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ガッレシニア王国 第1王子 アイゼン
お披露目
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アイゼンのエスコートを受け 会場へ行くと もうすでに 王や王妃 エイダン王子が 壇上に上がっていた
私達も 王様達に挨拶をしてから 王様の横に 設けられている席に座った
王様のお言葉の後 宰相から紹介して貰ったので 挨拶をする時 アイゼンが 寄り添って 手を握っていてくれたので 緊張せずに話し出す事ができた
「ご紹介に預かりました 百合愛 華 と申します こちらの世界に来て 間もないので まだまだ 文化の違いや 慣わし等 戸惑う事 解らない事が 多くございます 申し訳ないのですが 当分の間 どうか間違っていたら 優しく 教え 導いて下さいますよう お願い申し上げます」
マナー講師に教えられた通りに お辞儀をし アイゼンの方を見上げたら 微笑んでくれていたので 少し手に力を込めて握りながら 微笑み返した
席についてから 小声で アイゼンに
「側にいて 手を握っていてくれたから 緊張せずに話せたわ・・・ありがとう」
と伝えた
「それは良かった 次は ファーストダンスだ いつものように 楽しんで 踊ろう」
そう言いながら 立ち上がり 手を差し出してきたので その手の上に 手を重ねると 私を立ち上がらせてから 手を軽く口元まで持ち上げると 指先にキスをしてきた
・・・やめて~それはまだ 慣れてないからっ
ダンスフロアの中央に歩み出ると 音楽が流れ出したので アイゼンと共に 踊り始めた
流れるように 巧みにリードしてくれるので とても踊りやすい
優雅に見えるよう 指先まで気をつけながら 笑顔を心がけて踊りきった
今までで 一番の出来だと 思う
アイゼンと共に 礼をすると 会場から 割れんばかりの拍手を貰った
・・・う~ やっと肩の荷が下りたよ
また 音楽が鳴り出したので アイゼンと踊りだすと 他の皆も 次々とフロアに出てきて踊りだした 今度は二人きりのダンスじゃないから 気が楽で 純粋に楽しめた
席に戻ると 短期間でよく出来たと 王様達に褒めて貰えたのと アイゼンが抱き寄せながら 今までで最高の出来だと言ってくれたのが嬉しくて ちょっと涙が滲んできてしまったから 胸元で涙を隠しながら
「ありがとう いい先生を付けてくれて 練習にも付き合ってくれた おかげよ」
照れくさかったから 聞こえるか聞こえないかっていうくらい 小声で告げたら ちゃんと聞こえていたみたい より強く 抱き締められた
椅子に座って ダンスをしている人達を 見ていると 高位貴族から順番に 挨拶にきたが 講師の先生が言っていたように かなり 意地の悪い事を言ってくる人が いたけれど 揚げ足を取られないよう 注意しながら 会話をしてみた
・・・先生ありがとう 教えが 今 役に立っています!!
「この世界にいらしたばかりで 私の領地の事など興味ないでしょう」
と 言われた時は 記憶した知識をフルに活用して 知っている事(領地の運営状況 特産品 その人自身 家族構成と名前 等)全部 ぶちまけた後
「私 こちらの事 勉強をし始めたばかりで こんな事くらいしか解らないのですが・・・確か お嬢さん 去年学校を卒業されて 今年 成人でしたよね 私などより もっと深い知識を 学んで 持ってらっしゃるのでしょうから 今度 ぜひ お教え頂きたいですわ」
って言ってやったら とても 嫌そうな顔して 話を濁してきた
婿探しに忙しくて 真面目に勉強をしていないのだろう
おそらく お嬢さんと 私 会う事はないな
アイゼンが笑いを堪えながら 私の耳元に口を寄せて 他の人に聞こえないよう 小声で
「よく 勉強しているね」
って
楽しんで貰えたようで よかったです・・・エエ
アイゼンと一緒に 会場を回っている時 緑の味方の人達が だいぶいたので 耳に触ってもいいか聞いたら 喜んで OK してくれた
説明なしで すんなり触れさせてくれた
何でも 私が 気に入った人に 加護を付けて廻っている事が 噂になっているらしい
「状態異常無効」「物理防御」「魔法防御」
まぁ ちょっと見 いい事尽くめで うま味しかないよね
裏切った時は 大変な事になるんだけど・・・
「反転」の魔法を付与したことは「隠蔽」で 解らなくしてあるからね
加護を受けたいと 直に言ってくる人がいたが 味方なら喜んで OK
中立の人には
「貴方は 私の事を 見極めようとしていますね 私にも 見極めさせて下さい」
と言ったら では 次こそはと 引き下がってくれた
敵対している人には
「私に 好感を持ってますか? 持っていない人に 付加をしようとしても 付加できないのですが 試してみましょうか?」
と言ったら 引き下がった
引き下がったら 好感を持っていないって 言っている様なものだけど 付加できないって 確実に判ってしまうより マシなのかな?
私達も 王様達に挨拶をしてから 王様の横に 設けられている席に座った
王様のお言葉の後 宰相から紹介して貰ったので 挨拶をする時 アイゼンが 寄り添って 手を握っていてくれたので 緊張せずに話し出す事ができた
「ご紹介に預かりました 百合愛 華 と申します こちらの世界に来て 間もないので まだまだ 文化の違いや 慣わし等 戸惑う事 解らない事が 多くございます 申し訳ないのですが 当分の間 どうか間違っていたら 優しく 教え 導いて下さいますよう お願い申し上げます」
マナー講師に教えられた通りに お辞儀をし アイゼンの方を見上げたら 微笑んでくれていたので 少し手に力を込めて握りながら 微笑み返した
席についてから 小声で アイゼンに
「側にいて 手を握っていてくれたから 緊張せずに話せたわ・・・ありがとう」
と伝えた
「それは良かった 次は ファーストダンスだ いつものように 楽しんで 踊ろう」
そう言いながら 立ち上がり 手を差し出してきたので その手の上に 手を重ねると 私を立ち上がらせてから 手を軽く口元まで持ち上げると 指先にキスをしてきた
・・・やめて~それはまだ 慣れてないからっ
ダンスフロアの中央に歩み出ると 音楽が流れ出したので アイゼンと共に 踊り始めた
流れるように 巧みにリードしてくれるので とても踊りやすい
優雅に見えるよう 指先まで気をつけながら 笑顔を心がけて踊りきった
今までで 一番の出来だと 思う
アイゼンと共に 礼をすると 会場から 割れんばかりの拍手を貰った
・・・う~ やっと肩の荷が下りたよ
また 音楽が鳴り出したので アイゼンと踊りだすと 他の皆も 次々とフロアに出てきて踊りだした 今度は二人きりのダンスじゃないから 気が楽で 純粋に楽しめた
席に戻ると 短期間でよく出来たと 王様達に褒めて貰えたのと アイゼンが抱き寄せながら 今までで最高の出来だと言ってくれたのが嬉しくて ちょっと涙が滲んできてしまったから 胸元で涙を隠しながら
「ありがとう いい先生を付けてくれて 練習にも付き合ってくれた おかげよ」
照れくさかったから 聞こえるか聞こえないかっていうくらい 小声で告げたら ちゃんと聞こえていたみたい より強く 抱き締められた
椅子に座って ダンスをしている人達を 見ていると 高位貴族から順番に 挨拶にきたが 講師の先生が言っていたように かなり 意地の悪い事を言ってくる人が いたけれど 揚げ足を取られないよう 注意しながら 会話をしてみた
・・・先生ありがとう 教えが 今 役に立っています!!
「この世界にいらしたばかりで 私の領地の事など興味ないでしょう」
と 言われた時は 記憶した知識をフルに活用して 知っている事(領地の運営状況 特産品 その人自身 家族構成と名前 等)全部 ぶちまけた後
「私 こちらの事 勉強をし始めたばかりで こんな事くらいしか解らないのですが・・・確か お嬢さん 去年学校を卒業されて 今年 成人でしたよね 私などより もっと深い知識を 学んで 持ってらっしゃるのでしょうから 今度 ぜひ お教え頂きたいですわ」
って言ってやったら とても 嫌そうな顔して 話を濁してきた
婿探しに忙しくて 真面目に勉強をしていないのだろう
おそらく お嬢さんと 私 会う事はないな
アイゼンが笑いを堪えながら 私の耳元に口を寄せて 他の人に聞こえないよう 小声で
「よく 勉強しているね」
って
楽しんで貰えたようで よかったです・・・エエ
アイゼンと一緒に 会場を回っている時 緑の味方の人達が だいぶいたので 耳に触ってもいいか聞いたら 喜んで OK してくれた
説明なしで すんなり触れさせてくれた
何でも 私が 気に入った人に 加護を付けて廻っている事が 噂になっているらしい
「状態異常無効」「物理防御」「魔法防御」
まぁ ちょっと見 いい事尽くめで うま味しかないよね
裏切った時は 大変な事になるんだけど・・・
「反転」の魔法を付与したことは「隠蔽」で 解らなくしてあるからね
加護を受けたいと 直に言ってくる人がいたが 味方なら喜んで OK
中立の人には
「貴方は 私の事を 見極めようとしていますね 私にも 見極めさせて下さい」
と言ったら では 次こそはと 引き下がってくれた
敵対している人には
「私に 好感を持ってますか? 持っていない人に 付加をしようとしても 付加できないのですが 試してみましょうか?」
と言ったら 引き下がった
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