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ガッレシニア王国 神官長 クレメンテ

泉デート

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クレメンテから  デートのお誘いを受けた

16刻からだから そう遠くまではいけないだろう 何処に行くのか聞いたら

 「泉を 見に行かれた事は ありますか? 夜になると 妖精が 淡く光ながら 飛び回る所を見れるので そこに行こうかと」

 「妖精がいるのですか?」

・・・Oh ファンタジー

 「ええ 初めて貴女を見た時 あまりにも可憐で 妖精かと思いましたよ」

 「それは言いすぎかと・・・」

 「ふふ 見れば解りますよ あと 街中を抜けたら 神獣を呼びだしましょう たまにはかまってあげないと 拗ねてしまいますよ」

なんだかんだ契約してから 7日経っていたからね~

 「行くまでに 魔獣とか出ますか? 飛沫のレベルを上げたいです」

 「森の中にあるので ある程度はでますが 浅い所にあるので 強い魔獣はでないですよ」

う~ん クレメンテを 森の中連れまわすのは 何となく 気がひけるというか

仕方ない ちゃんとした 道を通って 出くわした獲物だけ 飛沫に狩らせよう

 「飛沫のレベルが 解らないので 弱いのから 慣らすので 丁度いいです」

 「分かりました では行きましょう 今から行けば 丁度いい時間に着きますよ」



ピュ~イ ピュイ♪

ガウ ガウ ガウ♪

・・・ご機嫌だな おい

街を抜けて 少ししてから 飛沫と 夕闇を それぞれ呼び出した

魔獣を狩って レベルを上げよう って言ったら 2匹が 競うように狩り出した

・・・勝手に 道をそれるんじゃありません

狩った獲物は 口に銜えたり 足で掴んで 持ってきたので 収納に突っ込んだ

夕闇が捕まえた分は クレメンテのフォルダを作って そこに入れておいた


森の中を進んでいると さらさらと水の流れる音や 魚が跳ねた様な音が 聞こえ出した

 「川が近いようですね」

 「ええ 川に沿って上流に行き 途中 二又に分かれていますので 右の 川幅の狭い方へ進み 突き当りまで行きますと 泉がありますよ」

クレメンテに 手を引かれながら 道を進んで行く 飛沫と 夕闇は・・・

ガサッ ヒョコ 茂みから獲物を持って飛び出してきた

・・・自由すぎる

 「飛沫 夕闇 もう少し先に行くと 道を曲がったりするから「いいよ」と言うまで 側にいてね」

ピュ~イ  ガウ

・・・了承でいいのかな?

本当は 一緒にいるのが 普通なんだからね 君達


川沿いを 上流に向かって 歩いていると オコゼみたいな魚が這っているのが 見えた ちっちゃければ可愛いけど あれ アザラシ位の大きさがあって 気持ち悪い

「烈風」思わず 手を出してしまった 飛沫に噛んで欲しくないんだもの

後から「鑑定」したら 吃驚のレアモンスター 滅多に遭遇しない上に かなり 美味らしい

首ちょんぱされた あれ 高額商品だった

でも・・・「収納」した後 念入りに手を洗った

だいぶ ぬめっとしてたんだよね~ 蛸みたいに塩で揉めば 滑りはとれるのかな?


分かれ道に着いたので 右側の川沿いの道に進んだ

後は 突き当りまで一直線だったので 飛沫達に「いいよ」って言ってあげたら 脇目もふらずに 森の中へと 消えていった

・・・遠くまで 行くなよ~

進む内 徐々に薄暗くなってきたので「光球」を周囲に浮かべ 明るくした

夜の森って ちょっと 怖いよね 霊的なアレ 絶対ヤバイ「清浄化」でおさらばできるよね?

・・・無理だった その時は

神様 HELP ME ~
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