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動き出す世界
後金(エロ度☆☆☆☆☆)
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慶長14年(1609年)
皇帝と称して、まだ1年半ほどのある日。
福岡城でくつろいでいた俺の耳に、次の争いの話が入ってくる。
そして、同時に大きく歴史が変わっているのだと本当に実感させられる。
「ヌルハチが金を建国した、だと?」
「はっ! 同時に七大恨と言う檄文を掲げ、はっきりと明に宣戦布告した形になります。既に明では金征伐の動きが始まっているようにございます」
・・・・・・早すぎる。
確かに正史と異なり、日本と同盟を結び、朝鮮からの脅威がある程度無視出来るため、独立が早まることは理解できる。
しかし、いくらなんでも早すぎる!
正史ではあと10年近くも先の話だ。
俺による歴史の改編があるとはいえ・・・・・・。
「既に金軍はイェヘ部を攻撃しており、逆にイェヘ部は明に援軍を要請している模様で・・・・・・陛下?」
「うん? ああ、大丈夫だ。続けてよ」
「ははっ! このことから推察するに、今後、金も我らに援軍を要請してくるものと思われます」
当然と言えば当然だろう。
こちらに軍を動かす余裕は十分にあるし、それも同盟の目的だ。
もっとも明と違い我々のつながりは対等な同盟。
どちらかと言えば不可侵条約に近いので、援軍を派遣しなくてもさほどの問題があるわけではない。
それに、次の戦に備えて政を奨励し、優れた開墾や治水技術を各国に伝え、田畑の肥沃さはかつてない程になっている。
朝鮮も含め、出来た米と増やしている家畜を使って未開の地の開拓にも余念がない。
この開拓により新しく人を産み育むことが出来る土壌もでき、農村部ではベビーブームになっているらしい。
宣教師は国外退去とさせたが、南蛮貿易自体は長崎の出島で続けており、俺の息のかかった商人だけで貿易を行っている。
そこで取引させた南蛮の食物なども良く研究させ、じゃがいもの育成も始まっている(※日本への伝承自体は1598年秀吉公が死んだ年)。
兵の運搬に用いる船とて先の戦役の物をしっかりと手入れしているから、直ぐにだって九州や四国の兵を送り込むことが出来る。
「明の動きをしっかりと監視しろ。それと、皆を集めよ、軍議を行う。・・・・・・ああ、そうだ。将候補の6人と軍師候補の3人も同席させろ」
「ははっ! では軍議の間に集まるように申し伝えて参ります!」
・・・・・・さて、まだヌルハチからの援軍要請はない。
だが、明が動けば間違いなくしてくるのも確か。
だとしてもそれに正直に乗るかどうかは全く別の話だ。
ハッキリ言えば、明に攻めさせて疲弊した金を攻める手もある。
まぁ、それは盟約違反だが、この時代の国家間での信頼などそもそも大きな意味はない。
これが欧州のように他国とのやり取りの多い国であれば話は違うが・・・・・・。
また、他にも明が金を攻める間に明自体を攻めると言う手もある。
金の征伐に明が大兵を動かすまでには半年以上の時間がかかるだろう。
もともと俺が明を攻めると言った期限までにはあと2年。
それに合わせて皆が動いていることを考えれば、敢えて攻めることが正しいとも思えない。
まして、中華制圧後の治世のための文官教育は始まったばかり。
「・・・・・・さて、どうするべきか?」
既に集まっている五大老・五奉行・六将軍、それに三成と清正の後ろに生徒達が控える。
この軍議の参加者も随分多く、そして若い者が増えたものだ。
「まず、ヌルハチが金と言う国を建国し、明に喧嘩を売った」
既に大人たちはその情報は清正あたりから流れていたのだろう。
これ自体に驚くのは、まだ知らなかった生徒達くらい。
「っ!? う、うそ」
「これ、お麟! 声を上げるでない!」
その中でも一際有え得ないと言った風に驚いて、つい言葉を発してしまったお麟を三成がたしなめる。
だが、いったい何をそんなに驚く?
「お麟、ヌルハチの動きがそれほど信じられないか?」
「い、いえ、早すぎるのです」
・・・・・・早い? そうだろうか?
既にイェヘ部を除いて女真のほとんどがヌルハチの支配下だ。
南の脅威であった朝鮮も今は日本となり同盟国になっている。
おまけにヌルハチ自身は祖父と父の仇と、明に恨みを持っているのだから、時間の問題であることは誰の目にも見えていた。
それに、早いと言うのは予想していた時期より早いと言う意味のはず。
それだけでお麟がこれほど狼狽えるだろうか?
よほど確信を持っていたのならいざ知らず・・・・・・。
「早い、とは?」
「あ……、いえ、出過ぎたことを申しました。申し訳ございません」
三成が少し苛立ったように睨みつけ、お麟が黙ってしまう。
しかし、今の反応はどうしても気になる。
「お麟」
「ははっ!」
「俺の膝の上に来い」
「へ!?」
素っ頓狂な声を上げてお麟が固まってしまう。
まぁ、いきなり軍議の場で何を言うのかと訝しむのも分かる。
「早くしろ、これ以上お前のせいで軍議が長引くのは容認できない」
「で、ですが、陛下。陛下のいらっしゃいますところは上座に当たります」
「俺が上座なのは当たり前だ。少しお前の発言に興味を持ったので近くに呼び寄せるだけだ。良いから早くしろ」
ちょこちょことまだ4歳の少女が近づいてくる。
金の建国を早いと言った少女が。
ポンポンと膝を叩いてやると、おずおずとそこに腰かける。
小さすぎるので全く重いとは思わない。
「さて、お麟。次に何が起きる?」
「はっ! ま、先ずは金がイェヘ部を攻め、女真の統一を謀るものと――
「それはもう起きている」
「で、では、明がイェヘ部による要請を受け、軍を動かすかと」
そうだ。そこまでは誰にでも分かる。
「で?」
「ははっ! 我が国へも金軍から援軍要請が来ると思われます」
「当然だな。それでお麟はどうする?」
「わ、私がですか?」
「軍師を志すなら当然軍の方針を考えなければいけない」
「は、はい」
少し、考えるようにしてからお麟が声を上げる。
今、考えているのだと、誰もがそう見えたのだろう。
だが、俺にはどこまで話そうかと悩んでいる様に見えた。
「・・・・・・援軍を出す必要はありません」
「何故だ?」
「恐らく、金軍と明軍の戦闘はこの撫順と呼ばれる地で行われます。そして、金軍が単軍でも勝ちます」
この発言には軍議に集まった者達がざわつき出す。
それも当然のこと、現時点で兵力、軍事技術に大きな差がある。
到底明軍に金軍が勝てるとは思われていないのだ。
だが、正史ではこの撫順にあるサルフと言う地で、金軍は圧倒的な兵力を誇る明軍を撃破し、その勢いのままにイェヘ部を占領して女真の統一を成す。
明と金、いや、後の清の初期の優位を決定づける大戦だ。
だが、それは正史を知っているから言えること。
地図上でしかその地を知らない俺達に予想することなど到底できない。
まして、それに金が勝つ予測を立てることは・・・・・・。
「どうして、そう思う?」
「明軍はきっと大軍を起こします。そして軍を幾つかに分け、金軍に対し包囲殲滅を測ると思われます。ですが、明は官僚になるために賄賂が飛び交う環境にあります。つまり、優秀な将が育たぬ環境にあり、また、功名心の強い者ばかりなので、先走ってしまい包囲殲滅のために分けた軍を、逆に各個撃破される可能性が高いです。反対に金軍は常に戦い続けていますから、兵の練度が高く、また土地勘もあるので、数の不利を覆せるのではないかと愚考します」
「成る程、将の未熟さと大軍ゆえの慢心を討つということか?」
「はい、そのためにもむしろ我々は動かないと言う情報を流した方が金軍の助けになるかと」
・・・・・・さて、4歳児がこんなこと分かるわけがない。
もはや才能とか何とかのレベルじゃない。
だが、知っているのなら話は別だ。
「お麟、悪くない発想だ」
「で、ですが、憶測に憶測を重ねた様な話でございます」
三成が正論を言う。
皆が三成に同意を示すように頷く。
「どちらでも構わん。俺の考えは援軍は送る。ただし、それは撫順にではない」
「逆に明を攻める、と?」
「ああ、それもある意味では援軍だろう? 我らは北京ではなく敵の商工業の中心地・上海を攻める!」
かつて父上に何処までと聞かれ、俺の知るところまでと答えたことを思い出す。
その誓いに向けて走り出そう。
皇帝と称して、まだ1年半ほどのある日。
福岡城でくつろいでいた俺の耳に、次の争いの話が入ってくる。
そして、同時に大きく歴史が変わっているのだと本当に実感させられる。
「ヌルハチが金を建国した、だと?」
「はっ! 同時に七大恨と言う檄文を掲げ、はっきりと明に宣戦布告した形になります。既に明では金征伐の動きが始まっているようにございます」
・・・・・・早すぎる。
確かに正史と異なり、日本と同盟を結び、朝鮮からの脅威がある程度無視出来るため、独立が早まることは理解できる。
しかし、いくらなんでも早すぎる!
