運命を引き寄せる魔方陣～魔方陣出現あなたならその時どうしますか？～

大器晩成らしい

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ルーレシア魔国　魔王　シャルドネード

入場

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　「恥ずかしいから降ろして下さい～」

　「・・・無理」

　「無理って・・・」

　「もう少し　このままでいさせてくれ」

　「・・・・・・・・・」

「もう少しだけ・・・」

・・・　仕方ないな～

私って　甘えられると弱いな～

再認識

カチャ

何気に　後ろからついてきていた侍従が　部屋の扉を開けてくれた

シャルドネードの手は　私で塞がっているからね

中に入っていくと　私が魔国に滞在している間の　メイド候補達が　メイド長と共に　私専用の部屋で　並んで待っていた

私は　シャルドネードに抱き上げられたまま　部屋に入っていったが　表情をかえる事無く　歓迎の言葉をかけてくれた

・・・動じないとは　なるほど　職業意識は高い

シャルドネードにおろして貰って　メイド達に近づいていった

メイド長含めて　７名に　耳に触れていいかを聞いた後　加護を付与し　説明しながら　腕輪を渡した

４名は残念だけど　該当しなかった

恐らく　人間に傅くのが　嫌だったのだろう

若しくは　シャルドネードに　気があるか・・・

該当しなかった者達に　選ばれなかった　理由を求められたので　メイド長を呼んで

　「人は　相手を見下し　蔑んだり　反発心　とか持っている相手には　笑顔を向けても　無表情でいたりしても　眼や口元　こめかみ　手等にそれらが表れます　だからトラブルになりそうな人には　初めから　側に寄って欲しくない　と思って抜かしています　また　中立的な人も抜かしています　いい方にも　悪い方にも転ぶ可能性があり　相手も様子見をしているのですから　私も様子見をして省いてます　どなたが　中立的で　どなたが違うのかは　お知りになりたいのであれば　伝えますが　この４名は　私の近辺から外しておいて下さい」

と耳元で伝え　本人達にこの事を　伝えるか伝えないかは　メイド長に一任した

一段落したと判断したのか　シャルドネードに手を引かれ　ソファーへと腰を下ろした

メイド長が　手際よく飲み物を準備し　私達の前に音をたてないように　静かに置いた

さっきの４人は　いつの間にか部屋から　出してくれていた

OH～　やるな　メイド長

ところで　座る距離　近すぎない？

まぁ　近いというか　がっちり　腰を　ホールドされて　もたれかからされている状態

ちょっと～

どきどきし過ぎて

心臓に悪いんだけど～

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