関白の息子!

アイム

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咲く花あれば散る花もあり

散る花(エロ度☆☆☆☆☆)

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 醍醐寺には満開の華が咲き誇っている。
 少し風が吹けば、ふわりと華が綻ぶ

「父上、美しいです」

「うむ、あれは誰の女房かのう? 妾に・・・・・・」

「父上、俺の妾にしてください」

「いや、秀頼よ。それはダメじゃ。儂が死んでからにせい!」

「父上は年寄りらしく桜を見てください。華を見るのは若者にお任せください」

「何を言う! 老いてなお盛んと言う故事があっての。まだまだこれからじゃ。それに、秀頼も弟か妹が欲しかろう?」

「む、妹は良いかもしれません。甲斐姫の娘なら犯しがいがありそうです」

「むぅ、甲斐か? どうも儂には清らか過ぎてのう。犯すものでなく、愛でるものじゃった」

「だからこそ落とした時にどうなるか楽しみなんじゃないですか!」

「おうおぅ、なるほどのう」

「ところであの美女は?」

「ん? おう、竜子か? 秀頼は会ったこと無かったかのう? ムフ、良いぞ?」

「父上、一体何人・・・・・・」

「ムフ」

 父上は俺にゲスい笑顔だけを返す。

 これが醍醐の花見を始める前に、2人きりで話した内容である。

 これから集ってくれた諸大名の女房達に酒をふるまうが、先ずは、俺達の目的の華を楽しもうと醍醐寺の2階から眺めていたのだ。
 キャーキャーと騒がしい色とりどりの艶やかな着物に包まれた女達。

 政略結婚の多い大名の妻達だから、流石に誰も彼もが美女と言うわけでもない。
 しかし、美しくするための努力と金は豊富なので、醜い者もいない。

「ホレ、あれが利家のところのまつじゃ」

「あぁ! あれが。・・・・・・豪姫は何処です?」

「なんじゃ。若い娘にしか興味はないか?」

「秀頼はまだ6歳ですから!」

「・・・・・・ん? 6歳ってそもそもそう言うことに興味をもつ歳じゃったか?」

「父上の子ですから!」

「うむ。そうじゃな。ほれ、あれに江がおるぞ? ん? もしかしてあの赤子は・・・・・・」

「お千ですか!? むぅ、愛らしい寝顔だけど、赤ん坊ですね。でも江伯母上の娘ならきっと美しくなりますよね?」

「もちろんじゃ! どうやって秀頼が弄ぶのか今から楽しみじゃのう」

「父上には手出しさせませんからね?」

「フフ、さて。秀頼、そろそろ向かうかの?」

「はい、父上。参りましょう」

 父上の体力は日毎に落ちている。
 もう、その日は遠くはないのだろう。
 父上と手をつなげば、カサカサに痩せ細ってしまっていた。

「フフ、秀頼。儂はまだまだじゃ!」

「当たり前です。まだ教えていただくことはいっぱいあります!」

 だけど、その瞳は爛々と輝いている。
 野望に欲望に色欲に。
 枯れてなどいない、天下人が枯れてなどたまるものか!

 階段を下りた先に、1人大名の女房衆とは明らかに異なる雰囲気の娘がいる。
 見た目は11・2。肩ほど程度に伸ばした髪を後ろで一つにまとめ、浴衣の様に薄い無地で黒色の生地をピットリと身体のラインが見えるように・・・・・・っておっぱいもまだ出てないけど。
 でも顔も実に可愛らしい。

「父上?」

「くノ一養成所のことを覚えておるか? この者はその中でもずば抜けた才を誇る神童でな。こう見えて伊賀では誰しもが認める者じゃ」

 やはりくノ一。
 分かりやすい格好だから、そうじゃないかと思っていた。
 そう言えば父上と一緒に大阪でイジメたくノ一は果たしてなんと言う名前だったか?

 この者のなまえはなんだろう?

「お前、名は?」

「は! まだ、ありません。もしもお願い出来ますなら、秀頼様に賜りたく!」

 そっとくノ一の顎に指をあて顔を上げさせる。
 ぷにぷにスベスベの感触が心地良い。

「幾つだ?」

「は! 12になります」

 であれば、満10か11。
 サスサスと頬を撫でる。
 この体の影響だろうか、最近は以前よりも食指の動く年齢が低くなってきた。
 今なら12歳から30歳くらいまで行けそうだ。
 同い年くらいでは流石に女として見れないけれど、上は母上くらいは全然オーケーだ。

 親指を口に差し込む。
 少女の温もりと唾液の水音。
 そのまま唾液の糸を引きながら、手を引き下げていく。
 細い首に沿い、鎖骨のくぼみを指でなぞる。
 そのまま少し、スリスリと撫でた後にエイヤッと胸に差し込む。
 ムニィッと慎ましやかなおっぱいの感触とその先端に小さな小さなサクランボ。

