関白の息子!

アイム

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大阪大宴会

日本のこれから1/2(エロ度★★☆☆☆)

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「先ずは五奉行、申し付けてあった朝鮮人役人養育施設の草案は出来たか?」

「はっ! 後は実際に朝鮮人を捕まえて来るだけにございます」

 五奉行を代表して浅野長政が答える。
 存在感が薄いので忘れがちだが、五奉行筆頭はこの浅野長政だ。
 次席だって前田玄以。
 三成は、三番手と言うわけだ。
 とは言え、主に行政を担当しているので比較的話す機会が多いのは三成だが。

「うん、次に五大老。家康と利家の抜けた穴は問題ないか?」

「はっ! 五大老一丸となり、殿をお支えします」

 家康と利家がいなくなったことで、秀次叔父上が筆頭となった。
 石高的には(毛利)輝元や(前田)利長、(上杉)景勝の方が大きいが、豊臣一門という強みがある。
 さて、減った穴を補填すると言う考えもあるにはある。
 それに、規模的には伊達・佐竹・島津あたりが今の宇喜多より大きい。
 まぁ、秀家も一門武将だから、伊達・佐竹・島津とは一緒に出来ない。

 結局補填はせずに五大老はこのままということになっている。

「で、七将軍、各地の一揆や内乱の平定を急いでくれ。そして、朝鮮出兵の準備を諸大名に命じ少しずつ進めるように」

「ははっ!」

 ちなみに七将軍と言ったが、そこに名を連ねていない浅野幸長も来ている。
 父の家督を継いだ時、五奉行になるのだからと入れなかったが、本来七将に名を連ねるべき人物。
 五奉行に将来なるにしても、この会議に顔を出す意義はある。

「五年はあっという間にやって来る。良いか、着々と準備を進めよ。いま世界はスペインと言う一つの国に支配されつつある。我らもただ平穏を貪っていてはあっという間に属国とされるぞ!」

 世界史を知っている俺にとっては、これ以降スペイン帝国が衰える事は分かっている。
 しかし、現状で「陽の沈まぬ帝国」と呼ばれるまでに成長していることもまた事実。
 すでに東アジアは明と日本くらいが独立国として残っている程度。
 この時代、世界の脅威が日本にも伸びてきているのだ。

 きっと朝鮮の役は父上がそれに対抗するための措置の一つだったのだ。
 勘違いしてもらっては困るが、これは日本人だけが納得出来る理由で、朝鮮の人たちにとっては甚だいい迷惑なのは変わりない。
 まぁ、時代が時代ということで許してもらおう。

「朝鮮の敵の難点や城を攻撃するための方策など、よく話し合い、まとめておくこと。如水、それらの監督を頼む」

「また老骨に鞭を打たれますな」

「一昨日、諸将を潰して回ったそうじゃないか。まだまだ若い」

「むぉ、これはこれは」

 如水は直ぐ引退しようとするから、引き延ばしも大変だ。






 会議が終わり、天守の欄干に腰かけながら、城下を、天下を見渡す。
 元旦の儲けを取り戻すように、2日から堺の街は賑わっている。

 恐らく、日の本全体が同じように新年を清々しく過ごしているのだろう。
 義母上(おね)には天下人として、しっかりこの目に見えない者まで見、また見られていることを考えろと言われた。
 今なら、少しだけ分かる気がする。

 コトッ、と音がしたので見れば、蛍がお茶を淹れて来てくれたようだ。
 蛍が淹れてくれたアツアツのお茶は猫舌の俺には熱すぎる。
 もう少し待ってからでないと飲めやしない。

 まぁ、それも良い。
 今は大して忙しくもない。

「蛍、どうだ? この景色、綺麗だろう? 人々が精一杯働いてくれているからだ。此処から見たら小さな小さな人々だけど、見える範囲だけじゃない、もっとずっと先まで人の営みは続いてる」

「はぁ、そうですね」

 蛍が何時もの無表情で答える。

 ・・・・・・この無感動女。
 大分言い方は違えど、3歳くらいの時の俺が感動した言葉だぞ!?

「おい、チビ巨乳」

 ロリは通じないが、チビは日本語なので通じる。
 チビ巨乳はしっかりと日本語だw

「それは私の事を指しているのでしょうか?」

「そうだよ! 何で何時もそんなに無表情、無感動、不感症なんだよ!」

「別に不感症ではありませんよ」

「・・・・・・何?」

「でも、何かは感じてもそれが何かわからないだけです。それに痛みの方が強いですし」

 ん? どういうことだ?
 感じれば自然と声が出るものじゃないのか?