正史ではあと10年近くも先の話だ。
俺による歴史の改編があるとはいえ・・・・・・。
「既に金軍はイェヘ部を攻撃しており、逆にイェヘ部は明に援軍を要請している模様で・・・・・・陛下?」
「うん? ああ、大丈夫だ。続けてよ」
「ははっ! このことから推察するに、今後、金も我らに援軍を要請してくるものと思われます」
当然と言えば当然だろう。
こちらに軍を動かす余裕は十分にあるし、それも同盟の目的だ。
もっとも明と違い我々のつながりは対等な同盟。
どちらかと言えば不可侵条約に近いので、援軍を派遣しなくてもさほどの問題があるわけではない。
それに、次の戦に備えて政を奨励し、優れた開墾や治水技術を各国に伝え、田畑の肥沃さはかつてない程になっている。
朝鮮も含め、出来た米と増やしている家畜を使って未開の地の開拓にも余念がない。
この開拓により新しく人を産み育むことが出来る土壌もでき、農村部ではベビーブームになっているらしい。
宣教師は国外退去とさせたが、南蛮貿易自体は長崎の出島で続けており、俺の息のかかった商人だけで貿易を行っている。
そこで取引させた南蛮の食物なども良く研究させ、じゃがいもの育成も始まっている(※日本への伝承自体は1598年秀吉公が死んだ年)。
兵の運搬に用いる船とて先の戦役の物をしっかりと手入れしているから、直ぐにだって九州や四国の兵を送り込むことが出来る。
「明の動きをしっかりと監視しろ。それと、皆を集めよ、軍議を行う。・・・・・・ああ、そうだ。将候補の6人と軍師候補の3人も同席させろ」
「ははっ! では軍議の間に集まるように申し伝えて参ります!」
・・・・・・さて、まだヌルハチからの援軍要請はない。
だが、明が動けば間違いなくしてくるのも確か。
だとしてもそれに正直に乗るかどうかは全く別の話だ。
ハッキリ言えば、明に攻めさせて疲弊した金を攻める手もある。
まぁ、それは盟約違反だが、この時代の国家間での信頼などそもそも大きな意味はない。
これが欧州のように他国とのやり取りの多い国であれば話は違うが・・・・・・。
また、他にも明が金を攻める間に明自体を攻めると言う手もある。
金の征伐に明が大兵を動かすまでには半年以上の時間がかかるだろう。
もともと俺が明を攻めると言った期限までにはあと2年。
それに合わせて皆が動いていることを考えれば、敢えて攻めることが正しいとも思えない。
まして、中華制圧後の治世のための文官教育は始まったばかり。
「・・・・・・さて、どうするべきか?」
既に集まっている五大老・五奉行・六将軍、それに三成と清正の後ろに生徒達が控える。
この軍議の参加者も随分多く、そして若い者が増えたものだ。
「まず、ヌルハチが金と言う国を建国し、明に喧嘩を売った」
既に大人たちはその情報は清正あたりから流れていたのだろう。
これ自体に驚くのは、まだ知らなかった生徒達くらい。
「っ!? う、うそ」
「これ、お麟! 声を上げるでない!」
その中でも一際有え得ないと言った風に驚いて、つい言葉を発してしまったお麟を三成がたしなめる。
だが、いったい何をそんなに驚く?
「お麟、ヌルハチの動きがそれほど信じられないか?」
「い、いえ、早すぎるのです」
・・・・・・早い? そうだろうか?
既にイェヘ部を除いて女真のほとんどがヌルハチの支配下だ。
南の脅威であった朝鮮も今は日本となり同盟国になっている。
おまけにヌルハチ自身は祖父と父の仇と、明に恨みを持っているのだから、時間の問題であることは誰の目にも見えていた。
それに、早いと言うのは予想していた時期より早いと言う意味のはず。
それだけでお麟がこれほど狼狽えるだろうか?
