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ガッレシニア王国 第1王子 アイゼン
デート 王子
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翌日 アイゼンから 一緒に出掛けようとの お誘いを受けた
着くまでは 内緒だといって 馬車に乗せられた
騎乗した近衛達と 私の護衛達が 馬車を取り囲むように守りながら 進んで行く
城門を抜け 城の周りの 堀に架かる橋を渡り 街中を ゆっくりと走らせていくと 40分程して 馬車が止まったのを感じた
「到着しました 失礼します」
外から声をかけられ 扉が開かれた
アイゼンからのエスコートを受けながら 馬車から降りると 目の前に 3階建ての 大きな建物がある
入り口が二つあり 向かって左側には 盾に向かって襲い掛かる獣の絵柄の上に 剣がクロスして付いている看板が 掛けられていた
右側には 契約書類みたいな紙に 羽ペンで サインを入れている絵柄の看板が 掛けられていた
「左が冒険者ギルドで 右が商業ギルドの入り口だ 見に行きたがっていただろう?」
「はい 見てみたかったので 嬉しいです こんなに早く 連れて来てくれて ありがとうございます」
護衛に 扉を開け「どうぞ」と促がされたので 中に入って行くと 正面にカウンターがあり 窓口に筋肉質な男性が3人 座っていた
冒険者同士の 揉め事があった時に 制圧する為 力のある人を 置いているらしい
なので自然と 男性職員のみになってしまったとか
物語の様な 可愛い うさ耳女子の受付は 存在しないらしい
酒場もなかった
酔って 暴れられると 面倒だかららしい
・・・なる程 残念
テンプレ経験したかった
まぁ これだけ 近衛+護衛が ついている人を襲う 馬鹿は いないか・・・
左から 新規・受注 達成報告 買取 の担当だそうだ
説明を受けている時に 正面奥にある階段から 一際がたいのいい 30歳後半くらいの 男の人が下りてきた
どうやら ギルドの最高責任者らしい
挨拶をした後 階段を上った先にある 応接室に通された
勧められたので 革張りのソファに アイゼンと共に 座らせてもらった
護衛達は後ろに控えていた
・・・Oh~ 圧迫感がある 狭い部屋に 私とマリーナ以外 大勢の 筋肉質な男達 潤いが足りないぞ!!
「はじめまして 百合愛と申します 今日はお忙しい中 時間を割いて頂き ありがとうございます 私のいた所には 冒険者ギルドというものが 存在していなかったので どういう所か 興味があったのです 本当は 登録して活動したかったのですが 残念ですが 駄目らしいので 見学だけさせて下さい」
「そうなのですか では職員をつけますので 実技修練所と 解体所をご案内できます 心行くまで 見学されていって下さい」
「ありがとうございます」
アイゼンにエスコートされながら 案内の職員の後についていく
解体所は かなりグロかった
解体ショーもきついが 臭いも厳しかった
血が 床にこびり付いているし 血の臭いや 獣 独特の臭いに降参した
私は自分の「無限収納」の機能の良さに 助かった~ と心底思った
時間停止 獲物自動解体 仕分け 不要部位分解 自動清浄の機能の御かげで 腐敗を見たり 触ったりする事なく 獲物の皮を剥いだり 内臓を取り出したり 洗浄したり 不要物の処理 等の 生々しい諸々を しないですんでいる
だから 思わず 解体所一帯を「消臭」「清浄化」していた
・・・めちゃくちゃ 職員に感謝された
そういう事のできる職員を置くか 依頼を出した方が いいと思う
福利厚生?っていうのかな?
職場環境改善の為にも 是非 してあげて欲しい
次に連れて行ってもらった 実技修練所では 何人かの男の人が 講習を受けているようだった
冒険者登録をした人で 戦闘経験の浅い人対象の 講習会だそうだ
剣の使い方 魔法の使い方 弓の使い方 を教えてくれるらしく 修練所も 3つに区切られていた
弓の的が置かれている所を見て 弓を射てみたくなったのでお願いした
弓は持っている(ボーガンも) 使い方も本を読んで知っている
だがしかし 実践はない
普通 狩りといったら 弓なんだろうけれど 魔法と剣で お手軽に済ませてしまったからね
とりあえず 収納に入っている弓かけを 右手にはめてから 修練所に置かれている 弓を借り 教えてもらいながら 試射してみた
60mも離れていて 始めは 的から大きく外れてしまったが 1射毎に補正していたら 4射目から 中心に射る事が出来る様になった
百発百中!!
