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まだいるかな?
階段を下り、寮管室の前で立ち止まる。
親指で扉を差しながら、
「ごめん、ちょっと用事があるから、待ってて貰っていい?」
「別に構わないけど・・・」
「ありがと」
ブザーを押すと、少しして、扉が開いた。
「「おはようございます」」
「おはよう、どうした?」
「兄から荷物が届く予定なんですが、(アオキタツヤの名前で白雪宛に送られて来ます。)あ、後、○川急便だそうです」
途中、手でちょいちょいって招いて、耳を寄せてもらい、内緒話。
「なので、届いたら、教えて貰っていいですか?」
「何でまた、そんな面倒な事してるんだ?」
「(ストーカー対策です。兄も、俺と接触するんじゃないかって、見張られているようなんで、友達に、買うのも送るのも、して貰ったみたいです)」
「ああ、そういう事か。分かった。日中に届いたら、受け取っておいて貰えるよう、警備員に頼んでおく」
「すみません、お願いします」
この後、警備員のシフトチェンジの確認作業をするから、その時に、話しておいてくれるらしい。
大輝は、もう少しここにいないといけないから、俺達は先に行く事に。
「じゃあ、お先です」
「失礼します」
軽く頭を下げ、紫艶と一緒に、寮を出た。
教室に向かって、二人で歩いていると、前から中里先輩が歩いて来て、やっぱり普通に挨拶をしてきた。
「湖箔君、おはよう」
「おはようございます」
「湖箔君、お願いがあるんだけど。・・・今度、お昼を一緒してもいいかな?」
唐突過ぎない?
まさか、〝お昼を一緒に〟なんて、誘われるとは思わなかった。
でも、答えは決まっている。
一応配慮して、小声で返事。
周りにちらほらと人がいるし。
「(すみません。食事のメンバーは決まっているので)」
「そうか、残念だ。・・・また、誘うから。じゃあな」
いや、誘われても困るし。
だから、そう返答しようとしたけど、その前に、片手を上げながら、じゃあって言って、去っていった。
ハァ~
朝から何か、疲れた・・・
階段を下り、寮管室の前で立ち止まる。
親指で扉を差しながら、
「ごめん、ちょっと用事があるから、待ってて貰っていい?」
「別に構わないけど・・・」
「ありがと」
ブザーを押すと、少しして、扉が開いた。
「「おはようございます」」
「おはよう、どうした?」
「兄から荷物が届く予定なんですが、(アオキタツヤの名前で白雪宛に送られて来ます。)あ、後、○川急便だそうです」
途中、手でちょいちょいって招いて、耳を寄せてもらい、内緒話。
「なので、届いたら、教えて貰っていいですか?」
「何でまた、そんな面倒な事してるんだ?」
「(ストーカー対策です。兄も、俺と接触するんじゃないかって、見張られているようなんで、友達に、買うのも送るのも、して貰ったみたいです)」
「ああ、そういう事か。分かった。日中に届いたら、受け取っておいて貰えるよう、警備員に頼んでおく」
「すみません、お願いします」
この後、警備員のシフトチェンジの確認作業をするから、その時に、話しておいてくれるらしい。
大輝は、もう少しここにいないといけないから、俺達は先に行く事に。
「じゃあ、お先です」
「失礼します」
軽く頭を下げ、紫艶と一緒に、寮を出た。
教室に向かって、二人で歩いていると、前から中里先輩が歩いて来て、やっぱり普通に挨拶をしてきた。
「湖箔君、おはよう」
「おはようございます」
「湖箔君、お願いがあるんだけど。・・・今度、お昼を一緒してもいいかな?」
唐突過ぎない?
まさか、〝お昼を一緒に〟なんて、誘われるとは思わなかった。
でも、答えは決まっている。
一応配慮して、小声で返事。
周りにちらほらと人がいるし。
「(すみません。食事のメンバーは決まっているので)」
「そうか、残念だ。・・・また、誘うから。じゃあな」
いや、誘われても困るし。
だから、そう返答しようとしたけど、その前に、片手を上げながら、じゃあって言って、去っていった。
ハァ~
朝から何か、疲れた・・・
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