何で僕を?

大器晩成らしい

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食事を済ませ、片付けをし、ランタンを持って、僕&月夜、ラピスさん&モカに別れてテントの中へ。

寝るにはまだ早いから、マットはまだ出していない。

でも、プレスした草のお蔭で、足元はふかふか。

これ、マットを出さなくても、寝れるんじゃない?


見張りは、結界を3重に張り直したから必要なし。

「破られる事は無いとは思うけど、念の為、3重にしてあるから」

でも、中は見えるようになってるんだって。

夜中、森から魔物が出て来た時、街に向かう前に、こっちに注意が向くようにだって。

だから、ランタンを2個、テーブルの上に、灯りを消さずに置いてある。

一番外側の結界は、攻撃を加えたら、警報が鳴るようになっているらしい。

もし、これを破るような魔物がいたら、かなり強力だから、要注意なんだって。

真ん中の結界は、触れた瞬間、落雷と同じ電流が、触れたものに流れる様にしてあって、雷の耐性が無ければ、一発KOらしい。

耐性がある場合でも、少しの間、麻痺を与える事が出来るから、その間に、攻撃を仕掛けるんだって。

一番内側は、警報とか雷とかの条件を付けない代わりに、一番頑丈に出来ているから、安心していいらしい。

「葵ちゃんは、結界から出ないでね。クロスボウか魔法を使って攻撃して。後、無いとは思うけど、俺が怪我をした時は、治療を宜しくね」

「うん、分かった。でも、怪我はしないでね」

「もちろん、気を付けるよ」

「なら、いいけど」

「(俺の身を案じて、葵ちゃんがしおしお、か・わ・うぃ・い~。う~わ~、マジ押し倒したい。本当だったら、今頃イチャイチャしてたのになぁ。2日続けて禁欲って・・・無いな。一口味見)」

ブーブーブーブー

「月夜?この音って・・・」

「あ~、来ちゃったかぁ」

テントの入り口を開き、月夜の後に続いて、靴を履きながら外へ。

「月夜様、葵様」

ラピスさんも、テントから出てきて僕達の傍に。

モカは・・・

テントの入り口から、外を窺ってる。

「モカ、テントの中にいて」

驚いて、結界の外に飛び出して行ったら、危ないからね。

クキュ

一つ頷くと、テントの中へと引っ込んだ。

うん、うちの子、賢くて助かる。






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