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運命とは
企み
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話し合いと言っていたが 実際 私が口を挿む事は殆ど無く
4人で話が進んでいき 気付けば挙式までの流れや 我が家?のルールまで決まっていた
あ~ 流されるって こういう事を言うんだろうな~
実体験
また 一つ賢くなった気がする
そして そのまま 私の部屋に居座ろうとする面々を廊下に押し出し 帰ってもらった
「マリーナ 何か疲れたから 今日は早くお風呂に入って眠りたい」
「分かりました ご用意いたします お食事はどうなさりますか?」
「う~ん 自分の収納から適当に出して食べる マリーナ達も一緒にどう?」
部屋にいる マリーナ以外の専属メイドにも聞いてみる
皆 首を縦に振って頷いている
ご一緒してくれるらしい
此処に来てから ずっと一緒に過ごしていて 魔国や龍国への旅にも同行してくれて 随分仲良くなったと思う
来た当初だったら 一緒に食事なんてとんでもないって言われていたのが 他の人が見ていない場所では なるべく私の意向を汲んでくれるようになった
周りを見回してから マリーナが代表して
「では ご一緒させて頂きます」
テーブルや席の足りない分を収納から出して その上に某ファーストフード店のバーガーとポテトと飲み物を 人数分 複写して並べる
食べ方を教えて 皆でわいわいしながら 美味しく頂いた
SIDE 公爵
廊下を確認し部屋へ戻る
「何故 私達がここに集まっている事が知られている?」
「誰か告げ口した者がいるのでは」
「そうだな ここにいる全員の面が割れているからな」
「それにしても どうなさいます 娘達を送り込む筈が この感じでは 王達が滞在されている階に踏み込んだ途端に 問答無用で切り捨てられる可能性があり 一族全員と手引きをした者は 牢屋行きのようですよ」
「・・・では どうする」
「・・・異世界から来たという娘の方を消せば宜しいのでは? そうすれば私達の娘が妻に選ばれる可能性も出てくるのではないでしょうか? 家柄や年齢的に」
「消すと言っても どんな案がある 暗殺者を潜り込ませるのは不可能だぞ あの娘の加護印や腕輪が手に入らないのだから 近寄る事すらできん」
「メイドの親族を攫って メイドに殺させる というのはどうでしょう」
「我々が集まっているのを見つけた時点で 気を付けているのではないか? それに百合愛とかいう娘を崇拝している集団だと聞いた事があるから 身内を攫ったからと言って 意のままに操れないばかりか 逆にこちらに騎士達を差し向けられかねん」
「では 厨房の料理の配膳係に知り合いがいますので 金を握らせ その娘の食事に 毒を混入するようにさせましょう 金に困っているようでしたから 金額次第で食らいつくと思いますよ」
「間違って王達に持っていかないだろうな?」
「大丈夫ではないでしょうか? 娘の食事には 最近必ずお気に入りの飲み物を付けるらしいので 間違う事もないでしょう」
「そうだな・・・では 早速 今日の夜の食事に入れさせろ まさか こんなに早く手を出してくるとは思うまい」
「では 資金の方の用意はお願い出来ますか? 私は毒の方を入手してきます」
「屋敷に帰っている時間はないな 客室を借りて金を用意しておくから 毒を手に入れたら取りに来い」
「はい では夕食の準備が始まる前までに あまり時間がございませんので 失礼させて頂きます」
4人で話が進んでいき 気付けば挙式までの流れや 我が家?のルールまで決まっていた
あ~ 流されるって こういう事を言うんだろうな~
実体験
また 一つ賢くなった気がする
そして そのまま 私の部屋に居座ろうとする面々を廊下に押し出し 帰ってもらった
「マリーナ 何か疲れたから 今日は早くお風呂に入って眠りたい」
「分かりました ご用意いたします お食事はどうなさりますか?」
「う~ん 自分の収納から適当に出して食べる マリーナ達も一緒にどう?」
部屋にいる マリーナ以外の専属メイドにも聞いてみる
皆 首を縦に振って頷いている
ご一緒してくれるらしい
此処に来てから ずっと一緒に過ごしていて 魔国や龍国への旅にも同行してくれて 随分仲良くなったと思う
来た当初だったら 一緒に食事なんてとんでもないって言われていたのが 他の人が見ていない場所では なるべく私の意向を汲んでくれるようになった
周りを見回してから マリーナが代表して
「では ご一緒させて頂きます」
テーブルや席の足りない分を収納から出して その上に某ファーストフード店のバーガーとポテトと飲み物を 人数分 複写して並べる
食べ方を教えて 皆でわいわいしながら 美味しく頂いた
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「何故 私達がここに集まっている事が知られている?」
「誰か告げ口した者がいるのでは」
「そうだな ここにいる全員の面が割れているからな」
「それにしても どうなさいます 娘達を送り込む筈が この感じでは 王達が滞在されている階に踏み込んだ途端に 問答無用で切り捨てられる可能性があり 一族全員と手引きをした者は 牢屋行きのようですよ」
「・・・では どうする」
「・・・異世界から来たという娘の方を消せば宜しいのでは? そうすれば私達の娘が妻に選ばれる可能性も出てくるのではないでしょうか? 家柄や年齢的に」
「消すと言っても どんな案がある 暗殺者を潜り込ませるのは不可能だぞ あの娘の加護印や腕輪が手に入らないのだから 近寄る事すらできん」
「メイドの親族を攫って メイドに殺させる というのはどうでしょう」
「我々が集まっているのを見つけた時点で 気を付けているのではないか? それに百合愛とかいう娘を崇拝している集団だと聞いた事があるから 身内を攫ったからと言って 意のままに操れないばかりか 逆にこちらに騎士達を差し向けられかねん」
「では 厨房の料理の配膳係に知り合いがいますので 金を握らせ その娘の食事に 毒を混入するようにさせましょう 金に困っているようでしたから 金額次第で食らいつくと思いますよ」
「間違って王達に持っていかないだろうな?」
「大丈夫ではないでしょうか? 娘の食事には 最近必ずお気に入りの飲み物を付けるらしいので 間違う事もないでしょう」
「そうだな・・・では 早速 今日の夜の食事に入れさせろ まさか こんなに早く手を出してくるとは思うまい」
「では 資金の方の用意はお願い出来ますか? 私は毒の方を入手してきます」
「屋敷に帰っている時間はないな 客室を借りて金を用意しておくから 毒を手に入れたら取りに来い」
「はい では夕食の準備が始まる前までに あまり時間がございませんので 失礼させて頂きます」
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