よほど確信を持っていたのならいざ知らず・・・・・・。
「早い、とは?」
「あ……、いえ、出過ぎたことを申しました。申し訳ございません」
三成が少し苛立ったように睨みつけ、お麟が黙ってしまう。
しかし、今の反応はどうしても気になる。
「お麟」
「ははっ!」
「俺の膝の上に来い」
「へ!?」
素っ頓狂な声を上げてお麟が固まってしまう。
まぁ、いきなり軍議の場で何を言うのかと訝しむのも分かる。
「早くしろ、これ以上お前のせいで軍議が長引くのは容認できない」
「で、ですが、陛下。陛下のいらっしゃいますところは上座に当たります」
「俺が上座なのは当たり前だ。少しお前の発言に興味を持ったので近くに呼び寄せるだけだ。良いから早くしろ」
ちょこちょことまだ4歳の少女が近づいてくる。
金の建国を早いと言った少女が。
ポンポンと膝を叩いてやると、おずおずとそこに腰かける。
小さすぎるので全く重いとは思わない。
「さて、お麟。次に何が起きる?」
「はっ! ま、先ずは金がイェヘ部を攻め、女真の統一を謀るものと――
「それはもう起きている」
「で、では、明がイェヘ部による要請を受け、軍を動かすかと」
そうだ。そこまでは誰にでも分かる。
「で?」
「ははっ! 我が国へも金軍から援軍要請が来ると思われます」
「当然だな。それでお麟はどうする?」
「わ、私がですか?」
「軍師を志すなら当然軍の方針を考えなければいけない」
「は、はい」
少し、考えるようにしてからお麟が声を上げる。
今、考えているのだと、誰もがそう見えたのだろう。
だが、俺にはどこまで話そうかと悩んでいる様に見えた。
「・・・・・・援軍を出す必要はありません」
「何故だ?」
「恐らく、金軍と明軍の戦闘はこの撫順と呼ばれる地で行われます。そして、金軍が単軍でも勝ちます」
この発言には軍議に集まった者達がざわつき出す。
それも当然のこと、現時点で兵力、軍事技術に大きな差がある。
到底明軍に金軍が勝てるとは思われていないのだ。
だが、正史ではこの撫順にあるサルフと言う地で、金軍は圧倒的な兵力を誇る明軍を撃破し、その勢いのままにイェヘ部を占領して女真の統一を成す。
明と金、いや、後の清の初期の優位を決定づける大戦だ。
だが、それは正史を知っているから言えること。
地図上でしかその地を知らない俺達に予想することなど到底できない。
まして、それに金が勝つ予測を立てることは・・・・・・。
「どうして、そう思う?」
「明軍はきっと大軍を起こします。そして軍を幾つかに分け、金軍に対し包囲殲滅を測ると思われます。ですが、明は官僚になるために賄賂が飛び交う環境にあります。つまり、優秀な将が育たぬ環境にあり、また、功名心の強い者ばかりなので、先走ってしまい包囲殲滅のために分けた軍を、逆に各個撃破される可能性が高いです。反対に金軍は常に戦い続けていますから、兵の練度が高く、また土地勘もあるので、数の不利を覆せるのではないかと愚考します」
「成る程、将の未熟さと大軍ゆえの慢心を討つということか?」
「はい、そのためにもむしろ我々は動かないと言う情報を流した方が金軍の助けになるかと」
・・・・・・さて、4歳児がこんなこと分かるわけがない。
もはや才能とか何とかのレベルじゃない。
だが、知っているのなら話は別だ。
「お麟、悪くない発想だ」
「で、ですが、憶測に憶測を重ねた様な話でございます」
三成が正論を言う。
皆が三成に同意を示すように頷く。
「どちらでも構わん。俺の考えは援軍は送る。ただし、それは撫順にではない」
「逆に明を攻める、と?」
「ああ、それもある意味では援軍だろう? 我らは北京ではなく敵の商工業の中心地・上海を攻める!」
かつて父上に何処までと聞かれ、俺の知るところまでと答えたことを思い出す。
その誓いに向けて走り出そう。
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新作「プニプニホッペの魔王様」を連載し始めました。ご一読いただけると幸いです。……ただ、あれは女性目線の小説に挑戦してみたというものなので、こっちの雰囲気は一切関係ないですけどw
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