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トナカイもどきを倒して、収納した後、月夜が、魔法を使い、ささっと落とし穴を埋め戻し、元通り。
森の中での事は、自己責任とはいえ、そのままにしておいて、他の冒険者が、穴に落ちて怪我でもしたら、寝覚めが悪いもんね。
索敵の練習中。
ついつい立ち止まっちゃうんだよね。
歩きながらは難しい。
そんな訳で、月夜に手を引かれながら、歩いてる。
迷いも無く、どんどんと森の奥へ進んでるんだけど、目的の竜種がどこにいるのか、月夜の索敵には、捉えられているとか?
「葵ちゃん、アイスランスの威力、増してたね。レベルが上がったんじゃない?お城に帰って落ち着いたら、ステータスをチェックした方がいいかもね」
「やっぱり、上がってるよね?」
「ここの森の魔物は、他と比べて強いから、葵ちゃんのレベル上げに、丁度いいかも。せっかくだから、他の属性の攻撃魔法も試してみたらどうかな?葵ちゃんは忘れがちだけど、相手の弱点をちゃんと鑑定してから、何の属性を使うのか決めて、攻撃してね」
確かに。
鑑定をかける癖が、なかなか付かないんだよね・・・
「頑張ってみる」
森の中を10分程進んだ時。
月夜が、繋いでいない方の手を上げ、止まれの合図を出した。
「葵ちゃん、100m先に魔物が5匹いるから。視界に入ったら、先ずは、素早く鑑定。向こうが先に気付いて、攻撃してきても、葵ちゃんの方には行かせないから。葵ちゃんは、落ち着いて、一匹ずつ仕留めていって。他の属性の練習だから、安易にアイスランスは使わないようにね。弱点を突くんだよ?いい?」
「うん、分かった」
「ここからは、音を立てない様、静かに進んで。俺が手で、合図を出したら、ラピスとモカは、木の陰に隠れる事」
「はい」
クキュ
「じゃあ、行くよ」
枯れ枝を踏まない様、注意しながら、ゆっくりゆっくり距離を詰めて行った。
森の中での事は、自己責任とはいえ、そのままにしておいて、他の冒険者が、穴に落ちて怪我でもしたら、寝覚めが悪いもんね。
索敵の練習中。
ついつい立ち止まっちゃうんだよね。
歩きながらは難しい。
そんな訳で、月夜に手を引かれながら、歩いてる。
迷いも無く、どんどんと森の奥へ進んでるんだけど、目的の竜種がどこにいるのか、月夜の索敵には、捉えられているとか?
「葵ちゃん、アイスランスの威力、増してたね。レベルが上がったんじゃない?お城に帰って落ち着いたら、ステータスをチェックした方がいいかもね」
「やっぱり、上がってるよね?」
「ここの森の魔物は、他と比べて強いから、葵ちゃんのレベル上げに、丁度いいかも。せっかくだから、他の属性の攻撃魔法も試してみたらどうかな?葵ちゃんは忘れがちだけど、相手の弱点をちゃんと鑑定してから、何の属性を使うのか決めて、攻撃してね」
確かに。
鑑定をかける癖が、なかなか付かないんだよね・・・
「頑張ってみる」
森の中を10分程進んだ時。
月夜が、繋いでいない方の手を上げ、止まれの合図を出した。
「葵ちゃん、100m先に魔物が5匹いるから。視界に入ったら、先ずは、素早く鑑定。向こうが先に気付いて、攻撃してきても、葵ちゃんの方には行かせないから。葵ちゃんは、落ち着いて、一匹ずつ仕留めていって。他の属性の練習だから、安易にアイスランスは使わないようにね。弱点を突くんだよ?いい?」
「うん、分かった」
「ここからは、音を立てない様、静かに進んで。俺が手で、合図を出したら、ラピスとモカは、木の陰に隠れる事」
「はい」
クキュ
「じゃあ、行くよ」
枯れ枝を踏まない様、注意しながら、ゆっくりゆっくり距離を詰めて行った。
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