シャム猫

大器晩成らしい

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優しく、時間をかけて丁寧に解され、本当に気持ちいい事だけを与えられ、中がグジュグジュいってる。

「もう、入れるぞ。いいな?」

って、言われても、何も怖いとは感じなかった。

好きな人にされてるってだけで、こうも違うのか・・・

ジョエルと、早く一つになりたい。

「うん・・ちょうだい」

ジョエルが、コンドームの袋の端を口に挟み、片手で封を切る姿が様になってて、格好いい。

片手で器用に被せながらも、もう片方の手は、緩やかに俺の中を刺激し続け、一回射精したのにもかかわらず、元気に起ち上がって、時々、ピクッピクッと動いている。

「顔を見ながらしたいから、前からでいいか?」

顔を見られながらするのは、恥ずかしいけど、そう言ってくれるのは、嬉しい。

ジョエルのモノが、お尻の孔に押し当てられた瞬間、怖くはないけど、衝撃に耐えられるよう?だろうか、思わずぎゅっと目を瞑ったら、瞼にKISSをされた。

「目を開けて、こっちを見て」

懇願するようなその声に、そっと瞼を持ち上げれば、間近にジョエルの顔が・・・

視線を合わせると、見詰め合ったまま、ゆっくりと、中へ・・・

おっきい。

力が入って締め付けないよう、ハァハァと浅い呼吸を繰り返し、そして、グプンッと嵌まったのを感じた。

一番張り出した部分が、無事通り抜けたようだ。

「大丈夫?痛くない?」

腰の動きを止め、繋がっている所を指でなぞりながら、そんな事を訊いてきた。

少し苦しかったけど、痛くはなかった。

陰茎を受け入れるのは、ジョエルが初めてだけど、痛くないって言ったら、初めてじゃないかもって思われないか?

ジョエルにだけは、疑われたくない。

でも、嘘はつきたくないから、頷いたけど、そのまま俯いて、泣きそうな顔を隠した。


「良かった・・・」

心からそう思ってるって解かるような声音・・・

杞憂に過ぎなかった?

愛されてる。

そう感じられる、温かい声に、さっきのとは、別の意味で、泣きそうになった。






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