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中学生編
店員vs夏ノ日家
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私は朱鷺野 美里。ここコダイヤ書店で働く書店員。
送料無料の通販や電子書籍の影響で市内の本屋が次々潰れていく中、この店だけはなお堅調な経営を続けている。手前味噌になるけれど、店長にも認められたから言っちゃっていいだろう。その業績には私もけっこう貢献してるのだ。
「よし、こんなもんかな」
“ついにアニメ化! 悪の魔女シリーズ全108巻堂々販売中!”
我ながら今回も良い出来。商品を宣伝するためのポップ。もちろん出版社からちゃんとしたものが送られてくるんだけど、それだけでは物足りないので当店では私達が手作りでさらに付け足し盛大に盛る。あまりに情熱的で見事な出来栄えだと注目を受け、テレビや雑誌で紹介されたこともあるほどだ。
私は中学生の頃から同人活動をしていて絵が得意。そんなわけで、バイトを始めてからすぐにポップ作りをメインで担当することになった。自分の描いた作品がメディアに取り上げられ店の売り上げを大きく伸ばしたことは密かな自慢の一つ。たまにポップ目当てでやって来るお客さんまでいる。
それに今回の悪の魔女シリーズには思い入れがあってついつい普段以上に気合が入ってしまった。時期的にあの子が来店してもおかしくない。気に入ってもらえるかな? いやいや、お盆までまだ二週間近くあるし気が早いか。
あ、お客さんが来た。コダイヤ書店では全てのお客様に挨拶を欠かさないというルールも厳格に守られている。
「いらっしゃいませー」
「こんにちはっ」
「友美ちゃん!」
よく知っているお客さんだった。と言っても地元の子ではないので、来店の頻度は低い。
ただ、毎回一緒に来る保護者の方々が濃いからね、当然記憶に残る。それにこのポップは彼女のために作ったようなもの。
「こんにちは」
「あ、今日はお母さんと一緒なんですね」
「父親もいるわよ」
「どうも」
ぺこりと頭を下げる男性。友美ちゃん関係者にしては普通な感じ。初めて見たけどこの人がお父さんなのか。
「今日は大塚さんは?」
「お仕事」
そっか平日だもんね。あの人、たしか市役所勤めだっけ。
「ママ! 最悪の魔女!」
「あらほんと」
悪の魔女シリーズが大好きな友美ちゃんは早速私の新作に気が付いてくれた。ふふふふ、どうかね等身大スズランの出来は?
「かわいい! 大きい! すごいっ!!」
(よっしゃ!)
密かにガッツポーズ。やっぱりこういうのって、原作のファンに楽しんでもらえてこそよね。
「見てよ友くん、これ手描きだわ。店の人が描いたのかしら? 大したもんねえ」
「うわあ、めちゃめちゃ上手いね。プロが描いたみたい」
そ、そこまで褒められると流石に照れます。
「でも本人にはあんまり似てないわね」
「たしかに」
本人? え? スズランと知り合いなの?
「あっち、あっち」
「どうしたんだい友樹?」
旦那さんの腕の中でだっこされてる友樹くんが暴れ出した。いつもは大人しい子なのに珍しい。
「おじたん」
「あ、本当だ。サムブラックだね。戦隊ヒーロー図鑑か」
「こっちのポップも上手ね。でも、なんでピンポイントにサムブラック? これ描いた人、サムブラック推しなのかしら?」
「おじちゃん、いつもよりちっちゃいね」
え? サムブラックの中身って大塚さんなの? マジ?
