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Ep.9 盗賊のシトラスがあらわれた!
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「思っていたよりあなたが強いということだけは、よ~くわかりました……」
「そりゃ、モンスターとの戦闘経験の有無のちがいだけだろ」
敗北感にまみれた声を出すのはジェイクで、その横でオレは肩を叩いてなぐさめる。
実際、洞窟のダンジョンに入る前のジェイクは相当のへっぴり腰で、ダンジョン内に入ってからもそうだった。
突然あらわれるウサギ型のモンスターにもビビって突進を受けるわ、中空に舞うコウモリ型のモンスターには翻弄されるわ、それはもう大変なことになっていた。
戦闘が終わるごとにオレのショボいはずの回復魔法が活躍しまくったのは言うまでもないし、その横でジェイクが1回の攻撃でHPを削り切れないモンスターもオレは一撃で倒しまくっていた。
あわてるジェイクとか、ある意味でゲーム内では見ることができなかったそれはとても貴重で、見ている分にはおもしろいのだけど、本人からしたらたまったものではないのだろう。
それがたぶん、今のいかにも苦々しそうな声につながっていたというわけだった。
それでもジェイクのレベルアップも順調に進み、当初予定をしていたくらいのステータス値にはなったし、最奥にある宝箱から目的の青銅の盾も手に入れることができたわけだから、結果的には本人にとっても悪い探索ではなかったと思う。
出口の光が遠くに見え、ホッと息をついたそのときだった。
「よぉ、色男!こんな洞窟まで女連れたぁ、ずいぶんと余裕じゃねぇか!」
ふいにかけられた軽薄そうな声に、足を止める。
どう考えても今のはオレたちにかけられた声だと、あわてて洞窟内を見まわせば、いつの間にいたのか背後にはひとりの男が立っていた。
「はぁ?!」
その『女連れ』の『女』って、オレのことを指してるんだよな?!
むしろここじゃオレのほうが主戦力だったし、ジェイクを連れて周回していたんだが??
「あぁ、こうして見てもたまらなく色っぽいな……どうだ、今夜一晩俺の相手をしてくれないか?」
洞窟内の光量が足りないからって、目が悪すぎるだろとにらみつければ、こちらに声をかけてきた男は、さらにわけのわからないことを口にする。
「だれが女だ!オレは男だ!!」
条件反射のように言い返してしまってから、謎の既視感のようなものに、口をつぐむ。
だってソイツは、妙に見覚えのある見た目の男だったから。
おそらくはオレたちよりも少し年上の20代半ばくらいで、藁色のくすんだ髪に茶色の瞳という組み合わせの、どこにでもいそうな影の薄いやや細身の男。
一見するとなにひとつ特徴なんてないような平凡なその姿は、しかしオレにとっては非常になじみが深い存在だった。
そうだ、コイツは───盗賊のシトラスだ。
あのゲームのなかにおいて『盗賊』とは、盗みを働く犯罪者を指すのではなく、れっきとした職業の一種として存在していた。
目端が利いてすばやさのある盗賊は、宝箱の鍵開けから罠の解除をはじめとして、ダンジョン内の隠し通路を見つけたり、敵のモンスターとのエンカウント率を下げたりする効果を持つスキルを身につけることができる。
だからダンジョン探索をするのであれば、仲間に入れると便利な職業のひとつになっていた。
シトラスというのも、ゲームのなかに登場するキャラクターのひとりだ。
例の冒険者ギルドでのイベントをクリアすれば仲間に加えることができ、なんなら魔王討伐のときまでずっと活躍できるキャラクターでもあった。
───ただ、本来はこんな序盤に遭遇できるはずがなく、物語の中盤以降にしか仲間には入れられないはずなんだけど。
それがまさか、こんな初心者向けのダンジョンのなかにいて遭遇するとか、想定外すぎるだろ!
「怒った顔も素敵だよ、ハニー」
「はあっ!?」
気がついたときには、さっきまで居た場所から移動してきた相手の腕のなかにいて腰を引き寄せられており、目前まで迫られていた。
……いやいや、たしかに今の一瞬こっちは呆然として無防備になっていたかもしれないけれど。
どんだけすばやいんだよ、コイツは!?
そりゃ盗賊は、すばやさを売りにした職業ではあるのだけど、まさかここまでとは!
