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月夜にお世話され、馬車の中へ。
夢現って感じで、意識がはっきりしたのは馬車の中、月夜に抱えられ、顔中にキスをされていた。
ご飯を食べた事も、洋服を着替えた事も、薄っすらとしか覚えていない。
半分寝ていたのかも。
一晩中してたから・・・
月夜が、野獣と化してそんな事に。
自分からおねだりした結果とはいえ、酷い。
「月夜・・・もう、入れて。月夜が、欲しい」
・・・恥ずかしい///
何で僕、あんな事言っちゃったかな~
思い出して悶えていたら、「真っ赤になっちゃって、葵ちゃん、可愛い」って言いながら、キスの雨が、パラパラ小雨から、本降りへ。
「んぅ、ストップ~」
両手で、月夜の口を押さえ、ガード。
「僕、どれくらい眠ってた?」
「う~ん、後30分くらいで、漁港に着くかな」
って事は、予定通りに宿を出ているのなら、もうお昼近くって事?
「ププッ。そう言えば、街を出ようと、馬車を走らせていたら、例の痴漢君とすれ違ったんだよね。ラピスが御者席にいるのに気付いたみたいで、追って来ようとしたんだけど、ラピスがそいつの足元を凍らせたものだから、つるって滑って、ププッ、あれ、かなり痛かったと思うぞ」
えっ、そんな事あったんだ。
ちょっと、見たかったかも。
「それにしても、僕達、早い時間に、宿を出たんだよね?」
「うん。かなりね」
よくそんな時間に遭遇できたね。
「もしかして、その子。一晩中、ラピスさんを捜していたとか、言わないよね?」
「どうだろ?でも、また〝あ~、見つけた~!!〟って叫んでいたから、可能性は高いかもね」
「怖っ!!」
絶対に捉まえてみせるって、意地にでもなってるのかな?
そんな事をしたら、余計に嫌がられると思うんだけどなぁ。
彼には解からないのかな?
「まぁ、追ってきたとしても、追いつかれる事は、ないと思う。よっぽど、嫌だったんだろ。街を出てからずっと、爆走させてるし。お蔭で、予定より大分早く、目的地に着く事ができるよ」
「ご飯の前に、お魚とか見に行きたい。いい?」
「うん、いいよ。いろんなお店を見て回ろう」
魚だけじゃなく、蟹とか海老とか貝とかも、あったら欲しい。
プレゼントの中に、入って無かったから。
無いってなると、余計欲しくなるよね。
夢現って感じで、意識がはっきりしたのは馬車の中、月夜に抱えられ、顔中にキスをされていた。
ご飯を食べた事も、洋服を着替えた事も、薄っすらとしか覚えていない。
半分寝ていたのかも。
一晩中してたから・・・
月夜が、野獣と化してそんな事に。
自分からおねだりした結果とはいえ、酷い。
「月夜・・・もう、入れて。月夜が、欲しい」
・・・恥ずかしい///
何で僕、あんな事言っちゃったかな~
思い出して悶えていたら、「真っ赤になっちゃって、葵ちゃん、可愛い」って言いながら、キスの雨が、パラパラ小雨から、本降りへ。
「んぅ、ストップ~」
両手で、月夜の口を押さえ、ガード。
「僕、どれくらい眠ってた?」
「う~ん、後30分くらいで、漁港に着くかな」
って事は、予定通りに宿を出ているのなら、もうお昼近くって事?
「ププッ。そう言えば、街を出ようと、馬車を走らせていたら、例の痴漢君とすれ違ったんだよね。ラピスが御者席にいるのに気付いたみたいで、追って来ようとしたんだけど、ラピスがそいつの足元を凍らせたものだから、つるって滑って、ププッ、あれ、かなり痛かったと思うぞ」
えっ、そんな事あったんだ。
ちょっと、見たかったかも。
「それにしても、僕達、早い時間に、宿を出たんだよね?」
「うん。かなりね」
よくそんな時間に遭遇できたね。
「もしかして、その子。一晩中、ラピスさんを捜していたとか、言わないよね?」
「どうだろ?でも、また〝あ~、見つけた~!!〟って叫んでいたから、可能性は高いかもね」
「怖っ!!」
絶対に捉まえてみせるって、意地にでもなってるのかな?
そんな事をしたら、余計に嫌がられると思うんだけどなぁ。
彼には解からないのかな?
「まぁ、追ってきたとしても、追いつかれる事は、ないと思う。よっぽど、嫌だったんだろ。街を出てからずっと、爆走させてるし。お蔭で、予定より大分早く、目的地に着く事ができるよ」
「ご飯の前に、お魚とか見に行きたい。いい?」
「うん、いいよ。いろんなお店を見て回ろう」
魚だけじゃなく、蟹とか海老とか貝とかも、あったら欲しい。
プレゼントの中に、入って無かったから。
無いってなると、余計欲しくなるよね。
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