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「別荘地に行く前に、家具屋さんで、ベッドを見に行く?気に入ったのが置いてあれば、買えばいいし、無ければ、オーダーしておこう」
「うん、いいよ」
「じゃあ、屋敷の中も見終わった事だし、庭をちょっと見たら、行こう」
「うん、さっきチラッと見えたけど、雑草が凄かったよ」
「買ってから一度も手入れしてないからね。・・・軽く刈っておくか」
・・・軽く刈るって、魔法で?
庭に着くと、早速、ウインドカッターを低空で飛ばして、草を刈っていく、初めてそんな使い方をしたみたいで、強さを調整するのに、苦労したみたい。
強すぎると、奥に生えている木も切り倒しちゃいそうだし、弱すぎるとたいして切れないから、回数を多く打ち出さなきゃいけなくなる。
「よし、この位だな。ウインドカッター」
こつを掴んでからは、早かった。
あっという間に切り終え、トルネードで刈った草を一箇所に集めて終了。
Oh~
パチパチパチ
草で隠れていた、ガゼボまでの石畳も、よく見えるようになった。
動物の足の裏の形に敷かれた石畳が足跡のように飛び飛びに配置されていて、可愛い。
ガゼボって普通、壁は作らないものだと思ってたけど、ここのは違う。
扉さえ付ければ、赤い屋根の可愛い小屋って感じだ。
八角形なんだけど、入り口の1面だけ、ぽっかりと開いていて、残りの7面は、腰壁あって、上部はガラスがはめ込まれている。
腰壁は、恐らく真っ白だったんだと思う。
今は、薄汚れちゃってるけどね。
前の持ち主は、随分と可愛いもの好きだったんだね。
「すっきりした。(ガゼボは後で<修復>して<クリーン>をかけておくから)刈った草は、馬の餌にいいかもね。(これも、後で収納しておく)」
「うん、そうだね、ありがと。お疲れ様」
「ご褒美頂戴」
「ご褒美?」
「んっ」
目を瞑って、唇を突き出されたんだけど、これって、口にチュウしろって事?
ラピスさんが傍にいるから、恥ずかしい。
チラッて見たら、ラピスさんが、くるっと後ろを向いてくれた。
・・・気を遣ってくれたのだろうけど、それはそれで、よけい、ね。
「まだ?」
にやにやしながらの催促。
軽く唇にチュッってして、
「次からは、誰もいない所でしか、しないからね」
って釘を刺しておいた。
「うん、いいよ」
「じゃあ、屋敷の中も見終わった事だし、庭をちょっと見たら、行こう」
「うん、さっきチラッと見えたけど、雑草が凄かったよ」
「買ってから一度も手入れしてないからね。・・・軽く刈っておくか」
・・・軽く刈るって、魔法で?
庭に着くと、早速、ウインドカッターを低空で飛ばして、草を刈っていく、初めてそんな使い方をしたみたいで、強さを調整するのに、苦労したみたい。
強すぎると、奥に生えている木も切り倒しちゃいそうだし、弱すぎるとたいして切れないから、回数を多く打ち出さなきゃいけなくなる。
「よし、この位だな。ウインドカッター」
こつを掴んでからは、早かった。
あっという間に切り終え、トルネードで刈った草を一箇所に集めて終了。
Oh~
パチパチパチ
草で隠れていた、ガゼボまでの石畳も、よく見えるようになった。
動物の足の裏の形に敷かれた石畳が足跡のように飛び飛びに配置されていて、可愛い。
ガゼボって普通、壁は作らないものだと思ってたけど、ここのは違う。
扉さえ付ければ、赤い屋根の可愛い小屋って感じだ。
八角形なんだけど、入り口の1面だけ、ぽっかりと開いていて、残りの7面は、腰壁あって、上部はガラスがはめ込まれている。
腰壁は、恐らく真っ白だったんだと思う。
今は、薄汚れちゃってるけどね。
前の持ち主は、随分と可愛いもの好きだったんだね。
「すっきりした。(ガゼボは後で<修復>して<クリーン>をかけておくから)刈った草は、馬の餌にいいかもね。(これも、後で収納しておく)」
「うん、そうだね、ありがと。お疲れ様」
「ご褒美頂戴」
「ご褒美?」
「んっ」
目を瞑って、唇を突き出されたんだけど、これって、口にチュウしろって事?
ラピスさんが傍にいるから、恥ずかしい。
チラッて見たら、ラピスさんが、くるっと後ろを向いてくれた。
・・・気を遣ってくれたのだろうけど、それはそれで、よけい、ね。
「まだ?」
にやにやしながらの催促。
軽く唇にチュッってして、
「次からは、誰もいない所でしか、しないからね」
って釘を刺しておいた。
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