軍や大老などの役についていない者の中では政宗と義弘は明らかに異質。
「先ず言っておくが、今お千は明におり、日本軍の総大将を務めている」
「・・・・・・どういう、ことですかな?」
「俺が福岡で軍の指揮を執っていたことは知っているだろう? だが、変事があったと聞いて大阪に戻って来たのだが、ちょうど同じ頃に上海や金が攻める瀋陽で動きがあってな。俺の名代を務められる者などそうそういないと思ったところに皇后がいた。だから、指揮を任せてきたのだ」
この事は未だ多くの者が知らないこと。
「何を言っているのですか!?」
普通に考えて異常なことを言っているのは分かる。
家政が驚いて立ち上がるのも無理はない。
・・・・・・家政は白と言って良いだろう。
「蜂須賀殿、無礼ですぞ」
政宗が家政に注意する。
忠興も随分驚いているようだが、政宗は違う。
「す、すみませぬ」
家政も慌てて謝り、座り直す。
「いや、普通は驚くだろ。密偵でも送って情報を知っていたなら話は別だが? 東北の者を九州に馴染ませるのは大変だったのではないか?」
「・・・・・・はて、なんのことやら」
政宗がとぼけてみせる。
まぁ、こちらとてその証拠を押さえているわけでない。
「現在、上海は微妙な情勢だ。いや、明全体が、だ。無用な混乱を避けるためにもお千にはこのまま指揮を執らせる。なに、信繁を向かわせてあるから、いずれは連れ帰るだろう」
これを主張してお千の明への滞在を長引かせることが出来る。
それに、名目上ではあるが、皇后は皇帝の次の格の位。
その意味では兵を指揮するのに問題があるわけではない。
「民が混乱しないように、余計な情報が伝わらぬよう皆には注意してもらいたい」
「・・・・・・謀反人の一族です!」
忠興らしい主張だ。
忠興であればきっとそう言うであろうことも分かっていた。
どうにもこの男の融通の利かなさは三成に通じるところがある。
「それが本当かは今取り調べているところだ。少なくとも、お千自身が関わっていないことははっきりと言える。裏内は、隠れて文を寄越す事すら困難な場所だからな」
あくまで警護のためだが、どの部屋も伊賀の優秀なくノ一たちが常に見張っている。
渡り廊下を通れば面倒でも常に持ち物を調べられる。
着物を全て脱がされ、髪や口、秘部に至るまで毒瓶などでも隠していないかと検査する。
流石にお千や母上、側室達にそのようなことはしないが、同時に外に出る時はやはりくノ一が付く。
それほどまでに厳しく警戒を行っているのだ。
「取り調べに随分と時間がかかっておるようですが?」
「俺が忙しい合間を縫って直々にやっているからな。他の者ではどこに協力者がいるか分からん」
と、此処でお駒が玉露を注いで持ってくる。
「何せ、俺の正室にまで疑いを掛けねばならぬのだ。俺以外に調べられる者がいるわけが無いだろう?」
ズズッと音を立ててそれを飲む。
「ふぅ、だが、家政のような気の早い者はお前達にすり寄ってくることもあるだろう」
「ククッ、そう言えば最近は随分と来客が多いようにございます」
・・・・・・やはり本命は政宗。
そもそも忠興も家政も腹芸も出来ない男だ。
だが、この男であれば野心も才覚も十分。
「ほう、それは例えばどんな者だ?」
「さて、某が直接会うのはその一部でございます故」
「そうか、ではその中に大陸との交易を持つ商人はいるか?」
化かし合いで勝てる相手とは思っていない。
だが、そもそもの立場の差を考えれば俺の方が圧倒的に有利なのだ。
「・・・・・・さて、おるかもしれませんが。それが何か?」
少し驚いたような顔で政宗が答える。
当然だ、出会う商人の取引先一つひとつを知るわけがない。
「ああ、生き残った者が家康を攫った者たちの装備は、大陸系だったと言っていてな」
一瞬、政宗の目が泳ぐ。
