運命を引き寄せる魔方陣～魔方陣出現あなたならその時どうしますか？～

運命とは

リスト

以前　加護を付与した時　何故かマップの緑丸の上に通し番号がついていたのを思い出した

これって　詳細を知りたい時　それらをマップ上に表示させる事が出来ないかなぁ～

と思いながら　部屋を見ていたら　もう一つ画面が開き　そこに　おそらくその部屋の中にいる者のリストが表示された

名前　種族　レベル　スキル　弱点が記入されていた

部屋から出て行かれたら　バラバラに散った赤点を追いきれなくなる

慌てて　筆記用具を収納から取り出し　リストを書き写していった

２　４　６　８　１０　・・・　３４

ざっと数えた赤点の数と同じもよう

随分と沢山の人が集まっていたようだ

ふ～　書き終わってよかったよ　慌てて書いたからちょっと字が汚い・・・

でも　まぁ　致し方なし

それにしても　何でいきなり詳細が見えるようになったんだろう？

「自己表示」を眺めながら考える・・・

ＯＨ～創造魔法あったんだった

そうだよ　最近新しい魔法を創ってなかったから　すっかり忘れていたよ

そもそも　地球で適当に考えた魔法が使えてたじゃんね

ありがたい事に


コンコン

　「失礼します」

マリーナと共にツヴァイが部屋に入ってきた

　「忙しい所　急に呼び出してごめんね」

　「とんでもない　いつでもお呼び下さい」

　「フフッ　ありがとう」

いつでもなんて　無理だと思うのにそう言って貰えて　嬉しいよね

　「実は相談したい件があって・・・」

私に対して敵対心を持った人達が　一つの部屋に集合している事や私が考えていた事を伝え　出来上がったばかりのリストを見てもらった

面白そうだけど　まだ　集まっただけで　何も問題を起こしていないからと　出入り不可の結界の件は却下された

でも　夜に自分の部屋を結界で覆うのと　食事に鑑定をかけるのは賛成された

ついでに　王子達に夜這いを仕掛けてくる可能性もあるからその対応もして欲しいとお願いさた

その可能性って本当にあるの？

処女を失ったから結婚してくれってパターン

実際に実行するには部屋に侵入する方法とか　いろいろと無理があるから出来ないんじゃと思っていた

でも　防止するのが大変と　溜息を付いたツヴァイから懇切丁寧に説明された

　「この世には　愚かな人もいるのですよ」

確かに　愚か者はどこにでもいた

それにしても　そうかここでは魔法とか薬とかあるから　起こり得るのか～

あと　護衛兵のお金絡みでの　買収も本当にあったのね

お疲れ様です・・・

未然に防げて良かったですね


急いで　それぞれの部屋に　夜は本人以外入れないようになる結界を張りに行った

その際に現状を説明したのだけれど　だったら百合愛と一緒にいたいと　行く部屋　行く部屋で同じ事を言われた

２～３人寝られる位　大きなベッドだけれど　全員は無理

もめる原因になるよね

これっ

絶対

もちろん　一人一人　丁重にお断りさせて戴いた