「気持ちは良いのか?」

「気持ち良い? それはどういうことですか?」

 む、これは一体。

「じゃぁさ、逐一どんな感じか自分で実況してみてよ」

「はぁ、まぁ、いいですけど」

 こけしのように突っ立ったままの蛍の胸を揉む。

「服の上から胸を乱暴に揉まれています」

「・・・・・・感想も言えよ」

「痛いです」

 !? そうか! 巨乳だからついつい揉みしだいてしまったが、彼女はまだ14・5歳。
 いろいろと慣れていないんだ。

「何処が痛い?」

「乳首が潰されて痛いです」

 ふむ、おっぱいの感度は体調によってまちまち。
 激しくされても大丈夫なこともあれば、ソフトタッチでも痛い日もある。
 これは、盲点だった。
 特に経験の少ない蛍が、痛い日にばかり弄られたのだとしたら、感じるどころの話じゃないかもしれない。

「だとしたら、今日は胸を弄るのはやめておこう。じゃ、服を脱いで股を開け」

 そう命令すれば、慣れたものとでもいうようにするすると着物を脱ぐ。
 相変わらずの無表情のままで、パカッと股を開いて見せてくれる。
 2・3度しか犯していないので、綺麗なピンクのおマンコ。

「恥ずかしいか?」

「いえ、主である秀頼様に見られても何とも思いません。ただのものですから」

「・・・・・・まぁ、いい。それで何時もチンポを挿れられてる時はどんな感じなんだ?」

 思い出すように一度宙を見て、回想が終えると俺に向き直る。

「棒で刺された感じです。刺されている間はとても痛いです。抜いた後も残っている様に感じられジンジンと痛みます。ただ、膣内で射精されると、痛みが少し和らぎます」

 ・・・・・・下手くそと罵られているように感じてしまう。
 でも、膣内射精で痛みが和らぐということは、そこに少しヒントがあるのかもしれない。

「じゃぁ、先ずは俺の指に集中してみろ」

「はい。・・・・・・秀頼様の指が、大陰唇を拡げています。小陰唇を指の腹で撫で始めました。くすぐったいです。ん、強くこすられると、少し痛いです」

 これでも無表情、か。
 まぁ、破瓜の前後を他人の前でやっても無表情だった女だからそれも想定内。
 濡れていないのだから、痛がるのもある意味当然。
 でも、それはちゃんと感度があるということ。

「秀頼様がご自分の指をお口に入れられました。あ、さっきと同じくらい強くしてもくすぐったくなりました」

 ・・・・・・なんか、ちょっとだけ楽しくなってきた。

「ん、秀頼様の指が2本になりました。秀頼様の唾液で濡れた指が小陰唇を擦りながら膣の入り口付近を掻く様に刺激してきます。むず痒いです」

 これで恥ずかしがってくれればもっと楽しいかもしれない。
 実況S○Xと前戯、わりと面白いかもしれない!

「秀頼様の指が、小陰唇全体を擦る様に上下します。よりくすぐったくなりました。あ、何か、その、ビビビときました」

 クリトリスを触ったからだ。
 今まで突っ込むことしか考えず、薬を使って来て何もしてこなかったことを思い出す。
 なんて独りよがりな事をしていたのだろう。
 それじゃレイプしているようなものだ!

 ・・・・・・それも嫌いではないんだけど。

「陰核の周りをなぞる様に撫でまわされています。少し、とろんとします?」

「とろん?」

「ふわふわ? ですか?」

 聞き返してみれば、少し不思議そうな顔をしている。
 そう、無表情だった顔に、わずかなりとも表情が産まれている。

「蛍、口づけしよう」

「はい」

 スッと顔を近づけさせ、軽くバードキスを数度する。
 そして少し長めに口づけ、舌で緩くなった唇を押し開き、中に侵入する。
 さらに蛍の舌にねっとりと舌を絡ませる。
 舌先でつつき、うねうねと蛇の交尾のように絡ませ、唾液の糸を引かせながら引き抜く。

「今のは?」

「秀頼様の舌が、私の舌に絡まって、その、苦しかったです」

「それだけ?」

「凄くふわふわしました」

「よし、そのふわふわしたのをこれからは気持ちいいって言え」

「気持ちいい? これが気持ちいいんですか?」

「そうなるのは嫌か?」

「いえ、気持ちいいの好きです」

 !? 笑った!?
 蛍でも笑うことがあるのか・・・・・・

「蛍、少しでも気持ちいいと思ったらそう言えよ?」

「今、少し気持ちいいです」

 いや、今はただのキスの余韻でしょ。
 まぁ、それはそれでいいや。

 蛍の股の中に頭を埋め――

 ガシッと太腿で挟まれてしまう。

「・・・・・・蛍?」

「そ、その、ごめんなさい」

「良いから、力を抜いて?」

「いえ、その、む、無理です」

 表情を覗き込んでみれば、自分自身の行動に戸惑っているようだ。
 不安、今まで痛みを受けるだけだったS○Xが、何時の間にやら別種のものになっている。

 それは蛍が今までに経験したことのない刺激であり、感情の芽生えでもあった。



(長くなってきたので、次の話に持ち越し!)
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新作「プニプニホッペの魔王様」を連載し始めました。ご一読いただけると幸いです。……ただ、あれは女性目線の小説に挑戦してみたというものなので、こっちの雰囲気は一切関係ないですけどw
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