──後日、私は一人で来店した大塚さんに、そんなはずないとは思いつつも質問を投げかけた。
「大塚さん、昔スーツアクターとかしてました?」
「なんの話だ?」
おやまあ、珍しい子達が来た。
「いらっしゃい、友美ちゃん、友樹くん。美樹ちゃんも懐かしいねえ」
「久しぶりー、おばあちゃん。相変わらず元気そうでなにより」
「そっちも相変わらずだねえ」
「私もおばあちゃんと同じよ。何歳になろうが私のままだわ」
「ほっほっ、本当に変わらん子だこと」
大塚さん家の兄妹は揃って変わり者と評判だった。両親からして風変わりな夫婦だったから、さもありなんな話さね。
ま、うちもよその家のことは言えない。だからかね、昔からこの子達にはちょっとだけ贔屓目がある。
「えーと、これが三十円で、こっちが五十円で……」
選んだ駄菓子の値段を確認して、きちんと自分で計算する友美ちゃん。初めて来た時はまだ豪ちゃんに頼っていたのに、本当に子供は大きくなるのが早い。
ちゃんと弟の友樹くんの分まで計算して、両方二百円以内に収めて二人でレジにやって来た。
「おばーちゃん、これください」
「はいよ」
うん、間違ってない。美樹ちゃんの子だけあって賢い子だ。
「二人ともたまにしか来られないから、ばあちゃんからおまけをあげようね」
と言ってミニドーナツを一袋ずつサービス。
「いいの?」
問いかけて来た友美ちゃんにいいよと頷いてみせたら、ぱっと顔を輝かせた。
ふっふっふっ、めんこい子だこと。
「ありがとうございます! ともきも、ちゃんとお礼いって」
「ありがとーございます」
「うんうん」
友樹くんはまだ少し舌ったらずなんだね。でもえらい、ちゃんとお礼が言える。それにその笑顔、友美ちゃんとは別の魅力で溢れてる。はにかみ屋さんなんだねえ。子供の喜ぶ顔を見ると、この商売を続けて来た甲斐を感じられるよ。
私は一族の中じゃ変わり者と言われてるけど、別にいいじゃあないか、こういうことに楽しみを見出したんだからさ。
「私と友くんの分はこれね、会計お願い」
「ママずるい」
「いっぱい!」
「大人はいっぱい買ってもいいのよ」
「やれやれ、本当に美樹ちゃんは変わらんこと」
「昔からこうなんですね」
苦笑する私と美樹ちゃんの旦那さん。この坊やもとんでもない嫁さん貰って苦労してるらしいし、サービスしようか。
「はい、二人にもおまけのドーナツ」
「ありがとうございます」
「どうせなら当たり付きのお菓子にしてくれない?」
「それは駄目だね」
大塚家の子にくじを引かせると、うちの店が潰れちまうよ。
──美樹ちゃん達が帰った後、それまで隠れていた子もやって来た。
「ははは、危ない危ない。まさかここで彼女達に出くわしそうになるとは」
「別にいいんじゃないのかね?」
「御母堂の裏稼業がバレては困るでしょう」
「そうかねえ、あの子達ならいい気もするけどねえ」
なんせ美樹ちゃんと旦那さんはがっつりこっち側にも関わってしまったそうじゃないか。あまり危ないことには首を突っ込んで欲しくないのに。
とりあえず訊ねる。
「今回は誰を借りたいの?」
「ニッカのやつは空いてますか?」
「あの子は、今はちょっと無理だね。ほら、あの幽霊戦車の一件の後始末中さ」
「なるほど、ではサラは?」
「サラなら中で暇そうにしとるから、好きにこき使っていいよ」
「重畳重畳! おーいサラくん!」
客人こと鏡矢家当主の雫ちゃんは勝手知ったる我が家のようにずかずか奥へ入って行く。この子はだいぶ変わったもんだ。昔はいつも眉間に皴を寄せてたのにね。
時雨ちゃんがあんなことになって以来、自分が強くならないとって決意して、その結果タガが外れたもんだから、今じゃ極端に元気な性格に。これでよく陰気な鏡矢家の当主が務まるもんだ。
「げえっ、鏡矢のババア!?」
「ははは、また仕事を頼みたい。今度はなんとトルコだ! アジアとヨーロッパの文化が入り混じった素敵な国だぞ! 楽しみだろう!」
「い、嫌よ! 行き先がどこだろうとアンタに関わるとロクなことに──」
「サラ」
ごねる曾孫に振り返らずに呼びかけた。
そしたらまあ静かになったよ。
「行きなさい」
「はい……」
しょんぼりしちゃって、情けない。そんなんじゃ、まだまだこの店は任せてやれないね。私の後を継ぎたいなら若い間に苦労しなきゃ。あの鈴蘭様みたいにさ。
曾孫から 恨みがましく 見つめられ
「そんな顔せんでおくれ。ほれ酢こんぶ」
「すっぱい……」
そうさ、駄菓子屋とはいえ「かながれ」はね、甘くないんだよ。
送料無料の通販や電子書籍の影響で市内の本屋が次々潰れていく中、この店だけはなお堅調な経営を続けている。手前味噌になるけれど、店長にも認められたから言っちゃっていいだろう。その業績には私もけっこう貢献してるのだ。
「よし、こんなもんかな」
“ついにアニメ化! 悪の魔女シリーズ全108巻堂々販売中!”
我ながら今回も良い出来。商品を宣伝するためのポップ。もちろん出版社からちゃんとしたものが送られてくるんだけど、それだけでは物足りないので当店では私達が手作りでさらに付け足し盛大に盛る。あまりに情熱的で見事な出来栄えだと注目を受け、テレビや雑誌で紹介されたこともあるほどだ。
私は中学生の頃から同人活動をしていて絵が得意。そんなわけで、バイトを始めてからすぐにポップ作りをメインで担当することになった。自分の描いた作品がメディアに取り上げられ店の売り上げを大きく伸ばしたことは密かな自慢の一つ。たまにポップ目当てでやって来るお客さんまでいる。
それに今回の悪の魔女シリーズには思い入れがあってついつい普段以上に気合が入ってしまった。時期的にあの子が来店してもおかしくない。気に入ってもらえるかな? いやいや、お盆までまだ二週間近くあるし気が早いか。
あ、お客さんが来た。コダイヤ書店では全てのお客様に挨拶を欠かさないというルールも厳格に守られている。
「いらっしゃいませー」
「こんにちはっ」
「友美ちゃん!」
よく知っているお客さんだった。と言っても地元の子ではないので、来店の頻度は低い。
ただ、毎回一緒に来る保護者の方々が濃いからね、当然記憶に残る。それにこのポップは彼女のために作ったようなもの。
「こんにちは」
「あ、今日はお母さんと一緒なんですね」
「父親もいるわよ」
「どうも」
ぺこりと頭を下げる男性。友美ちゃん関係者にしては普通な感じ。初めて見たけどこの人がお父さんなのか。
「今日は大塚さんは?」
「お仕事」
そっか平日だもんね。あの人、たしか市役所勤めだっけ。
「ママ! 最悪の魔女!」
「あらほんと」
悪の魔女シリーズが大好きな友美ちゃんは早速私の新作に気が付いてくれた。ふふふふ、どうかね等身大スズランの出来は?
「かわいい! 大きい! すごいっ!!」
(よっしゃ!)
密かにガッツポーズ。やっぱりこういうのって、原作のファンに楽しんでもらえてこそよね。
「見てよ友くん、これ手描きだわ。店の人が描いたのかしら? 大したもんねえ」
「うわあ、めちゃめちゃ上手いね。プロが描いたみたい」
そ、そこまで褒められると流石に照れます。
「でも本人にはあんまり似てないわね」
「たしかに」
本人? え? スズランと知り合いなの?
「あっち、あっち」
「どうしたんだい友樹?」
旦那さんの腕の中でだっこされてる友樹くんが暴れ出した。いつもは大人しい子なのに珍しい。
「おじたん」
「あ、本当だ。サムブラックだね。戦隊ヒーロー図鑑か」
「こっちのポップも上手ね。でも、なんでピンポイントにサムブラック? これ描いた人、サムブラック推しなのかしら?」
「おじちゃん、いつもよりちっちゃいね」
え? サムブラックの中身って大塚さんなの? マジ?
──後日、私は一人で来店した大塚さんに、そんなはずないとは思いつつも質問を投げかけた。
「大塚さん、昔スーツアクターとかしてました?」
「なんの話だ?」
おやまあ、珍しい子達が来た。
「いらっしゃい、友美ちゃん、友樹くん。美樹ちゃんも懐かしいねえ」
「久しぶりー、おばあちゃん。相変わらず元気そうでなにより」
「そっちも相変わらずだねえ」
「私もおばあちゃんと同じよ。何歳になろうが私のままだわ」
「ほっほっ、本当に変わらん子だこと」
大塚さん家の兄妹は揃って変わり者と評判だった。両親からして風変わりな夫婦だったから、さもありなんな話さね。
ま、うちもよその家のことは言えない。だからかね、昔からこの子達にはちょっとだけ贔屓目がある。
「えーと、これが三十円で、こっちが五十円で……」
選んだ駄菓子の値段を確認して、きちんと自分で計算する友美ちゃん。初めて来た時はまだ豪ちゃんに頼っていたのに、本当に子供は大きくなるのが早い。
ちゃんと弟の友樹くんの分まで計算して、両方二百円以内に収めて二人でレジにやって来た。
「おばーちゃん、これください」
「はいよ」
うん、間違ってない。美樹ちゃんの子だけあって賢い子だ。
「二人ともたまにしか来られないから、ばあちゃんからおまけをあげようね」
と言ってミニドーナツを一袋ずつサービス。
「いいの?」
問いかけて来た友美ちゃんにいいよと頷いてみせたら、ぱっと顔を輝かせた。
ふっふっふっ、めんこい子だこと。
「ありがとうございます! ともきも、ちゃんとお礼いって」
「ありがとーございます」
「うんうん」
友樹くんはまだ少し舌ったらずなんだね。でもえらい、ちゃんとお礼が言える。それにその笑顔、友美ちゃんとは別の魅力で溢れてる。はにかみ屋さんなんだねえ。子供の喜ぶ顔を見ると、この商売を続けて来た甲斐を感じられるよ。
私は一族の中じゃ変わり者と言われてるけど、別にいいじゃあないか、こういうことに楽しみを見出したんだからさ。
「私と友くんの分はこれね、会計お願い」
「ママずるい」
「いっぱい!」
「大人はいっぱい買ってもいいのよ」
「やれやれ、本当に美樹ちゃんは変わらんこと」
「昔からこうなんですね」
苦笑する私と美樹ちゃんの旦那さん。この坊やもとんでもない嫁さん貰って苦労してるらしいし、サービスしようか。
「はい、二人にもおまけのドーナツ」
「ありがとうございます」
「どうせなら当たり付きのお菓子にしてくれない?」
「それは駄目だね」
大塚家の子にくじを引かせると、うちの店が潰れちまうよ。
──美樹ちゃん達が帰った後、それまで隠れていた子もやって来た。
「ははは、危ない危ない。まさかここで彼女達に出くわしそうになるとは」
「別にいいんじゃないのかね?」
「御母堂の裏稼業がバレては困るでしょう」
「そうかねえ、あの子達ならいい気もするけどねえ」
なんせ美樹ちゃんと旦那さんはがっつりこっち側にも関わってしまったそうじゃないか。あまり危ないことには首を突っ込んで欲しくないのに。
とりあえず訊ねる。
「今回は誰を借りたいの?」
「ニッカのやつは空いてますか?」
「あの子は、今はちょっと無理だね。ほら、あの幽霊戦車の一件の後始末中さ」
「なるほど、ではサラは?」
「サラなら中で暇そうにしとるから、好きにこき使っていいよ」
「重畳重畳! おーいサラくん!」
客人こと鏡矢家当主の雫ちゃんは勝手知ったる我が家のようにずかずか奥へ入って行く。この子はだいぶ変わったもんだ。昔はいつも眉間に皴を寄せてたのにね。
時雨ちゃんがあんなことになって以来、自分が強くならないとって決意して、その結果タガが外れたもんだから、今じゃ極端に元気な性格に。これでよく陰気な鏡矢家の当主が務まるもんだ。
「げえっ、鏡矢のババア!?」
「ははは、また仕事を頼みたい。今度はなんとトルコだ! アジアとヨーロッパの文化が入り混じった素敵な国だぞ! 楽しみだろう!」
「い、嫌よ! 行き先がどこだろうとアンタに関わるとロクなことに──」
「サラ」
ごねる曾孫に振り返らずに呼びかけた。
そしたらまあ静かになったよ。
「行きなさい」
「はい……」
しょんぼりしちゃって、情けない。そんなんじゃ、まだまだこの店は任せてやれないね。私の後を継ぎたいなら若い間に苦労しなきゃ。あの鈴蘭様みたいにさ。
曾孫から 恨みがましく 見つめられ
「そんな顔せんでおくれ。ほれ酢こんぶ」
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