35 / 55
35.目覚めてみれば、まさかのルートに突入していた件。
しおりを挟む
フッと意識が急浮上する。
それまでのたゆたうような、フワフワとした感覚から一転して、すべての知覚のもとがからだのなかにきちんと収まっているような感覚に、これは現実なのだと知る。
───いったいどこなんだ、ここは?
ぼんやりと目に映る景色が急に焦点を結び、はっきりとした画像となる。
まず視界に飛び込んできたのは、アンティーク調の品のいい調度品でまとめられた室内に、立派なシャンデリアがつり下がる天井だった。
続いて感じるのは、クイーンサイズのやわらかく包み込まれるようなベッドの使用感だ。
何時間でも寝ていられるような快適さは、その室内の雰囲気とあいまって、ここも鷹矢凪家に負けないくらいの名家か、さもなくばホテルのスイートルームかといったところなのを感じさせる。
「………どういうことだ……?」
その知覚のおかげで自分は今、眠りから目が覚めたのだということはわかったものの、それに至るまでの経緯がつながらなかった。
だって最後に残る記憶は、酒匂先生行きつけの料亭で、白幡から絞め落としの技を食らったところまでしかない。
しかもそのあと、白くてフワフワとしたふしぎな空間で目覚めかけて、このまま殺されてバッドエンドになるなんて冗談じゃないって、そう思ったところで今度こそしっかりと目が覚めたわけだ。
ならここは、死後の世界なんかじゃない。
ちゃんとした現実だ。
あれから、どれくらいの時間が経ったんだろう?
本来の絞め落としの技だけなら、ほんの一瞬程度しか意識を刈り取ることなんてできないはずなのに、体感的にはまるで一晩ゆっくりと眠ったあとみたいにスッキリしていた。
───あぁそうだ、からだは問題ない。
なんなら心地よい眠りから覚めたあとのように、倦怠感もなく、それどころか空腹すら感じられるくらいに元気になっている。
いったいどういうことなんだろうか、これは……?
あらためて目を閉じて、己の体調の変化を感じとろうとしてみたところで、具合の悪いところはどこにもなくて。
本当に、久しぶりにゆっくりと休めたみたいになっていた。
「とりあえず起きなければ……」
なんにしても、会社への出勤もしなくてはならない。
そう思って身を起こそうとしたとき、ふいに大いなる違和感に襲われる。
「は??」
思わず間のぬけた声が出た。
いや、だって、これは……。
ジャラッ
無情な音を立てるのは、鈍色の鎖だ。
それは己の右手首に付けられた手枷と、そこからのびる鎖の立てる音だった。
えぇっと……ちょっと待て、これはなんだ??
恐るおそる触れたそれは、ひんやりとして重く、プラスチック製のおもちゃなんかではなく本物であると信じるには十分で。
視線でたどった先には、この立派なベッドの脚に同じような枷で取りつけられている。
もちろんこのベッドを持ち上げられれば枷をはずすことはできるかもしれないが、人ひとりの力でどうにかできるような重量ではなさそうだった。
───つまりこれは、『何らかの意図をもって、俺をここに閉じ込めようとしているものがいる』ということなんだろう。
でも……なんだろう、この心がざわつく感覚は。
こんな目に遭うのなんてはじめてのはずなのに、なぜか知っているような気がする。
ドクドクと音を立てて、心臓が早鐘を打ち鳴らしてくる。
それを知りたいと思う気持ちとおなじくらい、知りたくないと恐怖を叫び出してしまいそうだった。
それをこらえようと、かろうじて自由になる手で必死に口をふさぐ。
だって、こんなふうに───手枷の金属で怪我をしないようにと気づかうように、手首にタオルを巻いてあるなんて。
まるでこれじゃ、本編の白幡ルートのバッドエンド、冬也による監禁ルートみたいじゃないか!
なんで、俺がこんな目に?!
いったいだれが、どうして───!!?
そのときだ。
ガチャリと音がして、部屋の扉が開く。
「お目覚めですか、兄様!」
そこから顔を出したのは、まさかの人物だった。
「な、夏希……っ!?」
「はい、兄様!思ったよりもお元気そうで、よかったです!」
タッと駆け出してきた夏希は、そのままベッドのなかで身を起こした状態の俺のもとへと飛びつくように抱きついてくる。
「っ、どういうことだ……?」
どうして、ここに夏希がいるんだろうか?
だって夏希は白幡とともに、俺を捨てて出ていったはずじゃないか!
わざわざ保護をしたくせに、面倒を見ることもせず、己の秘書に丸投げするような俺に嫌気がさして……。
そう思った瞬間、きゅっと胸が痛みを訴えてくる。
あの日、連れ立って我が家の門を出ていくふたりの後ろ姿を見送ったときの悲しみが、どっと押し寄せてきて、なんなら吐き気までもが込み上げてきそうだった。
「『どういうこと』って?」
なのに夏希は、何を言われているかわからないとばかりに首をかしげる。
その姿からは、本当にわかっていないようにしか見えなくて、わけがわからなくなってくる。
「いや……まず、ここはどこなんだ?それに、どうしてこんなものをつけられなきゃいけないんだ?!」
右腕を動かすだけで、ジャラリと重たい鎖が音を立てる。
「『どうして』って、だってそれがなかったら、兄様はここから出ていってしまうでしょ?」
それはまるで、悪意なんてどこにもないみたいに、無垢なる瞳のままにまっすぐこちらを見つめてくる。
その違和感がひどすぎて、めまいがしそうだった。
「あたりまえだ、俺には守るべき会社もあれば、そこで働く大事な社員たちだっているんだ!連絡もなしに休めるわけがない!」
そんなのは社会人としての常識だし、なによりそんなことをしたら、きっと今度こそ山下は半狂乱になって俺を探しまわることだろう。
───山下のことを憎からず思うからこそ、そんなふうに心配なんてかけたくなかった。
だから帰らなくてはいけないのだ、と告げようとする俺に、しかし夏希はゆるやかに首をふる。
「ダメです、だって兄様は美しいから。外には兄様を狙う危険な狼だって、ごまんといるんですよ?今の弱った兄様なんて、弱みにつけこまれて、すぐに餌食にされてしまいます!だから今度は僕があなたを守るんだ!」
「冗談、だろう……?」
まっすぐにこちらの目を見て話す夏希の姿は、見なれた弟のようでいて、どこかちがう。
夏希が言わんとしているのは、己を主役に据えたスピンオフ作品に突入してしまったであろう俺が、今置かれている状況の危険さについてだろう。
会社のメインバンクと大口顧客たちの破産手続き開始の影響で、グループ会社の資金繰りが悪化してしまっていることで迎える凋落エンドの気配を察知し、心配しているといったところだ。
それに加えて、夏希が主役の本編ゲームのシナリオのほうで、彼が保護されたときのことを思い出して、今度はその恩返しをするのだという、そんな主張なのだろう。
さっと表面をなぞっただけならば、筋がとおっているようにも聞こえるかもしれない。
だけどこれは、大前提からしておかしい気がする。
なにせこの世界の夏希は、白幡ルートのハッピーエンドを迎えているはずなんだ。
ならば夏希にせよ白幡にせよ、冬也には愛想を尽かして出ていったのだから、今さら恩返しもなにもないと思う。
「───僕を育ててくれた母が死に、天涯孤独の身になったとき、僕は絶望の淵に立たされていました。大学もろくに出ていなくて、仕事と言っても安い時給で働くバイト漬けの毎日……」
夏希は俺に抱きついたまま、己の半生を語る。
それはもちろん、知っていた。
元々スタッフとして制作に携わったゲームのストーリーだ、それくらいは当然わかる。
それにこの世界で生きてきた冬也にしたって、己の双子の弟が生きていると知って、あわててその行方を調べさせたんだ。
もちろん、わかっているだろう。
大学を中退した夏希は、ありとあらゆるバイトをかけ持ちしているなかで、様々な攻略対象に出会っていく。
それが本編ゲームのあらすじだった。
「そんななかで、職場の先輩にだまされて多額の借金を押しつけられた僕が、オークションにかけられそうになったとき、助けてくれたのが兄様だったよね?」
「あぁ、それがどうした?」
いわゆるBL的お約束展開の、『闇オークション』というやつだ。
なんとなく不穏さをはらむ単語が出てきたことで、背すじに冷たいものが走る。
いや、そんな、まさか。
否定をしたくとも、己の背後にぴったりと張りつくような、バッドエンドに向けた進行の気配を感じる。
あらためて夏希が主役の本編とはちがう、ハードモードすぎるこのスピンオフ作品の主役に据えられてしまったらしい、我が身の不幸を呪うしかなかった。
それまでのたゆたうような、フワフワとした感覚から一転して、すべての知覚のもとがからだのなかにきちんと収まっているような感覚に、これは現実なのだと知る。
───いったいどこなんだ、ここは?
ぼんやりと目に映る景色が急に焦点を結び、はっきりとした画像となる。
まず視界に飛び込んできたのは、アンティーク調の品のいい調度品でまとめられた室内に、立派なシャンデリアがつり下がる天井だった。
続いて感じるのは、クイーンサイズのやわらかく包み込まれるようなベッドの使用感だ。
何時間でも寝ていられるような快適さは、その室内の雰囲気とあいまって、ここも鷹矢凪家に負けないくらいの名家か、さもなくばホテルのスイートルームかといったところなのを感じさせる。
「………どういうことだ……?」
その知覚のおかげで自分は今、眠りから目が覚めたのだということはわかったものの、それに至るまでの経緯がつながらなかった。
だって最後に残る記憶は、酒匂先生行きつけの料亭で、白幡から絞め落としの技を食らったところまでしかない。
しかもそのあと、白くてフワフワとしたふしぎな空間で目覚めかけて、このまま殺されてバッドエンドになるなんて冗談じゃないって、そう思ったところで今度こそしっかりと目が覚めたわけだ。
ならここは、死後の世界なんかじゃない。
ちゃんとした現実だ。
あれから、どれくらいの時間が経ったんだろう?
本来の絞め落としの技だけなら、ほんの一瞬程度しか意識を刈り取ることなんてできないはずなのに、体感的にはまるで一晩ゆっくりと眠ったあとみたいにスッキリしていた。
───あぁそうだ、からだは問題ない。
なんなら心地よい眠りから覚めたあとのように、倦怠感もなく、それどころか空腹すら感じられるくらいに元気になっている。
いったいどういうことなんだろうか、これは……?
あらためて目を閉じて、己の体調の変化を感じとろうとしてみたところで、具合の悪いところはどこにもなくて。
本当に、久しぶりにゆっくりと休めたみたいになっていた。
「とりあえず起きなければ……」
なんにしても、会社への出勤もしなくてはならない。
そう思って身を起こそうとしたとき、ふいに大いなる違和感に襲われる。
「は??」
思わず間のぬけた声が出た。
いや、だって、これは……。
ジャラッ
無情な音を立てるのは、鈍色の鎖だ。
それは己の右手首に付けられた手枷と、そこからのびる鎖の立てる音だった。
えぇっと……ちょっと待て、これはなんだ??
恐るおそる触れたそれは、ひんやりとして重く、プラスチック製のおもちゃなんかではなく本物であると信じるには十分で。
視線でたどった先には、この立派なベッドの脚に同じような枷で取りつけられている。
もちろんこのベッドを持ち上げられれば枷をはずすことはできるかもしれないが、人ひとりの力でどうにかできるような重量ではなさそうだった。
───つまりこれは、『何らかの意図をもって、俺をここに閉じ込めようとしているものがいる』ということなんだろう。
でも……なんだろう、この心がざわつく感覚は。
こんな目に遭うのなんてはじめてのはずなのに、なぜか知っているような気がする。
ドクドクと音を立てて、心臓が早鐘を打ち鳴らしてくる。
それを知りたいと思う気持ちとおなじくらい、知りたくないと恐怖を叫び出してしまいそうだった。
それをこらえようと、かろうじて自由になる手で必死に口をふさぐ。
だって、こんなふうに───手枷の金属で怪我をしないようにと気づかうように、手首にタオルを巻いてあるなんて。
まるでこれじゃ、本編の白幡ルートのバッドエンド、冬也による監禁ルートみたいじゃないか!
なんで、俺がこんな目に?!
いったいだれが、どうして───!!?
そのときだ。
ガチャリと音がして、部屋の扉が開く。
「お目覚めですか、兄様!」
そこから顔を出したのは、まさかの人物だった。
「な、夏希……っ!?」
「はい、兄様!思ったよりもお元気そうで、よかったです!」
タッと駆け出してきた夏希は、そのままベッドのなかで身を起こした状態の俺のもとへと飛びつくように抱きついてくる。
「っ、どういうことだ……?」
どうして、ここに夏希がいるんだろうか?
だって夏希は白幡とともに、俺を捨てて出ていったはずじゃないか!
わざわざ保護をしたくせに、面倒を見ることもせず、己の秘書に丸投げするような俺に嫌気がさして……。
そう思った瞬間、きゅっと胸が痛みを訴えてくる。
あの日、連れ立って我が家の門を出ていくふたりの後ろ姿を見送ったときの悲しみが、どっと押し寄せてきて、なんなら吐き気までもが込み上げてきそうだった。
「『どういうこと』って?」
なのに夏希は、何を言われているかわからないとばかりに首をかしげる。
その姿からは、本当にわかっていないようにしか見えなくて、わけがわからなくなってくる。
「いや……まず、ここはどこなんだ?それに、どうしてこんなものをつけられなきゃいけないんだ?!」
右腕を動かすだけで、ジャラリと重たい鎖が音を立てる。
「『どうして』って、だってそれがなかったら、兄様はここから出ていってしまうでしょ?」
それはまるで、悪意なんてどこにもないみたいに、無垢なる瞳のままにまっすぐこちらを見つめてくる。
その違和感がひどすぎて、めまいがしそうだった。
「あたりまえだ、俺には守るべき会社もあれば、そこで働く大事な社員たちだっているんだ!連絡もなしに休めるわけがない!」
そんなのは社会人としての常識だし、なによりそんなことをしたら、きっと今度こそ山下は半狂乱になって俺を探しまわることだろう。
───山下のことを憎からず思うからこそ、そんなふうに心配なんてかけたくなかった。
だから帰らなくてはいけないのだ、と告げようとする俺に、しかし夏希はゆるやかに首をふる。
「ダメです、だって兄様は美しいから。外には兄様を狙う危険な狼だって、ごまんといるんですよ?今の弱った兄様なんて、弱みにつけこまれて、すぐに餌食にされてしまいます!だから今度は僕があなたを守るんだ!」
「冗談、だろう……?」
まっすぐにこちらの目を見て話す夏希の姿は、見なれた弟のようでいて、どこかちがう。
夏希が言わんとしているのは、己を主役に据えたスピンオフ作品に突入してしまったであろう俺が、今置かれている状況の危険さについてだろう。
会社のメインバンクと大口顧客たちの破産手続き開始の影響で、グループ会社の資金繰りが悪化してしまっていることで迎える凋落エンドの気配を察知し、心配しているといったところだ。
それに加えて、夏希が主役の本編ゲームのシナリオのほうで、彼が保護されたときのことを思い出して、今度はその恩返しをするのだという、そんな主張なのだろう。
さっと表面をなぞっただけならば、筋がとおっているようにも聞こえるかもしれない。
だけどこれは、大前提からしておかしい気がする。
なにせこの世界の夏希は、白幡ルートのハッピーエンドを迎えているはずなんだ。
ならば夏希にせよ白幡にせよ、冬也には愛想を尽かして出ていったのだから、今さら恩返しもなにもないと思う。
「───僕を育ててくれた母が死に、天涯孤独の身になったとき、僕は絶望の淵に立たされていました。大学もろくに出ていなくて、仕事と言っても安い時給で働くバイト漬けの毎日……」
夏希は俺に抱きついたまま、己の半生を語る。
それはもちろん、知っていた。
元々スタッフとして制作に携わったゲームのストーリーだ、それくらいは当然わかる。
それにこの世界で生きてきた冬也にしたって、己の双子の弟が生きていると知って、あわててその行方を調べさせたんだ。
もちろん、わかっているだろう。
大学を中退した夏希は、ありとあらゆるバイトをかけ持ちしているなかで、様々な攻略対象に出会っていく。
それが本編ゲームのあらすじだった。
「そんななかで、職場の先輩にだまされて多額の借金を押しつけられた僕が、オークションにかけられそうになったとき、助けてくれたのが兄様だったよね?」
「あぁ、それがどうした?」
いわゆるBL的お約束展開の、『闇オークション』というやつだ。
なんとなく不穏さをはらむ単語が出てきたことで、背すじに冷たいものが走る。
いや、そんな、まさか。
否定をしたくとも、己の背後にぴったりと張りつくような、バッドエンドに向けた進行の気配を感じる。
あらためて夏希が主役の本編とはちがう、ハードモードすぎるこのスピンオフ作品の主役に据えられてしまったらしい、我が身の不幸を呪うしかなかった。
10
お気に入りに追加
755
あなたにおすすめの小説

アルファな俺が最推しを救う話〜どうして俺が受けなんだ?!〜
車不
BL
5歳の誕生日に階段から落ちて頭を打った主人公は、自身がオメガバースの世界を舞台にしたBLゲームに転生したことに気づく。「よりにもよってレオンハルトに転生なんて…悪役じゃねぇか!!待てよ、もしかしたらゲームで死んだ最推しの異母兄を助けられるかもしれない…」これは第二の性により人々の人生や生活が左右される世界に疑問を持った主人公が、最推しの死を阻止するために奮闘する物語である。
ド平凡な俺が全員美形な四兄弟からなぜか愛され…執着されているらしい
パイ生地製作委員会
BL
それぞれ別ベクトルの執着攻め4人×平凡受け
★一言でも感想・質問嬉しいです:https://marshmallow-qa.com/8wk9xo87onpix02?t=dlOeZc&utm_medium=url_text&utm_source=promotion
更新報告用のX(Twitter)をフォローすると作品更新に早く気づけて便利です
X(旧Twitter): https://twitter.com/piedough_bl

普通の男の子がヤンデレや変態に愛されるだけの短編集、はじめました。
山田ハメ太郎
BL
タイトル通りです。
お話ごとに章分けしており、ひとつの章が大体1万文字以下のショート詰め合わせです。
サクッと読めますので、お好きなお話からどうぞ。

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜のたまにシリアス
・話の流れが遅い

義兄の愛が重すぎて、悪役令息できないのですが…!
