上 下
145 / 189
運命とは

ドラゴン

しおりを挟む
 「来ましたね」

お茶を飲みながら待っていたら 妖精王がふいに顔を上げた

目線を辿って 同じ方向を見てみると 確かに何かが来るのが判った

米粒ぐらいが小豆ぐらいになり あっという間に こぶし大になっていった

・・・OH~ かなり速いな あれは

それにしても すごいな妖精王 気づくのが早い

そんな事を思っている間にも どんどん近づいてきて とうとう真上に到着した

周囲を見回して 私達からはちょっと離れるけど より開けた場所へ ゆっくりと下りてきた


 「ありがとう 待っていましたよ」

グル グル グル

 「こちらにいる 少女を連れて行って下さい」

ググッ?

 「いいえ 行く時だけで大丈夫です 帰りは簡単に戻ってこれるので」

グウグルググ~

・・・

・・・あれ 双方向に言葉 通じてるのか?

会話が成立している よね?


 「では すみませんが よろしくお願いします」

 「はい・・・えっと~ これは背中に乗るのでしょうか?」

持つ所 ないよね

これ 滑り落ちるパターンじゃない?

紐とか 首に巻いたら 嫌だよね きっと

グルウッ

 「手で持っていくそうです」

私の前に両手を静かに下ろしてきた

 「握りつぶさないように そっとでお願いします」

ゴンドラだと思っておこう

一生懸命よじ登って 乗り込んだ

できれば 乗る時だけ 指を伸ばして乗りやすくして欲しかった

・・・パンツ 皆に見えてないよね




・・・・・・・・・

今年は挑戦の年でした 初めて小説を書いてみました

お気に入りに入れてくれた人達がいて とれも嬉しかったです

来年も皆さんの声援を励みに頑張って書いていきますので

応援の程 よろしくお願いします

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

悪役令嬢クリスティーナの冒険

神泉灯
ファンタジー
 HJネット小説大賞2018 一次選考通過。  第2回ファミ通文庫大賞 中間選考通過。  侯爵令嬢クリスティーナは十四歳の誕生日に、両親から王子との婚約が決まったと告げられたその時、頭にとんでもない激痛が走り、前世の日本での記憶を思い出した。  そして、その記憶と今世の状況に、愕然とする。  この世界は、前世で一度だけプレイしたことのあるファンタジー乙女ゲーム、ドキラブ学園の世界だった。  しかもクリスティーナはヒロインではなく、攻略対象との恋路を邪魔する悪役令嬢。  このままゲーム通りに進むと、破滅の未来が待っている。  修道院送り。国外追放。投獄。最悪、処刑。  彼女は破滅の未来を回避するために、頭をフル回転させ、対策を練った。  結果。ダメだった。  謂れの無い罪で糾弾され、婚約破棄され、断罪され、王国の処刑場、竜の谷に落とされたクリスティーナは、なんとか墜落死は免れたものの、今度は竜の群れに襲われて絶体絶命。  その時、颯爽と現れ助けてくれた青年ラーズは、ゲームクリア後に登場するオマケキャラ。  彼はとある剣を探していると言うのだけど、それは続編ドキラブ学園2に登場する武器。  しかしドキラブ学園2の物語が始まるのは、婚約破棄から一年後のはず。  続編ゲームがまだ始まっていない今の時期に、なぜラーズは一人で剣を探しているのか?  ラーズはクリスティーナが剣の所在地を知っていることに気付き、剣まで案内してくれれば、代わりに護衛をするという取引を持ちかける。  クリスティーナはそれを承諾し、彼女たちの剣を求める冒険の旅が始まった。  処刑から始まる悪役令嬢の冒険物語。  ヒロインの悪辣さにムナクソ悪くなると思います。苦手な方はご注意を。最後はちゃんとざまぁされます。

転生したら死にそうな孤児だった

佐々木鴻
ファンタジー
過去に四度生まれ変わり、そして五度目の人生に目覚めた少女はある日、生まれたばかりで捨てられたの赤子と出会う。 保護しますか? の選択肢に【はい】と【YES】しかない少女はその子を引き取り妹として育て始める。 やがて美しく育ったその子は、少女と強い因縁があった。 悲劇はありません。難しい人間関係や柵はめんどく(ゲフンゲフン)ありません。 世界は、意外と優しいのです。

