45 / 136
二章【雨に打たれてなお歩み】
大いなる奇跡
しおりを挟む
ズウラとスワレは急いで階段を駆け上がった。アイムもニャーンを背負って二人の後を追いかける。ニャーンは意識が半分どこかへ飛んでいるような状態で一人では歩けそうにない。
鉄扉を開け、さらに能力で建てた砦に階段と出口を作り、屋上へ出るズウラ。妹と共に周囲を見渡して驚愕した。
「う、うおお……うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!?」
「すごい……これが、ニャーンさんの力……」
凄すぎる、人にこんなことができるなんて。膝から力が抜けて座り込んだ。驚きと畏怖が半分ずつ。いったい彼女は何者?
冷えた溶岩で固められた地面を割り砕き、無数の結晶が浮かび上がる。
とてつもない規模で同じ現象が起きていた。
ここから見える範囲全てで。
「テ、テアドラスより広いんじゃないか……?」
「明らかにそうだな」
追いついて来たアイムもニャーンを背負ったまま笑う。不敵な笑みではあるものの流石に若干引き攣っていた。
(まさか、ここまでやれるとは……)
半径数km、あるいはさらにもう一桁増えるかもしれない。それだけの範囲の地中から全ての怪塵結晶を地上に押し出した。もしもこれが全て怪物化したらと思うとぞっとする。自分でもかなりの苦戦を強いられるだろう。
「これ……えっと、どうしましょう?」
困り顔で呟くニャーン。ここから先は何も考えていなかった。今まで立ち寄った村や街では集めた怪塵を小分けにして壺などに閉じ込め封印を施して来たが、これは流石に量が多すぎる。
「ふむ、そうだな……」
アイムも考えた。せっかくすぐそこに活火山がある、火口にまとめて捨てるか?
(いや、溶岩でも怪塵を消し去れんことはわかっている。こやつの支配がいつまで続くかわからぬ以上、やはりひとまとめにしておくのは危険だな……)
とりあえずはいつものように小分けにしておくのがいいだろう。封印作業は後で時間をかけて行えばいい。ズウラの力を使えばそう難しいことでもない。
両手で胸の前に四角を作る。
「こんくらいの箱にでもして、そのへんに転がしとけ。封印はこやつらに任せる」
「はい」
頷いたニャーンは膨大な数の結晶を空中の一ヵ所に集めて巨大な結晶と化した後、再びそれを分割して無数の立方体に変えた。
ゆっくりと地上に下ろしたそれを、さらに等間隔で並べておく。
「あの、お願いします」
「あっ、はい……お任せください……」
神妙な顔で引き受けるズウラ。スワレも立ち上がり、そして気付く。ニャーンの表情に。その傷付いた面持ちに。
自分のせいだとすぐにわかった。膨大な量の怪塵結晶という恐ろしい光景を目の当たりにして、それを操る彼女にまで怯えを見せてしまった。
不甲斐ない。
「ふん!」
「ええっ!?」
突然自分を殴るスワレ。そして片頬を腫らしながら頭を下げる。
「ありがとうございます!」
「い、いや、それより大丈夫ですか!?」
「問題ありません、自分に喝を入れただけです。封印作業はお任せを、兄と協力して全て封じ込めてみせます。何も心配いりません」
凛とした眼差し。そこにもう自分に対する恐怖は無い。そう感じ取ったニャーンも安心して胸を撫で下ろす。
「はい、ありがとうございます!」
「いやいや、なんでニャーンさんがお礼を? 助けていただいたのはこちらですよ」
ズウラには二人の間に何があったかわからないようだ。戸惑う彼の背中を小突き、声をかけるアイム。
「精進せい」
「はあ……」
なにがなんだかという表情。
