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ローガレン龍国 龍王 ギルデガルド

地震

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カタ カタ カタ カタ

んっ

窓が軋む音で目が覚めた

ガタ ガタ ガタ ガタ

おっ おう 地震だ

こっち来て 初だ

こっちにも 地震ってあるんだ

震度3~4位かな

日本産の私は ある意味慣れっこだ

しょっちゅう あるからね

このぐらいだったら 慌てる事ないと思って 二度寝しようと思っていたら

バンッ

思いっきり 扉を開けて マリーナが飛び込んできた

 「百合愛様!ご無事ですか」

あまりの血相で

えぇ 見ての通りですと言える雰囲気じゃなかった

 「大丈夫です」

マリーナが部屋の中を見回して

 「ここは大丈夫なようですね 他の所は本棚が倒れ 飾り物等が落ちて壊れたり 一部 壁が崩れたりしてるのですが・・・良かったです」

いやいや 良くないでしょ この部屋が大丈夫って事は 結界のおかげかな?

 「もしかしたら 結界のおかげかも ギルデガルドの方はどうだろう 同じように結界を張ってあるから ここと 同じ感じで たぶん 問題なかったんじゃない?」

 「確認してまいりま(百合愛 大丈夫か?)す」

マリーナが話している最中に割り込み発生

ギルデガルド本人登場

無事を確かめる様に上から下まで目線が動いた後 強く抱き締められた

ギルデガルドの心臓が速く鼓動していた

私の事 凄く 心配してくれたんだ・・・

嬉しいかも・・・

 「私は大丈夫です ちょっと 揺れたかなっていう程度だったので」

 「俺の部屋も大丈夫だったが どうやら百合愛の結界のおかげのようだな」

私を抱き込んだまま 部屋の中を見回した

 「結界を張っていたのは2ヶ所だけだったけど 怪我人とか居ませんか?大丈夫ですか?」

 「崩れた壁の下敷きになった者もいた様だが 百合愛の物理防御を付加された者だったから 無傷だったようだ 上に乗った瓦礫も直ぐに取り除き 多くの者を助け出せた ありがとう」

 「いいえ 良かったです まだ夜明け前だから被害の状況が判り辛いでしょうけど 着替えますから 待っていてもらえますか? 一緒に見て回りたいので・・・」

 「・・・解った 本当なら安全な場所で待機していて欲しいのだが 離れていると不安だからな 共に行動しよう」


急いで動き易い服に着替えると 光球を打ち上げ 周辺を明るく照らし ギルデガルドと 別荘内とその周辺を見て回りながら 土魔法で壁を修復し 風魔法で 装飾品の破片を集めた

どうやら 思っていたより 震度は上のようだ

 「震源地が何処か判らないけれど これは近隣の町や村の様子も見た方が良さそうですね」

 「何人か馬を出して見回りに行かせたが 思った以上に被害が大きいかもしれん」
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