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運命とは
泉での話し合い
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うきうき気分の飛沫を連れて やってきました 泉 再び
クレメンテに夕闇を出して貰って 久しぶりに 二匹で競い合う様に狩りをしながら 泉まで歩いていった
結果 今 なんとも言えない空気になっている
飛沫は圧勝したからか上機嫌で ぴょこ ぴょこ 跳ねる様に歩いている
スキップしてるつもりなのかな?
可愛いは可愛い
旅している中で かなりレベルが上がってるから 仕方ないとはいえ・・・
飛沫君 少し 喜びを抑えてくれないかな?
チラッと夕闇を見てみる
夕闇はすっかり悄気て クレメンテの肩の上で蹲って 顔を俯かせてしまっている
うっ 飛沫がこんなで 申し訳ない
夕闇ちゃん ? 君 ? そういえば性別聞いてない
まぁ どっちでもいいのだけれど 収納に入っていた鳥の餌とボイルされたささみを 夕闇に食べさせてあげてと そっと クレメンテに渡した
それにしても ペースを上げていたつもりではなかったのだけれど 自然と早まっていたようで 前回と同じ時刻に神殿を出てきたのに まだまだ明るい内に到着してしまった
妖精さん達が来るのは暗くなってからだから それまでの間 クレメンテに泉の管理とは何をしているのかを 聞いてみた
木々を計画的に伐採し整えている事と 泉に行く人達の人数規制をし 泉と周辺2mを結界で覆って 妖精しか入れないよう 泉を荒らされないよう 念の為 警備を配置しているそうだ
いいね~ そのまま 続けていって欲しい
だから もし 泉が荒らされると どうなるのかを聞かせ きちんと記録に残してくれるようお願いした
代替わりしていっても この泉が清浄なままでいられるように
いろいろと 話をしている内に 徐々に日が傾き 周囲が薄闇に包まれ始めた
「そろそろですね」
「そうですね ちょっとドキドキします 実は どの様に妖精の世界からこちらに来るのか 見てみたかったので」
「そうなのですか あっ いらしたみたいですよ」
泉の中から 次々と光が浮かび上がると それらが徐々に羽の生えた人間の姿へと変わっていった
OH~ 素晴らしい~
パチパチパチ
思わず拍手してしまった
妖精達がこちらに気付くと指をさし 大きな声で話しながら こちらに近付いて来てくれた
「あ~ 来てくれた~」
「本当ですね こんばんは可愛い方」
「お前達が話していた人間か?」
「そうだよ~ 羽が無いけど 妖精みたいだろ~」
「そうだな 初めまして可憐なかた」
「初めまして そしてそちらの方達はお久しぶりです 皆さんにあえて嬉しいです」
私は挨拶の後 テーブルやお茶等のセットを用意し お話がしたいのでと席について貰った
魔国の泉での出来事に始まり 今の状況 そして今後を話していった
一通り話し終わった後 率直に尋ねてみた
「魔国へも行って貰えませんか? 条件や要望等あったらなるべく叶えられるよう検討させ 知らせます お願い出来ませんか?」
「そうだね~ 僕達だけじゃ決められないね~」
「君は関係ないのに この世界の為 一生懸命だから 話すだけはしてあげるよ」
「怖い思いをさせられた仲間が何て言うか判らない」
「関係ないこの国にさえ来るのを嫌がっている子もいるんだよ」
「今後は妖精さん達の安全を保障できるよう 結界を強固にするので そう伝えて下さい」
「う~ん じゃあ 5日後の夜 また話そう」
「はい 宜しくお願いします」
「ちなみに このお菓子 まだある?」
「いっぱいありますよ お土産に持って帰ります?」
「ありがとう 明日帰る時に持っていくね」
念の為 防水用パッキンの付いた袋にお菓子を多めに詰めて 渡した
「では またっ」
再び来る約束をして 私達は転移を使って 神殿へと帰った
クレメンテに夕闇を出して貰って 久しぶりに 二匹で競い合う様に狩りをしながら 泉まで歩いていった
結果 今 なんとも言えない空気になっている
飛沫は圧勝したからか上機嫌で ぴょこ ぴょこ 跳ねる様に歩いている
スキップしてるつもりなのかな?
可愛いは可愛い
旅している中で かなりレベルが上がってるから 仕方ないとはいえ・・・
飛沫君 少し 喜びを抑えてくれないかな?
チラッと夕闇を見てみる
夕闇はすっかり悄気て クレメンテの肩の上で蹲って 顔を俯かせてしまっている
うっ 飛沫がこんなで 申し訳ない
夕闇ちゃん ? 君 ? そういえば性別聞いてない
まぁ どっちでもいいのだけれど 収納に入っていた鳥の餌とボイルされたささみを 夕闇に食べさせてあげてと そっと クレメンテに渡した
それにしても ペースを上げていたつもりではなかったのだけれど 自然と早まっていたようで 前回と同じ時刻に神殿を出てきたのに まだまだ明るい内に到着してしまった
妖精さん達が来るのは暗くなってからだから それまでの間 クレメンテに泉の管理とは何をしているのかを 聞いてみた
木々を計画的に伐採し整えている事と 泉に行く人達の人数規制をし 泉と周辺2mを結界で覆って 妖精しか入れないよう 泉を荒らされないよう 念の為 警備を配置しているそうだ
いいね~ そのまま 続けていって欲しい
だから もし 泉が荒らされると どうなるのかを聞かせ きちんと記録に残してくれるようお願いした
代替わりしていっても この泉が清浄なままでいられるように
いろいろと 話をしている内に 徐々に日が傾き 周囲が薄闇に包まれ始めた
「そろそろですね」
「そうですね ちょっとドキドキします 実は どの様に妖精の世界からこちらに来るのか 見てみたかったので」
「そうなのですか あっ いらしたみたいですよ」
泉の中から 次々と光が浮かび上がると それらが徐々に羽の生えた人間の姿へと変わっていった
OH~ 素晴らしい~
パチパチパチ
思わず拍手してしまった
妖精達がこちらに気付くと指をさし 大きな声で話しながら こちらに近付いて来てくれた
「あ~ 来てくれた~」
「本当ですね こんばんは可愛い方」
「お前達が話していた人間か?」
「そうだよ~ 羽が無いけど 妖精みたいだろ~」
「そうだな 初めまして可憐なかた」
「初めまして そしてそちらの方達はお久しぶりです 皆さんにあえて嬉しいです」
私は挨拶の後 テーブルやお茶等のセットを用意し お話がしたいのでと席について貰った
魔国の泉での出来事に始まり 今の状況 そして今後を話していった
一通り話し終わった後 率直に尋ねてみた
「魔国へも行って貰えませんか? 条件や要望等あったらなるべく叶えられるよう検討させ 知らせます お願い出来ませんか?」
「そうだね~ 僕達だけじゃ決められないね~」
「君は関係ないのに この世界の為 一生懸命だから 話すだけはしてあげるよ」
「怖い思いをさせられた仲間が何て言うか判らない」
「関係ないこの国にさえ来るのを嫌がっている子もいるんだよ」
「今後は妖精さん達の安全を保障できるよう 結界を強固にするので そう伝えて下さい」
「う~ん じゃあ 5日後の夜 また話そう」
「はい 宜しくお願いします」
「ちなみに このお菓子 まだある?」
「いっぱいありますよ お土産に持って帰ります?」
「ありがとう 明日帰る時に持っていくね」
念の為 防水用パッキンの付いた袋にお菓子を多めに詰めて 渡した
「では またっ」
再び来る約束をして 私達は転移を使って 神殿へと帰った
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