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ラピスさんと一緒に、モカはテントの中。
僕はイスに座って、星空を観察中。
湖で見た星も素晴らしかったけど、この世界、基本、町や村からちょっと離れれば、どこでも良く星が見れる。
余計な灯りが無いからね。
「あれ、葵ちゃん、テントに入らないで、そんな所で待っててくれたの?」
「収納するだけだから、そんなに時間はかからないと思って。それに、星空が綺麗だから」
「そうか、ありがと。でも、そろそろ、テントに入ろうか。明日は、日が昇ったらすぐに行動するから、もう寝た方がいいよ」
コクンッ
月夜に続いて、テントの中へ。
「あっ、そういえば、魔物が逃げないよう張った結界って、」
「ラージフォレストファングを収納するついでに、解除しておいた」
「ありがと、結界があったお蔭で、退治し易かった」
「卑怯なやり方かなとも思うけど、安全第一だからね。正々堂々となんて言って、大怪我したり、死んじゃったりしたら、元も子もないからね。葵ちゃんは、できれば、気付かれる前に、倒す。じゃなければ、安全を確保してから攻撃して。いい?」
「うん、分かった。そうする」
もともと、接近戦は得意じゃないしね。
自分より、小さければ大丈夫なんだけど、大きいと、やっぱり、怯んじゃうんだよね。
ガオ~って大きな口を開けて、牙なんか見せられたら、絶対に、近寄れないよ。
月夜は、よく行けるなって思うもん。
慣れなのかな?
でも、見てるこっちが、怖いし、はらはらする。
「葵ちゃん、手は出さないから、くっ付いて寝ていい?」
「・・・いいよ」
もぞもぞ動いて、月夜にぴっとりとくっ付く。
月夜の腕が僕の背中に回り、抱き締めると、頭の上にキスを落とされた。
「おやすみ、葵ちゃん」
「おやすみ、月夜」
竜種って、どんなだろ。
やっぱり、大きいよね?
見たことないから不安。
命大事にで、頑張ろう。
僕はイスに座って、星空を観察中。
湖で見た星も素晴らしかったけど、この世界、基本、町や村からちょっと離れれば、どこでも良く星が見れる。
余計な灯りが無いからね。
「あれ、葵ちゃん、テントに入らないで、そんな所で待っててくれたの?」
「収納するだけだから、そんなに時間はかからないと思って。それに、星空が綺麗だから」
「そうか、ありがと。でも、そろそろ、テントに入ろうか。明日は、日が昇ったらすぐに行動するから、もう寝た方がいいよ」
コクンッ
月夜に続いて、テントの中へ。
「あっ、そういえば、魔物が逃げないよう張った結界って、」
「ラージフォレストファングを収納するついでに、解除しておいた」
「ありがと、結界があったお蔭で、退治し易かった」
「卑怯なやり方かなとも思うけど、安全第一だからね。正々堂々となんて言って、大怪我したり、死んじゃったりしたら、元も子もないからね。葵ちゃんは、できれば、気付かれる前に、倒す。じゃなければ、安全を確保してから攻撃して。いい?」
「うん、分かった。そうする」
もともと、接近戦は得意じゃないしね。
自分より、小さければ大丈夫なんだけど、大きいと、やっぱり、怯んじゃうんだよね。
ガオ~って大きな口を開けて、牙なんか見せられたら、絶対に、近寄れないよ。
月夜は、よく行けるなって思うもん。
慣れなのかな?
でも、見てるこっちが、怖いし、はらはらする。
「葵ちゃん、手は出さないから、くっ付いて寝ていい?」
「・・・いいよ」
もぞもぞ動いて、月夜にぴっとりとくっ付く。
月夜の腕が僕の背中に回り、抱き締めると、頭の上にキスを落とされた。
「おやすみ、葵ちゃん」
「おやすみ、月夜」
竜種って、どんなだろ。
やっぱり、大きいよね?
見たことないから不安。
命大事にで、頑張ろう。
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