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ルーレシア魔国 魔王 シャルドネード
エルフと泉
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森の中に柵に囲まれた 開けた所があり 入り口には 門番みたいなエルフが二人 立っていた
シャルドネードが 族長に用があるとの旨を伝えると 伝えてくるのでここでお待ち下さいと言われた でも それを制し 自分たちが 直接出向くから良いと言い 門を通り過ぎた
エルフの里は ラノベであるような 木のうろの中に家があったり ツリーハウスではなく ログハウスみたいな家が並んでいた
通りをまっすぐ15分ほど進むと 周りの家より 2倍以上の大きさの家が見えてきた
まだ早朝だった為か 家の外には 門番以外 人がいない 気配遮断 消音 消臭 をかけているから 騎士達が大勢通りを歩いていても 気付いて出てくる者もいない
騎士の半数に指示を出し エルフが里から出ないよう 散開して見晴らせてる間に 私達は 族長の家へと乗り込んだ
「これは 何事ですかな?」
「泉の管理の確認に来た 族長は共に来るように 他の者は 里から出る事を禁ずる」
「何の為ですかな?」
「現状を正確に把握する為 他の者に先回りされて 手を加えられない様にしたまで それに 貴方にはいろいろ聞きたい事があるからな 例えば 森が縮小している件に関してとか」
「・・・・・・・・」
「ご理解頂けたなら 泉までご同行願おうか」
「・・・・・・・・」
うな垂れたままの族長を連れて 泉がある場所へ向かった
動物どころか 鳥の鳴き声さえ聴こえない 森の中を 進んでゆく
そこら中の木々に蔦が絡まり 清浄からかけ離れた おどろおどろしい森
沢らしい場所を見つけたが 水は流れていない
さらに 奥の方へと進み 丸く開けた場所に出ると 族長は歩みを止めた
そこには ただの淀んだ池があった
「・・・まさか ここが 泉?」
水が湧き出ていない
周りを見渡すと 避暑地か? と思うようなロッジが数棟 池を囲むように建てられていた
いつから建てられているのだろう?
かなり年代を重ねているように見える
この場所を 私有地と勘違いしているのだろうか
こういう場所は どちらかと言えば 禁足地として 入場制限があってしかるべきだと思う
人見知りの妖精が こなくなった原因 これじゃない?
シャルドネードと宰相が このような事態になっているにもかかわらず 報告がなされていない事に対して 族長に詰め寄っている
だよね~ これは酷過ぎる
私の仮説としては
綺麗な泉に夜 妖精が淡く光ながら飛び回る
↓
周りにロッジを建てて観光地に
↓
妖精来なくなる
↓
浄化するものがいなくなる
↓
池が淀む
↓
各地に悪影響がでる
これは ここ100年の中の事ではないだろう
徐々に悪くなっていったのだとして 400~500年かな
ガッレシニアから 魔国への食料輸出量が 年々上がっていってると勉強している
輸出量が 急激に上がりだしたのが 大体400年前だからだ
恐らくだが 泉から遠い地から 浄化の力がなくなっていって 食物が育たなくなっていったのだろう
私が考えた事を シャルドネードと宰相に伝え とりあえず 周りのロッジの撤去 池の清掃 木々から蔦を撤去 この地全体の清浄化 をすすめた
作業は 騎士達の監視の下 エルフ達にやらせればいいだろう
あと エルフ族は管理能力がないから エルフの里を移動させ 縮小した森を含めた この地は 国が管理した方がいいと 言っておいた
・・・まぁ これで 妖精達が戻って来てくれるかは 判らないけれど エルフ達が入り込んで悪さをしないよう 泉とその周辺15kmくらいを「結界」で覆った
これで 作業が終わって この地を出たら 私の許可がない限り もう二度と入れないようになる
騎士達の半分は そのまま エルフ達の監視に残し 私達は 族長を連れて城へと帰り 他の族長達を集め 緊急会議を行った
シャルドネードが 族長に用があるとの旨を伝えると 伝えてくるのでここでお待ち下さいと言われた でも それを制し 自分たちが 直接出向くから良いと言い 門を通り過ぎた
エルフの里は ラノベであるような 木のうろの中に家があったり ツリーハウスではなく ログハウスみたいな家が並んでいた
通りをまっすぐ15分ほど進むと 周りの家より 2倍以上の大きさの家が見えてきた
まだ早朝だった為か 家の外には 門番以外 人がいない 気配遮断 消音 消臭 をかけているから 騎士達が大勢通りを歩いていても 気付いて出てくる者もいない
騎士の半数に指示を出し エルフが里から出ないよう 散開して見晴らせてる間に 私達は 族長の家へと乗り込んだ
「これは 何事ですかな?」
「泉の管理の確認に来た 族長は共に来るように 他の者は 里から出る事を禁ずる」
「何の為ですかな?」
「現状を正確に把握する為 他の者に先回りされて 手を加えられない様にしたまで それに 貴方にはいろいろ聞きたい事があるからな 例えば 森が縮小している件に関してとか」
「・・・・・・・・」
「ご理解頂けたなら 泉までご同行願おうか」
「・・・・・・・・」
うな垂れたままの族長を連れて 泉がある場所へ向かった
動物どころか 鳥の鳴き声さえ聴こえない 森の中を 進んでゆく
そこら中の木々に蔦が絡まり 清浄からかけ離れた おどろおどろしい森
沢らしい場所を見つけたが 水は流れていない
さらに 奥の方へと進み 丸く開けた場所に出ると 族長は歩みを止めた
そこには ただの淀んだ池があった
「・・・まさか ここが 泉?」
水が湧き出ていない
周りを見渡すと 避暑地か? と思うようなロッジが数棟 池を囲むように建てられていた
いつから建てられているのだろう?
かなり年代を重ねているように見える
この場所を 私有地と勘違いしているのだろうか
こういう場所は どちらかと言えば 禁足地として 入場制限があってしかるべきだと思う
人見知りの妖精が こなくなった原因 これじゃない?
シャルドネードと宰相が このような事態になっているにもかかわらず 報告がなされていない事に対して 族長に詰め寄っている
だよね~ これは酷過ぎる
私の仮説としては
綺麗な泉に夜 妖精が淡く光ながら飛び回る
↓
周りにロッジを建てて観光地に
↓
妖精来なくなる
↓
浄化するものがいなくなる
↓
池が淀む
↓
各地に悪影響がでる
これは ここ100年の中の事ではないだろう
徐々に悪くなっていったのだとして 400~500年かな
ガッレシニアから 魔国への食料輸出量が 年々上がっていってると勉強している
輸出量が 急激に上がりだしたのが 大体400年前だからだ
恐らくだが 泉から遠い地から 浄化の力がなくなっていって 食物が育たなくなっていったのだろう
私が考えた事を シャルドネードと宰相に伝え とりあえず 周りのロッジの撤去 池の清掃 木々から蔦を撤去 この地全体の清浄化 をすすめた
作業は 騎士達の監視の下 エルフ達にやらせればいいだろう
あと エルフ族は管理能力がないから エルフの里を移動させ 縮小した森を含めた この地は 国が管理した方がいいと 言っておいた
・・・まぁ これで 妖精達が戻って来てくれるかは 判らないけれど エルフ達が入り込んで悪さをしないよう 泉とその周辺15kmくらいを「結界」で覆った
これで 作業が終わって この地を出たら 私の許可がない限り もう二度と入れないようになる
騎士達の半分は そのまま エルフ達の監視に残し 私達は 族長を連れて城へと帰り 他の族長達を集め 緊急会議を行った
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