38 / 358
37
しおりを挟む
「正義感やボランティア精神は、持ち合わせていないので、期待しないで下さいね」
俺と大切な葵ちゃんとのラブラブ生活の為には、生活資金は、多ければ多いほどいい。
正直、お金は神様のおかげで、腐るほどあるが、それはそれ、これはこれ、毟れるだけ、毟り取ってやろう。
でもって、何をさせようとしているのかは知ないけど、協力してやる代わりに、葵ちゃんを召喚させようかな。
フフッ、まっ、これは、報酬とは別だよね。
も・ち・ろ・ん。
拒否されたら・・・そうだな?・・承諾するまで、チートを使って、国を端から潰していけばいいかな?
・・・クスクス・・・
安易に人を召喚するのが、いけない。
たっぷり授業料を払ってもらおうか。
さっきの偉そうな奴は、ジェイド・オー・アブソラーノと名乗った。
この国の王太子だそうだ。
「そちらの要求を呑もう。詳細は、お互いに話し合った上で、きちんと書面に残すつもりだ。月夜殿の言う通りだからな。それで、だ。こちらの話を、先ずは聴いてくれないだろうか」
「とりあえずは、聴きます。実行できるかは、それから判断します」
「では、早速、説明をさせて頂きます。私共の国は、他国へと通じる道のある西側を除き、北側を山脈、東と南側を海に囲まれております。ですから、他国の侵略を受けにくく、戦争を経験した事は無いのですが、海の幸を獲ったり、鉱石の採掘、山の幸の採取、動物を狩る等をする際、出現する魔物達を退治しているので、国民一人一人の武力や魔力が、他国より優れているのです。ですが、最近、徐々にですが、魔物達のレベルが上がり始め、新種を見かけるようになり、一人で軽々と倒せていたのが、苦戦するようになったとの報告が出てきたのです」
「今はまだ大丈夫だが、このまま行けば、手に負えなくなるのは目に見えている。私達のレベルには、上限がある。だが、魔物達のレベルには上限が無い上、上位種へと変化すると言われている。去年までは、そういうのがいなかった。つまり、レベルが上がる前に、上手く間引けていたんだろう。解かるか?新種を見かけるようになったという事は、恐らく上位種へと変化した魔物が現れ始めたという事だ。1匹を倒すのに必要な人員は、日が経てば経つほど、どんどん増えていくだろう。何年かしたら、生活の糧を得られなくなるばかりか、山から溢れ出した魔物達に、命を脅かされるようにもなると言う事だ」
「先程もお話ししましたが、召喚された方には、神より、常人より遥かに高い能力を与えられると伝えられています。そして、もう一つ、私達にはあるレベルの上限が、その者には無いという事も・・・」
ふ~ん?
この国で、一番レベルが高い人のステータスって、どの位なんだろ?
上限とやらも知っておきたいかな。
何年かしたらって事は、まだ猶予があるって事だ。
全員が上限に達しても、魔物に対処できなくなる可能性があるから、今の内に、どうにか出来得る者を召喚したって訳か・・・
切羽詰ってるのかもしれないが、やっぱり勝手だよな。
俺と大切な葵ちゃんとのラブラブ生活の為には、生活資金は、多ければ多いほどいい。
正直、お金は神様のおかげで、腐るほどあるが、それはそれ、これはこれ、毟れるだけ、毟り取ってやろう。
でもって、何をさせようとしているのかは知ないけど、協力してやる代わりに、葵ちゃんを召喚させようかな。
フフッ、まっ、これは、報酬とは別だよね。
も・ち・ろ・ん。
拒否されたら・・・そうだな?・・承諾するまで、チートを使って、国を端から潰していけばいいかな?
