シャム猫

大器晩成らしい

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荷物の片付けをしていると 扉をノックされた

「はい」

扉を開けると ちょっと 吃驚した

身長高すぎないか?

俺より30cm位 目線が上だ

「隣の204号室の 橘 疾風だ 高1になる 宜しくな 疾風って呼んでくれ」

「ああ 山城 湖箔 俺も高1だ 宜しく 俺も湖箔でいい」

「湖箔は編入だろ? 俺は 中学からの持ち上がりだから 分からない事があったら気軽に聞いてくれ」

「ありがとう」

「今 時間大丈夫なら 寮内 案内するけど」

「じゃあ お願いしようかな 鍵だけ持って行けばいいかな?」

「そうだな オートロックだから 持って出ないと 締め出し食らって 先生にマスターキーで開けて貰わないとならなくなるからな 気をつけろ あの先生に借りを作ると 後で何かしら手伝わされるからな」

「うん 気を付ける・・・そういえば さっき 引越しの荷物運び 手伝って貰っちゃったけど・・・」

優しくて 親切な先生だったけどな・・・

「珍しいな 手伝うなんて・・・無茶な要求はして来ないだろうけど・・・まっ とにかく まずは 夕飯を食いに食堂に行こう そろそろ準備できるだろうからな ここの夕食は 5時から8時までだ」

「うん 解った 朝は?」

「朝も 5時から8時まで」

「随分早い時間から 食べられるんだな」

「ああ 朝練のある部活の奴等が 早い時間に食べてる」

「そっか」

疾風と連れ立って食堂に入っていくと 何人か話しかけてきた

疾風の友達らしい

羨ましい位 見事なガタイの体育会系ばかり

・・・筋肉の壁だな
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