「うん、桜!」

「・・・・・・秀頼? 醍醐の桜から名付けたんじゃよな?」

「桜、これからいろいろとよろしくね?」

「は、ははぁ!」

 名残惜しいが、大名の女房衆を待たせてはいけない。
 最後にクリクリッと弄って手を引き抜く。

「桜、もう少ししたら俺のもので女にしてやるからな。それまで誰にもやるんじゃないぞ?」

「は、はぁ」

 それだけは伝えなければと思い、別れ際に伝えた。





「皆、今日はよく集まってくれた。どれ、儂から一献。順に参られい」

 父上が大声で集まった女房衆に声をかける。
 上は60近く。下は10歳といったところだ。

 まぁ、江のように赤子を連れてきている者もいるが、あの子は少し特別だ。

 そして、その中から60近くの女性。
 北政所様が近づいてくる。

「おね。今日まで本当にありがとう。儂が此処までこれたのもお前のお蔭じゃ」

「何を言うとります。お前様にはまだまだやりたいことがあるんでしょう?」

「フフ、流石はおねじゃ。これからも、頼む」

「はいはい。行けるとこまで行ってみましょうね」

 言葉など必要ないと言った雰囲気を醸し出してくれる。

 母上が何時も言っていた。
 私も本当ならあんな関係を築きたかったって。
 でも北政所様には絶対に敵わない。
 だって私も大好きなんだものって。

 ふわりと二人だけで笑い。

 次は母上の・・・・・・ん?

「秀頼の生母の私が先であると考えますが?」

「側室に上も下もない以上、目上を立てるのが当然かと思いますが?」

 美しい2人の三十路近くの女性達が人目を憚らずに2番手を争っている。

 ・・・・・・あれ、俺の母です。

 北政所様には大人しく従うのに、先ほど上から見えた美女・松の丸様(京極竜子)とは闘争心剥きだした。
 歳も近く、似た系統の美女で、従姉。
 だと言うのに犬猿の仲だという。
 だから、同じ城に住んでいるのに今日の今日まで顔を知らなかった。

 と、いうか、お客様の前で恥ずかしいからやめてくれ!

「歳の順で言えば私の方が先でございましょう?」

 穏やかな声でフワフワと舞う羽毛の様な声。
 先程、父上が教えてくれたまつだ。
 戦国の名女房の一人。
 おね・まつ・千代(山内一豊の妻)は内助の功の体現者と言って良いだろう。

「ま、まつ様? ・・・・・・これはお恥ずかしいところを」

「殿下、すみませぬ」

 俺の乳母格として主催側で参加しているまつではあるが、実際にはお客様だ。
 その前での失態は父上の恥である。

「ハッハッハ、よいよい。こたびは無礼講じゃ。順番など気にするでない。ほれ、茶々、竜子」

 恥じらいながらも大人しく杯を受ける。
 我が母ながらその仕草が可愛くて襲いたくなる。

 ・・・・・・ん? 俺ってマザコン?
 小さい頃から性欲の対象だったからさw
 香り立つ女の色気と言うやつは、俺の楓や雪、まして今日会った桜にはまだまだ期待できないのだ。
 俺の趣味ですまないが母上を縛って吊るしたい♪

 と、順番はどんどん巡っていく。
 その中には甲斐姫や江伯母上、豪姫などなど。

 誰もが父上のお酒をいただき、挨拶を済ませ戻って行く。
 満開の華もあれば、まだまだ蕾の華も・・・・・・。

「秀頼様、少しよろしいですか?」

「あ、これは伯母上。お久しゅうございます」

「お久しぶりでございます。大きくなられましたね?」

「そうですか? まだまだです」

 何となく自分の股間を見てしまう。
 うん、もっとデカくなれ~。

「せっかくの機会ですので、秀頼様と婚約させていただいた千もご挨拶させていただきたく思いまして、お時間はございますか?」

「え? ああ、まぁ。えっと千殿はお幾つでしたか?」

「2つになります」

 ・・・・・・生後1年もない。
 そんなもん会ってもしょうがないだろ!

「あ、ああ。せっかくいらしているのでしたら」

「それは良かった」

 振り返り、侍女から赤子を受け取って、見せてくれる。

「お千。これがお前の未来の旦那様じゃ」

「だぁ」

 天使の笑顔にキュンッとなった。
 小指を差し出せばちっちゃな手でキュッと握られてしまう。

「あう」

 キャッキャと笑う千姫に心を奪われてしまった。

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新作「プニプニホッペの魔王様」を連載し始めました。ご一読いただけると幸いです。……ただ、あれは女性目線の小説に挑戦してみたというものなので、こっちの雰囲気は一切関係ないですけどw
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