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狂乱
巨星堕つ・・・・・・(エロ度☆☆☆☆☆)
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(ここから秀頼視点に戻ります)
「信繁、今の兵数は?」
「はっ! 二千ほどになります」
「よし。行くぞ!」
たったの半日で、しかも多くの若者が朝鮮に出兵している状況で、二千の兵が集まるのは流石は豊臣家としか言いようがない。練度は望むべくもないが、相手とて戦を知らぬ前田軍、蹴散らしてみせる!
「しかし殿――」
「これ以上は言うな。もう待てない!」
より自らの安全を考えるなら、やはり俺はついて行くべきではない。しかし、これ以上は待てない。これ以上待てば、逆に俺の気が狂ってしまう。信繁も俺の顔色を見てそれに気づいたのだろう、もはや止めようとはしなかった。
「全軍出陣!」
ただの一言で二千の兵が一個の命のように動く。急造の軍にしては上出来だ。
「信繁、城まではどれくらいかかる!?」
「半刻程(約1時間)でございます。先ずはお味方が確保している勝手門より突入し、最上殿が守ってくださっている裏内に向かいましょう」
「・・・・・・急ぐぞ」
俺がほとんど無条件で信頼している人間なんてほとんどいない。そして、義光はその数少ない一人なのだ。その義光でさえすでに老齢の域に達している。
義光の顔を思い出せば、同時に思い出すのは父上や如水。年長の者が先に死ぬのは世の倣い、だが、それにしても・・・・・・。
「義光を死なせてはならん」
「ははっ!」
歴史好きの前世の記憶は、家康との大戦以降ほとんど役に立っていない。せいぜい徳川幕府で成功した政治の例を思い出す程度だ。有名な武将がどの位で死ぬかは覚えているが、正史では関ケ原で西軍について死んだ武将の多くが今も生きており、未だに豊臣政権の内部で活躍している。逆に徳川政権で活躍した者達は、何処かの大名の下で下っ端として働いている。故に余りにも違い過ぎて記憶がほとんど役に立たない状態に陥っているのだ。
今回の様な茂勝の謀反も正史にはない。発狂して部下を殺し、江戸幕府により前田家が改易になったとまでは記憶しているが・・・・・・。
「信繁、茂勝は生かして捕らえよ」
「!? 何故にございます?」
「後ろにいる者を洗いざらい確かめる。それに、苦しめてから殺さねば気が済まん」
「・・・・・・殿。しかし、危うくなれば自刃するかと」
「いいや、あいつは切支丹だ。自殺は出来ない。地獄に行くからな」
「・・・・・・ははっ!」
信繁が俺の目を見て少し哀しそうな顔をする。恐らくあまり惨いことをするなとでも思っているのだろう。だが、見せつけてやらねばならない。天下人に逆らうこととはどういうことか、俺の大切な者に手を出した奴等がどういう末路を辿るのかを。
「・・・・・・茂勝、御所の前で拷問してやろう。公家共が二度と余計な考えを持たぬように何日もかけて痛め抜いてから殺してやる」
「殿・・・・・・」
何カ月ぶりかに辿り着いた大阪城の大手門は前田軍に占拠されており、回りこんだ勝手門では少数の兵同士が睨みあいを続けていた。
「前田軍の兵を皆殺しにせよ!」
「「「「「おお!」」」」」
両軍合わせても百に満たず決め手を欠いて睨みあいの態を見せていた裏門の戦いに一気に二千の兵が押し入ったのである。兵の練度など関係なく、前田軍の七十人程度の兵は虫けらの様に蹂躙される。
「息のある者は捕らえよ。拷問して嬲り殺す」
「殿!?」
信繁の訴えなどは今は無視し、そのまま歩みを進める。とにかく裏内に着きさえすれば、もはや心配する要素など無い。実際に城内に入ってみれば、敵兵の少なさに逆に驚いてしまうほどだったからだ。
しかし、そこかしこに甲冑も着けずに争い、敗れ死んだ俺の臣下達の遺体。同時に転がるしっかりと武装した前田軍の雑兵共の死骸。信頼していた五奉行の一員の謀反、碌な準備も無く忠義に死んでいった者達を思う。彼等の忠には必ず報いなければいけない。
「信繁、千を率いて大手門の制圧を行え。半日もすれば舞鶴からの後続部隊が辿り着くだろう?」
「ははっ! しかし殿、くれぐれもお気を付けください。敵が何処から狙っているか分かりませぬ」
「ああ。分かっている」
しかし、ここに残っている兵は急遽集めた兵二千だけではない。常に俺の周囲の護衛を行う、戦国武将と戦っても引けを取らない屈強の兵士五十人も、今代最強クラスの忍びである桜もいるのだ。安全とは言わないまでも俺自身が戦闘できることを考えれば、簡単に負けるとは思わない。
裏内に向け一直線に歩みを進める。誰かが、いや、義光が同じ道を通ったのだろう。剛剣の下に一太刀で殺された様な死骸がそこかしこに転がっている。
「・・・・・・凄まじい」
普段無口な護衛達もその豪快な斬り口と一方的な戦果に思わずポツリと漏らしてしまう。義光が連れて行った手練れはわずか十騎程だったはずなのに・・・・・・。
「感心している場合か、とっとと行くぞ!」
「ははっ!」
奥に進めば進むほどに濃密になる血の匂い。きっと裏内を守ろうとしてくれたのであろう武装もせずに抵抗したような部下達の遺体。
「茂勝! 殺す、殺す、殺す!」
「殿! 敵勢です!」
「蹂躙しろ!」
会敵即断。
ある意味で既にこの戦は落ち武者狩りの態を成してきている。留守居の本来槍働きの苦手だった将や文官、多少の警護の兵により前田軍の兵は既に当初の四割程度、五百人ほどになってしまっているのだ。さらに、下がりきった士気と碌な戦闘経験のない将達。そこに四倍の兵力の援軍と、さらに十倍以上の兵力の援軍が向かってきているという知らせ。恐慌状態に陥るのも当然である。
「一人も逃がすな。出来れば捕らえよ。出来なければ殺せ!」
辺り中で前田軍の兵士が逃げられぬように足を斬られる。俺は圧倒的な士気と兵力に任せ、ほとんど足を止めぬままに裏内へと急ぐ。
ようやく辿り着いたその渡り廊下では、百程度の前田兵が多くの味方の死骸を挟み、裏内に押し入れずに待機していた。見るからに足の震えているその雑兵に兵を放ち、俺自身は裏内の渡り廊下を渡る。
見れば額に苦無が刺さって死んでいる者。背後から袈裟斬りに刈り取られた者。爆風で死んだように体のあちこちを吹き飛ばされている者。そして、裏内の入り口で正面から一太刀で斬り殺されている者。
「・・・・・・義光」
「っ!? 殿、ですか?」
体中から槍や刀を生やし、足元に敵や自らの血で大きな赤い池を作りつつ、ヒュー、ヒューと細い息をしながら、それでもなお仁王立ちのまま立ちはだかる大男。生きているのも不思議なその男は確かに小さく返事をした。見れば義光と共に俺のもとを離れた最上の老将達も同様に、いや、ほとんどの者がすでに死んでいる様に見えた。
「義光、良く、守ってくれた」
「なんのなんの。・・・・・・殿」
「なんだ?」
「娘と孫を頼みまする」
「ああ。義光、白寿な元服の時には秀光と名付けるよ」
「!? ああ、それは良いですなぁ」
うっすらと笑みを浮かべ、義光が前に倒れ込む。俺はそれを抱き留めて、ゆっくりと今までの感謝の念を込めた。
奥羽の暁将・最上義光はこうして満足そうに死んでいった。
「信繁、今の兵数は?」
「はっ! 二千ほどになります」
「よし。行くぞ!」
たったの半日で、しかも多くの若者が朝鮮に出兵している状況で、二千の兵が集まるのは流石は豊臣家としか言いようがない。練度は望むべくもないが、相手とて戦を知らぬ前田軍、蹴散らしてみせる!
