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「あっ、いたぁ!澪ぉ~」
親友で同じ高校に入学した佐倉香奈ことカナちゃんが走ってる私を見つけて手を振ってくれる。
「カナちゃ~ん、ごめーん」
「いいよ~、どうしたの?迷子ぉ?」
「…ちょっと道に迷っちゃって」
「そっかぁ、よくここまで来れたねぇ」
よしよしと頭を撫でながらかなちゃんが抱きしめてくれる。
かなちゃんは私よりも背が大きいのですっぽりと収まる。
あったかい
「そろそろ教室戻ろっかぁ?」
私はかなちゃんに頷いて教室に戻った。ちなみにかなちゃんとは同じクラスだ。席は安斎と佐倉なので結構離れているが、毎授業後話に行っている。
授業が始まった。
教科は私の嫌いな現国だ。できないわけじゃないけど、考えるのが苦手だから文章で答えられないんだよねー。考えても分からないものは仕方がないから考えない。獅郎様について考えよう!
獅郎様の髪型はツーブロックで目は少しつり上がっていて目つきが悪い。そこがワイルドさを出していてすごい好みなんだよね。喧嘩してるシーンとか眼孔鋭くて相手を殺さんとする表情、信じられないほどの強さ、喧嘩が終わった後の孤独を感じてる狼のような佇まいとかもう引きずり込まれる!そんな推しに出会えて鼻血を出さなかっただけ褒めてほしい!
「今日の授業はこれで終わりだ。しっかりと復習しておくように。」
鐘が鳴り先生が教室から出て行く。
ああ、獅郎様のことを考えていたらいつのまにか授業が終わってた…。
親友で同じ高校に入学した佐倉香奈ことカナちゃんが走ってる私を見つけて手を振ってくれる。
「カナちゃ~ん、ごめーん」
「いいよ~、どうしたの?迷子ぉ?」
「…ちょっと道に迷っちゃって」
「そっかぁ、よくここまで来れたねぇ」
よしよしと頭を撫でながらかなちゃんが抱きしめてくれる。
かなちゃんは私よりも背が大きいのですっぽりと収まる。
あったかい
「そろそろ教室戻ろっかぁ?」
私はかなちゃんに頷いて教室に戻った。ちなみにかなちゃんとは同じクラスだ。席は安斎と佐倉なので結構離れているが、毎授業後話に行っている。
授業が始まった。
教科は私の嫌いな現国だ。できないわけじゃないけど、考えるのが苦手だから文章で答えられないんだよねー。考えても分からないものは仕方がないから考えない。獅郎様について考えよう!
獅郎様の髪型はツーブロックで目は少しつり上がっていて目つきが悪い。そこがワイルドさを出していてすごい好みなんだよね。喧嘩してるシーンとか眼孔鋭くて相手を殺さんとする表情、信じられないほどの強さ、喧嘩が終わった後の孤独を感じてる狼のような佇まいとかもう引きずり込まれる!そんな推しに出会えて鼻血を出さなかっただけ褒めてほしい!
「今日の授業はこれで終わりだ。しっかりと復習しておくように。」
鐘が鳴り先生が教室から出て行く。
ああ、獅郎様のことを考えていたらいつのまにか授業が終わってた…。
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