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ジョエルの場合35
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一々、可愛すぎだ。
軽くKISSしたら、物足りないとばかりに、引き寄せ、息のかかる距離で、
「駄目じゃない」
と小さな声で言うと、そっとそのまま唇を押し付けてきた。
KISSをしたいと思っていたのが、自分だけでなかった事が嬉しい。
マッサージなんて、湖箔との接点と持ちたかっただけだから、今となっては、してもしなくてもいい。
でも、この時間内は、誰かにはばかられる事なく、湖箔を、独り占めできる時間になった。
・・・決して、援交ではないとだけ言っておこう。
両想いで、付き合っているのだから・・・
?そう言えば、好きだとは言ったが、恋人になって欲しいとは言っていないような・・・
この後、ちゃんと言おう。
でも、まずは、せっかく湖箔からKISSしてくれているのだから、しっかり堪能しないとね。
湖箔の舌が、唇をなぞりながら、口を開けて欲しそうにノックするから、緩めると、スルンと中に滑り込んできた。
拙いながらも、一生懸命に舌を絡ませてくるから、こっちも、それに応えていく。
「んっ・・んっ・・はぁ・あんぅ」
鼻にかかるような甘い声に煽られる。
あまり長くしてると、ヤバイ事になりそうだ。
30分で解放してあげられなくなりそう。
名残惜しいが、わざとリップ音を響かせながら唇を離し、さっき思った事をはっきりと告げる事にした。
「チュッ・・・湖箔、好きだ。恋人になって欲しい」
「えっ」
「嬉しくて、舞い上がりすぎた。よくよく考えてみたら、きちんと言ってなかったと思って。恋人になってくれる?」
「クスッ、そうだね。とっくに恋人だと思っていたけど・・・改めて、宜しくお願いします」
「こちらこそ、宜しくお願いします」
「はい」
満面の笑顔。
抱き締めようとしたら、手で押され、
「よしっ、時間ないから、マッサージ始めよっか」
切り替え早くないか?
「・・・マッサージの時間、いちゃいちゃしたい」
「それは、駄目、お金を貰ってする事じゃない。お金が発生するんだから、きちんとその分は働かなくちゃ。はい、後ろ向いて」
渋々、後ろを向くと、背中に抱きつきながら、
「本当は、お金なんて介在しなくても、堂々と逢いたいのに・・・分かってる?」
「そうだな」
どうしよう、湖箔が可愛すぎて、心配。
出来るものなら、誰にも見られぬよう、胸の中へと仕舞ってしまいたい。
軽くKISSしたら、物足りないとばかりに、引き寄せ、息のかかる距離で、
「駄目じゃない」
と小さな声で言うと、そっとそのまま唇を押し付けてきた。
KISSをしたいと思っていたのが、自分だけでなかった事が嬉しい。
マッサージなんて、湖箔との接点と持ちたかっただけだから、今となっては、してもしなくてもいい。
でも、この時間内は、誰かにはばかられる事なく、湖箔を、独り占めできる時間になった。
・・・決して、援交ではないとだけ言っておこう。
両想いで、付き合っているのだから・・・
?そう言えば、好きだとは言ったが、恋人になって欲しいとは言っていないような・・・
この後、ちゃんと言おう。
でも、まずは、せっかく湖箔からKISSしてくれているのだから、しっかり堪能しないとね。
湖箔の舌が、唇をなぞりながら、口を開けて欲しそうにノックするから、緩めると、スルンと中に滑り込んできた。
拙いながらも、一生懸命に舌を絡ませてくるから、こっちも、それに応えていく。
「んっ・・んっ・・はぁ・あんぅ」
鼻にかかるような甘い声に煽られる。
あまり長くしてると、ヤバイ事になりそうだ。
30分で解放してあげられなくなりそう。
名残惜しいが、わざとリップ音を響かせながら唇を離し、さっき思った事をはっきりと告げる事にした。
「チュッ・・・湖箔、好きだ。恋人になって欲しい」
「えっ」
「嬉しくて、舞い上がりすぎた。よくよく考えてみたら、きちんと言ってなかったと思って。恋人になってくれる?」
「クスッ、そうだね。とっくに恋人だと思っていたけど・・・改めて、宜しくお願いします」
「こちらこそ、宜しくお願いします」
「はい」
満面の笑顔。
抱き締めようとしたら、手で押され、
「よしっ、時間ないから、マッサージ始めよっか」
切り替え早くないか?
「・・・マッサージの時間、いちゃいちゃしたい」
「それは、駄目、お金を貰ってする事じゃない。お金が発生するんだから、きちんとその分は働かなくちゃ。はい、後ろ向いて」
渋々、後ろを向くと、背中に抱きつきながら、
「本当は、お金なんて介在しなくても、堂々と逢いたいのに・・・分かってる?」
「そうだな」
どうしよう、湖箔が可愛すぎて、心配。
出来るものなら、誰にも見られぬよう、胸の中へと仕舞ってしまいたい。
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