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ローガレン龍国 龍王 ギルデガルド

温泉

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温泉が出たぞ~

地殻変動のせいか 別荘からわりと近場から お湯が湧き出たらしい

野次馬根性で見に行ったら 温泉街特有の硫黄の香りが 漂っていた

鑑定したから間違いない

ブシュウウウウ

思っていた以上の水量が噴出していて 山肌を下の方に向かって小川が出来ていた

湯気は上がっているが・・・

収納から 飛沫にでもあげようと思っていた生肉を取り出して 小川でしゃぶしゃぶしてみた

半生?

そっと指を入れてみたら 丁度良い湯加減だった

そうなったら もう あれだよね

そうっ!!

お風呂を作るっきゃないよね

一応 土地の所有者である ギルデガルドに断わってから お風呂づくりを開始した

まずは せっかく開いた温泉の吹き出し口が 塞がらないように 周りの土をコンクリートを流して平らに整え 収納から配管を取り出し繋げながら 吹き出し口に差し込んでいった

L字型の配管や二又に分かれている配管も接続して お湯の出口を二手に分けた

私だけじゃなく この世界の人達も 混浴はしないからね

お湯の濁りがなくなってきたのを見て 浴槽つくりを始めた

まずは 蓋をして 湯を一旦止め 作業を開始

周りの木々を 水刃で切断し収納 根も掘り起こして地面を平らに均した

お湯の出口に 二つ それぞれ20人位 入れそうな大きさの浴槽を掘って コンクリートを周囲に塗りながら タイルを貼っていく

手の空いている人達にも協力して貰った

皆で わいわい騒ぎながら貼ったから 楽しかった

ギルデガルドも手伝ってくれた

恐らく 初体験だろう (笑)

そのまま 洗い場の所も脱衣所もコンクリートを塗りながらタイルで仕上げた

収納していた木々を取り出し 水刃で成形した板を使って 周りと二つの浴槽の間に仕切りを作る

6箇所に切れ込みを入れた丸太を電信柱のように立てて その切れ込みに板を差し込んだだけの簡単なつくりにし 扉も収納にあるものを使ったので 直ぐに出来上がった

屋根は脱衣所の部分にだけつけた

夜空を見ながら入れるように

雨が降っていない時だけ限定使用だね

廃水は清浄化を付加した配管を通って外に流した

脱衣所の部分にすのこを敷いて 洋服やタオルを入れる棚と籠を置き

洗い場の所には ボディソープとシャンプー 桶とまる椅子を置いて 完成

魔法は凄い

あっという間に出来上がったよ

蓋を外して お湯を出した

源泉掛け流しっていいよね

おっと 忘れてた

慌てて 入り口にプレートを貼り付けた

黒の♂ 赤の♀マークを・・・

別荘にいる人達全員に女湯 男湯の説明をした

一番風呂はそれぞれ 私とギルデガルドが入った

皆も一緒にと誘ったけど

 「主とご一緒には入れませんから 後から入らせて戴きます」

って遠慮されてしまった

まぁ 無理強いは出来ないよね そういう仕事だろうし


 「ギルデガルド 湯加減は大丈夫?」

バシャン ゴホッゴホッ

 「っ ああ 丁度良い」

・・・何があった? 何故か 慌てたような感じだ

もしかして お風呂に入っていて 声をかけられるとは思っていなかったのかな?
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