「あぁ、近くで見るとキミの肌は象牙のようになめらかで、その瞳はエメラルドのように深い色をたたえている……甘く熟した果実のように赤く色づく可憐なくちびると、やわらかな金糸の髪とあいまって、薄暗い洞窟のなかでひときわ光り輝く宝石のようだね……」
うっとりとした口調で、そんなうすら寒いことを言う。
しかも片腕はオレの腰にまわしたまま、もう片方の手で茫然とするこちらのあごをとらえてくるとか。
ちょっと待て!
近い、顔が近すぎるから!
「なにを言って……っ!?」
なんなら今すぐキスでもできてしまいそうなほどに近い距離にある相手の顔に、必死に腰を反らせて距離を取ろうとする。
「どうだいハニー、そんな田舎くさい男なんて捨てて、俺といっしょに来ないか?俺ならば最高級の宿のベッドの上で、最っ高の快楽をあたえて天国へとお連れできるぜ?」
「やめろ…っ!」
懲りずにふたたび顔を近づけてくるシトラスに、必死に顔をそむけ、押し返そうとする。
なのにどういうことか、必死に相手の胸板を押して引きはがそうとしても、ビクともしない。
───おかしい、シトラスって、こんなに力が強かったっけ??
そりゃゲームのなかでコイツが仲間になるころの主人公たちのレベルだとか、そのときにも頼もしい仲間として活躍していたことだとかを思うに、今のオレたちとのレベル差はかなりあるのかもしれないけど。
それでも本来盗賊は、すばやさ特化の職種のせいで、そんなに力の数値は高くないはずなのに!
「ははっ、ずいぶんとかわいらしい抵抗だ……むしろかえってそそられるな」
「はぁ?!なに言ってやがる!」
軽薄な笑みを浮かべたシトラスの目は、先日のゴドウィンたちをほうふつとさせる欲がにじんだもので、一気に腕には鳥肌が立った。
「ルーイ!!」
ハッとしたように我にかえると、ジェイクがオレの名前を呼んでこちらに駆け寄ってくる。
「おい、あんた、ルーイからはなれろ!!」
そしてシトラスに向けて、銅の剣をかまえる。
「あぁ怖い怖い、そんなに殺気立たないでくれよ。俺はか弱い盗賊なんだからさ」
「だったら、本人が嫌がってるんです、その手をはなすほうが先でしょう」
へらへらと相手を小馬鹿にしたような笑みを浮かべるシトラスは、それでもたぶん今のジェイクよりもずっと強い。
「あいにくと、そっちの男とオレとは、あんたが想像するような関係じゃない。悪いが男娼を探したいなら、ほかをあたってくれ」
シトラスの性格は読めないヤツとしかキャラクター紹介には書かれていなかったけれど、まさかこいつが男もイケる口だったとは知らなかった、なんて思いながらすげなくあしらう。
「ふぅん、そんなつれないこと言うなよハニー。どうせ宿に帰れば、毎晩ふたりでくんずほぐれつしてやがんだろう?」
「なっ?!」
そのとたん、シトラスはとんでもないことを口にする。
おかげで純情ボーイのジェイクは顔を真っ赤にし、ますます挙動不審になっているだろうが!
「はぁ?!冗談じゃない!こいつとは別室だ!!」
ゴドウィンの一件以来、誤解が解けぬままオレに襲われるのではとやたらと警戒してくるジェイクのため、ギルド内の宿屋ではおたがいに個室を取ることにしているんだっつーの。
「へぇ、そうなのか……いやぁ、そっちの色男のことだから、てっきりふたりはそういう関係なのかと思っていたけれど……ふぅん、まぁいいわ。邪魔したな」
ひらりと手をふると、シトラスは腕をはなして、サッと暗がりへと消えていった。
どうやら、あきらめてくれたってことなんだろうか……?
