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ローガレン龍国 龍王 ギルデガルド

道中

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出発する時に 先程見た乗り物を出し 俺達に速度を合わせるからと 試しにと一緒に走らせた

速度を決める為と道案内の為に 乗り物の斜め前に2頭走らせ 一定の距離毎に休憩をはさむ事や 停止する場合の合図の擦り合わせ等をした

そして 再度 フェンリルを召喚し紹介してくれた

飛沫というそうだ

ガウ♪

挨拶された?

頭が良さそうだ

百合愛様の世界の乗り物との事だが 団長が試しに 次の休憩の時まで乗せて貰ったら かなり興奮していて 乗り心地や中の様子を熱く語っていた

・・・初めて見た

大興奮ではしゃいでいる団長

かなり ドン引きだ

そして 飛沫にもドン引いた

百合愛様の乗り物の隣を 走っていたかと思ったら かなりのスピードで度々 離脱

しばらくすると 戻ってきて 何しているのかと思っていたら 何回目かの休憩の時に 百合愛様の隣に来て 腕輪の中から大漁の獲物を 次々と出してきた

そして それを 黙々と百合愛様が 自分の方の収納に移しかえていた

頻繁に移しかえるのが 面倒だからと 飛沫の腕輪の容量を 拡張していた

あれ 拡張しすぎじゃないか?

そして それをきちんと使いこなしてるようだ

賢すぎないか?

俺達の駆けさせる 馬の速度を落とす事無く 先々の魔獣や獲物を狩っていたとは

凄いな

どれ位のレベルがあるのだろう

敏捷も攻撃力も かなり上じゃないと こんな芸当できないよな

それに 百合愛様の収納 どこまで入るんだ?

もしかして 無限収納か?

お昼の時 机やイスや料理を出し 野営の時の料理も 寝台列車?という 巨大な乗り物も 全部 百合愛様の収納から 取り出していた

俺達の分の 食事場所や料理も用意してくれ 普通なら移動の時 味気ない乾物や 硬いパンを 馬上で食べたりもするのに この護衛任務 役得すぎる

野営の時も 俺達はテントを張って シフトを決め 順番に交替しながら就寝しようと思っていたのに 俺達にも 寝台列車を使うよう 勧めてくれた

設置も 片付けもしなくていいし ベッドも設置してあって 宿泊所のようだ 結界も張ってくれ 見張りも必要ないとの事

寝台列車に乗る前に 清浄化の魔法までかけてくれ 至れり尽くせり

全然 移動が苦じゃない!!

これ とっても重要

我侭を言わないどころか 皆の為に いろいろとしてくれた

その上 なんと言っても とっても 可愛いらしい

何これ!!

百合愛様の専属護衛とか

羨ましすぎる!!
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