なんにせよ地中で眠っていた潜在的な脅威は取り除かれた。どころか周辺の怪塵全てが一掃された状態なのでしばらく安全が保たれるだろう。
ニャーンは、また一つやり遂げたのだ。
その日の晩、眠る前にアイムは明かした。彼は最初からここで地中の結晶を除去させるつもりだったのだと。
テアドラスでは皆、床に敷いた毛布の上で眠る。地熱のおかげで暖かいので、その方が良く眠れるからだ。二人は昨夜と同じくズウラとスワレに挟まれる形で横になった。男男女女の並びと言った方がわかりやすいかもしれない。
周囲の怪塵が一掃されたことにより村の人々も大いに喜んでくれた。二日連続の盛大な宴を終えて後は眠るだけ。その段になってようやく明かされた真実。
しかし、本当の驚きは告白の後にやって来た。
「ようやった。ワシが言う前に危険に気付くことも、あそこまでのことができるとも全く思っておらんかった。成長したな」
「なっ……」
「ア、アイム様が……」
「褒めた……?」
「そりゃワシも褒めることくらいある。そんなに珍しくはなかろう?」
「いやいやいや」
即座に否定するズウラ。
「初めてですよ! 少なくともオレは初めて聞きました!」
「私も記憶に無いです」
「アホぬかせ」
機嫌を損ねて瞼を閉じる彼。ちなみに他は全員寝間着に着替え、ちゃんと寝具を使っているのに、一人だけ拒否して床に直寝で組んだ両手を枕にしている。柔らかい毛布や枕は逆に寝心地が悪いのだそうだ。
「まったく、たまに人が褒めりゃこれだ」
「私は覚えてますよ、前にも何度か褒めてくれました」
じっと見つめて囁くニャーン。そう、ちゃんと覚えてる。アイムは本当に時々だけれど、褒めるべきと思った時には褒めてくれるのだ。
初めて褒められたのはグレンとの戦いの最中。一瞬で終わりかけた勝負をどうにか持ちこたえさせた時。
『よう防いだ、褒めてやる!』
戦いの最中の何気ない一言。
でも、とても嬉しかった。
だから忘れない。
「ユニティは、厳しいけど公正な人です」
「人ちゃうわ」
「だって星獣って言いにくくて……」
「慣れろ」
「は~い」
ニャーンも瞼を閉じた。そんな二人のやりとりを聞いたスワレは心底羨む。
「いいなあ、ニャーンさん。アイム様に愛されてますね」
「気色悪いこと言うな」
「ひどい」
「ユニティですから」
「ええから、はよ寝ろ。しっかり体力を回復させとけ。次はいよいよ、お主の故郷じゃ」
「はい……」
こころなしか沈んだ声。なのにすぐに寝息が聴こえ始める。
「えっ? もしかしてニャーンさん、もう寝ました?」
「寝つきの良さじゃ誰にも負けんぞ、こやつ」
「面白い人……」
──やがてスワレも眠りに落ちる。アイムは寝ているかどうか定かでない。ズウラのみ明らかに目を開けたまま天井を見つめた。
「……」
彼はニャーンに惚れた。一目惚れ。なにせ命を救われた。自身の危険を省みずに助けに来てくれた。あまつさえあの時、彼女は妹の命をも守った。おかげで兄妹揃ってまだ息をしている。
昼間の奇跡を見た後でさえ、恋心に揺らぎは無い。
ただ、結論は出てしまった。彼の中でだけ。
「オレごときが、引き留めていい人じゃない」
そうして彼も瞼を閉じた。
鉄扉を開け、さらに能力で建てた砦に階段と出口を作り、屋上へ出るズウラ。妹と共に周囲を見渡して驚愕した。
「う、うおお……うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!?」
「すごい……これが、ニャーンさんの力……」
凄すぎる、人にこんなことができるなんて。膝から力が抜けて座り込んだ。驚きと畏怖が半分ずつ。いったい彼女は何者?
