関白の息子!

アイム

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二頭政治

皇帝の夜1/3(エロ度☆☆☆☆☆)

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 深夜まで続いた祝賀会も何時もの呑み比べ会に移行したところで一人席を立ち、退室する。

「殿?」
「加藤どにょぉ、ヒック、殿ではぁ、なく、陛下っとぉ」
「おう、おう、分かった分かった」

 俺が立ち上がったことに気付いた清正に声をかけられるが、それを隣の酔っぱらい、もとい、三成が注意する。
 最近、飲み会の度に清正が三成を酔わせ、三成が清正に絡むということが続いている。
 それが始まったのは(大谷)吉継が亡くなった頃。
 清正なりに親友を亡くした三成を気遣っているのだろう。

 豊臣恩顧の将達は実際に兄弟の様に過ごしてきた者が多い。
 三成と清正も正にその一人。
 イメージとしては清正・(福島)正則が長男格で三成は次男格、他にも(豊臣)秀次や(黒田)長政などもこの一員だ。

 ちなみに先程の発言の後、三成はぐでぇっと清正に寄りかかりそのまま眠ってしまった。

「まぁた呑ませ過ぎたのか?」
「こ奴は普段から頑張り過ぎなのです。たまには無理矢理にでも呑ませて全て忘れさせて休ませてやらねば」
「ハハ、数年前の襲撃事件の主犯と被害者とは思えない姿だな」
「こ、これは手厳しい。・・・・・・して、と、陛下はどちらに?」
「ん? 裏内」

 いきり立つ俺のチンポが袴の下からでも分かるのだろう、清正が「あぁっ!」っと納得して引き下がる。
 そしてついっと自分の方に寄りかかる三成を見て、適当に床に転がす。

「で、では、某もそろそろ失礼いたします」
「・・・・・・清正、何処に行くんだ?」
「京に、良い太夫がおりましてな」
「ほほう、名は?」
「吉野、と」
「・・・・・・吉野太夫か?」

 歴史上、最も有名な遊女。
 吉野太夫は六条三筋町「七人衆」の筆頭。また夕霧太夫、高尾太夫とともに寛永三名妓といわれる。
 と、説明しといてなんだが、この歴史に有名な吉野太夫は二代目である。
 俺の知る、この吉野太夫の生年は慶長11年。

 つまり、・・・・・・たったの1歳。
 てか満年齢なら〇歳。
 今の吉野太夫は恐らくこの二代目吉野太夫の師匠に当たる人物なのだと思うが・・・・・・。
 ま、幼少期から禿として抱えられていたようだから、4・5年経ったらいるかもしれない。
 そうなったら見受けしてやるのも面白いかもしれない。

 この時代、ただ美しいと言う理由だけで名を残すことは珍しい。
 例えば阿国は文化的な功績、お市祖母上は長政祖父上との悲恋、お駒はその悲運、ガラシャは夫の異常な執着などなど、多くの場合は美しさ以上にその名を広める理由があったのだ。
 だからこそ、彼女の様に純粋な美しさと、その美談や自身の才覚を理由に名を残した人はほとんどいないと思う。

「まぁ、そのうち会いに行こうかな」
「む? まぁ、では、本日はこれにて」
「おう、皆もあとは好きなようにねぇ」
「「「「「「「ははっ!」」」」」」

 まったく、何時からか大阪城では何かある度に宴会を行っているが、既に全員呑み仲間状態だ。
 普段と違い、大名以上の者しかいないと言うのが良いのだろうか?
 まさか大阪の美酒を呑み放題だからというわけではない、よね?
 名実ともに武士が国の頂点に立ったのがよほど嬉しいと言うのもあるかもしれない。
 ・・・・・・いや、俺は父上は農民出身だけどさ、母上は武家だよ?

 なんて、どうでも良い悩みを考えながら、裏内の渡り廊下に辿り着く。
 激戦を乗り越え、しかし、あまりの破損は免れずに修理を行った渡り廊下。
 より防御能力を高め、男の侵入を拒むように二重三重の罠や仕掛けを付けた。
 くノ一たちの間では“蛍火の渡り”と呼ばれている。
 この廊下を守るために自ら爆薬を抱いて敵の合間に身を投じたくノ一の名前。
 聞けば蛍の妹だったそうだ。

「ふぅ、何度渡ってもこの廊下は気が滅入るな」

 義光と最後に言葉を交わした玄関には侍女と見せかけ、上級のくノ一たちが常に番をしている。

「俺が来たことは伝わっているな?」
「ははっ! 奥様方は皆準備が出来ていらっしゃいます」
「おう!」

 待ちきれずにゴテゴテした服を脱ぎ棄てながら歩く。

「ひ、秀頼様!?」
「んぁ、適当に片付けといて」

 途中で会った侍女たちが慌てふためくがそんな事は関係ない。
 寝所に着くまでに全部脱いでしまおうと思っている。

 寝所の玄関前に着けばすでにふんどし一丁。

「うーん、ま、これもいーらね」

 ポイッと捨てればギンギンにいきり立ったチンポが生贄を求めるw
 今日はいっぱい楽しんでやるぜw
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新作「プニプニホッペの魔王様」を連載し始めました。ご一読いただけると幸いです。……ただ、あれは女性目線の小説に挑戦してみたというものなので、こっちの雰囲気は一切関係ないですけどw
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