ずー子
BL
戦争に負けた貴族の子息であるレイナードは、人質として異国のアドラー家に送り込まれる。彼の使命は内情を探り、敗戦国として奪われたものを取り返すこと。アドラー家が更なる力を付けないように監視を託されたレイナード。まずは好かれようと努力した結果は実を結び、新しい家族から絶大な信頼を得て、特に気難しいと言われている長男ヴィルヘルムからは「右腕」と言われるように。だけど、内心罪悪感が募る日々。正直「もう楽になりたい」と思っているのに。
「安心しろ。結婚なんかしない。僕が一番大切なのはお前だよ」
なんだか義兄の様子がおかしいのですが…?
このままじゃ、スパイも悪役令息も出来そうにないよ!
ファンタジーラブコメBLです。
平日毎日更新を目標に頑張ってます。応援や感想頂けると励みになります♡
【登場人物】
攻→ヴィルヘルム
完璧超人。真面目で自信家。良き跡継ぎ、良き兄、良き息子であろうとし続ける、実直な男だが、興味関心がない相手にはどこまでも無関心で辛辣。当初は異国の使者だと思っていたレイナードを警戒していたが…
受→レイナード
和平交渉の一環で異国のアドラー家に人質として出された。主人公。立ち位置をよく理解しており、計算せずとも人から好かれる。常に兄を立てて陰で支える立場にいる。課せられた使命と現状に悩みつつある上に、義兄の様子もおかしくて、いろんな意味で気苦労の絶えない。

買われた悪役令息は攻略対象に異常なくらい愛でられてます
瑳来
BL
元は純日本人の俺は不慮な事故にあい死んでしまった。そんな俺の第2の人生は死ぬ前に姉がやっていた乙女ゲームの悪役令息だった。悪役令息の役割を全うしていた俺はついに天罰がくらい捕らえられて人身売買のオークションに出品されていた。
そこで俺を落札したのは俺を破滅へと追い込んだ王家の第1王子でありゲームの攻略対象だった。
そんな落ちぶれた俺と俺を買った何考えてるかわかんない王子との生活がはじまった。

弟勇者と保護した魔王に狙われているので家出します。
あじ/Jio
BL
父親に殴られた時、俺は前世を思い出した。
だが、前世を思い出したところで、俺が腹違いの弟を嫌うことに変わりはない。
よくある漫画や小説のように、断罪されるのを回避するために、弟と仲良くする気は毛頭なかった。
弟は600年の眠りから醒めた魔王を退治する英雄だ。
そして俺は、そんな弟に嫉妬して何かと邪魔をしようとするモブ悪役。
どうせ互いに相容れない存在だと、大嫌いな弟から離れて辺境の地で過ごしていた幼少期。
俺は眠りから醒めたばかりの魔王を見つけた。
そして時が過ぎた今、なぜか弟と魔王に執着されてケツ穴を狙われている。
◎1話完結型になります

全寮制男子校でモテモテ。親衛隊がいる俺の話
みき
BL
全寮制男子校でモテモテな男の子の話。 BL 総受け 高校生 親衛隊 王道 学園 ヤンデレ 溺愛 完全自己満小説です。
数年前に書いた作品で、めちゃくちゃ中途半端なところ(第4話)で終わります。実験的公開作品
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる