191 / 514
108
しおりを挟む
「そういえば、お昼はこれからか?」
「うん」
「市販のソースで悪いけど、パスタなら簡単にできるぞ」
「えっ、いいの?何味があるの?」
「カルボナーラ・ミートソース・ペペロンチーノ・辛子明太子ってとこかな」
「う~ん、じゃあ辛子明太子で」
「OK」
「なんで、こんなにソース、揃えてるの?」
「休みの朝とか、寝過ごして食堂で食べられない時なんか、あると便利だぞ。麺を茹でて、絡めるだけだしな」
「確かに、簡単そう。でも、今のところ、ちゃんと起きられてるんだよね。だから、食いっぱぐれ無し」
「まぁ、寝坊したら、来な。作ってやるよ。」
「ありがと。あまり無いとは思うけど、その時はお願いね」
お湯を沸かして紅茶とかを飲んだりする為の、ポットやカップ、ソーサーとかは置いてあるけど、さすがに、自炊する道具までは揃えていない。
食堂があるんだから、普通、そっちで食べるよね。
「おう」
大輝は、パスタを茹でる用の深さのある鍋に、水を張ってガスにかけ、沸騰すると、塩をいれ、パスタを軽く捻り、鍋に入れた。
鍋の中にパスタが綺麗に広がる。
手馴れてる。
しょっちゅう作っているとみた。
タイマーをセットし、時々、かき回しながら、フライパンや皿、フォークを用意していく。
麺が茹で上がると、ざるに上げ、オリーブオイルを回しいれ、熱したフライパンに移し、ソースを手早く、絡めていった。
皿に盛り付け、最後に刻み海苔を散らして完成。
「そっち持ってって」
「了解」
ローテーブルの方に皿を持って移動している間に、使った鍋やフライパンを洗っているみたいだ。
「先食べてていいぞ」
「ん~ん、待ってる。そんな時間かかんないでしょ?」
その後、大輝とパスタを食べながら、DVDを見、夕食間際まで、ゆったりと過ごした。
・・・あれだ、従兄弟のお兄ちゃんといる感じ、然程遠慮する事も無く、気軽に話せて、頼れる存在。
そんな風な感じ、只々、居心地のいい関係と場所ができ、嬉しかった。
「うん」
「市販のソースで悪いけど、パスタなら簡単にできるぞ」
「えっ、いいの?何味があるの?」
「カルボナーラ・ミートソース・ペペロンチーノ・辛子明太子ってとこかな」
「う~ん、じゃあ辛子明太子で」
「OK」
「なんで、こんなにソース、揃えてるの?」
「休みの朝とか、寝過ごして食堂で食べられない時なんか、あると便利だぞ。麺を茹でて、絡めるだけだしな」
「確かに、簡単そう。でも、今のところ、ちゃんと起きられてるんだよね。だから、食いっぱぐれ無し」
「まぁ、寝坊したら、来な。作ってやるよ。」
「ありがと。あまり無いとは思うけど、その時はお願いね」
お湯を沸かして紅茶とかを飲んだりする為の、ポットやカップ、ソーサーとかは置いてあるけど、さすがに、自炊する道具までは揃えていない。
食堂があるんだから、普通、そっちで食べるよね。
「おう」
大輝は、パスタを茹でる用の深さのある鍋に、水を張ってガスにかけ、沸騰すると、塩をいれ、パスタを軽く捻り、鍋に入れた。
鍋の中にパスタが綺麗に広がる。
手馴れてる。
しょっちゅう作っているとみた。
タイマーをセットし、時々、かき回しながら、フライパンや皿、フォークを用意していく。
麺が茹で上がると、ざるに上げ、オリーブオイルを回しいれ、熱したフライパンに移し、ソースを手早く、絡めていった。
皿に盛り付け、最後に刻み海苔を散らして完成。
「そっち持ってって」
「了解」
ローテーブルの方に皿を持って移動している間に、使った鍋やフライパンを洗っているみたいだ。
「先食べてていいぞ」
「ん~ん、待ってる。そんな時間かかんないでしょ?」
その後、大輝とパスタを食べながら、DVDを見、夕食間際まで、ゆったりと過ごした。
・・・あれだ、従兄弟のお兄ちゃんといる感じ、然程遠慮する事も無く、気軽に話せて、頼れる存在。
そんな風な感じ、只々、居心地のいい関係と場所ができ、嬉しかった。
0
お気に入りに追加
339
あなたにおすすめの小説
【完結】別れ……ますよね?
325号室の住人
BL
☆全3話、完結済
僕の恋人は、テレビドラマに数多く出演する俳優を生業としている。
ある朝、テレビから流れてきたニュースに、僕は恋人との別れを決意した。
目が覚めたら囲まれてました
るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。
燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。
そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。
チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。
不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で!
独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。
普通の学生だった僕に男しかいない世界は無理です。帰らせて。
かーにゅ
BL
「君は死にました」
「…はい?」
「死にました。テンプレのトラックばーんで死にました」
「…てんぷれ」
「てことで転生させます」
「どこも『てことで』じゃないと思います。…誰ですか」
BLは軽い…と思います。というかあんまりわかんないので年齢制限のどこまで攻めるか…。
皇帝の立役者
白鳩 唯斗
BL
実の弟に毒を盛られた。
「全てあなた達が悪いんですよ」
ローウェル皇室第一子、ミハエル・ローウェルが死に際に聞いた言葉だった。
その意味を考える間もなく、意識を手放したミハエルだったが・・・。
目を開けると、数年前に回帰していた。
新訳 美女と野獣 〜獣人と少年の物語〜
若目
BL
いまはすっかり財政難となった商家マルシャン家は父シャルル、長兄ジャンティー、長女アヴァール、次女リュゼの4人家族。
妹たちが経済状況を顧みずに贅沢三昧するなか、一家はジャンティーの頑張りによってなんとか暮らしていた。
ある日、父が商用で出かける際に、何か欲しいものはないかと聞かれて、ジャンティーは一輪の薔薇をねだる。
しかし、帰る途中で父は道に迷ってしまう。
父があてもなく歩いていると、偶然、美しく奇妙な古城に辿り着く。
父はそこで、庭に薔薇の木で作られた生垣を見つけた。
ジャンティーとの約束を思い出した父が薔薇を一輪摘むと、彼の前に怒り狂った様子の野獣が現れ、「親切にしてやったのに、厚かましくも薔薇まで盗むとは」と吠えかかる。
野獣は父に死をもって償うように迫るが、薔薇が土産であったことを知ると、代わりに子どもを差し出すように要求してきて…
そこから、ジャンティーの運命が大きく変わり出す。
童話の「美女と野獣」パロのBLです
俺の義兄弟が凄いんだが
kogyoku
BL
母親の再婚で俺に兄弟ができたんだがそれがどいつもこいつもハイスペックで、その上転校することになって俺の平凡な日常はいったいどこへ・・・
初投稿です。感想などお待ちしています。
初夜の翌朝失踪する受けの話
春野ひより
BL
家の事情で8歳年上の男と結婚することになった直巳。婚約者の恵はカッコいいうえに優しくて直巳は彼に恋をしている。けれど彼には別に好きな人がいて…?
タイトル通り初夜の翌朝攻めの前から姿を消して、案の定攻めに連れ戻される話。
歳上穏やか執着攻め×頑固な健気受け
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる