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ラピスから、街に着いたと言われ、葵ちゃんを馬車に残したまま、俺だけが降りた。
いろいろと、葵ちゃんには見せたくないものを、引き取って貰わないといけないからね。
馬車から遠く離れるつもりはないが、念の為、結界を張る事にした。
門兵に、新婚旅行証明書とギルドカードを提示し、この街に来る途中、盗賊に襲われた事を伝えた。
「(退治済みだから、安心していい。盗賊は、全部で54人。後ろのリヤカーに乗せてある。たぶん、まだ死んではいないと思うが、死んでいても不思議じゃない状態ではある。だから、降ろす際、馬車の窓から見えない位置、荷台の後方に、降ろしてくれ。中に乗ってる子に、血生臭いものは見せたくないし、知られたくもない。結界を解いて、中の状態が見えても、騒ぐな。黙って降ろせ。いいな?)」
「はい、もちろんです。では、門を入りましたら、馬車を左端に寄せて停めて下さい。応援を呼んできますので」
そう言うと、門兵を1人残し、走って行った。
「ラピス、馬車を移動してくれ」
「はい。月夜様は?」
「すぐそこだし、歩く」
「分かりました」
ラピスは、御者台に戻り、門兵の指示通りに馬車を動かし、兵舎の扉の真ん前に盗賊達を降ろせるよう、丁度いい位置に馬車を停車させた。
扉の前で、待ってると、兵舎の扉が開き、中から門兵達が出てきた。
作業前に注意事項を聴いたか確認し、住民に騒がれないよう、リヤカーの後部から兵舎の扉までを、シートで覆って目隠しをした。
「じゃあ、今から結界を部分的に解除するから、どんどん降ろして、そのまま中に運んじゃってね」
「「「「「「はい」」」」」」
結界を部分的に解除し、中が見えた途端、3~4人が口を押さえた。
そうそう、騒がないでね。
指でさっさと降ろすよう、指示を出す。
重量軽減の魔法がかかったままだから、運ぶのは楽だろう。
雷撃の所為で、見た目と臭いは、それなりにくるものがあるかもしれないが・・・
まぁ、頑張ってくれ。
俺とラピスは、隙間から覗かれないよう、壁になってるから。
いろいろと、葵ちゃんには見せたくないものを、引き取って貰わないといけないからね。
馬車から遠く離れるつもりはないが、念の為、結界を張る事にした。
門兵に、新婚旅行証明書とギルドカードを提示し、この街に来る途中、盗賊に襲われた事を伝えた。
「(退治済みだから、安心していい。盗賊は、全部で54人。後ろのリヤカーに乗せてある。たぶん、まだ死んではいないと思うが、死んでいても不思議じゃない状態ではある。だから、降ろす際、馬車の窓から見えない位置、荷台の後方に、降ろしてくれ。中に乗ってる子に、血生臭いものは見せたくないし、知られたくもない。結界を解いて、中の状態が見えても、騒ぐな。黙って降ろせ。いいな?)」
「はい、もちろんです。では、門を入りましたら、馬車を左端に寄せて停めて下さい。応援を呼んできますので」
そう言うと、門兵を1人残し、走って行った。
「ラピス、馬車を移動してくれ」
「はい。月夜様は?」
「すぐそこだし、歩く」
「分かりました」
ラピスは、御者台に戻り、門兵の指示通りに馬車を動かし、兵舎の扉の真ん前に盗賊達を降ろせるよう、丁度いい位置に馬車を停車させた。
扉の前で、待ってると、兵舎の扉が開き、中から門兵達が出てきた。
作業前に注意事項を聴いたか確認し、住民に騒がれないよう、リヤカーの後部から兵舎の扉までを、シートで覆って目隠しをした。
「じゃあ、今から結界を部分的に解除するから、どんどん降ろして、そのまま中に運んじゃってね」
「「「「「「はい」」」」」」
結界を部分的に解除し、中が見えた途端、3~4人が口を押さえた。
そうそう、騒がないでね。
指でさっさと降ろすよう、指示を出す。
重量軽減の魔法がかかったままだから、運ぶのは楽だろう。
雷撃の所為で、見た目と臭いは、それなりにくるものがあるかもしれないが・・・
まぁ、頑張ってくれ。
俺とラピスは、隙間から覗かれないよう、壁になってるから。
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