やけにあっさりと引き下がったような気もするけれど、それって最初から、からかうつもりでしかなかったってことなのかもしれないな。
……ただ、去り際に思いっきり尻をもまれたのは、どうにも不快だったけど。
「なんつーか、とんでもないナンパ野郎だったな……」
「そうですね……」
ジェイクとおたがいに顔を見合わせ、深々としたため息をつく。
こうしてオレたちは、最後の最後にドッと疲れたとぼやきながら洞窟をあとにしたのだった。
「そりゃ、モンスターとの戦闘経験の有無のちがいだけだろ」
敗北感にまみれた声を出すのはジェイクで、その横でオレは肩を叩いてなぐさめる。
実際、洞窟のダンジョンに入る前のジェイクは相当のへっぴり腰で、ダンジョン内に入ってからもそうだった。
突然あらわれるウサギ型のモンスターにもビビって突進を受けるわ、中空に舞うコウモリ型のモンスターには翻弄されるわ、それはもう大変なことになっていた。
戦闘が終わるごとにオレのショボいはずの回復魔法が活躍しまくったのは言うまでもないし、その横でジェイクが1回の攻撃でHPを削り切れないモンスターもオレは一撃で倒しまくっていた。
あわてるジェイクとか、ある意味でゲーム内では見ることができなかったそれはとても貴重で、見ている分にはおもしろいのだけど、本人からしたらたまったものではないのだろう。
それがたぶん、今のいかにも苦々しそうな声につながっていたというわけだった。
それでもジェイクのレベルアップも順調に進み、当初予定をしていたくらいのステータス値にはなったし、最奥にある宝箱から目的の青銅の盾も手に入れることができたわけだから、結果的には本人にとっても悪い探索ではなかったと思う。
出口の光が遠くに見え、ホッと息をついたそのときだった。
「よぉ、色男!こんな洞窟まで女連れたぁ、ずいぶんと余裕じゃねぇか!」
ふいにかけられた軽薄そうな声に、足を止める。
どう考えても今のはオレたちにかけられた声だと、あわてて洞窟内を見まわせば、いつの間にいたのか背後にはひとりの男が立っていた。
「はぁ?!」
その『女連れ』の『女』って、オレのことを指してるんだよな?!
むしろここじゃオレのほうが主戦力だったし、ジェイクを連れて周回していたんだが??
「あぁ、こうして見てもたまらなく色っぽいな……どうだ、今夜一晩俺の相手をしてくれないか?」
洞窟内の光量が足りないからって、目が悪すぎるだろとにらみつければ、こちらに声をかけてきた男は、さらにわけのわからないことを口にする。
「だれが女だ!オレは男だ!!」
条件反射のように言い返してしまってから、謎の既視感のようなものに、口をつぐむ。
だってソイツは、妙に見覚えのある見た目の男だったから。
おそらくはオレたちよりも少し年上の20代半ばくらいで、藁色のくすんだ髪に茶色の瞳という組み合わせの、どこにでもいそうな影の薄いやや細身の男。
一見するとなにひとつ特徴なんてないような平凡なその姿は、しかしオレにとっては非常になじみが深い存在だった。
そうだ、コイツは───盗賊のシトラスだ。
あのゲームのなかにおいて『盗賊』とは、盗みを働く犯罪者を指すのではなく、れっきとした職業の一種として存在していた。
目端が利いてすばやさのある盗賊は、宝箱の鍵開けから罠の解除をはじめとして、ダンジョン内の隠し通路を見つけたり、敵のモンスターとのエンカウント率を下げたりする効果を持つスキルを身につけることができる。
だからダンジョン探索をするのであれば、仲間に入れると便利な職業のひとつになっていた。
シトラスというのも、ゲームのなかに登場するキャラクターのひとりだ。
例の冒険者ギルドでのイベントをクリアすれば仲間に加えることができ、なんなら魔王討伐のときまでずっと活躍できるキャラクターでもあった。
───ただ、本来はこんな序盤に遭遇できるはずがなく、物語の中盤以降にしか仲間には入れられないはずなんだけど。
それがまさか、こんな初心者向けのダンジョンのなかにいて遭遇するとか、想定外すぎるだろ!
「怒った顔も素敵だよ、ハニー」
「はあっ!?」
気がついたときには、さっきまで居た場所から移動してきた相手の腕のなかにいて腰を引き寄せられており、目前まで迫られていた。
……いやいや、たしかに今の一瞬こっちは呆然として無防備になっていたかもしれないけれど。
どんだけすばやいんだよ、コイツは!?
そりゃ盗賊は、すばやさを売りにした職業ではあるのだけど、まさかここまでとは!
