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学級委員が、名簿で戻って来た人の確認をしていた。
「橘、山城、雪原、OK」
「俺達が最後?」
「岩瀬と中川がまだだな」
「そこは、響じゃないんだ」
「俺、いるけど?」
「迷子放送、楽しみにしてたのに」
「湖箔ちゃん、酷くない?」
「「「「「本村、行ってこい」」」」」
「行かないよ!」
トゥルルル
「はい。・・・・岩瀬と中川がま・・いえ、今こっちに向かって走って来るのが見えるので、大丈夫です。・・・・はい。失礼します」
「「悪い、間に合った?」」
「ぎりぎり」
「「セーフ?」」
「「「「「残念ながら」」」」」
「「セーフなの?アウトなの?どっちだよ!」」
「何騒いでいるんだ?全員揃ったなら、とっとと席に座れ。」
「迷子が出なくて良かったです。それでは、出発しますので、シートベルトの着用をお願いします。これから、緊急時を除きまして、信号以外で止まる事なく、大○山青少年自然の家へと参ります。ちなみに緊急時とは、バス内のどこからか煙が上がったとか、体調不良等です。その場合は、お早めにお知らせ下さい。なお、〝とてもお腹が空いたので、コンビニへ〟とかいう要望は受け付けませんので、宜しくお願いします」
「と、いう訳だ。トイレの場合、早めに言わないと、この先、店があまりないから、間に合わなくなるぞ~。気をつけろ」
「「「「「は~い」」」」」
「先生は、休憩できた?」
「トイレ行ったくらいだな」
「アイス食べる前に買ったんだけど、飲む?」
トイレを出た後、スポーツドリンクを買ったけど、結局、アイス食べたり、たこ焼きを食べたりして、飲まないでずっと持っていた。
「湖箔は飲まないのか?」
「のど渇いてないから、いいよ?」
「なら、貰う。ありがとう」
「どう致しまして」
「「「「「(ずるい)」」」」」
「(だが、美和はいい方だ。俺は、見てしまった。橘が、湖箔ちゃんが齧ったアイスを、一口貰っているのを!(怒))」
「(ぬあんだって!!!間接キッスだと?)」
「「「「「(許すまじ!!)」」」」」
「(俺達に、そのチャンスはないというのに!)」
「(いやまてよ。チャンスは作り出せる)山城っ、まだ手ぇ付けてないから、一口やるよ」
「「「「「(何だと!!!!!)」」」」」
通路を挟んで反対側に座っていた学級委員長が、フルーツジュースのペットボトルを投げて寄越した。
「うわっとっとっとっ、いいの?ありがと」
一口飲んで、蓋を閉めてから、大輝経由で、委員長に返してもらったけどその際、
「これ、美味しいよな。一口貰うな?」
って言って、一口飲んでいた。
「(OH~、なんてこった)」
「「「「「(ざまぁ(笑))」」」」」
「(抜け駆けしようとした罰だな)」
テンションだだ下がりの学級委員長を乗せ、バスは目的地に向け、ひた走って行った。
「橘、山城、雪原、OK」
「俺達が最後?」
「岩瀬と中川がまだだな」
「そこは、響じゃないんだ」
「俺、いるけど?」
「迷子放送、楽しみにしてたのに」
「湖箔ちゃん、酷くない?」
「「「「「本村、行ってこい」」」」」
「行かないよ!」
トゥルルル
「はい。・・・・岩瀬と中川がま・・いえ、今こっちに向かって走って来るのが見えるので、大丈夫です。・・・・はい。失礼します」
「「悪い、間に合った?」」
「ぎりぎり」
「「セーフ?」」
「「「「「残念ながら」」」」」
「「セーフなの?アウトなの?どっちだよ!」」
「何騒いでいるんだ?全員揃ったなら、とっとと席に座れ。」
「迷子が出なくて良かったです。それでは、出発しますので、シートベルトの着用をお願いします。これから、緊急時を除きまして、信号以外で止まる事なく、大○山青少年自然の家へと参ります。ちなみに緊急時とは、バス内のどこからか煙が上がったとか、体調不良等です。その場合は、お早めにお知らせ下さい。なお、〝とてもお腹が空いたので、コンビニへ〟とかいう要望は受け付けませんので、宜しくお願いします」
「と、いう訳だ。トイレの場合、早めに言わないと、この先、店があまりないから、間に合わなくなるぞ~。気をつけろ」
「「「「「は~い」」」」」
「先生は、休憩できた?」
「トイレ行ったくらいだな」
「アイス食べる前に買ったんだけど、飲む?」
トイレを出た後、スポーツドリンクを買ったけど、結局、アイス食べたり、たこ焼きを食べたりして、飲まないでずっと持っていた。
「湖箔は飲まないのか?」
「のど渇いてないから、いいよ?」
「なら、貰う。ありがとう」
「どう致しまして」
「「「「「(ずるい)」」」」」
「(だが、美和はいい方だ。俺は、見てしまった。橘が、湖箔ちゃんが齧ったアイスを、一口貰っているのを!(怒))」
「(ぬあんだって!!!間接キッスだと?)」
「「「「「(許すまじ!!)」」」」」
「(俺達に、そのチャンスはないというのに!)」
「(いやまてよ。チャンスは作り出せる)山城っ、まだ手ぇ付けてないから、一口やるよ」
「「「「「(何だと!!!!!)」」」」」
通路を挟んで反対側に座っていた学級委員長が、フルーツジュースのペットボトルを投げて寄越した。
「うわっとっとっとっ、いいの?ありがと」
一口飲んで、蓋を閉めてから、大輝経由で、委員長に返してもらったけどその際、
「これ、美味しいよな。一口貰うな?」
って言って、一口飲んでいた。
「(OH~、なんてこった)」
「「「「「(ざまぁ(笑))」」」」」
「(抜け駆けしようとした罰だな)」
テンションだだ下がりの学級委員長を乗せ、バスは目的地に向け、ひた走って行った。
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