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「湖箔行くぞ」
「OK、皆、またね」
「おう」
「また」
疾風と森羅と別れ、紫艶と一緒に部活へ。
ジョエル、来てるかな?
クラスを受け持ってないから、職員会議とかがなければ、先に来てる筈♪
「・・・(頬が赤いな、風邪か?でも、具合は悪くなさそうだな)」
紫艶からの視線を感じる。
「ん?何?何か付いてる?」
昼食に食べた、ハンバーグのタレとか付いたままだったら、恥ずかしい。
口端を指で擦って、見てみたけど、何も付いてない、よな。
「いや、何も付いてない。ただ、体調が悪かったら言えよ?」
「えっ、うん、体調は悪くないよ」
もしかして、また、赤くなってた?
ヤバイな。
顔とか態度に表れない様、気を付けないと・・・
う~ん、出来るか?
とりあえず、赤くなるのをどうにかしないと。
「・・・(目を伏せ、頬を手で隠す仕草。可愛いな、それ。頬が赤くなってる自覚があるのか?・・・破壊力半端ねぇな。すれ違う奴等が呆っとした顔で湖箔を見てるし。お前らの気持ち、よ~く解かるぞ。男なのに、可憐過ぎるよな?)」
す~は~す~は~
立ち止まって深呼吸。
「何してるんだ?先行くぞ」
あっ、ちょっとまだ。
ガラッ
うっ、入った瞬間、副部長と目があった。
う~わ~、嫌な予感。
「よっ、お帰り。無事に帰って来れたようだな」
「ええ、頼りになる友達がいますので、何の問題もなく行って来れました」
「そうか、それは良かったな。で、お土産は?」
両手を差し出された。
「ある訳ないじゃないですか。観光じゃないので、買ってる時間なんて、なかったですよ」
「手作りの品でもいいよ」
「2つしかないので、あげられません」
「ククッ、残念」
残念なんて思ってないよね?
「旅行に行ったら、クッキーか何か買ってきますよ。その時は、皆さんで食べて下さい」
ガラッ
他の人が入って来て、副部長の視線が逸れた瞬間、”今だ”って思って、軽くお辞儀をして、その場を逃げた。
時間がもったいないからね。
いつまでもかまってられない。
奥の方に目を向けると、定位置にジョエルがいて、俺に向かって、軽く手を上げてくれた。
朝も昼も、食事の時に会えなかったから、会えて嬉しい。
あっ、頬、大丈夫か?
・・・まぁ、部屋が薄暗いから、赤くなってても、分からないだろうからいいか。
顔色は分からなくても、ジョエルを見た時の表情の変化を、隣にいた紫艶には、バッチリ見られていた。
「OK、皆、またね」
「おう」
「また」
疾風と森羅と別れ、紫艶と一緒に部活へ。
ジョエル、来てるかな?
クラスを受け持ってないから、職員会議とかがなければ、先に来てる筈♪
「・・・(頬が赤いな、風邪か?でも、具合は悪くなさそうだな)」
紫艶からの視線を感じる。
「ん?何?何か付いてる?」
昼食に食べた、ハンバーグのタレとか付いたままだったら、恥ずかしい。
口端を指で擦って、見てみたけど、何も付いてない、よな。
「いや、何も付いてない。ただ、体調が悪かったら言えよ?」
「えっ、うん、体調は悪くないよ」
もしかして、また、赤くなってた?
ヤバイな。
顔とか態度に表れない様、気を付けないと・・・
う~ん、出来るか?
とりあえず、赤くなるのをどうにかしないと。
「・・・(目を伏せ、頬を手で隠す仕草。可愛いな、それ。頬が赤くなってる自覚があるのか?・・・破壊力半端ねぇな。すれ違う奴等が呆っとした顔で湖箔を見てるし。お前らの気持ち、よ~く解かるぞ。男なのに、可憐過ぎるよな?)」
す~は~す~は~
立ち止まって深呼吸。
「何してるんだ?先行くぞ」
あっ、ちょっとまだ。
ガラッ
うっ、入った瞬間、副部長と目があった。
う~わ~、嫌な予感。
「よっ、お帰り。無事に帰って来れたようだな」
「ええ、頼りになる友達がいますので、何の問題もなく行って来れました」
「そうか、それは良かったな。で、お土産は?」
両手を差し出された。
「ある訳ないじゃないですか。観光じゃないので、買ってる時間なんて、なかったですよ」
「手作りの品でもいいよ」
「2つしかないので、あげられません」
「ククッ、残念」
残念なんて思ってないよね?
「旅行に行ったら、クッキーか何か買ってきますよ。その時は、皆さんで食べて下さい」
ガラッ
他の人が入って来て、副部長の視線が逸れた瞬間、”今だ”って思って、軽くお辞儀をして、その場を逃げた。
時間がもったいないからね。
いつまでもかまってられない。
奥の方に目を向けると、定位置にジョエルがいて、俺に向かって、軽く手を上げてくれた。
朝も昼も、食事の時に会えなかったから、会えて嬉しい。
あっ、頬、大丈夫か?
・・・まぁ、部屋が薄暗いから、赤くなってても、分からないだろうからいいか。
顔色は分からなくても、ジョエルを見た時の表情の変化を、隣にいた紫艶には、バッチリ見られていた。
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