新しい事が できるようになるって 楽しいし 嬉しいよね
・・・まぁ 的は動かないからね 獲物を狙うなら 動きや 風を読まないと駄目だし 難しいよね? でも狩りをしているっていう 実感はあるかな~
でも 自分で 獲物に刺さった矢を抜くのは~
・・・うんっ 無理だな
顎に手を当て 少し考えちゃった
そういえば 一人で楽しんじゃってたなと思い 横目でチラッと見てみたら アイゼン達が 無言で突っ立っていた 目の前で手を振ってみる
・・・石像のようだ
着くまでは 内緒だといって 馬車に乗せられた
騎乗した近衛達と 私の護衛達が 馬車を取り囲むように守りながら 進んで行く
城門を抜け 城の周りの 堀に架かる橋を渡り 街中を ゆっくりと走らせていくと 40分程して 馬車が止まったのを感じた
「到着しました 失礼します」
外から声をかけられ 扉が開かれた
アイゼンからのエスコートを受けながら 馬車から降りると 目の前に 3階建ての 大きな建物がある
入り口が二つあり 向かって左側には 盾に向かって襲い掛かる獣の絵柄の上に 剣がクロスして付いている看板が 掛けられていた
右側には 契約書類みたいな紙に 羽ペンで サインを入れている絵柄の看板が 掛けられていた
「左が冒険者ギルドで 右が商業ギルドの入り口だ 見に行きたがっていただろう?」
「はい 見てみたかったので 嬉しいです こんなに早く 連れて来てくれて ありがとうございます」
護衛に 扉を開け「どうぞ」と促がされたので 中に入って行くと 正面にカウンターがあり 窓口に筋肉質な男性が3人 座っていた
冒険者同士の 揉め事があった時に 制圧する為 力のある人を 置いているらしい
なので自然と 男性職員のみになってしまったとか
物語の様な 可愛い うさ耳女子の受付は 存在しないらしい
酒場もなかった
酔って 暴れられると 面倒だかららしい
・・・なる程 残念
テンプレ経験したかった
まぁ これだけ 近衛+護衛が ついている人を襲う 馬鹿は いないか・・・
左から 新規・受注 達成報告 買取 の担当だそうだ
説明を受けている時に 正面奥にある階段から 一際がたいのいい 30歳後半くらいの 男の人が下りてきた
どうやら ギルドの最高責任者らしい
挨拶をした後 階段を上った先にある 応接室に通された
勧められたので 革張りのソファに アイゼンと共に 座らせてもらった
護衛達は後ろに控えていた
・・・Oh~ 圧迫感がある 狭い部屋に 私とマリーナ以外 大勢の 筋肉質な男達 潤いが足りないぞ!!
「はじめまして 百合愛と申します 今日はお忙しい中 時間を割いて頂き ありがとうございます 私のいた所には 冒険者ギルドというものが 存在していなかったので どういう所か 興味があったのです 本当は 登録して活動したかったのですが 残念ですが 駄目らしいので 見学だけさせて下さい」
「そうなのですか では職員をつけますので 実技修練所と 解体所をご案内できます 心行くまで 見学されていって下さい」
「ありがとうございます」
アイゼンにエスコートされながら 案内の職員の後についていく
解体所は かなりグロかった
解体ショーもきついが 臭いも厳しかった
血が 床にこびり付いているし 血の臭いや 獣 独特の臭いに降参した
私は自分の「無限収納」の機能の良さに 助かった~ と心底思った
時間停止 獲物自動解体 仕分け 不要部位分解 自動清浄の機能の御かげで 腐敗を見たり 触ったりする事なく 獲物の皮を剥いだり 内臓を取り出したり 洗浄したり 不要物の処理 等の 生々しい諸々を しないですんでいる
だから 思わず 解体所一帯を「消臭」「清浄化」していた
・・・めちゃくちゃ 職員に感謝された
そういう事のできる職員を置くか 依頼を出した方が いいと思う
福利厚生?っていうのかな?
職場環境改善の為にも 是非 してあげて欲しい
次に連れて行ってもらった 実技修練所では 何人かの男の人が 講習を受けているようだった
冒険者登録をした人で 戦闘経験の浅い人対象の 講習会だそうだ
剣の使い方 魔法の使い方 弓の使い方 を教えてくれるらしく 修練所も 3つに区切られていた
弓の的が置かれている所を見て 弓を射てみたくなったのでお願いした
弓は持っている(ボーガンも) 使い方も本を読んで知っている
だがしかし 実践はない
普通 狩りといったら 弓なんだろうけれど 魔法と剣で お手軽に済ませてしまったからね
とりあえず 収納に入っている弓かけを 右手にはめてから 修練所に置かれている 弓を借り 教えてもらいながら 試射してみた
60mも離れていて 始めは 的から大きく外れてしまったが 1射毎に補正していたら 4射目から 中心に射る事が出来る様になった
百発百中!!
新しい事が できるようになるって 楽しいし 嬉しいよね
・・・まぁ 的は動かないからね 獲物を狙うなら 動きや 風を読まないと駄目だし 難しいよね? でも狩りをしているっていう 実感はあるかな~
でも 自分で 獲物に刺さった矢を抜くのは~
・・・うんっ 無理だな
顎に手を当て 少し考えちゃった
そういえば 一人で楽しんじゃってたなと思い 横目でチラッと見てみたら アイゼン達が 無言で突っ立っていた 目の前で手を振ってみる
・・・石像のようだ
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