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ガッレシニア王国 神官長 クレメンテ
調合
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昼食を とった後
「今日はいろいろあったから ゆっくりしましょう」
といって 神殿の庭へ 花を見に連れて行ってくれた
「此処にある花は 綺麗なだけではなく 薬効成分があるので 煎じて 薬としても 使われているのですよ 神官の中で 調合のスキルを持っている者が 調剤室で調合をしています 神官見習いが花を摘む役目ですが 時々気分転換も兼ねて 自分で摘みに来ているみたいですよ」
「調合している所をそっと見る事って出来ますか?」
「そうですね あらかじめ伝えておけば 大丈夫でしょう 日によっては 人の出入りを制限しないと いけない 貴重な薬草を使っての調合をしている時も ありますので」
「わかりました では大丈夫な日を 後で教えて下さいね」
「ええ もちろん 確認しておきます」
「所で クレメンテも神官見習いの時 花摘みをしてたのですか?」
「してましたよ 花によって取り扱い方が違いますし 繊細なものもあり 思った以上に大変なんですよ 興味がおありでしたら 専門の書物を持っているので お持ちしますよ?」
「読みたいです お願いします 後 神力の使い方が載っている書物と 儀式の取り仕切りに関して 書かれている文献も 空いている時間に ちょこちょこ読みたいので 貸して下さい」
・・・知識はあるにこしたことはないもんね
「では これから 書庫に行って 何点か選びましょう」
王城の書庫は 広くて立派&整理整頓されている 常に司書がいて 読みたい本を 直ぐに出してきてくれた
神殿の書庫はさらに広大 ある程度 分類はされているけど ざっくり入っていて 専任の人がいないから 自分で読みたい本を探すのは 時間がかかりそう
ある程度の場所を クレメンテに聞いて 後は端から読みながら 戻す時に わかり易い様に 並べ替えといてあげよう
何点か 見繕ってもらい 護衛達にも本を持って貰って 部屋へ帰った
部屋に帰ってまず 薬草関係の書物から読んでみた
その間 クレメンテは 書斎には行かず 何故か側で 仕事の書類を捌いていた
えっ 書斎で仕事しないの?別に 側に居られるの 嫌じゃないからいいけど・・・
コンコン
「失礼致します」
「クレメンテ様 先程問い合わせの件 10刻なら大丈夫との事です」
「ありがとう では10刻に行きますので そう伝えて下さい」
「はい かしこまりました では失礼致します」
「百合愛 調合の見学ですが 明日の10刻になりましたので 食事をとって ゆっくりお茶を飲んでから 行きましょう」
「はい 今から楽しみです お借りした薬草の書物 ある程度 読んでおきますね」
「体調を崩さないよう 日付が変わる前には 眠ってくださいね」
「ええ 勿論」
はい 寝不足です
ついつい集中して 関連してる書物まで 読んでしまった
一応 自分に「回復」をかけてから 起き上がり 仕度をした
部屋を出て直ぐ クレメンテに 寝不足を指摘され 食後 時間になるまで ソファーで座ったまま 仮眠を取らせてもらった
「移動する時に 起こしますね おやすみなさい百合愛」
と言って 唇に 触れるだけのKISS をされた
・・・Oh これがアイゼンだったら がっつりされていたんじゃない?
逆にこっちから してしまいそう ガオゥ
自分 草食系だと 思ってたんだけどな~
おこす時も ソフトタッチのKISSだった
アイゼンと比べたら悪いとは思うけど 何ていうか 遠慮がちというか 奥ゆかしいというか
「こちらが 調剤室になります そして 彼が調剤室長のラザニーです」
調剤室長を紹介して貰って 一番簡単な 初級回復薬をつくっている所を 見せてもらった後 調合体験もさせて貰えた
なぜか 初級の回復薬が 中級の効能を持っていて ラザニーが騒いでいた
同じ材料で 効能の違いが出ることは 無いはずって! 木の属性も持っているせいか?
15本 出来上がったなかの1本を 記念に貰って帰った(後で「複写」しておこう♪)
ちなみに 薬効の高い薬を作ったおかげか 友好的に接してくれるようになり 何人かに 加護をつける事が出来た
夜 ちょっと気になって「自己表示」を見てみたら 称号に 草木の恩恵 が付いていた
何だそれ と思って詳細を見てみたら 薬効上昇だって
これだな・・・原因
「今日はいろいろあったから ゆっくりしましょう」
といって 神殿の庭へ 花を見に連れて行ってくれた
「此処にある花は 綺麗なだけではなく 薬効成分があるので 煎じて 薬としても 使われているのですよ 神官の中で 調合のスキルを持っている者が 調剤室で調合をしています 神官見習いが花を摘む役目ですが 時々気分転換も兼ねて 自分で摘みに来ているみたいですよ」
「調合している所をそっと見る事って出来ますか?」
「そうですね あらかじめ伝えておけば 大丈夫でしょう 日によっては 人の出入りを制限しないと いけない 貴重な薬草を使っての調合をしている時も ありますので」
「わかりました では大丈夫な日を 後で教えて下さいね」
「ええ もちろん 確認しておきます」
「所で クレメンテも神官見習いの時 花摘みをしてたのですか?」
「してましたよ 花によって取り扱い方が違いますし 繊細なものもあり 思った以上に大変なんですよ 興味がおありでしたら 専門の書物を持っているので お持ちしますよ?」
「読みたいです お願いします 後 神力の使い方が載っている書物と 儀式の取り仕切りに関して 書かれている文献も 空いている時間に ちょこちょこ読みたいので 貸して下さい」
・・・知識はあるにこしたことはないもんね
「では これから 書庫に行って 何点か選びましょう」
王城の書庫は 広くて立派&整理整頓されている 常に司書がいて 読みたい本を 直ぐに出してきてくれた
神殿の書庫はさらに広大 ある程度 分類はされているけど ざっくり入っていて 専任の人がいないから 自分で読みたい本を探すのは 時間がかかりそう
ある程度の場所を クレメンテに聞いて 後は端から読みながら 戻す時に わかり易い様に 並べ替えといてあげよう
何点か 見繕ってもらい 護衛達にも本を持って貰って 部屋へ帰った
部屋に帰ってまず 薬草関係の書物から読んでみた
その間 クレメンテは 書斎には行かず 何故か側で 仕事の書類を捌いていた
えっ 書斎で仕事しないの?別に 側に居られるの 嫌じゃないからいいけど・・・
コンコン
「失礼致します」
「クレメンテ様 先程問い合わせの件 10刻なら大丈夫との事です」
「ありがとう では10刻に行きますので そう伝えて下さい」
「はい かしこまりました では失礼致します」
「百合愛 調合の見学ですが 明日の10刻になりましたので 食事をとって ゆっくりお茶を飲んでから 行きましょう」
「はい 今から楽しみです お借りした薬草の書物 ある程度 読んでおきますね」
「体調を崩さないよう 日付が変わる前には 眠ってくださいね」
「ええ 勿論」
はい 寝不足です
ついつい集中して 関連してる書物まで 読んでしまった
一応 自分に「回復」をかけてから 起き上がり 仕度をした
部屋を出て直ぐ クレメンテに 寝不足を指摘され 食後 時間になるまで ソファーで座ったまま 仮眠を取らせてもらった
「移動する時に 起こしますね おやすみなさい百合愛」
と言って 唇に 触れるだけのKISS をされた
・・・Oh これがアイゼンだったら がっつりされていたんじゃない?
逆にこっちから してしまいそう ガオゥ
自分 草食系だと 思ってたんだけどな~
おこす時も ソフトタッチのKISSだった
アイゼンと比べたら悪いとは思うけど 何ていうか 遠慮がちというか 奥ゆかしいというか
「こちらが 調剤室になります そして 彼が調剤室長のラザニーです」
調剤室長を紹介して貰って 一番簡単な 初級回復薬をつくっている所を 見せてもらった後 調合体験もさせて貰えた
なぜか 初級の回復薬が 中級の効能を持っていて ラザニーが騒いでいた
同じ材料で 効能の違いが出ることは 無いはずって! 木の属性も持っているせいか?
15本 出来上がったなかの1本を 記念に貰って帰った(後で「複写」しておこう♪)
ちなみに 薬効の高い薬を作ったおかげか 友好的に接してくれるようになり 何人かに 加護をつける事が出来た
夜 ちょっと気になって「自己表示」を見てみたら 称号に 草木の恩恵 が付いていた
何だそれ と思って詳細を見てみたら 薬効上昇だって
これだな・・・原因
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