関白の息子!

アイム

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千姫ルート 上海要塞防衛戦

倭軍征討軍(エロ度★☆☆☆☆)

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 千姫達が上海で戦支度をしているその時より少し時間を巻き戻し、黄海にて明軍と日本軍の一大海戦が行われていた頃。

 海軍とは別に、上陸した日本軍を討つために一人の男に指令が下された。
 男の名は李進安りしんあん(フィクション)
 宦官である李進忠(実在。皇帝を傀儡にし、恐怖政治を敷いた最も悪辣な宦官と言われる権力者)の弟である。
 本来であれば、もっと西の成都が任官地であるが、倭軍(日本軍)来襲の事前情報を得て、倭軍征討軍の地上部隊の大将として全権を預かっている。

 その性格は粗暴にして、財欲が深く、猜疑心の強い小人物。
 しかし、兄の権力と生来の狡猾さだけで、明国内で数人しかいない車騎将軍の座にまでついている。
 本来の着任地では横領や着服、不正などが横行するも、それを正す者はいなかった。
 いや、悉く滅してきた。
 この時代にしては珍しく脂ぎって丸くなったその身体には、醜悪な笑みを覗かせる下品な顔が乗っている。

 そして、その股の間には首に鎖を付けられた娘。
 南京の裕福な商人の娘。
 名前を季夏きか(もちろんフィクション)と言う。
 その器量の良さが仇となり、進安に目を付けられてしまう。
 権力を嵩に力づくで攫われ、婚約者もいると言うのに、慰み者とされてしまったのだ。

「もっと丁寧に舐めぬか!」

 グイと右手の鎖を引けば、季夏が苦しさに悶えながらも必死に要求に従う。
 抵抗すればどうなるかは、彼女の腫れた赤い頬が物語っている。

「良いか? 儂は倭冠どもからお前達を守るために皇帝陛下の命ではるばるやってきてやったのだぞ? それに逆らうと言うのならば、陛下に逆らうも同然。一族郎党生きたまま皮を剥いでやる」

 その言葉に泣き顔もそのままに、季夏は進安の一物に丹念に舌を這わせる。
 嗚咽と、込み上げてくる嘔吐感に必死に耐えながら、丁寧に丁寧に、男の子種と自分の破瓜の証とが付着したそれを。

「李将軍。失礼いたします」

 そう言って淫らな音が鳴るその部屋に一人の男が入ってくる。
 別の男が入って来たからだろうか、季夏は体をビクリと大きく震わせる。

 今回の遠征軍とは別にもともとこの地方で官吏をしている青年。
 名は張居勝ちょうきょしょう(フィクション)
 まだ23と若年ながらも、その有能さで長官に良く取り立てられ、遠征軍の補助を任されている。
 自らの昇進のために、汚いことも厭わずに行う人物である。

「・・・・・・都から早馬が参りました。黄海にてお味方が敗北したそうにございます」

 ピクリと一瞬型眉をしかめたものの、ただそれだけで至って平然と味方の敗報を伝える。

「ぬぅわにぃ!?」

 進安が勢いよく立ち上がった拍子に、その股間に蹲っていた季夏は身体を押されて尻餅を着く。

 自軍が負けるとは、露ほども想像もしていなかったのだろう。
 それほどまでに明と言う国は周辺諸国の中で圧倒的な存在なのだ。

「我が明国の艦隊が負けたというのか?」

「はい。また、上海も占領されたとのことです。これを奪還するために、直ぐにでも兵を起こす様にとの通達にございます」

 そう言いながら、居勝は都か届けられたという指令書を手渡す。

「・・・・・・むぅ、しかし、動こうにも兵糧が・・・・・・」

 進安の言う通り、南京に備蓄されている兵糧は大軍を起こすには不十分なものである。
 30万規模ともなればせいぜい20日ほど。

「はっ! 移動も考えますれば兵の数は10万ほどかと」

「馬鹿を言うな! 敵は5万もいるのだぞ!」

 それでも倍の数だと言うのに、進安は絶対に勝てる戦にならねば、動くつもりはないようだ。

 ぐしゃりと指令書を握りつぶし、怒りのままに先程まで座っていた椅子を蹴り飛ばす!

「ひっ!?」

 すぐ傍で裸のままに成り行きを見守っていた季夏は、その様子に怯え短く悲鳴を上げる。

「くそっ、兄上はなにをしている! いくら兵権があろうと、このままでは戦など行えぬではないか!」

 ガッ、ガッと椅子を踏みつけ、丸めた指令書を地面に叩きつける。

「・・・・・・む? 李将軍。なにかまだお読みでない文がある様でございますぞ」

 その様子を離れたところで見ていた居勝が、叩きつけられた指令書の中から更なる文を見つける。

「ぬ? なんじゃ、読み上げい!」

 怒り冷めやらぬ進安はそのまま居勝に文を読ませる。

「・・・・・・兄上様からのようにございます。兵糧は現地調達とし、兵の練度を上げながら侵攻すべし。倭軍の残虐を許すまじ・・・・・・? どういった意味でございますか?」

 居勝はその意味が分からずにそのまま読み上げて首をひねる。
 ただ、一つだけ、現地調達と言う言葉だけに嫌な予感を巡らせる。

 その言葉を聞いた進安の方はと言えば――

「ククッ、ガぁっハッハッハ。そうか、倭軍の、のぉ」

 さも愉快そうなその醜悪な笑み。
 それを見て居勝は背筋を凍らせる。

「兵を集めよ。50万の軍だ」

「!? な、なにを仰られますか!?」

 50万も兵を集めれば、上海に到達する前に兵糧が尽きて餓死してしまう。

「クク、現地調達と書いてあったろうが。ちょうど稲の借り入れも終わった時期。兵糧などどうとでもなる」

「し、しかし、それでは民が飢えてしま――」

「黙れ! 貴様は大人しく儂の言うことを聞いておればいいのだ!」

 居勝の言葉を大喝で遮り命令する。

 ふと、何かを思いつき傍らの季夏の腕を掴む。
 そしてそのまま引き上げ、後ろから包むように季夏の身体を固定する。

「クク、そうじゃ、もしも役に立つことが出来れば、褒美にこの娘をくれてやるぞ?」

 そう言いつつ、片腕で胸を揉みし抱きながら、更にもう片方の手で足を開かせるように引き上げる。
 そうすると既に何度も犯し、精を吐き出した秘裂からその残滓がどろりと垂れだす。

「い、いや、お止めください」

「もっとも、その頃には随分と緩くなって使えなくなっておるだろうがのう」

 下卑た笑いを浮かべたまま、季夏の首にむしゃぶりつく。
 そして、居勝の目の前でそのまま秘裂に肉棒を押し込む。
 そのやり取りに興奮したのだろう、先程よりもまだ硬くなったそれに季夏が苦痛の悲鳴を上げる。

 だが、そんな事は構わずに進安は激しく腰を振りだす。
 部屋にパンッ、パンッと腰を打ち付ける音が響く。

「・・・・・・李将軍のお役に立てるよう精進いたします」

 しかし、それにも表情をほとんど変えず、居勝は一礼をすると部屋から出て行った。




 その翌日、倭軍征討軍のための徴兵が周辺の各地で行われた。

 ・・・・・・ただし、進安の命により、南京から上海までの間に在る村や町からは一切徴兵が行われなかった。

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新作「プニプニホッペの魔王様」を連載し始めました。ご一読いただけると幸いです。……ただ、あれは女性目線の小説に挑戦してみたというものなので、こっちの雰囲気は一切関係ないですけどw
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