捨てられた第四王女は母国には戻らない

風見ゆうみ
恋愛
フラル王国には一人の王子と四人の王女がいた。第四王女は王家にとって災厄か幸運のどちらかだと古くから伝えられていた。 災厄とみなされた第四王女のミーリルは、七歳の時に国境近くの森の中で置き去りにされてしまう。 何とか隣国にたどり着き、警備兵によって保護されたミーリルは、彼女の境遇を気の毒に思ったジャルヌ辺境伯家に、ミリルとして迎え入れられる。 そんな中、ミーリルを捨てた王家には不幸なことばかり起こるようになる。ミーリルが幸運をもたらす娘だったと気づいた王家は、秘密裏にミーリルを捜し始めるが見つけることはできなかった。 それから八年後、フラル王国の第三王女がジャルヌ辺境伯家の嫡男のリディアスに、ミーリルの婚約者である公爵令息が第三王女に恋をする。 リディアスに大事にされているミーリルを憎く思った第三王女は、実の妹とは知らずにミーリルに接触しようとするのだが……。

当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。 そして夢をみた。 日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。 その顔を見て目が覚めた。 なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。 数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。 幼少期、最初はツラい状況が続きます。 作者都合のゆるふわご都合設定です。 1日1話更新目指してます。 エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。 お楽しみ頂けたら幸いです。 *************** 2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます! 100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!! 2024年9月9日  お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます! 200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!

魔法王国軍の日常 〜上級冒険者に追放された少女は、レベル0から本気で生き抜いてやると決意したようです〜

たにどおり
ファンタジー
 多くの人がギルドに入り、日々様々なクエストを受けて冒険に出かけている世界。平凡な冒険者ティナも、いつか一流になってそんな生活を送るのだと夢見ていた。  だが―――― 「12歳で、しかもレベルの低いお前にダンジョンへ挑む資格などあるわけないだろ」 「囮役ご苦労様、ブランドに釣られたガキには良い勉強になったんじゃない?」  その夢は幼い年齢と低すぎるレベルを理由に裏切られ、目前で断たれてしまう。とうとう死すらも考えたティナは、たまたま通りかかった王国軍の女性騎士から入隊を勧められた。  そこから1年、訓練を乗り越え自分の古巣が闇ギルドであったことを知ったティナは、かつてのパーティーメンバーすら超える力をもって闇ギルドや魔王軍、異世界転移者相手に非日常な王国軍ライフを送っていく。

転生幼児は夢いっぱい

meimei
ファンタジー
日本に生まれてかれこれ27年大学も出て希望の職業にもつき順風満帆なはずだった男は、 ある日親友だと思っていた男に手柄を横取りされ左遷されてしまう。左遷された所はとても忙しい部署で。ほぼ不眠不休…の生活の末、気がつくとどうやら亡くなったらしい?? らしいというのも……前世を思い出したのは 転生して5年経ってから。そう…5歳の誕生日の日にだった。 これは秘匿された出自を知らないまま、 チートしつつ異世界を楽しむ男の話である! ☆これは作者の妄想によるフィクションであり、登場するもの全てが架空の産物です。 誤字脱字には優しく軽く流していただけると嬉しいです。 ☆ファンタジーカップありがとうございました!!(*^^*) 今後ともよろしくお願い致します🍀

気がついたらファンタジー世界でモブ幼女?鍬から始める農民生活、生き残り

和紗かをる
ファンタジー
気がついたらコンクリートジャングルから、いきなり大自然?小生意気な少女が転生した先はファンタジーあふれる世界だった。しかし転生したハルは魔法も使えないし、貴族でもないただの中級農民家庭のモブ幼女。兄や姉にご飯を奪われ、決意した野望は、お腹一杯食べる事!同じような腹ペコ仲間を味方に、自分の腹を満たすため、頑張るハルちゃん奮闘記。第一部

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

処理中です...