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運命とは

思考

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ツヴァイが挨拶をして去った後も解散せず 抱く順番を何で決めるか 百合愛に何日毎に転移で移動して貰うか 生理の日に当たったらどうする等の話し合いで 夜はどんどん更けていくのであった

もし ツヴァイが此処にいたのなら その様な話をされる前に どう説得するか 誰が話を持ち出すのか 考えられた方が宜しいのではないのですか? と言われたに違いない

話し合いは いつまで経っても帰ってこないアイゼン王子を心配して 様子を見にツヴァイが戻ってくるまで続いていた


一方 その頃の百合愛

暇な時に読もうと思って借りてきた本を ベッドの中で枕を背凭れがわりに座り 膝の上に開いたまま 考え事をしていた

子供の話と寿命の話をした時に 泉の件で方がついたら 皆の意見を聞いて結論を出すと言った事に対して

そう 誓約も交わし すでに一件落着したのだ

明日 皆で集まる事になっている

答えを出さなければならない

しかし本心は 結婚なんて まだ早過ぎる なのだ

結婚=初夜も全然想像できない

抱かれるなんて 未知のこと過ぎて かなり怖いし 正直 尻込みしてしまう

選んだ後 婚約期間を 半年くらい 設けてくれないかな?

そこら辺の覚悟を決める時間が欲しい


・・・考えがずれたか?

・・・そうそう 誰を選ぶか考えていたんだった


誰か 辞退する人が居れば選択肢が狭まって より選び易い等とずるい考えも浮かんでしまう

皆 素敵過ぎて選べませんという とんずら案は以前 シャルドネード&ギルデガルドに速攻で却下されている

でも決して 誤魔化しの言葉で という訳でもないのだけれど・・・

実際に甲乙付け難い程 皆が素敵過ぎるからいけない

My best answer なのだが 誰も選ばないは無しだぞ 誰も納得しない と予め 釘を刺されてしまっては 百合愛の性格的に 同じ事は言い辛い

う~む

やっぱり 絞るなら 跡継ぎや寿命の事を考えると シャルドネードかギルデガルドになるのかな

でもはっきり言って 一番穏やかで居られ 癒されるのは クレメンテなんだよね

アイゼン王子の情熱的な所も嫌じゃない

・・・

よしっ 寝よっ

なるようになる!・・・きっと・・・たぶん?

現実逃避では 決して 無いんだからねっ!!

そう自分に言い訳をしながら 眠りにつくのだった


その夜 男子会が開かれていた事も とんでもない内容が話し合われていた事も知らずに・・・
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