「しかし殿――」
「これ以上は言うな。もう待てない!」
より自らの安全を考えるなら、やはり俺はついて行くべきではない。しかし、これ以上は待てない。これ以上待てば、逆に俺の気が狂ってしまう。信繁も俺の顔色を見てそれに気づいたのだろう、もはや止めようとはしなかった。
「全軍出陣!」
ただの一言で二千の兵が一個の命のように動く。急造の軍にしては上出来だ。
「信繁、城まではどれくらいかかる!?」
「半刻程(約1時間)でございます。先ずはお味方が確保している勝手門より突入し、最上殿が守ってくださっている裏内に向かいましょう」
「・・・・・・急ぐぞ」
俺がほとんど無条件で信頼している人間なんてほとんどいない。そして、義光はその数少ない一人なのだ。その義光でさえすでに老齢の域に達している。
義光の顔を思い出せば、同時に思い出すのは父上や如水。年長の者が先に死ぬのは世の倣い、だが、それにしても・・・・・・。
「義光を死なせてはならん」
「ははっ!」
歴史好きの前世の記憶は、家康との大戦以降ほとんど役に立っていない。せいぜい徳川幕府で成功した政治の例を思い出す程度だ。有名な武将がどの位で死ぬかは覚えているが、正史では関ケ原で西軍について死んだ武将の多くが今も生きており、未だに豊臣政権の内部で活躍している。逆に徳川政権で活躍した者達は、何処かの大名の下で下っ端として働いている。故に余りにも違い過ぎて記憶がほとんど役に立たない状態に陥っているのだ。
今回の様な茂勝の謀反も正史にはない。発狂して部下を殺し、江戸幕府により前田家が改易になったとまでは記憶しているが・・・・・・。
「信繁、茂勝は生かして捕らえよ」
「!? 何故にございます?」
「後ろにいる者を洗いざらい確かめる。それに、苦しめてから殺さねば気が済まん」
「・・・・・・殿。しかし、危うくなれば自刃するかと」
「いいや、あいつは切支丹だ。自殺は出来ない。地獄に行くからな」
「・・・・・・ははっ!」
信繁が俺の目を見て少し哀しそうな顔をする。恐らくあまり惨いことをするなとでも思っているのだろう。だが、見せつけてやらねばならない。天下人に逆らうこととはどういうことか、俺の大切な者に手を出した奴等がどういう末路を辿るのかを。
「・・・・・・茂勝、御所の前で拷問してやろう。公家共が二度と余計な考えを持たぬように何日もかけて痛め抜いてから殺してやる」
「殿・・・・・・」
何カ月ぶりかに辿り着いた大阪城の大手門は前田軍に占拠されており、回りこんだ勝手門では少数の兵同士が睨みあいを続けていた。
「前田軍の兵を皆殺しにせよ!」
「「「「「おお!」」」」」
両軍合わせても百に満たず決め手を欠いて睨みあいの態を見せていた裏門の戦いに一気に二千の兵が押し入ったのである。兵の練度など関係なく、前田軍の七十人程度の兵は虫けらの様に蹂躙される。
「息のある者は捕らえよ。拷問して嬲り殺す」
「殿!?」
信繁の訴えなどは今は無視し、そのまま歩みを進める。とにかく裏内に着きさえすれば、もはや心配する要素など無い。実際に城内に入ってみれば、敵兵の少なさに逆に驚いてしまうほどだったからだ。
しかし、そこかしこに甲冑も着けずに争い、敗れ死んだ俺の臣下達の遺体。同時に転がるしっかりと武装した前田軍の雑兵共の死骸。信頼していた五奉行の一員の謀反、碌な準備も無く忠義に死んでいった者達を思う。彼等の忠には必ず報いなければいけない。
「信繁、千を率いて大手門の制圧を行え。半日もすれば舞鶴からの後続部隊が辿り着くだろう?」
「ははっ! しかし殿、くれぐれもお気を付けください。敵が何処から狙っているか分かりませぬ」
「ああ。分かっている」
しかし、ここに残っている兵は急遽集めた兵二千だけではない。常に俺の周囲の護衛を行う、戦国武将と戦っても引けを取らない屈強の兵士五十人も、今代最強クラスの忍びである桜もいるのだ。安全とは言わないまでも俺自身が戦闘できることを考えれば、簡単に負けるとは思わない。
裏内に向け一直線に歩みを進める。誰かが、いや、義光が同じ道を通ったのだろう。剛剣の下に一太刀で殺された様な死骸がそこかしこに転がっている。
「・・・・・・凄まじい」
普段無口な護衛達もその豪快な斬り口と一方的な戦果に思わずポツリと漏らしてしまう。義光が連れて行った手練れはわずか十騎程だったはずなのに・・・・・・。
「感心している場合か、とっとと行くぞ!」
「ははっ!」
奥に進めば進むほどに濃密になる血の匂い。きっと裏内を守ろうとしてくれたのであろう武装もせずに抵抗したような部下達の遺体。
「茂勝! 殺す、殺す、殺す!」
「殿! 敵勢です!」
「蹂躙しろ!」
会敵即断。
ある意味で既にこの戦は落ち武者狩りの態を成してきている。留守居の本来槍働きの苦手だった将や文官、多少の警護の兵により前田軍の兵は既に当初の四割程度、五百人ほどになってしまっているのだ。さらに、下がりきった士気と碌な戦闘経験のない将達。そこに四倍の兵力の援軍と、さらに十倍以上の兵力の援軍が向かってきているという知らせ。恐慌状態に陥るのも当然である。
「一人も逃がすな。出来れば捕らえよ。出来なければ殺せ!」
辺り中で前田軍の兵士が逃げられぬように足を斬られる。俺は圧倒的な士気と兵力に任せ、ほとんど足を止めぬままに裏内へと急ぐ。
ようやく辿り着いたその渡り廊下では、百程度の前田兵が多くの味方の死骸を挟み、裏内に押し入れずに待機していた。見るからに足の震えているその雑兵に兵を放ち、俺自身は裏内の渡り廊下を渡る。
見れば額に苦無が刺さって死んでいる者。背後から袈裟斬りに刈り取られた者。爆風で死んだように体のあちこちを吹き飛ばされている者。そして、裏内の入り口で正面から一太刀で斬り殺されている者。
「・・・・・・義光」
「っ!? 殿、ですか?」
体中から槍や刀を生やし、足元に敵や自らの血で大きな赤い池を作りつつ、ヒュー、ヒューと細い息をしながら、それでもなお仁王立ちのまま立ちはだかる大男。生きているのも不思議なその男は確かに小さく返事をした。見れば義光と共に俺のもとを離れた最上の老将達も同様に、いや、ほとんどの者がすでに死んでいる様に見えた。
「義光、良く、守ってくれた」
「なんのなんの。・・・・・・殿」
「なんだ?」
「娘と孫を頼みまする」
「ああ。義光、白寿な元服の時には秀光と名付けるよ」
「!? ああ、それは良いですなぁ」
うっすらと笑みを浮かべ、義光が前に倒れ込む。俺はそれを抱き留めて、ゆっくりと今までの感謝の念を込めた。
奥羽の暁将・最上義光はこうして満足そうに死んでいった。
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新作「プニプニホッペの魔王様」を連載し始めました。ご一読いただけると幸いです。……ただ、あれは女性目線の小説に挑戦してみたというものなので、こっちの雰囲気は一切関係ないですけどw
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