・・・クスクス・・・
安易に人を召喚するのが、いけない。
たっぷり授業料を払ってもらおうか。
さっきの偉そうな奴は、ジェイド・オー・アブソラーノと名乗った。
この国の王太子だそうだ。
「そちらの要求を呑もう。詳細は、お互いに話し合った上で、きちんと書面に残すつもりだ。月夜殿の言う通りだからな。それで、だ。こちらの話を、先ずは聴いてくれないだろうか」
「とりあえずは、聴きます。実行できるかは、それから判断します」
「では、早速、説明をさせて頂きます。私共の国は、他国へと通じる道のある西側を除き、北側を山脈、東と南側を海に囲まれております。ですから、他国の侵略を受けにくく、戦争を経験した事は無いのですが、海の幸を獲ったり、鉱石の採掘、山の幸の採取、動物を狩る等をする際、出現する魔物達を退治しているので、国民一人一人の武力や魔力が、他国より優れているのです。ですが、最近、徐々にですが、魔物達のレベルが上がり始め、新種を見かけるようになり、一人で軽々と倒せていたのが、苦戦するようになったとの報告が出てきたのです」
「今はまだ大丈夫だが、このまま行けば、手に負えなくなるのは目に見えている。私達のレベルには、上限がある。だが、魔物達のレベルには上限が無い上、上位種へと変化すると言われている。去年までは、そういうのがいなかった。つまり、レベルが上がる前に、上手く間引けていたんだろう。解かるか?新種を見かけるようになったという事は、恐らく上位種へと変化した魔物が現れ始めたという事だ。1匹を倒すのに必要な人員は、日が経てば経つほど、どんどん増えていくだろう。何年かしたら、生活の糧を得られなくなるばかりか、山から溢れ出した魔物達に、命を脅かされるようにもなると言う事だ」
「先程もお話ししましたが、召喚された方には、神より、常人より遥かに高い能力を与えられると伝えられています。そして、もう一つ、私達にはあるレベルの上限が、その者には無いという事も・・・」
ふ~ん?
この国で、一番レベルが高い人のステータスって、どの位なんだろ?
上限とやらも知っておきたいかな。
何年かしたらって事は、まだ猶予があるって事だ。
全員が上限に達しても、魔物に対処できなくなる可能性があるから、今の内に、どうにか出来得る者を召喚したって訳か・・・
切羽詰ってるのかもしれないが、やっぱり勝手だよな。
0
お気に入りに追加
1,215
あなたにおすすめの小説
発情期がはじまったらαの兄に子作りセッされた話
よしゆき
BL
αの兄と二人で生活を送っているΩの弟。密かに兄に恋心を抱く弟が兄の留守中に発情期を迎え、一人で乗り切ろうとしていたら兄が帰ってきてめちゃくちゃにされる話。
【完】ゲームの世界で美人すぎる兄が狙われているが
咲
BL
俺には大好きな兄がいる。3つ年上の高校生の兄。美人で優しいけどおっちょこちょいな可愛い兄だ。
ある日、そんな兄に話題のゲームを進めるとありえない事が起こった。
「あれ?ここってまさか……ゲームの中!?」
モンスターが闊歩する森の中で出会った警備隊に保護されたが、そいつは兄を狙っていたようで………?
重度のブラコン弟が兄を守ろうとしたり、壊れたブラコンの兄が一線越えちゃったりします。高確率でえろです。
※近親相姦です。バッチリ血の繋がった兄弟です。
※第三者×兄(弟)描写があります。
※ヤンデレの闇属性でビッチです。
※兄の方が優位です。
※男性向けの表現を含みます。
※左右非固定なのでコロコロ変わります。固定厨の方は推奨しません。
お気に入り登録、感想などはお気軽にしていただけると嬉しいです!
【完結】婚約破棄したのに幼馴染の執着がちょっと尋常じゃなかった。
天城
BL
子供の頃、天使のように可愛かった第三王子のハロルド。しかし今は令嬢達に熱い視線を向けられる美青年に成長していた。
成績優秀、眉目秀麗、騎士団の演習では負けなしの完璧な王子の姿が今のハロルドの現実だった。
まだ少女のように可愛かったころに求婚され、婚約した幼馴染のギルバートに申し訳なくなったハロルドは、婚約破棄を決意する。
黒髪黒目の無口な幼馴染(攻め)×金髪青瞳美形第三王子(受け)。前後編の2話完結。番外編を不定期更新中。
神獣の僕、ついに人化できることがバレました。
猫いちご
BL
神獣フェンリルのハクです!
片思いの皇子に人化できるとバレました!
突然思いついた作品なので軽い気持ちで読んでくださると幸いです。
好評だった場合、番外編やエロエロを書こうかなと考えています!
本編二話完結。以降番外編。
文官Aは王子に美味しく食べられました
東院さち
BL
リンドは姉ミリアの代わりに第三王子シリウスに会いに行った。シリウスは優しくて、格好良くて、リンドは恋してしまった。けれど彼は姉の婚約者で。自覚した途端にやってきた成長期で泣く泣く別れたリンドは文官として王城にあがる。
転載になりまさ
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる