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ガッレシニア王国 神官長 クレメンテ
準備
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いよいよ 魔国に向けて出発する日が 明日になって 今日一日 護衛等 確認の為の作業で皆 慌ただしくしている
専属メイド候補達だが修行?を終えても いまだにマリーナのお許しが出ないようで 魔国へ連れて行って仕上げると 意気込んでいた
そんなに 戦闘色濃厚にしなくていいんだけどね
口出しできる雰囲気ではないようだ
・・・Oh スパルタ
明日は 私運転の小型バスに マリーナと専属メイド候補達を乗せて 周りを騎乗した護衛達で固めて 魔国に向かう予定だ
運転の仕方は 今マニュアルを読み込んでいる所だ まあ何とかなるだろう
ガソリンも満タンに入っているし バス自体に 物理防御・魔法防御・自動修復を付加しているので 運転中 壊れる事もないだろうし 安全運転を心がければ無問題
もちろん 排気ガスで 空気が汚れないように 清浄化の魔法も 付加している
皆の着替え等の荷物も それぞれの腕輪の中に収納してあるようだ
有効に活用してくれているようで嬉しい
魔国に着くまでの 私の着替えや装飾品は マリーナが用意して 収納して行くようだ
私は 追加注文した 腕輪の付加を ちゃんと終わして 収納しておいたし 魔国に着くまでの 皆の食料も 私の収納に入れてある
私のは 時間停止機能が付いているからね 傷まなくていいよね
本当に便利だわ
クレメンテをみると うん しょんぼりしているね
神殿にいる間 毎日一緒に過ごしていたからね
しばらく 会えないとなると 寂しいよね
でも食事の時以外 ずっと後ろから抱き付いて 頭に頬をつけられているのだけれど 仕事はいいのかな?
私 実は クレメンテを引っ付けたまま マニュアルを読んでいたんだよね・・・
(召喚される前 インターネットで調べて 記憶していたけれど 念のため本でも確認している所)
甘えてくるなんて ちょっと意外だったけど 嫌いではない
実は 可愛いと感じてしまっているんだよね
マニュアルが読み終わり 収納にしまう
手順はばっちり あとはぶっつけ本番で頑張るしかない
手が空いたからではないが なんとなく クレメンテの頭を撫でてみた
10歳も年上の 神官長相手に していいものか迷ったけど
・・・うわっ さらっさら 手触りがいい
やめられない 止まらないってやつだ
「しばらく 会えなくなりますが 私の事 忘れないで下さい」
小さい声だったから 聴こえづらくて 振り返って 今なんて言ったか 聞き返そうとしたら 私の左頬に手を添え
「愛しています 貴女だけです・・・」
と いいながら 徐々に近づく顔
この後 何が起こるかなんて解りきっていたから 避けようと思えば避けられた でも 何故かそれをしようとは思わなかった
静かに合わさった唇 そっと舐められ 薄く開けて迎え入れた
官能を引き出すような 激しいものではなく
愛している事を 伝えるような
放したくないと 縋るような
そんなKISSだった
専属メイド候補達だが修行?を終えても いまだにマリーナのお許しが出ないようで 魔国へ連れて行って仕上げると 意気込んでいた
そんなに 戦闘色濃厚にしなくていいんだけどね
口出しできる雰囲気ではないようだ
・・・Oh スパルタ
明日は 私運転の小型バスに マリーナと専属メイド候補達を乗せて 周りを騎乗した護衛達で固めて 魔国に向かう予定だ
運転の仕方は 今マニュアルを読み込んでいる所だ まあ何とかなるだろう
ガソリンも満タンに入っているし バス自体に 物理防御・魔法防御・自動修復を付加しているので 運転中 壊れる事もないだろうし 安全運転を心がければ無問題
もちろん 排気ガスで 空気が汚れないように 清浄化の魔法も 付加している
皆の着替え等の荷物も それぞれの腕輪の中に収納してあるようだ
有効に活用してくれているようで嬉しい
魔国に着くまでの 私の着替えや装飾品は マリーナが用意して 収納して行くようだ
私は 追加注文した 腕輪の付加を ちゃんと終わして 収納しておいたし 魔国に着くまでの 皆の食料も 私の収納に入れてある
私のは 時間停止機能が付いているからね 傷まなくていいよね
本当に便利だわ
クレメンテをみると うん しょんぼりしているね
神殿にいる間 毎日一緒に過ごしていたからね
しばらく 会えないとなると 寂しいよね
でも食事の時以外 ずっと後ろから抱き付いて 頭に頬をつけられているのだけれど 仕事はいいのかな?
私 実は クレメンテを引っ付けたまま マニュアルを読んでいたんだよね・・・
(召喚される前 インターネットで調べて 記憶していたけれど 念のため本でも確認している所)
甘えてくるなんて ちょっと意外だったけど 嫌いではない
実は 可愛いと感じてしまっているんだよね
マニュアルが読み終わり 収納にしまう
手順はばっちり あとはぶっつけ本番で頑張るしかない
手が空いたからではないが なんとなく クレメンテの頭を撫でてみた
10歳も年上の 神官長相手に していいものか迷ったけど
・・・うわっ さらっさら 手触りがいい
やめられない 止まらないってやつだ
「しばらく 会えなくなりますが 私の事 忘れないで下さい」
小さい声だったから 聴こえづらくて 振り返って 今なんて言ったか 聞き返そうとしたら 私の左頬に手を添え
「愛しています 貴女だけです・・・」
と いいながら 徐々に近づく顔
この後 何が起こるかなんて解りきっていたから 避けようと思えば避けられた でも 何故かそれをしようとは思わなかった
静かに合わさった唇 そっと舐められ 薄く開けて迎え入れた
官能を引き出すような 激しいものではなく
愛している事を 伝えるような
放したくないと 縋るような
そんなKISSだった
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