「あぁ、近くで見るとキミの肌は象牙のようになめらかで、その瞳はエメラルドのように深い色をたたえている……甘く熟した果実のように赤く色づく可憐なくちびると、やわらかな金糸の髪とあいまって、薄暗い洞窟のなかでひときわ光り輝く宝石のようだね……」
うっとりとした口調で、そんなうすら寒いことを言う。
しかも片腕はオレの腰にまわしたまま、もう片方の手で茫然とするこちらのあごをとらえてくるとか。
ちょっと待て!
近い、顔が近すぎるから!
「なにを言って……っ!?」
なんなら今すぐキスでもできてしまいそうなほどに近い距離にある相手の顔に、必死に腰を反らせて距離を取ろうとする。
「どうだいハニー、そんな田舎くさい男なんて捨てて、俺といっしょに来ないか?俺ならば最高級の宿のベッドの上で、最っ高の快楽をあたえて天国へとお連れできるぜ?」
「やめろ…っ!」
懲りずにふたたび顔を近づけてくるシトラスに、必死に顔をそむけ、押し返そうとする。
なのにどういうことか、必死に相手の胸板を押して引きはがそうとしても、ビクともしない。
───おかしい、シトラスって、こんなに力が強かったっけ??
そりゃゲームのなかでコイツが仲間になるころの主人公たちのレベルだとか、そのときにも頼もしい仲間として活躍していたことだとかを思うに、今のオレたちとのレベル差はかなりあるのかもしれないけど。
それでも本来盗賊は、すばやさ特化の職種のせいで、そんなに力の数値は高くないはずなのに!
「ははっ、ずいぶんとかわいらしい抵抗だ……むしろかえってそそられるな」
「はぁ?!なに言ってやがる!」
軽薄な笑みを浮かべたシトラスの目は、先日のゴドウィンたちをほうふつとさせる欲がにじんだもので、一気に腕には鳥肌が立った。
「ルーイ!!」
ハッとしたように我にかえると、ジェイクがオレの名前を呼んでこちらに駆け寄ってくる。
「おい、あんた、ルーイからはなれろ!!」
そしてシトラスに向けて、銅の剣をかまえる。
「あぁ怖い怖い、そんなに殺気立たないでくれよ。俺はか弱い盗賊なんだからさ」
「だったら、本人が嫌がってるんです、その手をはなすほうが先でしょう」
へらへらと相手を小馬鹿にしたような笑みを浮かべるシトラスは、それでもたぶん今のジェイクよりもずっと強い。
「あいにくと、そっちの男とオレとは、あんたが想像するような関係じゃない。悪いが男娼を探したいなら、ほかをあたってくれ」
シトラスの性格は読めないヤツとしかキャラクター紹介には書かれていなかったけれど、まさかこいつが男もイケる口だったとは知らなかった、なんて思いながらすげなくあしらう。
「ふぅん、そんなつれないこと言うなよハニー。どうせ宿に帰れば、毎晩ふたりでくんずほぐれつしてやがんだろう?」
「なっ?!」
そのとたん、シトラスはとんでもないことを口にする。
おかげで純情ボーイのジェイクは顔を真っ赤にし、ますます挙動不審になっているだろうが!
「はぁ?!冗談じゃない!こいつとは別室だ!!」
ゴドウィンの一件以来、誤解が解けぬままオレに襲われるのではとやたらと警戒してくるジェイクのため、ギルド内の宿屋ではおたがいに個室を取ることにしているんだっつーの。
「へぇ、そうなのか……いやぁ、そっちの色男のことだから、てっきりふたりはそういう関係なのかと思っていたけれど……ふぅん、まぁいいわ。邪魔したな」
ひらりと手をふると、シトラスは腕をはなして、サッと暗がりへと消えていった。
どうやら、あきらめてくれたってことなんだろうか……?
やけにあっさりと引き下がったような気もするけれど、それって最初から、からかうつもりでしかなかったってことなのかもしれないな。
……ただ、去り際に思いっきり尻をもまれたのは、どうにも不快だったけど。
「なんつーか、とんでもないナンパ野郎だったな……」
「そうですね……」
ジェイクとおたがいに顔を見合わせ、深々としたため息をつく。
こうしてオレたちは、最後の最後にドッと疲れたとぼやきながら洞窟をあとにしたのだった。
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