冷えた溶岩で固められた地面を割り砕き、無数の結晶が浮かび上がる。
とてつもない規模で同じ現象が起きていた。
ここから見える範囲全てで。
「テ、テアドラスより広いんじゃないか……?」
「明らかにそうだな」
追いついて来たアイムもニャーンを背負ったまま笑う。不敵な笑みではあるものの流石に若干引き攣っていた。
(まさか、ここまでやれるとは……)
半径数km、あるいはさらにもう一桁増えるかもしれない。それだけの範囲の地中から全ての怪塵結晶を地上に押し出した。もしもこれが全て怪物化したらと思うとぞっとする。自分でもかなりの苦戦を強いられるだろう。
「これ……えっと、どうしましょう?」
困り顔で呟くニャーン。ここから先は何も考えていなかった。今まで立ち寄った村や街では集めた怪塵を小分けにして壺などに閉じ込め封印を施して来たが、これは流石に量が多すぎる。
「ふむ、そうだな……」
アイムも考えた。せっかくすぐそこに活火山がある、火口にまとめて捨てるか?
(いや、溶岩でも怪塵を消し去れんことはわかっている。こやつの支配がいつまで続くかわからぬ以上、やはりひとまとめにしておくのは危険だな……)
とりあえずはいつものように小分けにしておくのがいいだろう。封印作業は後で時間をかけて行えばいい。ズウラの力を使えばそう難しいことでもない。
両手で胸の前に四角を作る。
「こんくらいの箱にでもして、そのへんに転がしとけ。封印はこやつらに任せる」
「はい」
頷いたニャーンは膨大な数の結晶を空中の一ヵ所に集めて巨大な結晶と化した後、再びそれを分割して無数の立方体に変えた。
ゆっくりと地上に下ろしたそれを、さらに等間隔で並べておく。
「あの、お願いします」
「あっ、はい……お任せください……」
神妙な顔で引き受けるズウラ。スワレも立ち上がり、そして気付く。ニャーンの表情に。その傷付いた面持ちに。
自分のせいだとすぐにわかった。膨大な量の怪塵結晶という恐ろしい光景を目の当たりにして、それを操る彼女にまで怯えを見せてしまった。
不甲斐ない。
「ふん!」
「ええっ!?」
突然自分を殴るスワレ。そして片頬を腫らしながら頭を下げる。
「ありがとうございます!」
「い、いや、それより大丈夫ですか!?」
「問題ありません、自分に喝を入れただけです。封印作業はお任せを、兄と協力して全て封じ込めてみせます。何も心配いりません」
凛とした眼差し。そこにもう自分に対する恐怖は無い。そう感じ取ったニャーンも安心して胸を撫で下ろす。
「はい、ありがとうございます!」
「いやいや、なんでニャーンさんがお礼を? 助けていただいたのはこちらですよ」
ズウラには二人の間に何があったかわからないようだ。戸惑う彼の背中を小突き、声をかけるアイム。
「精進せい」
「はあ……」
なにがなんだかという表情。
なんにせよ地中で眠っていた潜在的な脅威は取り除かれた。どころか周辺の怪塵全てが一掃された状態なのでしばらく安全が保たれるだろう。
ニャーンは、また一つやり遂げたのだ。
その日の晩、眠る前にアイムは明かした。彼は最初からここで地中の結晶を除去させるつもりだったのだと。
テアドラスでは皆、床に敷いた毛布の上で眠る。地熱のおかげで暖かいので、その方が良く眠れるからだ。二人は昨夜と同じくズウラとスワレに挟まれる形で横になった。男男女女の並びと言った方がわかりやすいかもしれない。
周囲の怪塵が一掃されたことにより村の人々も大いに喜んでくれた。二日連続の盛大な宴を終えて後は眠るだけ。その段になってようやく明かされた真実。
しかし、本当の驚きは告白の後にやって来た。
「ようやった。ワシが言う前に危険に気付くことも、あそこまでのことができるとも全く思っておらんかった。成長したな」
「なっ……」
「ア、アイム様が……」
「褒めた……?」
「そりゃワシも褒めることくらいある。そんなに珍しくはなかろう?」
「いやいやいや」
即座に否定するズウラ。
「初めてですよ! 少なくともオレは初めて聞きました!」
「私も記憶に無いです」
「アホぬかせ」
機嫌を損ねて瞼を閉じる彼。ちなみに他は全員寝間着に着替え、ちゃんと寝具を使っているのに、一人だけ拒否して床に直寝で組んだ両手を枕にしている。柔らかい毛布や枕は逆に寝心地が悪いのだそうだ。
「まったく、たまに人が褒めりゃこれだ」
「私は覚えてますよ、前にも何度か褒めてくれました」
じっと見つめて囁くニャーン。そう、ちゃんと覚えてる。アイムは本当に時々だけれど、褒めるべきと思った時には褒めてくれるのだ。
初めて褒められたのはグレンとの戦いの最中。一瞬で終わりかけた勝負をどうにか持ちこたえさせた時。
『よう防いだ、褒めてやる!』
戦いの最中の何気ない一言。
でも、とても嬉しかった。
だから忘れない。
「ユニティは、厳しいけど公正な人です」
「人ちゃうわ」
「だって星獣って言いにくくて……」
「慣れろ」
「は~い」
ニャーンも瞼を閉じた。そんな二人のやりとりを聞いたスワレは心底羨む。
「いいなあ、ニャーンさん。アイム様に愛されてますね」
「気色悪いこと言うな」
「ひどい」
「ユニティですから」
「ええから、はよ寝ろ。しっかり体力を回復させとけ。次はいよいよ、お主の故郷じゃ」
「はい……」
こころなしか沈んだ声。なのにすぐに寝息が聴こえ始める。
「えっ? もしかしてニャーンさん、もう寝ました?」
「寝つきの良さじゃ誰にも負けんぞ、こやつ」
「面白い人……」
──やがてスワレも眠りに落ちる。アイムは寝ているかどうか定かでない。ズウラのみ明らかに目を開けたまま天井を見つめた。
「……」
彼はニャーンに惚れた。一目惚れ。なにせ命を救われた。自身の危険を省みずに助けに来てくれた。あまつさえあの時、彼女は妹の命をも守った。おかげで兄妹揃ってまだ息をしている。
昼間の奇跡を見た後でさえ、恋心に揺らぎは無い。
ただ、結論は出てしまった。彼の中でだけ。
「オレごときが、引き留めていい人じゃない」
そうして彼も瞼を閉じた。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説


神様に嫌われた神官でしたが、高位神に愛されました
土広真丘
ファンタジー
神と交信する力を持つ者が生まれる国、ミレニアム帝国。
神官としての力が弱いアマーリエは、両親から疎まれていた。
追い討ちをかけるように神にも拒絶され、両親は妹のみを溺愛し、妹の婚約者には無能と罵倒される日々。
居場所も立場もない中、アマーリエが出会ったのは、紅蓮の炎を操る青年だった。
小説家になろうでも公開しています。
2025年1月18日、内容を一部修正しました。

当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!
犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
***************
2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!

ボッチの少女は、精霊の加護をもらいました
星名 七緒
ファンタジー
身寄りのない少女が、異世界に飛ばされてしまいます。異世界でいろいろな人と出会い、料理を通して交流していくお話です。異世界で幸せを探して、がんばって生きていきます。
無職で何が悪い!
アタラクシア
ファンタジー
今いるこの世界の隣に『ネリオミア』という世界がある。魔法が一般的に使え、魔物と呼ばれる人間に仇をなす生物がそこら辺を歩いているような世界。これはそんな世界でのお話――。
消えた父親を追って世界を旅している少女「ヘキオン」は、いつものように魔物の素材を売ってお金を貯めていた。
ある日普通ならいないはずのウルフロードにヘキオンは襲われてしまう。そこに現れたのは木の棒を持った謎の男。熟練の冒険者でも倒すのに一苦労するほど強いウルフロードを一撃で倒したその男の名は「カエデ」という。
ひょんなことから一緒に冒険することになったヘキオンとカエデは、様々な所を冒険することになる。そしてヘキオンの父親への真相も徐々に明らかになってゆく――。
毎日8時半更新中!

聖女の妹は無能ですが、幸せなので今更代われと言われても困ります!
ユウ
ファンタジー
侯爵令嬢のサーシャは平凡な令嬢だった。
姉は国一番の美女で、才色兼備で聖女と謡われる存在。
対する妹のサーシャは姉とは月スッポンだった。
能力も乏しく、学問の才能もない無能。
侯爵家の出来損ないで社交界でも馬鹿にされ憐れみの視線を向けられ完璧を望む姉にも叱られる日々だった。
人は皆何の才能もない哀れな令嬢と言われるのだが、領地で自由に育ち優しい婚約者とも仲睦まじく過ごしていた。
姉や他人が勝手に憐れんでいるだけでサーシャは実に自由だった。
そんな折姉のジャネットがサーシャを妬むようになり、聖女を変われと言い出すのだが――。

召喚勇者の餌として転生させられました
猫野美羽
ファンタジー
学生時代最後のゴールデンウィークを楽しむため、伊達冬馬(21)は高校生の従弟たち三人とキャンプ場へ向かっていた。
途中の山道で唐突に眩い光に包まれ、運転していた車が制御を失い、そのまま崖の下に転落して、冬馬は死んでしまう。
だが、魂のみの存在となった冬馬は異世界に転生させられることに。
「俺が死んだのはアイツらを勇者召喚した結果の巻き添えだった?」
しかも、冬馬の死を知った従弟や従妹たちが立腹し、勇者として働くことを拒否しているらしい。
「勇者を働かせるための餌として、俺を異世界に転生させるだと? ふざけんな!」
異世界の事情を聞き出して、あまりの不穏さと不便な生活状況を知り、ごねる冬馬に異世界の創造神は様々なスキルや特典を与えてくれた。
日本と同程度は難しいが、努力すれば快適に暮らせるだけのスキルを貰う。
「召喚魔法? いや、これネット通販だろ」
発動条件の等価交換は、大森林の素材をポイントに換えて異世界から物を召喚するーーいや、だからコレはネット通販!
日本製の便利な品物を通販で購入するため、冬馬はせっせと採取や狩猟に励む。
便利な魔法やスキルを駆使して、大森林と呼ばれる魔境暮らしを送ることになった冬馬がゆるいサバイバルありのスローライフを楽しむ、異世界転生ファンタジー。
※カクヨムにも掲載中です
【完結】魔王様、溺愛しすぎです!
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
「パパと結婚する!」
8万年近い長きにわたり、最強の名を冠する魔王。勇者を退け続ける彼の居城である『魔王城』の城門に、人族と思われる赤子が捨てられた。その子を拾った魔王は自ら育てると言い出し!? しかも溺愛しすぎて、周囲が大混乱!
拾われた子は幼女となり、やがて育て親を喜ばせる最強の一言を放った。魔王は素直にその言葉を受け止め、嫁にすると宣言する。
シリアスなようでコメディな軽いドタバタ喜劇(?)です。
【同時掲載】アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、小説家になろう
【表紙イラスト】しょうが様(https://www.pixiv.net/users/291264)
挿絵★あり
【完結】2021/12/02
※2022/08/16 第3回HJ小説大賞前期「小説家になろう」部門 一次審査通過
※2021/12/16 第1回 一二三書房WEB小説大賞、一次審査通過
※2021/12/03 「小説家になろう」ハイファンタジー日間94位
※2021/08/16、「HJ小説大賞2021前期『小説家になろう』部門」一次選考通過作品
※2020年8月「エブリスタ」ファンタジーカテゴリー1位(8/20〜24)
※2019年11月「ツギクル」第4回ツギクル大賞、最終選考作品
※2019年10月「ノベルアップ+」第1回小説大賞、一次選考通過作品
※2019年9月「マグネット」ヤンデレ特集掲載作品
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる