上 下
136 / 189
運命とは

今更ながら

しおりを挟む
 「では お待ちしております」

 「シャルドネードの仕事の調整が終わってからだけど たぶん2~3日で来れると思いますよ」

 「そうですか そちらを発たれる1刻前にはご連絡下さいね 城の方へ行きますので」

 「はい 連絡します」


そう クレメンテにも念話の機能を付けたアクセサリーを渡しました

まぁ 会って早々 耳に新しいアクセサリーが付いているのに気付かれ 話題に出たついでにね

耳はもう満員だったので 他ので何がいいか聞いたら腕輪がいいと言われたので 腕輪にした

 「指輪だと 百合愛を思って無意識に触れてしまいそうですので 腕輪にしておきます 無闇矢鱈に念話を飛ばして ご迷惑をかお掛けするは嫌ですので」

って言われて そうか顔と名前を思い浮かべて触れると 機能しちゃうから・・・

それは大変 納得


ちゅっ ちゅっ ちゅっ と額 両頬に軽く口付けたあと 唇を 気持ち永めに合わせ いってきますと告げてから転移した



魔国の自室に着いたので 扉を開けて戻った事を告げた

 「ただいまです」

 「百合愛様 おかえりなさい ご無事で何よりです メモをお預かりした後 ご指示通りに 様子を伺いに来られた魔王様にお渡ししたのですが 読まれた後 寂しそうでしたよ ご一緒したかったのではないでしょうか」

 「うっ そうなの? 教えてくれてありがとう じゃあ帰ってきた事 私から連絡しておくね」

ただいまって 念話で連絡したら すっとんできたようだ

転移使えるの? っていうくらい

そんなに時間が経っていないのに 部屋がノックされた

ココン

 「百合愛 開けてくれるかい?」

・・・あぁ そういえば 結界張ったまま 解除し忘れてたわ

どおりで侍女達が部屋にいないわけだ

結界を解除し マリーナに合図をし 扉を開けてもらった

部屋が開けられるとすぐに 飛び込んできて 抱き締められた

 「おかえり・・・ よかった ちゃんと戻ってきてくれて」

私ちゃんと行ってきますって書いておいたよね

 「今夜は もう戻ってこないのかと・・・」

確かに 何時に帰るとは 書いてなかったし 今 もう 21刻を過ぎてはいる

 「いっしょに連れて行って欲しかった」

 「でも まだ出国の為の 仕事の調整が済んでいないのでしょう?」

 「・・・・・・・・・・・それでもだ」

 「・・・・・・善処します」

絶対連れて行くとは言い切れないから ちょっと濁して答えた


誤魔化す様に シャルドネードをソファーへと促がし マリーナに紅茶を入れてもらった

 「今更だと 思うかもしれないけれど ちょっと 聞きたいことがあるの」

 「なんだい?」

子作りの事はちょっと いやっ だいぶ聞きづらいけど 大事な事だから聞いておかないとね

 「・・・寿命と子供についてなんだけれども・・・」

 「んっ 寿命?」

 「はい 私は人だから 短命で生きてせいぜい90年 それに あっという間に老けてしまうと思うのです・・・子供についても 出来るのかどうか と思って・・・」

 「いやっ 百合愛は短命ではないだろう? 魔力の値が高ければ老化は遅くなり 神力の値が高ければ高いほど寿命が永くなる 百合愛の値を聞いた事は無いが 攻撃力とかから考えたら かなり 高いのではないか?」

・・・最近 自己表示の確認をしていないような

そっと 開いてみる

「自己表示」

LV263

体力    321800
魔力    305600
神力    595700

攻撃力   202300
物理防御力 481400
術攻撃力  233000
術防御力  514800
神力総合力 778900
知識    252300
器用     80600
敏捷    190800
幸運     38500

・・・上がり過ぎじゃない?

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

転生幼児は夢いっぱい

meimei
ファンタジー
日本に生まれてかれこれ27年大学も出て希望の職業にもつき順風満帆なはずだった男は、 ある日親友だと思っていた男に手柄を横取りされ左遷されてしまう。左遷された所はとても忙しい部署で。ほぼ不眠不休…の生活の末、気がつくとどうやら亡くなったらしい?? らしいというのも……前世を思い出したのは 転生して5年経ってから。そう…5歳の誕生日の日にだった。 これは秘匿された出自を知らないまま、 チートしつつ異世界を楽しむ男の話である! ☆これは作者の妄想によるフィクションであり、登場するもの全てが架空の産物です。 誤字脱字には優しく軽く流していただけると嬉しいです。 ☆ファンタジーカップありがとうございました!!(*^^*) 今後ともよろしくお願い致します🍀

没落した建築系お嬢様の優雅なスローライフ~地方でモフモフと楽しい仲間とのんびり楽しく生きます~

土偶の友
ファンタジー
優雅な貴族令嬢を目指していたクレア・フィレイア。 しかし、15歳の誕生日を前に両親から没落を宣言されてしまう。 そのショックで日本の知識を思いだし、ブラック企業で働いていた記憶からスローライフをしたいと気付いた。 両親に勧められた場所に逃げ、そこで楽しいモフモフの仲間と家を建てる。 女の子たちと出会い仲良くなって一緒に住む、のんびり緩い異世界生活。

捨てられた第四王女は母国には戻らない

風見ゆうみ
恋愛
フラル王国には一人の王子と四人の王女がいた。第四王女は王家にとって災厄か幸運のどちらかだと古くから伝えられていた。 災厄とみなされた第四王女のミーリルは、七歳の時に国境近くの森の中で置き去りにされてしまう。 何とか隣国にたどり着き、警備兵によって保護されたミーリルは、彼女の境遇を気の毒に思ったジャルヌ辺境伯家に、ミリルとして迎え入れられる。 そんな中、ミーリルを捨てた王家には不幸なことばかり起こるようになる。ミーリルが幸運をもたらす娘だったと気づいた王家は、秘密裏にミーリルを捜し始めるが見つけることはできなかった。 それから八年後、フラル王国の第三王女がジャルヌ辺境伯家の嫡男のリディアスに、ミーリルの婚約者である公爵令息が第三王女に恋をする。 リディアスに大事にされているミーリルを憎く思った第三王女は、実の妹とは知らずにミーリルに接触しようとするのだが……。

転生したら死にそうな孤児だった

佐々木鴻
ファンタジー
過去に四度生まれ変わり、そして五度目の人生に目覚めた少女はある日、生まれたばかりで捨てられたの赤子と出会う。 保護しますか? の選択肢に【はい】と【YES】しかない少女はその子を引き取り妹として育て始める。 やがて美しく育ったその子は、少女と強い因縁があった。 悲劇はありません。難しい人間関係や柵はめんどく(ゲフンゲフン)ありません。 世界は、意外と優しいのです。

【異世界大量転生1】乙女ゲームの世界に来たようなので、MMO気分で満喫することにした

とうや
ファンタジー
異世界転生したら王子でした。 如月一眞は通り魔に襲われ、あれやこれやで異世界転生する。だが婚約者は姪っ子で、前世のネトゲ仲間の親友。しかも乙女ゲームの世界だと!? そんなの攻略法さえ知ってりゃ問題ない!どうせならMMO気分で楽しもうか! 書いてる人間がお腐れなので微妙に臭います。 『公爵令嬢は奪われる』シリーズにリンクしていますが、読んでなくても何とかなります。 本編終了しました。

悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが…… アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。 そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。  実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。  剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。  アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。

学校ごと異世界に召喚された俺、拾ったスキルが強すぎたので無双します

名無し
ファンタジー
 毎日のようにいじめを受けていた主人公の如月優斗は、ある日自分の学校が異世界へ転移したことを知る。召喚主によれば、生徒たちの中から救世主を探しているそうで、スマホを通してスキルをタダで配るのだという。それがきっかけで神スキルを得た如月は、あっという間に最強の男へと進化していく。

当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。 そして夢をみた。 日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。 その顔を見て目が覚めた。 なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。 数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。 幼少期、最初はツラい状況が続きます。 作者都合のゆるふわご都合設定です。 1日1話更新目指してます。 エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。 お楽しみ頂けたら幸いです。 *************** 2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます! 100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!! 2024年9月9日  お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます! 200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!

処理中です...