その目は確かに一期一振の位置を確認したはずだ。
「・・・・・・政宗、野心はまだ捨てきれぬか?」
「何の事でございましょう」
ピンッと空気が一瞬で冷え、張り詰める。
だが、そんな時。
「ほっほ、野心。それもまた良き哉」
その場の空気をぶち壊す老僧の笑い声。
「天海。既に天下は豊臣の下に統一された。お前も僧として乱は望まぬと、そう言っただろう?」
「ほっほ。ですが、同時に陛下は野心を持つ者がお好きなようですが?」
・・・・・・それは、確かにそうなのかもしれない。
戦国武将たちはやはり小さな場所に留まっているよりも、自由に駆け回る方が華がある。
「それに、野心も天下を欲するものだけであろうはずもない。その姿を変えることが出来たのならば、陛下にとっても大きな利と成りましょう」
その意は・・・・・・。
「大陸で、野心ある者達に功を争わせよ、か」
これから明を討ち、金やモンゴルと国境を合わせれば、もはやその先、北を見据えないわけにはいかない。
そうなった時、雪に慣れた東北で最も頼りになる将はやはりこの男。
「政宗、お前の騎馬鉄砲。暴れる機会は近いぞ?」
「っ!? これは、また」
政宗の額にも汗がにじむ。
どうすべきか判断に迷っているのだろう。
なにせ、秘中の秘の特殊部隊。
まだほとんど構想に近いであろうその事がバレているのだから。
正史では大阪夏の陣で用いられたそうだが、果たして今の訓練度はどれほどか。
「南蛮に初めに喧嘩を売るのはお前に任せる。これよりは家督を息子に継がせ、俺のもとでその支度を始めよ。功を立てて俺の信を取り戻すことだ」
「ははっ!」
・・・・・・だが、この答えで俺の直感は政宗も今回の件の首謀者ではないと告げてくる。
政宗は天下に野心を持っていただけだ。
それはそれで大問題と騒ぐ者はいるだろうが、彼は天下を争った戦国武将。
その程度の野心は当然のこと。
だが、そのために機は待ったとしても、自ら乱を起こす気はなかったように思う。
それだけ今の彼の立場は安定しているし、正史でも今世でも彼の天下に対する方針は堅実なものだ。
「そう、か。乱世を望むのは、今安定していない者ではないか!?」
単純な発想で大大名ばかりを疑っていたが、言ってしまえば今の豊臣は前世の大阪の陣の徳川と近い立場。
敵方に着くのは当然浪人衆や治世に不満を持つ者達。
そして、そう言った者を束ねるためには、何らかの旗頭が必要なのだ。
なので、本人は遠慮していたが、その都合で天海には貴人席についてもらう。
並びは天海、政宗、忠興、家政。
長政は金軍の援けに動いてしまったため、此処にはいない。
床の間に飾ってあるのは瀟湘三十六景図。
唐の絵画ではあるが、派手もの好きの父上にしては珍しく寂し気な情景の絵だ。
その下にはやはり武士であるからと一期一振。
今は最上家所蔵の刀としている。
茶器や花器も一流どころをセンス良く配している。
まぁ、俺自身は興味もないので、ここら辺はお駒と五郎八にやってもらった。
茶道というものは客を精一杯もてなし、その心意気を感じるもの。
少なくとも俺はそう思っているし、作法なんてもの本来は二の次。
だが、今回は俺が亭主、もてなすのはこの俺だ。
俺の有楽流は「客を饗なす」ことが神髄だが、さて。
補助を頼んだお駒が客に菓子を運ぶ。
「お菓子をどうぞ」
その間に俺は茶の準備と言うわけだ。
手順や作法に関しては大叔父上から一応教えを受けているので、何ら恥じることはない。
まぁ、俺自身は大して好きなわけではないのだが・・・・・・。
シャシャシャシャ
茶を点て始めれば、室内はその音だけが響き渡る。
茶室内の皆がその音に耳を澄ませ、意識を共有する。
コト
茶せんを置き、濃茶が出来上がる。
お駒によって先ずは天海の下へ運ばれ、
「お点前頂戴いたします」
一礼と共にそう伝えてくる。
濃茶は一杯を皆で分け合って飲むのがルール。
天海が一口飲み、腕前を褒めて政宗に渡す。
それが家政にまで続いて終わり。
これでようやく話が出来る。
「・・・・・・今回、皆を呼んだのは」
「次の正室のことですかな?」
勇み足で家政が聞いてくる。
いやはやなんともまぁ。
「次の、とは?」
チロリと視線を送ると、家政が慌てる。
「い、いえ、千姫様はその・・・・・・」
「家政、俺が何時お千を正室から降ろすと言った?」
こう言っては申し訳ないが、このメンバーの中では家政は小物としか言いようがない。
逆に一番の大物は当然眼帯の男・独眼竜政宗。
「蜂須賀殿。まずは陛下のお言葉を最後までお聞きしましょう」
その隻眼で、未だ野心を捨てきれぬように見えるその目で、俺を見据える。
もう何度も会っているが、やはり後世にまで名を知られる者は戦国武将たちの中でも別格の気を放つ。
忠興もかなりのものだが、将軍や大老などの役についていない者の中では政宗と義弘は明らかに異質。
「先ず言っておくが、今お千は明におり、日本軍の総大将を務めている」
「・・・・・・どういう、ことですかな?」
「俺が福岡で軍の指揮を執っていたことは知っているだろう? だが、変事があったと聞いて大阪に戻って来たのだが、ちょうど同じ頃に上海や金が攻める瀋陽で動きがあってな。俺の名代を務められる者などそうそういないと思ったところに皇后がいた。だから、指揮を任せてきたのだ」
この事は未だ多くの者が知らないこと。
「何を言っているのですか!?」
普通に考えて異常なことを言っているのは分かる。
家政が驚いて立ち上がるのも無理はない。
・・・・・・家政は白と言って良いだろう。
「蜂須賀殿、無礼ですぞ」
政宗が家政に注意する。
忠興も随分驚いているようだが、政宗は違う。
「す、すみませぬ」
家政も慌てて謝り、座り直す。
「いや、普通は驚くだろ。密偵でも送って情報を知っていたなら話は別だが? 東北の者を九州に馴染ませるのは大変だったのではないか?」
「・・・・・・はて、なんのことやら」
政宗がとぼけてみせる。
まぁ、こちらとてその証拠を押さえているわけでない。
「現在、上海は微妙な情勢だ。いや、明全体が、だ。無用な混乱を避けるためにもお千にはこのまま指揮を執らせる。なに、信繁を向かわせてあるから、いずれは連れ帰るだろう」
これを主張してお千の明への滞在を長引かせることが出来る。
それに、名目上ではあるが、皇后は皇帝の次の格の位。
その意味では兵を指揮するのに問題があるわけではない。
「民が混乱しないように、余計な情報が伝わらぬよう皆には注意してもらいたい」
「・・・・・・謀反人の一族です!」
忠興らしい主張だ。
忠興であればきっとそう言うであろうことも分かっていた。
どうにもこの男の融通の利かなさは三成に通じるところがある。
「それが本当かは今取り調べているところだ。少なくとも、お千自身が関わっていないことははっきりと言える。裏内は、隠れて文を寄越す事すら困難な場所だからな」
あくまで警護のためだが、どの部屋も伊賀の優秀なくノ一たちが常に見張っている。
渡り廊下を通れば面倒でも常に持ち物を調べられる。
着物を全て脱がされ、髪や口、秘部に至るまで毒瓶などでも隠していないかと検査する。
流石にお千や母上、側室達にそのようなことはしないが、同時に外に出る時はやはりくノ一が付く。
それほどまでに厳しく警戒を行っているのだ。
「取り調べに随分と時間がかかっておるようですが?」
「俺が忙しい合間を縫って直々にやっているからな。他の者ではどこに協力者がいるか分からん」
と、此処でお駒が玉露を注いで持ってくる。
「何せ、俺の正室にまで疑いを掛けねばならぬのだ。俺以外に調べられる者がいるわけが無いだろう?」
ズズッと音を立ててそれを飲む。
「ふぅ、だが、家政のような気の早い者はお前達にすり寄ってくることもあるだろう」
「ククッ、そう言えば最近は随分と来客が多いようにございます」
・・・・・・やはり本命は政宗。
そもそも忠興も家政も腹芸も出来ない男だ。
だが、この男であれば野心も才覚も十分。
「ほう、それは例えばどんな者だ?」
「さて、某が直接会うのはその一部でございます故」
「そうか、ではその中に大陸との交易を持つ商人はいるか?」
化かし合いで勝てる相手とは思っていない。
だが、そもそもの立場の差を考えれば俺の方が圧倒的に有利なのだ。
「・・・・・・さて、おるかもしれませんが。それが何か?」
少し驚いたような顔で政宗が答える。
当然だ、出会う商人の取引先一つひとつを知るわけがない。
「ああ、生き残った者が家康を攫った者たちの装備は、大陸系だったと言っていてな」
一瞬、政宗の目が泳ぐ。
その目は確かに一期一振の位置を確認したはずだ。
「・・・・・・政宗、野心はまだ捨てきれぬか?」
「何の事でございましょう」
ピンッと空気が一瞬で冷え、張り詰める。
だが、そんな時。
「ほっほ、野心。それもまた良き哉」
その場の空気をぶち壊す老僧の笑い声。
「天海。既に天下は豊臣の下に統一された。お前も僧として乱は望まぬと、そう言っただろう?」
「ほっほ。ですが、同時に陛下は野心を持つ者がお好きなようですが?」
・・・・・・それは、確かにそうなのかもしれない。
戦国武将たちはやはり小さな場所に留まっているよりも、自由に駆け回る方が華がある。
「それに、野心も天下を欲するものだけであろうはずもない。その姿を変えることが出来たのならば、陛下にとっても大きな利と成りましょう」
その意は・・・・・・。
「大陸で、野心ある者達に功を争わせよ、か」
これから明を討ち、金やモンゴルと国境を合わせれば、もはやその先、北を見据えないわけにはいかない。
そうなった時、雪に慣れた東北で最も頼りになる将はやはりこの男。
「政宗、お前の騎馬鉄砲。暴れる機会は近いぞ?」
「っ!? これは、また」
政宗の額にも汗がにじむ。
どうすべきか判断に迷っているのだろう。
なにせ、秘中の秘の特殊部隊。
まだほとんど構想に近いであろうその事がバレているのだから。
正史では大阪夏の陣で用いられたそうだが、果たして今の訓練度はどれほどか。
「南蛮に初めに喧嘩を売るのはお前に任せる。これよりは家督を息子に継がせ、俺のもとでその支度を始めよ。功を立てて俺の信を取り戻すことだ」
「ははっ!」
・・・・・・だが、この答えで俺の直感は政宗も今回の件の首謀者ではないと告げてくる。
政宗は天下に野心を持っていただけだ。
それはそれで大問題と騒ぐ者はいるだろうが、彼は天下を争った戦国武将。
その程度の野心は当然のこと。
だが、そのために機は待ったとしても、自ら乱を起こす気はなかったように思う。
それだけ今の彼の立場は安定しているし、正史でも今世でも彼の天下に対する方針は堅実なものだ。
「そう、か。乱世を望むのは、今安定していない者ではないか!?」
単純な発想で大大名ばかりを疑っていたが、言ってしまえば今の豊臣は前世の大阪の陣の徳川と近い立場。
敵方に着くのは当然浪人衆や治世に不満を持つ者達。
そして、そう言った者を束ねるためには、何らかの旗頭が必要なのだ。
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新作「プニプニホッペの魔王様」を連載し始めました。ご一読いただけると幸いです。……ただ、あれは女性目線の小説に挑戦してみたというものなので、こっちの雰囲気は一切関係ないですけどw
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