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ルーレシア魔国 魔王 シャルドネード

農地改善

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泉の改善の目処が立った

でも まだやることはある

泉が改善するまでと 妖精が来てくれるかわからない状態で 作物をより多く 実らせる事 だ!

シャルドネードに頼んで 城から近くて 実験に丁度いい大きさの農地を 探してもらった


昼食を食べて まったりとお茶をしている所に ゼイン侍従長がやって来た

 「実験に協力してくれる農場が決まりましたので ご案内いたします」

 「ゼイン侍従長 お手数おかけします 宜しくお願いします」

 「ゼインでいいですよ それに魔国の為に して下さる事 お手数ではないですよ とても感謝しています」

・・・何故 そこで マリーナがどや顔をする?


案内させた農場で見たのは やせ細った土地に実った 麦?米?みたいな穀物

一粒 一粒 見てみたけど ガッレシニアの物より だいぶ小粒だった

収獲の時期は丁度 一月後くらいらしいが これ以上 粒は大きくならないらしい

とりあえず 農場を半分 ロープで仕切って 右側だけ 水を撒いた後 毎日清浄化するように ゼインに伝えた

今日や私が出来る時は 私がするけど 出来ない日は 清浄化をかけられる人が 変わりにしてくれるよう

 「まずはこれで 途中からでも 作物の実りに違いが出るのか 調べます 次に こちらの土地 10m四方 ロープで囲った部分を 清浄化をかけながら 耕して水を撒き 苗を植えてから 念のためもう一度 清浄化をかけてみます ですので 耕したら すぐ植えられるように 苗の準備を お願いします」

土魔法と風魔法と清浄化を同時に発動して 空気を混ぜるように 1m程の深さまで 土がやわらかくなる様に搔き混ぜた後 畝をつくり 軽く水を撒いた

 「「「「「「オオ~」」」」」」

驚きの喚声が上がった

・・・耳が痛い

 「では 皆さん 苗を植えるのを 手伝ってください」

ゼインも含めて 護衛の皆や メイド達 農家の人達で 植えていったので すぐに植え終わった

手とかいろいろ汚れていたから 畑に清浄化をかけるついでに 皆にもかけて綺麗にした

 「では こちらの畑も程よい水分と 清浄化を毎日かけるようにして下さい」

 「わかりました」

 「出来れば このノートに 観察した事を毎日 書き記して欲しいのですが もちろん 私がいる時は 私が書きますし いない時は 清浄化をかけてくれた人が 書いて下さい 毎日チェックしますので」

 「わかりました その様にします」


 「百合愛様 お飲み物をご用意致しました 此方へどうぞ」

話が終わるタイミングを見計らって マリーナに声をかけられた

のどが渇いていたから 丁度よかった

ありがとうと伝えて ゼインもお茶に誘った

始めは ご一緒の席など 恐れ多い と断られたけど シャルドネードの普段の話とか 聞かせて欲しいからと言ったら 嬉しそうに座ってくれた

 「魔王様に興味を持って戴けて 嬉しいです」

・・・OH 忠臣 いい部下持ってる~

こんな機会 滅多にないかもしれないし いろいろ聞いておこう

 「ゼインは侍従長になって長いの?」

 「かれこれ780年になります」

 「(なっが)若く見えますよね 魔人の方達の寿命って 何歳なんですか」

 「私の両親が 2830歳位なのですが 多少ふけたように感じますが ぴんぴん してますね 年取ると途中から 皆 歳を数えなくなるので はっきりとは判らないのですが 恐らく4000歳位かと・・・」

 「長寿なんですね」

 「はい エルフ達より 長生きしますよ 出生率は 種族の中で一番低いですが」

 「シャルドネードは何歳か 判ります?」

 「正確にわかる者は 誰一人いません 私達は親から産まれますが 魔王様は違います 寿命も解っていません 前魔王が討伐によって なくなられたらしいというのは解っているのですが 魔王様がいない 次期もありますので・・・」

 「そうなのですか・・・では 好きな食べ物とか 色とか 好きな事とかわかりますか? 教えて下さい」

 「それでしたら わかります フルーツタルトが好きですね 果物は何でもいいようです その季節にあった物を食べています 色はたぶん黒だと思います 衣装も黒がメインですし いや でも こっちが勝手に用意しているだけとも いえますから でも・・・希望や文句を聞いた事がないので 嫌いではない というところでしょうか?好きな事や趣味というは よくわからないですね 日々仕事に追われて まとまった時間が 取れないようです あえて挙げるなら 読書でしょうか ちょっとした時間に 長いすに横たわりながら 本を読んでいるのを 見た事がありますので」

・・・ふ~ん なるほど プレゼントする時は タルトもいいかもしれない 参考にしよう

 「ありがとう 教えてくれて」

 「どう致しまして また何かありましたら お気軽に お聞き下さい」

 「ええ その時は宜しくね♪」



マリーナが 片付けながら 私の耳元で

 「アイゼン王子の好きな事は 百合愛様といる事ですよ ボソッ」

・・・えっ?
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