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ローガレン龍国 龍王 ギルデガルド
プレゼント
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朝 起きると テーブルの上に 乗馬服等 乗馬するのに必要な用品が 箱に入って積み上げられていた
ギルデガルドからの贈り物だと 侍女から言われ 今日 時間が取れたので 共に 遠乗りに出かけたいから こちらに着替えて 待っていて欲しいとの 伝言が伝えられた
着替えて 食事を部屋で摂った後 飲み物を飲んでいると ギルデガルドが迎えに来てくれた
「プレゼントありがとう デザインも可愛くて うれしい」
「ああ 何を着ても可愛いが それも とても似合っている」
手をとって ダンスの様に くるりと一回りされてから 抱き締められた
こめかみに軽く KISS してから 腰に回した手をそのままに案内された
ギルデガルドに連れて行かれたのは 厩舎だった
十数頭の馬が繋がれている
城にいる軍馬らしく どの馬も龍人を乗せてもびくともしなそうな 立派な体躯をしている
中には 以前デートの時に お世話になった 綺麗な漆黒の馬もいた
「百合愛 どれに乗りたい?」
どれと言われても どの馬も 外に出かけたいからなのか 前に行くと 自分から顔を摺り寄せてくる
かっ かわいい 正直 目移りするわ~
でも 実際問題 乗るとするなら 大きすぎるのは 跨るのに 足を大きく開かないといけなくて 疲れるだろうから 少しでも 体の幅が小さい子を 選ぼう
一通り見てまわって 真っ白で たてがみと尻尾が 淡い金色をしている子に決めた
「この子でお願いします」
「エレノアだな 百合愛の馬だ 大切にしてやってくれ」
「えっ 私の馬って?」
「前に街に行くときに言っただろ プレゼントすると」
「あれ 本気だったのですか?」
「勿論 じゃあ鞍をつけて とっとと行くぞ」
侍女が部屋から運んできた鞍を 厩番の青年が馬に装着してくれた
その間に 飛沫をいっしょに走らせて良いか 確認した後 呼び出した
キュ~ン キュ~ン ペロペロ バッサ バッサ
もの凄い 甘えぶり ペットじゃないんだよ君 と思いながらも ぎゅ~っと抱き締めてしまう 私
だって 可愛いんだもの しょうがない
口周りを べたべたにされたから 一応「清浄化」をかけてから さぁ 行こうと思って ギルデガルドを見たら 何故か口元を引きつらせて 飛沫を見ていた
飛沫を見ると 晴れやかなドヤ顔で ギルデガルドを見ていた
効果音を入れるとすると フフンって感じかな
ギルデガルドに視線を戻すと ぐいって 引き寄せられて 思いっきり 舌を入れたKISSをされた
飛沫が 私達の間に鼻面を入れて 引き離そうとするけど 腰をがっちり抱え込まれているから入り込めないようだ
なっ 長い はなで息をするけど 酸欠になりそう
飛沫も ギルデガルドのズボンの裾をかじって引っ張ったりと 必死だ
最後に 唇をペロッて舐めてから 離れた
私が文句を言う前に
「もう 行くぞ」
と言いながら 脇を掴み持ち上げられ エレノアにひょいっと 乗せられた
ギルデガルドは すぐに漆黒の馬 ガイザーにひらりと乗って 走り出したので 慌てて鐙に足を掛けて追いかけた
追いついて 文句を言おうと顔を見たら とても嬉しそうにしていたから 言う気が失せてしまった
・・・まぁ いっかっ
ギルデガルドからの贈り物だと 侍女から言われ 今日 時間が取れたので 共に 遠乗りに出かけたいから こちらに着替えて 待っていて欲しいとの 伝言が伝えられた
着替えて 食事を部屋で摂った後 飲み物を飲んでいると ギルデガルドが迎えに来てくれた
「プレゼントありがとう デザインも可愛くて うれしい」
「ああ 何を着ても可愛いが それも とても似合っている」
手をとって ダンスの様に くるりと一回りされてから 抱き締められた
こめかみに軽く KISS してから 腰に回した手をそのままに案内された
ギルデガルドに連れて行かれたのは 厩舎だった
十数頭の馬が繋がれている
城にいる軍馬らしく どの馬も龍人を乗せてもびくともしなそうな 立派な体躯をしている
中には 以前デートの時に お世話になった 綺麗な漆黒の馬もいた
「百合愛 どれに乗りたい?」
どれと言われても どの馬も 外に出かけたいからなのか 前に行くと 自分から顔を摺り寄せてくる
かっ かわいい 正直 目移りするわ~
でも 実際問題 乗るとするなら 大きすぎるのは 跨るのに 足を大きく開かないといけなくて 疲れるだろうから 少しでも 体の幅が小さい子を 選ぼう
一通り見てまわって 真っ白で たてがみと尻尾が 淡い金色をしている子に決めた
「この子でお願いします」
「エレノアだな 百合愛の馬だ 大切にしてやってくれ」
「えっ 私の馬って?」
「前に街に行くときに言っただろ プレゼントすると」
「あれ 本気だったのですか?」
「勿論 じゃあ鞍をつけて とっとと行くぞ」
侍女が部屋から運んできた鞍を 厩番の青年が馬に装着してくれた
その間に 飛沫をいっしょに走らせて良いか 確認した後 呼び出した
キュ~ン キュ~ン ペロペロ バッサ バッサ
もの凄い 甘えぶり ペットじゃないんだよ君 と思いながらも ぎゅ~っと抱き締めてしまう 私
だって 可愛いんだもの しょうがない
口周りを べたべたにされたから 一応「清浄化」をかけてから さぁ 行こうと思って ギルデガルドを見たら 何故か口元を引きつらせて 飛沫を見ていた
飛沫を見ると 晴れやかなドヤ顔で ギルデガルドを見ていた
効果音を入れるとすると フフンって感じかな
ギルデガルドに視線を戻すと ぐいって 引き寄せられて 思いっきり 舌を入れたKISSをされた
飛沫が 私達の間に鼻面を入れて 引き離そうとするけど 腰をがっちり抱え込まれているから入り込めないようだ
なっ 長い はなで息をするけど 酸欠になりそう
飛沫も ギルデガルドのズボンの裾をかじって引っ張ったりと 必死だ
最後に 唇をペロッて舐めてから 離れた
私が文句を言う前に
「もう 行くぞ」
と言いながら 脇を掴み持ち上げられ エレノアにひょいっと 乗せられた
ギルデガルドは すぐに漆黒の馬 ガイザーにひらりと乗って 走り出したので 慌てて鐙に足を掛けて追いかけた
追いついて 文句を言おうと顔を見たら とても嬉しそうにしていたから 言う気が失せてしまった
・・・まぁ いっかっ
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