シャム猫

大器晩成らしい

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捕獲

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やけに、サイレンが煩い。

「皇紀さん。シャム猫が現れたみたいです」

最近、見かけなかったが・・・

鉢合わせた奴らが、小競り合いでも始めているのか?

「何処にいるか分かるか?」

「ラルファーレンってカフェに入っていったのを、湊が見つけたようです」

「何時?」

「2~3分前。偶然見かけて、3人、店の中に付いて行った様です」

「直ぐ出るぞ。店の外にも何人か張り付かせて、見張らせておけ」

「了解です」

「他の奴等に見つかる前に、確保してやる」

店から少し離れた場所で車から降りると、一人近寄ってきた。

「待ってました。まだ、中から出てきてません」

「ご苦労。他の奴等に感づかれない様、離れて張ってろ」

リン、リン、リン。

扉を開けると、涼やかな音色が聞こえ、店員が直ぐに、対応の為出てきた。

「いらっしゃいませ。何名様ですか?」

「2名。先に友達が来て、待っている筈なので、行っていいですか?」

返事を聞く前に移動した。

店の中に視線を向け、見回してみる。

仲間が目線で、居場所を知らせてくれる。

目線の方へ、俺だけ移動し、涼は仲間と合流させた。


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感想 7

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